ピクニックには早すぎる

日々のちょっとした記録です

ヒトゴト

2005-09-01 | Weblog
彼女が結婚を決めたらしい。
それ自体はお目出度いこと。

話を聞く限り、彼女は一番好きな人とは結婚しないらしい。
彼女の家はお父さんが絶対権力。
家族が認めた人としか結婚が出来ないらしい。
学歴があり、もちろん一流の会社に勤め、家柄もいい・・・
そんな人物のみ許す・・・みたいな。
彼女は去年そんな人物に出会った。
彼女は30を超えていたこともあり一応付き合いは始めた。
でも、確かにイイ人ではあるんだが・・・人格的には元カレの方が好き。
元カレとは今でも交流は続いているが、
なんせ学歴ナシ・職業不安定・家柄理解不能で、
到底お父さんに結婚を認めてもらえる人物ではないらしい。
実際、元カレがお父さんの元に挨拶に行ったとき、
話も聞いてもらえず、塩を本当に撒かれたという。

彼女は揺れ動いていた。
確かに家族には受けのイイ人物に出会い求婚された。
条件はいいから、まあまあ結婚してもイイとも思う。
でも心から好きと思える人物・元カレがいる。
元カレの方が自分を認めてくれて、自分をそのまま愛し、自分らしくいさせてくれる。
ずっと一緒にいたいと思う。
でも、家族は認めてくれない。

そんな中、彼女は迷った挙句、また家族の策略があった所為で、
家族が認めるインテリ君と結婚を決めた。
家族を悲しませない結論。裏切らない結論。
また、将来的に安定が約束される相手。

彼女はちゃんと決意したのだろう。
覚悟もしたのだろう。
でも、素直な彼女の暗い表情を見ていると、疑問を感じてしまうよ。
幸せってなんだろう。
彼女は何のために結婚するのだろう。

***

私も親に悲しい思いをさせたくない気持ちはある。
でも。
自分を精一杯騙してまで、親を喜ばせて何になるんだろう。
そんなことを思ってしまう私はまだまだアマい子供なんだろうか。