【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280)
// (2023年05月31日[水])
その後も、問題続出。お維には一人としてマトモな議員が居ない。(こちら特報部)《モラルと責任感はあるのか》というのは愚問だ。そんなもの、明確に《モラルと責任感》などお維にあろうはずもない。
『●《過ちは繰り返される。おかしな人間が定期的にあらわれ、世の中を
おかしな方向へ導いていく…過ちに対する警告は、何度も繰り返》すべき』
《維新の不祥事が止まらない! セクハラ、ルッキズム、新たに
部落差別、政活費二重計上…それでも吉村知事は「ちょっと不祥事」》
『●《第二の杉田水脈》衆議院議員である梅村みずほ参院議員に〝代表〟質問
させたお維…音喜多駿政調会長も強力に〝代表〟質問を支持していたが…』
『●異常なお維…《透析患者の殺害まで繰り出した人物を「憧れの存在」
と公言する梅村議員と、党として公認した維新──。》(リテラ)』
リテラの記事【梅村みずほ議員処分もウィシュマさんフェイク攻撃を肯定する維新の差別体質! 音喜多政調会長に続き馬場代表も「間違っていない」】(https://lite-ra.com/2023/05/post-6279.html)によると、《しかし、驚くべきことに、この期に及んでも、大阪維新の代表である吉村洋文・大阪府知事や横山市長は、報道陣の取材を拒否。厳しい処分を下してこなかったことの責任が問われているというのに、責任追及から逃げてしまったのだ。そもそも、笹川府議からセクハラ・パワハラの被害を受けた女性市議は当時、党幹事長だった松井一郎・前大阪市長に被害を訴えていたというが、松井氏がおこなったのは「口頭による指導」だけ。松井氏は会見で「対応に少し甘い部分があったと反省をしている」などと述べたが、こうした維新の「身内に甘い」体質のもと、維新議員の不祥事は繰り返されてきた》。
《おかしな人間》であることがようやく顕在化した梅村みずほ参院議員。デマによりウィシュマ・サンダマリさんの死を冒涜し、遺族や支援者を貶める発言を連発。しかも、《国会の場にはウィシュマさんの遺族もいた》。
《2021年4月には梅村みずほ参院議員の公設第一秘書の男性が知人を車ではね殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕(のちに大阪地検が傷害罪に切り替え起訴猶予処分に)》(リテラ)。強烈だね。でも、さらに続きがあって、《この男性を維新が昨年、広報担当職員として再雇用していた》(リテラ)。
再度引用。日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/身内に甘い維新は「安倍政治の申し子」か】によると、《★15年、笹川に被害を受けた女性市議が党に訴えると、当時幹事長だった前大阪市長・松井一郎が笹川にやめろと指導していた。今回も笹川は謝罪で決着していたが、突如府議団長を辞任した。思えばコロナ禍で国民全体が協力、自粛していた時にも松井自身が「2時間程度以内、1テーブル原則4人以内」と市民に指針を示しながら、飲食店に党関係者や議員などを集め30人で2時間半以上にわたり「反省会」を開いた。松井は「人数の上限はないもん。だからやった。問題あります」と言い放った。ほかにも東京都港区議が女子高生3人に下半身を露出して逮捕。大阪市議が街宣車の運動員に報酬を払い公職選挙法違反で逮捕。大阪府松原市の市議は議会を体調不良で欠席し妻と沖縄旅行。江戸川区議はひき逃げで道路交通法違反と自動車運転死傷処罰法違反容疑で書類送検。政治家の前に倫理観の欠如といえる》。
(リテラ)《ようするに、かたちだけの「謝罪」「処分」をしただけで、維新は梅村問題について何ひとつ反省などしていないし、さらに支援者を貶め続けているのである。遺族や支援者たちからの怒りの声をはじめとする多くの批判を受け止めることもなく、むしろ支援者を仮想敵に仕立てあげ、なにかと戦っているポーズをとる維新……。「改革」を看板に掲げる維新のこうしたゲスの極みというべき本質をこそ、有権者は知るべきだろう》。
お維に投票してしまった大阪の皆さんや支持者の皆さん、投票に行かなかった間接的お維支持者の皆さん、ホントにコレで良いのですか?
『●お維・田中孝博元愛知県議が、リコール不正署名事件で、大量の
署名の書き写し作業の発注を認める…一方、河村たかし氏再選のトホホ』
『●《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、
「破防法を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》』
『●無関係を装いつつテレビに出まくる「れいわ新選組にビビるゆ党」お維
のオーナー・弁護士センセが、あぁ情けなやぁ~スラップ訴訟とはねぇ』
『●《過ちは繰り返される。おかしな人間が定期的にあらわれ、世の中を
おかしな方向へ導いていく…過ちに対する警告は、何度も繰り返》すべき』
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【https://lite-ra.com/2023/05/post-6279.html】
梅村みずほ議員処分もウィシュマさんフェイク攻撃を肯定する維新の差別体質! 音喜多政調会長に続き馬場代表も「間違っていない」
2023.05.28 11:06
(梅村みずほ公式サイトより)
先の統一地方選で大躍進した維新。しかし、党の体質は相変わらずで、問題議員の不祥事に対して無責任な態度をあらわにしている。
たとえば、26日に大阪維新の会から離党の意向を示した笹川理府議の問題。18日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が大阪維新の府議団代表を務める笹川府議による後輩の女性市議へのパワハラ・ストーカー疑惑を報じたが、当初、大阪維新幹事長である横山英幸・大阪市長は笹川氏を口頭で厳重注意しただけ。ところが、「文春オンライン」が22日午前に笹川府議が後輩市議に肉体関係を要求していたという新事実にかんする質問状を送付すると、その日のうちに笹川府議は府議団代表を辞任。このときも維新府議団の河崎大樹幹事長は「調査するつもりはない」などと述べていたのだが、ここにきてようやく離党にいたった。
しかし、驚くべきことに、この期に及んでも、大阪維新の代表である吉村洋文・大阪府知事や横山市長は、報道陣の取材を拒否。厳しい処分を下してこなかったことの責任が問われているというのに、責任追及から逃げてしまったのだ。
そもそも、笹川府議からセクハラ・パワハラの被害を受けた女性市議は当時、党幹事長だった松井一郎・前大阪市長に被害を訴えていたというが、松井氏がおこなったのは「口頭による指導」だけ。松井氏は会見で「対応に少し甘い部分があったと反省をしている」などと述べたが、こうした維新の「身内に甘い」体質のもと、維新議員の不祥事は繰り返されてきた。
しかも、今回の笹川府議の問題も、「週刊文春」最新号の記事によると、当初、吉村知事は「『過去のこと』とし、笹川氏をかばっていました」(維新府議)という。ようするに、吉村知事はパワハラを不問に付したものの、新たな事実の判明によって世間の風当たりが想像以上に強くなったために、ここにきて離党というトカゲの尻尾切りをしたにすぎないのだ。
「身を切る改革」どころか、パワハラ問題が露呈しても一切、身を切らない。いや、それどころか、維新は国会で大問題を引き起こしながら、いまだに反省もせずに居直っている。それは、2021年に名古屋出入国在留管理局で病死したスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんの事件をめぐって暴言を連発してきた梅村みずほ・参院議員の問題だ。
■梅村みづほのトンデモデマ質問に音喜多俊・政調会長はGOサインを出していた
本サイトでもお伝えしたように、梅村議員は12日の参院本会議で「支援者の一言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況につながった恐れも否定できない」などと発言。16日の参院法務委員会では、この発言の根拠を質した遺族代理人弁護士の質問状に対し、質疑時間を使って回答するという前代未聞の言動を見せ、「事実はない。しかし可能性は否定できない」などと強弁した上、「ハンガーストライキによる体調不良で亡くなったかもしれない」と政府も否定しているデマを持ち出した。さらに、18日の同委員会では「支援者の対応も調べるべきだったのでは」と、またも支援者攻撃を展開した挙げ句、「私たちは何のために免責特権を持っているんですか」「(議院での発言には免責特権があるから)タブーに切り込むこともできる」とまで口にし、委員会室が騒然とする事態となった。
「事実はない。しかし可能性は否定できない」という詭弁や、事実無根のデマを振りかざすことを「タブーに切り込む」と言い張るさまは、いかにもネトウヨ受けを狙う維新議員らしい発言だが、本来、入管の体質を問うべき問題であるにもかかわらず、むしろ支援者に攻撃の矛先を向け、遺族や支援者たちを徹底的に貶めるこれらの発言は、国会議員として到底許されるものではない。本来であれば議員辞職に値する暴言だ。
ところが、これらの暴言に対する維新の対応は信じがたいものだった。
26日になって、日本維新の会の藤田文武幹事長は梅村議員を党員資格停止6カ月の処分にしたと発表。梅村議員に下された「党員資格停止6カ月」というのは維新では3番目に重い処分だというが、しかし、藤田幹事長によると、その処分理由は「ガバナンスを逸脱した行為。自分の勝手な判断で、質疑に立ってしまった」というもの。つまり、事実無根のデマや暴言をがなり立てたことは処分の理由ではなかったのだ。
だが、維新の幹部連中のこの間の態度を見れば、この下劣な対応も当然だ。
たとえば、維新の政調会長を務める音喜多駿・参院議員は、最初に問題となった参院本会議での梅村質問について「政調会が最終確認した」と述べていた。ようするに、音喜多政調会長は参院本会議で支援者攻撃を繰り出すことにGOサインを出した責任者であるわけだが、17日には「問題提起として間違ったことをしたとは思っていない」とも発言していた。
さらに酷かったのが、23日に梅村議員に代わって質疑をおこなった参院法務委員会での言動だ。音喜多政調会長は質疑冒頭で「当委員会での我が党所属議員による一連の発言は、十分に根拠のない問題提起の範囲を超えた不適切な内容や、静謐な委員会の場を乱すものが含まれておりました」と発言し、テレビや新聞では「音喜多政調会長が謝罪」など報じられたが、これが謝罪になっていないことは、その後の質疑を見れば明らかだ。
というのも、音喜多政調会長はこの日、参考人として出席していた難民審査参与員に対し、「社会と被収容者との摩擦を引き起こしかねない支援団体があると聞いたことは?」などと質問をおこなったからだ。
参院本会議での梅村質問を問題と思っていない人物を、よりにもよって委員会質疑に立たせること自体、維新が党として無反省であることを象徴しているが、そればかりか、梅村議員に代わって今度は音喜多政調会長自らが、あたかも支援者団体に問題があるかのような質問をおこなったのである。
■維新・音喜多政調会長も“支援者攻撃”質問 馬場伸之幹事長も梅村質問について「間違っていない」
いや、これは音喜多政調会長だけの問題ではない。そもそも、維新内ではこの間、梅村議員を擁護する声が上がっており、19日におこなわれた維新の参院会合でも「梅村氏は感情的なところはあるが、言っていることはおかしくない」などという意見が飛び出したという(毎日新聞25日付)。そして、維新の代表を務める馬場伸幸・衆院議員も25日の会見で、参院本会議での梅村質問について「そもそものスタートは間違っていないと言える」と肯定してみせたのだ。
大きな批判が起こった参院本会議での梅村質問の問題点を維新が党として真摯に受け止めていれば、遺族や支援者を冒涜する発言が委員会で垂れ流されるという最悪の結果を生むことはなかった。しかし、維新にはそうした反省はまったくなく、むしろ、いまだに梅村議員が展開したのと同じ「支援者攻撃」を継続させているのだ。
ようするに、かたちだけの「謝罪」「処分」をしただけで、維新は梅村問題について何ひとつ反省などしていないし、さらに支援者を貶め続けているのである。
遺族や支援者たちからの怒りの声をはじめとする多くの批判を受け止めることもなく、むしろ支援者を仮想敵に仕立てあげ、なにかと戦っているポーズをとる維新……。「改革」を看板に掲げる維新のこうしたゲスの極みというべき本質をこそ、有権者は知るべきだろう。
(編集部)
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
(2022年2月27日[日])
日刊ゲンダイの記事【れいわ山本太郎代表らの懲罰動議は正しいのか 安倍前首相、甘利氏も懲罰委員の滑稽さ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301751)。
《自民党の高木毅国対委員長が懲罰動議の提出を検討する考えを示した。…山本議員らについて「議場の秩序を乱す」と言っていた高木国対委員長は、過去の「パンティ泥棒事件」を週刊誌などでたびたび取り上げられている。「秩序を乱す」とはよくぞ言えたものではないか。》
『●れいわ新選組議員に対して《自民党の高木毅国対委員長…「議場の秩序を
乱すことだ」と述べ、懲罰動議の提出を検討》…何かの悪い冗談か?』
自民党執行部も「パンツ大臣」とまで言われた方を国対委員長に据えるとはねぇ、恥ずかしくないのかね? さらにはアベ様、《よくもまあ、人さまの前にノコノコ出てこられたものだ》の甘~い利を得た人らが懲罰委員会委員? 正気か? まぁ、自民党執行部自体が恥知らずなのでしょうからこそ、為せる業なのでしょうがね。《ネット上…<議員としての品位に欠ける行為>》をやっているのは自公お維コミ議員らでしょうに。(日刊ゲンダイ)《議場の秩序を乱しただけでなく、議員の品位のカケラすら感じられない委員が懲罰動議を議論するなんて、へそで茶を沸かすような話だろう》、御尤も。
数多のアベ様案件を引き起こし、《桜を見る会を巡る問題では国会で事実とは異なる嘘答弁が118回、森友問題では139回と虚言癖もあからさまになった》、息吐く様にウソをつくアベ様などが国会議員で居たりすることが全く理解不能だ。さんざん国会をコケにしておいて。
『●【大嘘つきの後始末/狙撃兵】《彼らがかばっているのは、他ならぬ
お友だちの森友学園に国有地をタダ同然で払い下げようとした…安倍晋三》』
《【大嘘つきの後始末 コラム狙撃兵】…もうなんでもかんでも
改ざんで、安倍政権八年とは嘘やはったりだらけだったことを
これでもかと突きつけている。桜を見る会を巡る問題では国会で
事実とは異なる嘘答弁が118回、森友問題では139回と虚言癖も
あからさまになったが、首相の座を追われた(みずから放り投げた)
大嘘つきの末路は、果たして狼少年と同じ道をたどるのであろうか。
引き続き国会議員として居続けてはいるものの、これだけ次から次へ
と嘘や改ざんが発覚し始めて、いったい誰が相手にするというの
だろうか? 常軌を逸していることについて是正する力が
働かなければまともではない》
さらには、《自民党の高木毅国対委員長は記者団に「議場の秩序を乱すことだ」と述べ、懲罰動議の提出を検討する考え》…にいたっては、悪い冗談としか思えない。そもそも、高木毅議員がなぜに自民党国対委員長? 自民党執行部は、恥ずかしくないのかね? 《パンツ大臣》(日刊ゲンダイ)こと高木毅議員ですよ!?
『●原発再稼働という恥ずべき選択 ~「新基準は世界一」
「世界最高レベル」ではなく、「世界一の無責任」~』
『●「お零れ」=「甘い利」を大臣本人が直接受け取る!
さすが、秘書任せにせずに「責任感の強い人」!!』
《■「潮目が変わってきた」 この甘利スキャンダルは安倍政権の
終わりの始まりだ。まず、閣僚のドミノ辞任が再び現実のものとなる。
甘利が辞めれば、下着ドロの過去を報じられた“パンツ大臣”
高木毅復興相やカレンダー問題で公選法違反の疑いが持たれている
島尻安伊子沖縄担当相への追及も再び強まり、ただではすまなくなる》
『●JOC臨界事故で何が起きたでしょうか?…《人が制御できない
なんて恐ろしい。政府は…本当のことを言っていない》』
「《“パンツ大臣”高木毅復興相》、大丈夫?」
『●《稲田朋美…世耕弘成…安倍側近が…関電受注企業から献金…
証人喚問を含め、国会の場で徹底的に調査するほかない》』
「関西電力に関する報道は多数ありますが、マスコミ報道になにか
広がりを欠くように思います。アベ様お気に入りの稲田朋美議員、
パンツ大臣こと高木毅議員、で、ようやく三人目、アベ様取り巻きの
世耕弘成元経産相。ようやく三人か? たった三人? 癒着党・
お維の政治家は係わっていないのかね? 関電の問題は、もっと
以前からわかっていたのではないでしょうかねぇ。なぜ、もっと
早く報じられなかったのか、とっても不思議。」
《しかも、自民党の稲田朋美幹事長代行や前経産相の世耕弘成参院
幹事長といった安倍側近が、元助役と関係が深い関電受注企業から
献金を受けていた。証人喚問を含め、国会の場で徹底的に
調査するほかない》
『●《権力欲に駆られた政治家》アベ様やカースーオジサンによる《含羞》
なき、《廉恥》欠く、破廉恥な政権が8年8カ月も続いてしまった…』
《党人事は幹事長・甘利明、国対委員長・高木毅、組織本部長・
小渕優子と過去の政治とカネの問題を抱えるワケあり議員を登用。
ことに甘利は当選12回で初めての幹事長となれば歴代総裁は
なぜ甘利を使ってこなかったか。少し考えればわかることだ。》
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301751】
れいわ山本太郎代表らの懲罰動議は正しいのか 安倍前首相、甘利氏も懲罰委員の滑稽さ
公開日:2022/02/25 06:00 更新日:2022/02/25 06:00
(不適切な言動議員は…(左から高木毅、安倍晋三、
甘利明の3議員)/(C)日刊ゲンダイ)
「これっぽっちの予算案で困っている人たちを救えるか」「国会の茶番に抗議する」――。
2022年度予算案を採決した22日の衆院本会議で、壇上から抗議の声を張り上げた「れいわ新選組」の山本太郎代表ら3人に対し、自民党の高木毅国対委員長が懲罰動議の提出を検討する考えを示した。
ネット上では<議員としての品位に欠ける行為><反対の声を上げるなら、もっと早くやれ>などと、山本議員らの行動を批判する声が出ているが、れいわが“実力行使”に出たのも無理はないだろう。というのも、岸田首相が出席した18日の衆院予算委の集中審議で、立憲民主党が質疑時間の一部をれいわの大石晃子議員の質疑に充てることを理事会で提案したところ、与党側の反対で実現できなかったからだ。
山本議員らについて「議場の秩序を乱す」と言っていた高木国対委員長は、過去の「パンティ泥棒事件」を週刊誌などでたびたび取り上げられている。「秩序を乱す」とはよくぞ言えたものではないか。
さらに言えば、衆院懲罰委員会の委員の中には、「桜の会」前夜祭をめぐる国会答弁で「118回」も嘘をついた自民党の安倍晋三元首相や、UR(都市再生機構)の「口利き疑惑」をめぐり、大臣室で怪しいカネを受け取っていた同党の甘利明前幹事長が名を連ねている。
議場の秩序を乱しただけでなく、議員の品位のカケラすら感じられない委員が懲罰動議を議論するなんて、へそで茶を沸かすような話だろう。
懲罰動議を提出するべき議員は、れいわ以外に山ほどいる。
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[※ 青木理さん「刑事責任と政治責任」 #秘書が勝手にやるわけないやん ↑(サンデーモーニング 2020年12月6日)]
(2020年12月27日[日])
水井多賀子さんによる、リテラの記事【安倍首相「説明責任果たした」も嘘の上塗り発覚! 訂正した政治資金報告書に「ポケットマネーから支出」記載なく裏金疑惑も浮上】(https://lite-ra.com/2020/12/post-5740.html)。
《安倍晋三・前首相は昨日25日、衆参議院運営委員会で「桜を見る会」前夜祭問題について説明をおこなったが、終了後、記者団に「説明責任を果たすことができた」と胸を張り、さらには来年の衆院選出馬の意向を示した。あんな説明で国民が納得すると本気で思っているのだから、国民を舐めているとしか思えない》。
この期に及んで、「私は明細書が存在しないと言ったことは1回もない」…。これだけ国会をコケにし、主権者に息吐く様にウソをつき続けておいて、「秘書のせい」で済ませていいの? #秘書が勝手にやるわけないやん! #安倍晋三の不起訴処分に抗議します、#安倍晋三の証人喚問を求めます、#安倍晋三の議員辞職を求めます。数多のアベ様案件の一つ…それさへも解決する気無し、政治責任を果たす気無し。衆参議運での《訂正》説明後、アベ様は《「説明責任を果たすことができた」と胸を張り、さらには来年の衆院選出馬の意向を示した》…刑事責任も、政治責任も一切とる気無しなアベ様。《法令順守のほうがですね、極めて重要だ》…どの口が言うのか?
《これはようするに、検察の捜査を受けて収支報告書を訂正しておきながら、その訂正分も補填分の出どころが不明の「不記載」状態ということではないのか。それどころか、補填分が総理の“ポケットマネー”から支出されていることがわからないかたちになっているとしたら、安倍氏の“ポケットマネー”はいわば裏金のようなものではないか》…など、数多のアベ様案件の一つについてさへ、新たな疑惑が出てきたわけですから、しっかりと、全ての数多の問題について、皆が納得するまで延々と証人喚問に応ずるべきだ。
『●アベ様やウルトラ差別主義者らは政治資金パーティーによる
《荒稼ぎ》…一方、《やはりなかった「前夜祭」の記述》』
『●名門ホテルの誰か…見積書・明細書・領収書をリークして!
アベ様に地獄に引きずり込まれ、トドメのサクラを刺される前に』
『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反』
『●アベ様らの答弁「安倍事務所では、領収書等を受け取っていない」、
これは「ご飯論法」か何かなのか? それとも、単なるウソ吐き?』
『●政治資金パーティーによる《荒稼ぎ》…晋和会や素淮会などの
〝ポケット〟に入り、税金とごちゃ混ぜにして、「会合費」などとして支出』
「最後に、三宅勝久さんが「晋和会」宛のいくつかの領収証を
ツィート上に公開しておられます。以下は、ブログ主のつぶやき。
会議(朝食会?)で186万円・161万円って、朝食付きの
政治資金パーティーのようなものか? 分からない…。」
『●小田嶋隆さん《行政の担当者としてのあたりまえの習慣を、
安倍晋三氏とその追随者たちは…この8年の間に完膚なきまでに破壊》』
『●ニューオータニ東京支配人《宴会の場合、見積書、明細書、
領収証は必ず主催者にお渡しし、ホテルでも7年間保管している》』
『●《ひいては集票が期待できる》の3乗で《公金による買収》…』
《幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》』
『●アベ様《国会でも「事務所側が補填したという事実はまったくない」
「後援会としての収入、支出は一切ない」…やはりあれは真っ赤な嘘》』
『●《秘書のミスとして収支報告書の修正、最悪でも秘書が起訴されるだけ。
告発に対しての検察のポーズで捜査の体裁を取っただけ》!?』
『●息吐く様にウソをつく《稀代の“嘘つき総理”》による7年8カ月に
及ぶ《憲政史上最悪と名高い安倍政権》…漸く「前夜祭」の真相が』
『●《ホテル側が「営業の秘密」を理由に資料提供を拒否するなどという
ことはあり得ない…ホテル側に「口封じ」をしていたことは明らか》』
『●《総理大臣経験者が検察に任意聴取されるのは異例中の異例だ》…
刑事責任を問えない? ならば、アベ様を国会で証人喚問して政治責任を』
『●アベ様には一体何枚の舌? 「118回」息吐く様にウソをつき、
国会がコケにされたのに、無《責任政党》から誰一人声を上げない…』
『●《約700万円も使途不明…私的な支払いのために預かった金を
安倍前首相に断りもなく秘書が勝手に流用…それは完全に横領では》?』
『●《自民党の安倍擁護派は野党の質問をことごとく口汚くののしった。
議会と国民にうそをつき、質問者をばかにし…野党批判に変えた》』
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【https://lite-ra.com/2020/12/post-5740.html】
安倍首相「説明責任果たした」も嘘の上塗り発覚! 訂正した政治資金報告書に「ポケットマネーから支出」記載なく裏金疑惑も浮上
2020.12.26 11:33
(衆議院TVインターネット審議中継より)
安倍晋三・前首相は昨日25日、衆参議院運営委員会で「桜を見る会」前夜祭問題について説明をおこなったが、終了後、記者団に「説明責任を果たすことができた」と胸を張り、さらには来年の衆院選出馬の意向を示した。あんな説明で国民が納得すると本気で思っているのだから、国民を舐めているとしか思えない。
そもそも今回の衆参議院運営委員会での説明は、本人からの「答弁を正すための機会をいただきたい」という申し出を受けて設定されたものだった。
しかし、いざ質疑がはじまると、安倍前首相は「答弁を正す」どころか、不誠実・無責任極まりない言動を繰り返し、さらには虚偽の可能性が高い答弁までおこなった。当然、Twitter上では「#安倍前首相の議員辞職を求めます」というハッシュタグをつけた投稿が相次いだ。
この嘘つき前総理を議員辞職に追い込むためにも、その答弁の嘘を検証し、今回の議院運営委での説明から浮かび上がった新疑惑を突きつける必要があるだろう。
まず、度肝を抜かれたのは、自分から「初心に立ち返って、研鑽を重ね、その責任を果たしてまいりたい」と言っておいて、安倍前首相が過去の“虚偽答弁”を開き直ってみせたことだ。
安倍前首相は国会でさんざん「ホテル側からの明細書の発行はなかった」などとじつに20回も答弁してきたが、24日の記者会見では「明細書がないのは事務所にないということ」などと発言。「明細書をなぜホテルから取り寄せなかったのか」と問われても「私が、ですか? そのとき私は何とお答えしたのかな?」などとすっとぼける始末だったが、昨日も、立憲民主党・福山哲郎参院議員の追及に対し、こう言い放った。
「私は明細書が存在しないと言ったことは1回もない」
昨年11月来国会で安倍前首相はずっと「ホテルからの明細書はない!」と強弁し、いくら野党から「ホテルは明細書を保存しているから確認して」と求められても「ホテル側には営業上の秘密がある」などと言って拒否してきた。だが、実際にはホテルは明細書を発行しており、この安倍前首相の答弁は虚偽であったと衆議院調査局も認定している。なのに、この期に及んでも、よりにもよって「答弁を正す場」で、こんな詭弁を弄するとは……。
しかも、立憲の辻元清美衆院議員が、ホテルに明細書を請求して委員会に提出するようあらためて求めたのだが、安倍前首相の主張はこんなものだった。
「明細書自体は私の事務所にはない。あるいは、一方、もちろんホテルにはあるのだろうと思いますが、ホテルは明細書を公表することは営業の秘密にあたるので、(公開を)前提としたものについてはお出しすることはできない」
「私自身がですね、明細書を隠す理由というのは何もないわけでございまして」
「捜査当局が厳しく捜査をし、すべての書類に、おそらく明細書も含めてすべてあたった上においてですね、今回寄附に当たらないという判断をしておられるわけでございますから、ことさら、我々、明細をですね、隠さなくてはいけない、そういう理由はない」
なんと、検察の判断を盾にして、いまだに明細書を取り寄せる気も公開する気もない、と突っぱねたのである。
■都合の悪い質問には「通告がない」「秘書と接触できない」と答弁拒否する無責任ぶり
いや、それだけではない。東京地検特捜部が認定した「前夜祭」の会費総額と補填分を計算すると、1人当たりの費用は8000円で、そのうち安倍氏側が3000円、つまり4割以上を補填したこととなるが、この点を立憲民主党の黒岩宇洋衆院議員が追及すると、安倍前首相は「質問通告をいただいていない」などと言い出して1人当たりの補填金額を明言しなかったのだ。しかも、明細書はいまだに見ていないと言うのである。
自分から説明したいと言って設けられた場であるのに、「質問通告がない」として答弁しない。だが、驚いたのはこのあと。なんと、「質問通告」があった質問にも答弁拒否してみせたのだ。
「前夜祭」が初開催された2013年だけは、補填分の82万9394万円を安倍前首相が代表を務める資金管理団体「晋和会」が収支報告書に記載していたが、翌2014年以降はこうした記載はなくなった。この問題について、日本共産党の宮本徹衆院議員は記載しなくなった理由を「当時の担当者」に訊いてほしいと「通告」した上で質問したのだが、安倍前首相の答弁はこうだ。
「当該秘書、これは何年も前に高齢を理由に退職された職員で、この職員も検察から聴取等を受け、いままで打ち合わせ等をしてはならないということだったのでいままで話をしていなかったが、(秘書の)代理人から『いまこの問題について接触をはかるべきではないと考えている』ということで、『答えられない』ということだった」
「質問通告しろ」と言うくせに、通告してある質問には「秘書と接触できない」などと答弁拒否をする。そもそも捜査は終わっているのに、「秘書と接触できない」「『答えられない』ということだった」などという理屈が通用すると思っているのだろうか。
しかも、「前夜祭」の支出を記載しなかった理由は明らかで、それは補填行為が公選法で禁じられている選挙区民への寄附行為にあたることを認識していたからにほかならない。
宮本議員は、記載しなくなった2014年に小渕優子経産相が後援会ツアーで差額の補填をおこなっていたことが問題となったことを指摘し、同じ問題だという認識があったから隠蔽したのではないかと追及。さらに前述したように、安倍氏側が補填したのは1人当たり3000円と見られているが、選挙区内の有権者にうちわを配布していたとして2014年に法相を辞任した松島みどり氏のケースを考えれば、1人当たり3000円の補填は重大だと指摘した。
■「私は総理だから利益供与の必要はない」の嘘 安倍が地元選挙区民に利益供与した理由
だが、ここで安倍前首相は、こんな主張を展開したのである。
「私は(当時)すでに総理大臣になっておりますから、(中略)何か利益を供与して選挙で当選しなければならないという立場では、これはまったくないわけでございまして。つまり、たとえば我が党においては自分の選挙のことはまったく考えないという状況にならなければ、自民党の総裁にはそもそもなれないわけでございます」
「幸い私も9回選挙を戦ってきたところでございますが、毎回地元のみなさんにがんばっていただいた結果ですね、これはもう、つねに圧倒的な勝利を与えていただいているところでございまして」
「そんな利益を供与してですね、票を集めようということは、つゆほども、私も含めて事務所も考えていない。それよりも法令順守のほうがですね、極めて重要だというふうに思っております」
親から地盤を受け継いだ世襲議員のくせに「利益供与して選挙で当選しなければならない立場ではまったくない」などとひけらかすことも恥ずかしいが、しかし、「前夜祭」は自身の選挙のためだけに使われたわけではない。
たとえば、毎日新聞1月26日付記事では、安倍氏と同じ下関市を地盤とする林芳正・元農相の「代理戦争」として苛烈な争いとなった2017年3月の下関市長選のために「桜を見る会」と「前夜祭」が利用されたと報道。自民党関係者は「前田市長を推したメンバーが桜を見る会と前夜祭に招かれた」と語り、〈下関市長選をきっかけに激化した政争が、桜を見る会への安倍首相による招待者増加に影響を及ぼしたのは間違いなさそうだ〉と締めくくられている。これは「前夜祭」についても同じことが言えるだろう。
安倍氏といえば、過去にも下関市長選をめぐって子飼いの市長を当選させるべく対立候補の選挙妨害を暴力団に通じた人物に依頼、その見返りの約束を果たさなかったことから自宅に火炎瓶が投げ込まれるという「ケチって火炎瓶」事件が起こるなど、お膝元の下関市長選に深く関与してきたことはよく知られている。激化する林氏との代理戦争の問題も考えれば、地元選挙区民に「利益供与」する理由はしっかりと存在するのだ。
その上、安倍前首相は言うに事欠いて「毎回地元のみなさんにがんばっていただいた」とまで答弁した。そうやって毎回がんばってくれる地元選挙区民の士気高揚、労いをするために「利益供与」したのではないのか。
■安倍は「ポケットマネーで支出」を「立て替え」とごまかすも田村智子参院議員の追及で新疑惑が
だが、昨日の国会のハイライトは、なんといっても共産党・田村智子参院議員の追及だ。
ご存じのとおり、田村議員は昨年11月、この「桜を見る会」問題を最初に安倍首相にぶつけた人物。そして昨日も、疑惑の核心となる問題を指摘した。それは、24日の会見で安倍前首相が説明した、「補填の原資は自分の手持ち資金だった」という問題に絡んだものだ。
安倍前首相はこの補填の原資問題について、会見で当初は「私の預金から下ろした手持ち資金から支出した」と発言。記者から「仮にそうであればご自身の私費がそのまま有権者に直接利益として渡ったことになる」と追及されると、慌てて“立て替えた”とごまかした。
田村議員はまず、この点をとらえ、「あなたの私費から出したと最初は言い、それを立て替えたと言い換えをおこなっています。誰が負担すべきものを立て替えたということですか」と追及。すると、安倍前首相はしどろもどろになりながら「安倍晋三後援会」と答えた。
しかし、じつは「安倍晋三後援会」が訂正した収支報告書には、この安倍前首相が「立て替え」と主張する金の動きの記載がまったくなかった。そのことを、田村議員は安倍前首相にさらにこう突きつけた。
「(安倍晋三)後援会の訂正された収支報告書を見てもですよ、たしかに不足分の支払いの記述はあります。しかし、その不足分がどこから出てきたのかが、まったくわからない。結局、実態はあなたのポケットマネーから出しているんじゃないんですか?」
「そのお金がどこから出てきたのかが、一切説明されていないんです。わからないんです」
じつは、本サイトでもこの点を不可解だと考えていた。報道によると、安倍氏側は〈参加者の会費は当日中にホテル側に渡し、補填分は後日、集金に訪れたホテル担当者に、議員会館にある事務所の金庫から現金で支払うなどしていた〉というが(産経新聞17日付)、2019年分の政治資金収支報告書の訂正版を確認すると、収入として「前夜祭」で徴収した参加費が「催物事業」として383万5000円、ホテルニューオータニへの支出が「宴会料等」として4月12日に383万5000円、同月19日に260万4908円として新たに加えられている。この383万5000円の収入および支出が徴収した参加費をホテル側に渡した分であり、19日の260万4908円が問題の“ポケットマネー”なのだろうと思われるが、しかし、収支報告書にはこの補填分の260万4908円が収入や借入としては記載されていないままなのだ。
一緒に訂正されたという2018年以前の収支報告書は山口県選挙管理委員会がネット公開していないため、本サイトではそれが確認できておらず、別の年の分でその収入に関してなんらかの記載があるのかもしれないと調査を進めている最中だったが、田村議員によると、やはり記載していなかったということらしい。
「収支報告書の訂正を見てみますと、たしかに支出の部分は増えています。でも、収入で増えた分は会費の収入だけなんですよ。不足分がどこから出てきて払われたのか、(記載が)ないんですよ。安倍晋三さんからの寄附もないんですよ。繰越金が訂正されているだけ。だから、一体どこからどうやって出てきたのかというものが、まったくわからない」
これはようするに、検察の捜査を受けて収支報告書を訂正しておきながら、その訂正分も補填分の出どころが不明の「不記載」状態ということではないのか。それどころか、補填分が総理の“ポケットマネー”から支出されていることがわからないかたちになっているとしたら、安倍氏の“ポケットマネー”はいわば裏金のようなものではないか。
これらの問題を、わずか7分しか与えられなかった質疑時間のなかで追及した田村議員は、「(金の動きが)わかる資料を提示いただきたい」と要求した上で、「何ひとつ事実はあきらかになっていない」とし、あらためて追及の場を設けることを求めたが、これは当然おこなわれるべきものだ。そしてそれは予算委員会で、かつ偽証罪が問われる証人喚問として再度、追及されなければならない。こんな状態で「説明責任を果たした」などとほざくこと自体、国民は許してはいけないのだ。
(水井多賀子)
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[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注」した方は、素直に挙手願います!(東京新聞2018年8月27日)↑]
黒鉄好氏による、レイバーネットの記事【アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」驚愕の事実】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0429kuro)
リテラの二つの記事【アベノマスク大量不良品の原因は安倍首相! 厚労省が品質懸念も官邸が「首相案件だから早く」と命令、医療品でない東南アジア製マスクに】(https://lite-ra.com/2020/04/post-5395.html)と、
【アベノマスク“隠されていた1社”にさらなる疑惑! 安倍首相は逆ギレ、自分のマスクの有効性強弁も「漏れ率100%」の悲惨な実験結果】(https://lite-ra.com/2020/04/post-5398.html)。
《●脱税経営者の企業へ発注…安倍政権発足時、5%だった消費税の税率は8%、そして10%へと、この間2倍になった。その重税に市民が苦しむ中、樋山ユースポット社と樋山茂社長は消費税脱税で摘発されていたのだ。… ●復興副大臣へ「献金」…「若松かねしげ市民フォーラム」は、若松謙維(かねしげ)参院議員(公明、比例)の政治団体である。寄付を行ったのは、茂氏が2015年7月6日、尚子氏が同年7月29日である。若松議員は、2015年10月から復興副大臣に就任し2016年8月まで務めた。樋山茂、尚子両氏による寄付が行われたわずか3か月後の就任である》。
《発表直後から「いまやることがそれか」と非難が殺到していたが、先行して配布がはじまっていた妊婦向け布マスクのみならず、全戸配布用の「アベノマスク」からも虫や髪の毛の混入、カビの付着などが確認され、厚労省と布マスクを納入した興和、伊藤忠商事が未配布分の回収を発表するという騒ぎにいたっている》。
《「アベノマスク」をめぐり、政府が頑なに公表しなかった妊婦向け布マスクの受注業者の1社が「株式会社ユースビオ」という会社であることが昨日ようやく公表されたが、それがさらなる疑念を生んでいる。このユースビオの社長に取材をおこなったメディアは「癒着は一切ない」「癒着の噂全否定」などと報じているが、疑念は深まるばかりだ》。
『●《補償や生活支援策にはケチり続け》る一方で、《悪魔》が残して
いったアベノマスク2枚で批判封じ…さらに、報道統制のためにドブガネ』
あぁ、アベノカビマスクのその顛末の酷さよ。《首相案件》だってさ…《悪魔》はアベノカビマスク2枚だけを残して…哀れ、その結果が回収。税金がドブガネに。
望月衣塑子さんのツブヤキ。《首相案件の失敗の尻拭いをPCR検査の激務に追われる保健所に押し付けるのか》!
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望月衣塑子@ISOKO_MOCHIZUKI
#マスク2枚 #佐伯耕三 秘書官らの #首相案件 の失敗の尻拭いを #PCR 検査の激務に追われる保健所に押し付けるのか。
#アベノマスク 不良品続出、戦場と化した「保健所」に大量の検品を“押し付け”…現場の怒り
そもそも検品は出荷時にメーカーが責任をもって行う業務のはずだ。
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アベノマスクで不良品続出、戦場と化した「保健所」に大量の検品を“押し付け”…現場の怒り
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、政府が妊婦向けに配布した布マスクに数千枚に及ぶ不良品が見つかり、配布が一時中断している問題で、全国の自治体保健関係部局は混...
biz-journal.jp
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午後4:55 2020年4月28日
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日刊ゲンダイの記事【社長を直撃! 妊婦向けアベノマスク「謎の4社目」と献金先】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272522)によると、《27日になって、ようやく公表したものの、これまで隠蔽してきた理由がいかにも怪しい。日刊ゲンダイの調べで「4社目」には政界とのつながりがあることが見えてきた。菅官房長官は27日の会見で「4社目」について、福島市の「ユースビオ」と明かした。これまで社名が公表されなかっただけに、SNS上では「首相のお友達企業」「癒着があるのでは」と疑う声が上がっていた。やっと公表された、この企業は、社名をネット検索してもほとんど情報が出てこない。…だったら、ハナから介護施設等向け2000万枚分の受注業者5社を公表すればいいだけの話だ。厚労省医政局にそう問い合わせると、フザケた答えが返ってきた。「『介護施設等向けマスクの納入業者はどこか』とは聞かれていなかったから、答えなかった」 国民をナメ切るのもいい加減にして欲しい。税金が原資である以上、当たり前の疑問をあげつらう前に聞かれずとも5社を最初から公表すべきだろう。やっぱり、何か隠したいことでもあったのか。苦しい言い訳にしか聞こえない。一方、SNS上で騒がれていた政府との「癒着」については、菅も樋山社長も否定した。それでも、日刊ゲンダイが改めて調べてみると、社長と政界のつながりがかすかに見えてきた。社長は、福島県出身の公明党・若松謙維参院議員(比例選出)が代表を務める資金管理団体に2015年7月、12万円を寄付しているのだ。本当に「癒着はない」と言い切れるのだろうか》。
《「国民の健康と生命」ではなく、自分の政治生命なのだ》、あぁぁ…。
【PCR検査費1日1500件のア然…“1日2万件”は予算案から消えた】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272521)によると、《新型コロナの緊急経済対策実施に向け、27日、今年度補正予算案の国会審議が始まった。いったん閣議決定した補正案を組み替える前代未聞の事態を招いた一律10万円給付に焦点が当たっているが、見過ごせないのはPCR検査費用だ。ア然とするほどの少なさなのである。コロナ対策の最前線に立つ厚労省の補正予算案は総額1兆6371億円。大まかな内訳は▼感染拡大防止策と医療提供体制の整備及び治療薬の開発=6695億円▼雇用の維持と事業の継続=9627億円▼強靱な経済構造の構築=54億円――だ。…■「国民の健康と生命を守る」はやはり嘘…感染拡大にお手上げの安倍は、失点にしかならない実態把握にはヤル気ゼロ。必死こいて守っているのは「国民の健康と生命」ではなく、自分の政治生命なのだ》。
そして、こちらも酷~い、小池百合子東京「ト」知事。院内感染について報じない報道統制…アベ様や小池百合子「ト」知事は、この数カ月、一体何をやってきたのか? 【金子勝の「天下の逆襲」/戦犯・小池知事を褒めそやす論調 愚かなメディアの大本営】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272527)によると、《コロナ禍をめぐる大手メディアの報道は、先の大戦中の大本営発表のようになっている。東京都の小池知事を褒めそやすような論調さえある。小池は東京の医療崩壊の戦犯だ。先週はがん研有明病院や練馬光が丘病院でも院内感染が発生した》。
『●大量検査・隔離・追跡、さらに、地域のサンプリング検査が必要
…アベ様や小池「ト」知事は、この数カ月、一体何をやってきたのか?』
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【http://www.labornetjp.org/news/2020/0429kuro】
アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」の驚愕の事実
アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」驚愕の事実
黒鉄好(安全問題研究会)
新型コロナウィルスの感染拡大以降、こちらも世界的に深刻化する一方のマスク不足。これまで「感染者が着用するもの」だという意識で、予防的着用 の習慣がなかった欧米諸国までが、アジア諸国と同様、予防的着用をするようになったこともあいまって、事態は国際的な奪い合いにまで発展している。世界各国が増産を始めているが、全人類が1人1日1枚着用すると仮定しても、1日100億枚生産されなければ足りないことになる。当然ながら世界のマスク生産力は到底この水準には及んでいない。世界的なマスク不足は楽観的に見ても数ヶ月、最悪の場合数年は続くと覚悟しなければならないだろう。
日本政府も、ネットでのマスクの高価転売に対し、国民生活安定緊急措置法に基づき統制に乗り出している。石油危機を受けて1973年に制定された、半世紀近く前の古めかしい法律を活用せねばならないほどの危機なのだが、それでも需要に対し供給がまったく追いつかないため、最優先でマスクを配布すべき医療機関などですら、マスク入手は次第に困難になりつつある。
そんな中、安倍政権が突如として打ち出した布製マスク(いわゆる「アベノマスク」)の全世帯2枚配布の方針に基づいて、製造を受注した業者は4社とされ、そのうち3社は興和(愛知県、契約額54億8000万円)、伊藤忠商事(東京都、同28億5000万円)、マツオカコーポレーション(広島県、同7億6000万円)と早々に公表された。しかし、残る1社についてはなぜかこの3社との同時公表とはならず、遅れることになった。何かと横並びが多い政界、官界で「1社のみ社名公表遅延」というのは異例中の異例だ。当然、この遅延は「利権ではないか」などと憶測を呼ぶことになった。
4月27日の菅義偉官房長官の記者会見で、残る1社が「ユースビオ」(福島市/写真)であることが明らかにされた。2007年4月から2013年3月まで、東日本大震災・福島第1原発事故を挟んで6年間福島に住んだ筆者にとっても初めて聞く名前だが、それもそのはずで、木質バイオマス事業参入のため、3年前に設立された若い企業であることもわかった。こんな設立から間もない、名前も聞いたことのない企業を誰がどんな経緯で首相官邸とつないだのか。嫌でもそこに利権の臭いを感じざるを得ない。
そこで今回、「ユースビオ」社について、レイバーネット日本報道部と安全問題研究会は直ちに独自調査を行った。その結果判明したのは、案の定というべき事実だった。
●脱税経営者の企業へ発注
独自に入手した登記簿によると、ユースビオ社の設立は平成29(2017)年8月24日。「再生可能エネルギー生産システム」「バイオガス発酵システム」の研究開発及び販売などを目的としている。バイオガス発酵システムとは、畜産廃棄物を堆肥など再利用可能な資源に再生処理する際に発生するメタンガスなどをエネルギー源として利用するためのシステムだ。熱源としての利用の他、発電装置を組み合わせれば発電や売電も可能になる。原発事故後の福島「復興」の一環として、国も福島県も再生可能エネルギー事業に多額の補助金を投じている。原発事故後の新たな福島の利権として、再エネ周辺には魑魅魍魎が跋扈しているのだ。
ユースビオ社は樋山茂なる人物が社長(代表取締役)を務める。所在地の住所は「福島市西中央5丁目54-6」だが、ここには同社だけでなく「株式会社アスティア」「株式会社あづま荒川エコファーム」「技研通信工業株式会社」など、11もの企業が置かれていることになっている。これらの会社のすべてが実体を伴っているとは思えず、ほとんどがいわゆるペーパーカンパニーだろう。
そして、この11社の中でもとりわけ注目すべきなのが「株式会社樋山ユースポット」だ。代表者は樋山茂。ユースビオ社と同じである。この会社に関しては、2018年にある「事件」を起こしている。当時の記事をご紹介しよう。
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◆「毎日新聞」2018年2月23日付記事より
消費税約3100万円を免れたとして、仙台国税局は22日、電気通信機器修理業「樋山ユースポット」(福島市西中央5)と、同社の樋山茂社長(56)を消費税法違反(過少申告ほ脱)などの疑いで福島地検に昨年12月19日付で告発したと発表した。
国税局によると、同社は従業員に支払った給与を、他の会社への外注費と偽装。偽の外注費分の消費税を、国などに本来納めるべき消費税から差し引く手口で、16年3月までの4年間で消費税計約3100万円を免れた疑いがある。
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安倍政権発足時、5%だった消費税の税率は8%、そして10%へと、この間2倍になった。その重税に市民が苦しむ中、樋山ユースポット社と樋山茂社長は消費税脱税で摘発されていたのだ。まともな仕事はせず、脱法行為の足がついたら会社を畳み、素知らぬ顔をして別の名前でまた会社を立ち上げる。同じ住所に刻まれている11もの会社名は、そうした「樋山流錬金術」の足跡である可能性を示している。
本来ならこれだけでも税金が原資となる政府契約の相手方としての資質を欠いている。だが単にそれだけなら筆者はわざわざレイバーネットにこんな記事を書くほどの労は執らない。この後の調査で出てきたのはさらに驚くべき事実だ。
●復興副大臣へ「献金」
その公式資料はネットの片隅から見つかった。埼玉県選挙管理委員会が平成28(2016)年2月8日に受理した前年度、すなわち2015年の政治資金収支報告書だ(注1)。
この資料の、PDFファイルのページ数で66ページ中45ページ目に問題の記載がある。政治団体「若松かねしげ市民フォーラム」に対し、「会社社長」樋山茂を名乗る人物から12万円、「会社役員」樋山尚子を名乗る人物から12万円、計24万円の寄付が行われている。2人は同じ住所で親族とわかる。夫婦の可能性もある。「若松かねしげ市民フォーラム」は、若松謙維(かねしげ)参院議員(公明、比例)の政治団体である。寄付を行ったのは、茂氏が2015年7月6日、尚子氏が同年7月29日である。若松議員は、2015年10月から復興副大臣に就任し2016年8月まで務めた。樋山茂、尚子両氏による寄付が行われたわずか3か月後の就任である。
さらに樋山ユースポット社は、全村避難の象徴となった福島県飯舘村での「復興」事業に関連して「ふくしま産業復興企業立地補助金」を受けている。この補助金は、「企業立地を加速し、当該地域での生産拡大及び継続的な雇用創出を行う企業」に対する支援を行うことを目的として、原発事故直後の2011年第3次補正予算で1700億円が措置され、2017年3月までに375社に1563億円が交付された(注2)。通常、民間企業の設備投資などに対する補助金は「企業のモラルハザード防止」などを理由に最大でも2分の1程度とされることがほとんどだが、この補助金は1件あたり200億円を上限に最大4分の3まで補助率を上げることが認められている。企業にとって「手厚い」制度のため申請件数が多かった。これだけ支援が手厚いと、不正を行う企業も現れる。実際、福島県白河市内の事業に関し、虚偽の申請でこの補助金2億5千万円をだまし取ったとして、2017年に 大阪府岸和田市の企業が摘発されている(注3)。
ここで樋山ユースポット社に関してもう一度思い出していただきたいことがある。(1)補助金を受給した時期、(2)国税局から告発された際の摘発理由、(3)脱税を行っていた時期だ。(1)に関して言えば、申請を希望する企業への事前説明や受付、交付事務などこの補助金に関する実務上の窓口を担う福島県の資料によると、平成27(2015)年3月12日時点で交付対象になった事業として樋山ユースポット社の名前が登場しており(注4)、同社は遅くともこの時点ですでに補助金を受給していたことになる。
(2)に関しては、上で紹介した毎日新聞の記事のとおり「従業員に支払った給与を、他の会社への外注費と偽装。偽の外注費分の消費税を、国などに本来納めるべき消費税から差し引く手口」だった。そして(3)に関して言えば、「2016年3月までの4年間」とあるから2013年から2016年までの期間であることがわかる。つまり樋山ユースポット社は、福島県内で「生産拡大及び継続的な雇用創出を行う企業」に対して支給される補助金を片手で受けながら、ほぼ同じ時期にもう片手では雇用(つまり労働者)をダシにして消費税を脱税していたことになるのである。
最後にもう一度、全体像をまとめておこう。樋山ユースポット社が雇用維持を名目とした国の補助金を片手で受けながら、もう片手で「雇用」をダシにして消費税脱税を繰り返していたさなかの2015年10月、若松議員は復興副大臣に就任した。その就任の「前祝い」でもするかのように、2015年7月、樋山茂・尚子両氏から若松議員への寄付が行われた。そんな「前科」のある樋山茂なる人物が今度は「ユースビオ」社を設立。この会社に対して「アベノマスク」の発注が行われた--。
少々複雑ではあるが、解きほぐしていくとこのような構図が見えてくる。ネットの片隅に眠るように置かれていた埼玉県選管の政治資金収支報告書、そして数々の公的資料が明らかにした「アベノマスク疑惑」の全容である。
若松元復興副大臣に関しては、仙台国税局によって脱税摘発が行われる2018年2月まで、その事実を知るすべはなかったのだからまだ同情の余地もあろう。だが、消費脱税と若松元復興副大臣への寄付の事実が公表されていながら、いわく付きの人物が経営する企業にアベノマスクを発注した今回の事件に関して安倍首相にはまったく同情の余地はない。多くの人命がかかったこの未曾有の危機にあっても、政策判断上の基準が「お友達か、そうでないか」以外にない政権を戴いていることは、日本の市民にとってコロナそのもの以上に多くの悲劇をもたらすだろう。「新型コロナ危機は安倍政権による人災である」--そのように断罪される日は、意外に早く訪れそうな気がする。
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注1)埼玉県選挙管理委員会公表「収支報告書」 https://t.co/2RNv0HxOrp
注2)レポート「東日本大震災後の中小企業支援と今後の課題―これからの中小企業政策に求められるもの―」(参院経済産業委員会調査室、https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2012pdf/20120702036.pdf)
注3)「震災復興補助金2.5億円詐取の疑い、会社役員2人逮捕」(2017年7月20日付「朝日新聞」、https://digital.asahi.com/articles/ASK7N3QFWK7NUTIL012.html)
注4)「産業復興の現状とこれまでの取組」(復興庁、https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-20/shiryou1-2.pdf)。この資料のPDFページ数で67ページ中41ページに樋山ユースポット社の記載がある。
Last modified on 2020-04-29 06:05:20
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【https://lite-ra.com/2020/04/post-5395.html】
アベノマスク大量不良品の原因は安倍首相! 厚労省が品質懸念も官邸が「首相案件だから早く」と命令、医療品でない東南アジア製マスクに
2020.04.27 07:59
(首相官邸HPより)
安倍首相による前代未聞の愚策「アベノマスク」。発表直後から「いまやることがそれか」と非難が殺到していたが、先行して配布がはじまっていた妊婦向け布マスクのみならず、全戸配布用の「アベノマスク」からも虫や髪の毛の混入、カビの付着などが確認され、厚労省と布マスクを納入した興和、伊藤忠商事が未配布分の回収を発表するという騒ぎにいたっている。
どうして、こんなにとんでもない不良品が大量に出てくる事態となったのか──。じつは、これは厚労省というより、安倍首相、官邸の責任だったことがわかった。25日付の西日本新聞が、その舞台裏をこのように報じたのだ。
〈政府関係者によると、不良品は東南アジア製で、現地の衛生基準では医療品扱いとならず、一般の布製品と同じ分類だった。品質を懸念する声も出たが、スピード感を重視する官邸サイドに担当の厚生労働省も抑え込まれ、問題発覚後もすぐに全品回収とはならなかったという。官邸筋は「首相案件だから、厚労省も強く主張できなかった」と推し量る。〉
ようするに、厚労省が懸念を示しながらも、品質よりも早く納入できることを安倍官邸が優先させたために、東南アジアの衛生基準で医療品扱いにならない布マスクの配布が決まったというのである。
しかも、安倍官邸が「スピード感重視」という方針をとったせいで、品質管理や検品が杜撰になってしまったのだ。
通常、マスクの品質検査は〈保管状態による変化を確認〉する必要があり、長い時間を要するものだという(共同通信25日付)。業界関係者も「短期間で提供しようと、政府や納入サイドが品質チェックをはしょった結果だ。突貫作業はリスクが高過ぎた」と証言しているが、今回、布マスクを政府に納入したうちの1社の広報担当者も、〈マスクの生産は「政府からの強い要請」と繰り返し〉た上、こう語っている。
「政府からとにかく早く納入をと要請され、検品作業を最低限にしたところ、不良品を見逃してしまった」(毎日新聞ネット版24日付)
つまり、安倍官邸がとにかく急げと官僚に発破をかけた結果、通常はおこなわれる品質チェックがすっ飛ばされ、不良品が大量発生してしまった、というわけだ。絶句するほかない事実だが、その上、問題なのは、厚労省は不良品を発見しながら、その事実が“隠蔽”されたことだ。
本サイトでも既報でお伝えしたが、じつは18日時点で厚労省は全戸配布用の布マスクから虫の混入やカビの付着など200件の異物混入事例を確認、その事実は同省のマスク等物資対策班に配られた内部文書にも記載されていると21日に毎日新聞ネット版が報道した。この報道が出て、翌22日になって厚労省は「アベノマスク」に不良品が発見されたと公表したが、不良品の存在を報じられるまで、国民にその事実を明かさなかったのだ。
前述したように、厚労省は「スピード感を重視する官邸サイド」に抑え込まれ、不良品の発覚後もすぐに全品回収には動けなかった。不良品マスクを確認しながらも非公表としたのも、安倍官邸からの圧力があったと考えるのが自然だろう。
安倍官邸が納品を急がせた結果、カビの付着という健康を害する恐れがある不良品が発生し、さらにはその事実を隠蔽までさせる──。なぜ、こんなことになったのか。それは言うまでもない。前述した西日本新聞も〈首相の肝いり〉〈首相案件〉だったと書いていたが、この布マスク配布が安倍首相の発案だったからだ。
「『週刊新潮』と『週刊文春』が同時に、この『アベノマスク』の発案者は経産省出身で今井尚哉首相補佐官の子飼いである佐伯耕三首相秘書官だと報じたが、実際はそうじゃなく安倍首相自身の発案。どこからか『布マスクなら早くつくれる』という話を聞いてきて、配布案を今井首相補佐官と佐伯首相秘書官に漏らし、2人が『それはすばらしい』とヨイショして具体的なスキームをつくり上げたらしい。佐伯説は内調が安倍首相の擁護のために流した記事じゃないのかな」(全国紙政治部記者)
実際、発案者が安倍首相だからこそ、ここまで不良品が発見されているというのに絶対に「アベノマスク」配布を撤回しないのだ。
■妊婦向け「アベノマスク」の検品を保健所に押し付け! パンク状態の保健所を圧迫
しかも、安倍首相のこの「思いつき」は、税金の無駄遣いであるだけではなく、いま保健所をも圧迫しているという事実がある。
やはり不良品が見つかっている妊婦向け「アベノマスク」は全国の市町村に発送されているが、じつは、不良品かどうかの確認作業が保健所でおこなわれているケースがあるというのだ。実際、大分市保健所では、スタッフが布マスクを1枚1枚確認し、2100枚のうち約640枚が不良品だったという。
現在、保健所は住民からの電話相談や入院先の調整、濃厚接触者の健康観察などの業務にあたっており、パンク寸前の状態にあると報じられている。事実、感染者の多い16都道府県の35カ所の保健所に共同通信がアンケート調査した結果、9割にあたる32カ所の保健所が「限界ぎりぎりで対応している」「事実上、限界を超えている」と回答。「職員が1人でも倒れたら破綻する」(東京・池袋)「職員がいつ感染してもおかしくない」(神奈川・横須賀市)という悲鳴があがっている。だが、そんな状態の保健所に、不良品続出の妊婦向け「アベノマスク」の検品という作業まで押し付けられているとは……。
国民がいまもっとも求めているのは、生活のための手厚い補償・支援策であり、医療体制の強化だ。だが、そこから目を背け、「マスクを配っておけば納得するだろう」と国民を軽く見た結果が、この「アベノマスク」なのである。国民を見下す総理大臣の本質が如実にあらわれた「アベノマスク」問題の追及が今後も必要だ。
(編集部)
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【https://lite-ra.com/2020/04/post-5398.html】
アベノマスク“隠されていた1社”にさらなる疑惑! 安倍首相は逆ギレ、自分のマスクの有効性強弁も「漏れ率100%」の悲惨な実験結果
2020.04.28 10:18
(衆議院インターネット審議中継(4月28日)より)
「アベノマスク」をめぐり、政府が頑なに公表しなかった妊婦向け布マスクの受注業者の1社が「株式会社ユースビオ」という会社であることが昨日ようやく公表されたが、それがさらなる疑念を生んでいる。
このユースビオの社長に取材をおこなったメディアは「癒着は一切ない」「癒着の噂全否定」などと報じているが、疑念は深まるばかりだ。
そもそも、他の受注業者は興和や伊藤忠商事、縫製大手であるマツオカコーポレーションといった名の知られた企業である一方、ユースビオはホームページさえも見つからない会社。さらに、法人登記簿に記載する定款の「目的」を4月1日に変更、10日に登記されているのだが、変更前は「再生可能エネルギー生産」や「バイオガス発酵システム」の研究開発と販売や、「ユーグレナ等の微細藻類」「オリゴ糖等の糖質」の生産・加工と販売などといったものが並び、マスクに結びつきそうな事業目的がなかった。しかも、同社社長が2018年には消費税約3100万円を免れたとして消費税法違反などの容疑で懲役1年6月、執行猶予3年の判決が出ていたことも判明。こうした情報から、ネット上では「どうして政府はこの会社に受注したの?」と訝しむ声が次々にあがった。
一方、同社の社長は契約の経緯について、「もともとは、福島県や山形県につてがあって、そこにベトナム製のマスクを用意してほしいと頼まれた。その準備をしていたら、『国が一括で集めることになった』と言われたので、そちらにシフトしてスペック表やサンプルを提出し、受注する流れになった」(デイリースポーツ27日付)と語り、自身が公明党員であるとし、安倍首相や政府との癒着についても「ないですよ。安倍さんとも自民党とも、何の付き合いもない」と否定。執行猶予中であることも認めている。
しかし、国内外にマスク製造や輸入が可能な企業は数多くあるはずなのに、どうしてこの会社が選ばれたのかという疑問は残ったまま。いや、大前提として、ここまで同社との契約に「何かあるのでは」と疑いの目が集まるのは、政府が必死で企業名を隠してきたためだ。
そして、実際に本日の衆院予算委員会でもユースビオが受注企業に選ばれた問題について追及がおこなわれたが、安倍政権は何ら納得のいく説明をおこなわず、正当性だけを主張したのだ。
まず、この問題を取り上げた立憲民主党の大串博志衆院議員が「この会社はどういう会社か」と質問すると、加藤勝信厚労相は「福島県福島市に本社を持って、輸出入業務をおこなっている企業」と答弁。さらに「3月16日に予備費で契約した。緊急随契(随意契約)」「木質ペレットの関係の輸出入業をやっていた」と述べた。
だが、前述したように、法人登記簿には最近まで事業目的にマスク製造や輸出入に関連した事業はなく、4月1日におこなった変更によって「貿易及び輸出入代行業並びにそれらの仲介及びコンサルティング」が追加されたばかりだ。つまり、政府との契約後に「輸出入代行業務・仲介」が足されていたのである。
そこで、大串議員は「3月中は会社の目的として輸出入をおこなう定款になっていなかった。そういう会社だと知らないで契約したのか」と問いただしたのだが、ここで加藤厚労相は“輸出入については別の会社が担っている”と言い出し、それは「シマトレーディング」という会社であり、ユースビオは「マスクの布の調達、納品時期等の調整」、シマトレーディングは「生産・輸出入の担当」だったと説明。ユースビオとシマトレーディングの2社が一緒になった契約額が5.2億円だと述べたのだ。
■国会で追及受け安倍首相が逆ギレ「答弁を邪魔された」「私が時間稼ぎする必要なんかない」
3月の時点でユースビオには「マスク布の調達」のような業務が含まれる定款もなかった上に、唐突に公表された新たな会社名……。問題は、どうしてこのユースビオやシマトレーディングと緊急の随意契約を結ぶにいたったのかだが、加藤厚労相はこう主張した。
「このユースビオは、他の布製マスクの供給をされている方含めてですね、政府によって広く声がけをしていただきました。これは私どもというよりも経産省主体になってやって、これはほかでもこういうことやってます。それに応えてもらった事業者の1社」
「マスクの品質および価格、企業の供給能力および迅速な対応が可能であるかという観点から選定をおこない、速やかにマスクを配布する必要があるということで随意契約をおこなった」
「経産省が広く声がけして応えてもらった1社」というが、それこそ日本には布製品の製造や輸入を手掛ける会社は山ほどある。経産省はほんとうに「広く声がけ」などおこなったのか。実際、大串議員も「私の地元には縫製工場がたくさんあり、マスクもつくっているが、経産省からの声がけなんて話は一度も聞いたことがない」と疑問を投げかけていたが、加藤厚労相はなぜユースビオと契約したのか、納得できるような説明をしなかった。
このように、いまだ疑問が尽きない「アベノマスク」ならぬ「ナゾノマスク」──。だが、呆れたのは、「アベノマスク」の発案者たる安倍首相の対応だ。
じつはこの布マスク問題の追及中、大串議員は最初、事務所と宿舎の2カ所に届いたという「アベノマスク」を着用していたのだが、途中で「総理に配っていただいたこのマスク、空気を吸うことがなかなか難しいので代えさせていただきましたけれども」と断って、地元の縫製工場がつくったというマスクに付け替えたのだが、これに安倍首相がキレて、こう非難したのだ。
「私、(アベノマスクを)ずっとしているんですが、あの、全然、息苦しくはございません。意図的にですね、そうやって貶めるような発言はやめていただきたい」
「『息苦しい』とかそういう苦情は、いまのところ聞いてはいない」
「全然、息苦しくない!」と主張した安倍首相だが、しかし、じつはこの質疑がおこなわれる前、午前の質疑が終わったとき、安倍首相は委員長に一礼するやいなや、素早く「アベノマスク」を取り、背広の内ポケットにしまい込んでいた。
みんなマスクを着用したままなのに(普通、自宅に戻るまでは着用するものだろう)、委員会が休憩に入った途端、布マスクを外した安倍首相……。それは「息苦しかった」からではないのか?とツッコまずにはいられないだろう。
しかも、大串議員からどうして布マスクの全戸配布を決めたのかとその経緯を説明してほしいと質問された際には、「布マスクはですね、咳などによる飛沫の飛散……」などと訊かれてもいない布マスクの「有効性」について話し始め、「経緯だけでいいですから」と大串議員から言われても「これ大切なところですから」「これも経緯のひとつですから」と強弁し、安倍首相の無駄な答弁を止めてくれと委員長席に駆け寄るなか、「感染拡大に一定の効果がある」「米国のCDCも使用推奨を発表」「シンガポール、パリ、バンコクなどで市民に配布する動きが広がっている」など、長々と主張を繰り広げたのだ。
これはあきらかに質疑時間を削るための時間の浪費だが、挙げ句、「質問者の方が立たれて答弁を遮られては、これはやりとりにならない」「答弁を邪魔された」「私が時間稼ぎする必要なんかない」などと主張。いつも時間稼ぎのダラダラ答弁ばかり繰り返してきたくせによく言うよという感じだが、当然、「私が時間稼ぎする必要なんかない」という主張に野党席がざわつくと、「(布マスクが)どういう評価を得ているかと話をすると、ヤジで遮られたり邪魔される、直ちに妨害されるのは遺憾」と言い出す始末だった。
■マスク研究者がアベノマスクを実験も、5回計測して5回とも「100%の粒子漏れ率」
しかし、ここで安倍首相が必死になって繰り広げた「アベノマスクの有効性」は、まったくのデタラメだ。
というのも、本日、AERA.dotに掲載された記事によると、『マスクの品格』(幻冬舎)という著書もある聖路加国際大大学院の大西一成准教授が「アベノマスク」の〈外側と内側の粒子の数を計測して、どれくらい内側に入り込んでいるか〉という「漏れ率」を計測。その「漏れ率」は、5回計測して5回とも〈100%の漏れ率〉だったとし、こうコメントしているのだ。
「ウイルスの取り込みを防ぐという観点から言うと、ほとんど効果がない。布ではフィルターの役割を果たしていないことに加えて、サイズが小さいので隙間ができやすい。一生懸命マスクの周りを押さえて測ってみても、漏れ率は97%でした。人からの感染を防ぐ効果は期待できませんね」
つまり、専門家の計測では「アベノマスク」は「人からの感染を防ぐ効果は期待できない」ものだと判断されているのに、安倍首相は「感染拡大に一定の効果がある!」などと国会で大嘘の主張をおこなった、というわけだ。
だいたい、「アベノマスク」の生産を請けた会社に送られたという仕様書によると、「アベノマスク」は〈1枚のガーゼを折りたたんで15重にし、左右の端の1列ずつを縦に縫って、ゴムをかけて完成〉させただけのものであるらしい(前出・AERA.dot)。それで「感染拡大に一定の効果がある」などと国民に喧伝することは、詐欺としか言いようがない。
だが、「アベノマスク」を揶揄されて色をなしてキレまくったのも、躍起になって嘘っぱちの「アベノマスク」の有効性を主張したのも、それだけ安倍首相が「アベノマスク」の問題に過敏になっている何よりの証拠だ。さらに、受注業者をめぐる問題の追及がおこなわれたことでキレはじめたことを考えれば、そこに突かれたくない理由が何かあるのかもしれない。となると、今後もこの「ナゾノマスク」の追及が必要だ。
(編集部)
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
小杉みすず氏による、リテラの記事【安倍首相の会見はなぜ「出来レース」になったのか? 官邸記者の経験を持つ新聞労連委員長が語った“安倍政権下で起きた変化”】(https://lite-ra.com/2020/03/post-5326.html)。
《今月14日の首相会見では、質疑応答時間を増やし追加質問も受け付けたものの、これも実際には官邸側が事前に描いたシナリオだったという。西日本新聞は〈官邸はあらかじめ予定時間を20分と短く通知しておいた上で、「大幅に時間を超えて対応」した構図を演出。首相が追加質問を受け付けるのも筋書き通りだった〉(3月15日付)と伝えている。つまり、14日の会見も批判のガス抜きのため官邸がより巧妙にコントロールしていたのだ》。
2020年3月14日(土)18時に開かれた先般のCOVID19関連2回目の総理会見、《〈「大幅に時間を超えて対応」した構図を演出…〉…14日の会見も批判のガス抜きのため官邸がより巧妙にコントロールしていた》…。驚きである。この期に及んで、まだ、そのような《演出》をやっているとはね。卑怯極まりない。
『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」』
『●三宅勝久さん《報道・言論の自由を標榜しながら
じつのところ会見参加者を選別している…巧みな情報操作》』
『●内閣記者会政治部記者の露骨な本音は? Passiveな《官邸による
「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》かと思いきや…』
『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》』
『●アベ様の緊急事態宣言で私権が制限され、報道は統制される…
《ヒトラーのナチス・ドイツ…ワイマール憲法48条の緊急措置を利用した》』
「2020年3月14日(土)18時に開かれた総理会見。《とっさに
「まだ質問があります」と声を張り上げた。同時に、全国メディアや
フリーの記者が抗議していた》、一歩前進。つぎは、《更問い》を、
是非、取り戻しましょう。記者の質問が尽きるまで、質疑をやって
もらいましょう。ママに叱られる門限か何かがあるのか知らないが、
《帰宅》しか《予定》がないんでしょ、アベ様には。第一、土曜日に
開催する〝重要〟な総理会見の後に、《予定》なんて入れないでよ」
『●記者会が仕切り役を取り戻し、《総理会見では更問い(追加質問)が
できないので、結局、総理の言いっ放しになってしまう》ことの改善を』
いまこそ、時間無制限・更問い可で総理会見を実施すべきである。
東京新聞の記事【<新型コロナ>首相会見なし 「森友」追及避ける思惑か】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202003/CK2020032102000151.html)によると、《自粛や休校要請を巡っては、休業を余儀なくされた人たちへの補償など政府対応が後手に回ったことへの批判が続出。首相は二月二十九日の記者会見で「十分な説明がなかった」と認めており、政府高官は当初、三月十九日の専門家会議の見解を受けて「首相が会見することになると思う」との見通しを示していた。だが「森友」問題で、決裁文書の改ざんを強要されて自殺した財務省近畿財務局の男性職員の妻が国などを提訴し、安倍政権の責任が再び問われる事態に発展。政権幹部は「記者会見だと、コロナと関係ないことも聞かれる。対策本部会合で語ればいい」と、記者会見なしの背景に「森友」問題があることを示唆した》。
アベ様には、ママに叱られる門限か何かがあるのか?
記者の質問が尽きるまで、質疑をやんなさいよ。《帰宅》しか《予定》がないんでしょ、アベ様には。〝重要〟な総理会見の後に、《予定》なんて入れないでよ。
塩入雄一郎記者による、西日本新聞の記事【「帰るの、早いよね」。他紙の記者が先に気付いた…】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/592550/)によると、《2月2日午前、中東に派遣される護衛艦「たかなみ」を見送る行事が海上自衛隊横須賀基地で行われた時のこと。訓示した安倍晋三首相が、隊員家族が出港で岸壁を離れた護衛艦に手を振る最中に、ヘリコプターで帰ったのだ。公務で忙しいのだろうと、思ったが、その日の「首相動静」を確認したところ、首相はヘリで官邸へ戻り、午前中のうちに私邸に帰宅していた。…艦影が見える限り手を振り続けた家族の姿が、その不安を表していた。訓示で「無事完遂できるよう万全の態勢を取ることを約束する」と強調した首相。対応を見た家族は信じるだろうか。(塩入雄一郎)》。
下記の記事末尾、《今回のMICと「国家パブリックビューイング」による「オープンな首相記者会見を求める」ウェブ署名等の取り組みには賛同したいが、やはり、もっとも根本的な課題は、マスコミが異常すぎる首相会見の“共犯者”であることだ》。
『●《日本のメディアの閉塞状況》《閉塞するメディア、政権批判に
対して圧力がかかる不健全な言論状況》…』
「リテラの二つの記事【横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」57/
政権の圧力を押し返した韓国のテレビ記者と、吉田調書報道を「誤報」
にされた元朝日新聞記者が語った“日韓ジャーナリズムの差”】…
《ドキュメンタリー映画『共犯者たち』(2017年製作)が上映され、
「日本の『共犯者たち』は誰だ? 権力と『マスコミ』」と題された
シンポジウムが開かれた…一方、日本のメディアの閉塞状況を語った
のは、福島第一原発の吉田昌郎所長(当時)の調書報道を手がけた
元朝日新聞記者の木村英昭氏、渡辺周氏の2人だった。ちなみに、
渡辺氏はこの上映会・シンポジウムを主催したジャーナリズムNGO
「ワセダクロニクル」の編集長でもある》」
『●➀《吉田調書…取り消しという虚報扱い…メディアとジャーナリズムの
将来に禍根》(青木理さん)…アベ様による「報道統制」が可能になった今』
「《日本の『共犯者たち』は誰だ?》 アベ様の広報紙・誌や取り巻き
連中がまっとうな報道を攻撃。アベ様の政で唯一〝上手くいっている〟
《メディアコントロール》の下、これで、緊急事態宣言でも出された
日には、報道統制によって…怖すぎる。記事末尾、福島の被災者の言葉
《第二次大戦の時は、良心的な人が牢屋に入り、新聞は戦争を煽った。
同じ失敗を繰り返すのか。》」
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【https://lite-ra.com/2020/03/post-5326.html】
安倍首相の会見はなぜ「出来レース」になったのか? 官邸記者の経験を持つ新聞労連委員長が語った“安倍政権下で起きた変化”
2020.03.23 01:53
(14日、会見した安倍首相(首相官邸HPより))
安倍首相の“コロナ会見”に大きな批判が集まっている。周知のように、2月29日の記者会見で安倍首相は、用意された原稿を一方的に読み上げたあげく、「まだ質問があります!」と声を上げる多数の記者を無視して会見を打ち切った。今月14日の首相会見では質疑応答時間こそ増やしたものの、やはり、まだ多くの記者が手を挙げているにもかかわらず長谷川榮一内閣広報官が打ち切ろうとし、「おかしいでしょう!」「これが記者会見と呼べますか?」と怒声が飛んだ。
SNS上でも、その政府の不誠実な姿に大きな批判の声が噴出。3月5日には「十分な時間を確保したオープンな首相記者会見」などを求めるウェブ署名を開始され、すでに3万2000を超える賛同が集まっている。
18日、このウェブ署名を呼びかけた2つの団体が、東京の日本記者クラブで会見を開いた。マスコミ関係労組でつくる「日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)」と、国会の可視化などの活動をする「国会パブリックビューイング」だ。両団体は12日にその時点での2万8185人分の署名を内閣官房に提出し、内閣記者会(=官邸記者クラブ)所属のマスコミ19社にも送付。日本記者クラブに対して「再質問も行える十分な質疑時間を確保し、雑誌やネットメディア、フリージャーナリストを含めた質問権を保証した首相会見を行う」ことを申し入れ、17日には日本記者クラブの企画委員会で安倍首相に記者会見を要請することが決まったという。
会見では、「国会パブリックビューイング」代表の上西充子・法政大学教授が「記者の人たちが権力側に圧されて質問ができなくなっている状態に忸怩たるものがあるがゆえに、その実情がなかなか表に出せないのではないか」と指摘。新聞労連委員長の南彰氏は、「官邸に政治権力が集中するなかで一方的な表現が続き、会見の主導権を握られている。為政者・権力者の発信が正しいか検証し、プロパガンダに陥るのを防ぐもっとも基本的な営みが記者会見であり、公の場での多角的な質疑だ」と訴えた。また、出版労連委員長の酒井かをり氏は「現在の首相会見では生活者や納税者の立場から知りたいことを知ることができない。記者会見を私たちの手に取り戻したい」と力を込めた。
他方、安倍首相の記者会見をめぐっては、主催する内閣記者会所属のマスコミに対しても「茶番」「出来レース」だと批判が高まっている。
安倍首相の“コロナ会見”で多くの人が目の当たりにしたように、首相会見では質問数や時間が決められ、官邸側に質問が事前通告されたうえで原稿が用意される。記者からの再質問による追及もない。3月2日の参院予算員会で、安倍首相は「あらかじめ記者クラブと広報室側である程度打ち合わせをしている」「あらかじめ質問をいただいている」と悪びれず答弁した。
また、今月14日の首相会見では、質疑応答時間を増やし追加質問も受け付けたものの、これも実際には官邸側が事前に描いたシナリオだったという。西日本新聞は〈官邸はあらかじめ予定時間を20分と短く通知しておいた上で、「大幅に時間を超えて対応」した構図を演出。首相が追加質問を受け付けるのも筋書き通りだった〉(3月15日付)と伝えている。つまり、14日の会見も批判のガス抜きのため官邸がより巧妙にコントロールしていたのだ。
■背景にある政治記者のオフレコ偏重と安倍政権の圧力! 事前通告と違う質問に怒る官邸
(ウェブ署名を呼びかけた「日本マスコミ文化情報労組会議
(MIC)」と「国会パブリックビューイング」の会見)
なぜ、報道側が主催する記者会見で質問の制限や事前通告が常態化し、官邸のシナリオ通りに進められてしまうのか。朝日新聞の政治記者として野田内閣で官房長官番を務めた新聞労連委員長の南氏は、問題の構図をこう説明した。
「官邸の取材というのは、個別の取材ももちろんアプローチをしますが、多数の報道機関での囲み取材であったり懇談という形式で取材するケースが多い。そうしたことから、取材を円滑に進めていくためには、記者は権力との関係だけではなくて、記者クラブや他社との関係も含めた『場の空気を乱さない』ということが重要視されてしまう環境にあります。できるだけ円滑に進めようとの力が働きやすいなかで、そのメディア側の心理につけ込む形で、官邸が(記者会見の)進行を握ってしまっている」
安倍首相の記者会見が“茶番化”する背景には、たしかに政治記者たちの「オフレコ取材」偏重の問題がある。会見で突っ込んだ質問をすれば、対象から睨まれて「ネタ」を落としてしまう——。そもそも政治家のオフレコ取材なんて、たいしたネタをとれるようなものではなく、むしろアドバルーン役や情報操作の道具にされることのほうが多いのだが、記者たちは“特オチ”の恐怖心を煽られ、本来、もっとも公式な追及のための場であるはずの記者会見が、身内感丸出しの「出来レース」になってしまっているのだ。
さらに第二次安倍政権発足以降、官邸がテレビ局などのマスコミに対して陰に陽に報道圧力をかけていることも、大きく影響しているはずだ。南氏は、安倍政権以降の首相記者会見の変化についてもこのように語った。
「とくに安倍政権になってから、事前通告と違うものを質問したときに官邸側が怒ったり(というケースが増えた)。官邸側が怒ったときに、怒られた記者自身が萎縮するというよりも、周りが萎縮するんですね。『やっぱり官邸はそういうことをやると怒るんだ。ならばやめておこう』と。そのなかで、どんどん官邸側が要求のハードルを高くするのに応じざるを得ないような空気が作られていったと思います。その積み重ねが、今回の“おかしな総理記者会見”として結実している。全体を変えていかなければいけない」
今回のMICと「国家パブリックビューイング」による「オープンな首相記者会見を求める」ウェブ署名等の取り組みには賛同したいが、やはり、もっとも根本的な課題は、マスコミが異常すぎる首相会見の“共犯者”であることだ。朝日新聞や毎日新聞など一部マスコミは、一連の“コロナ会見”を批判的に検証する記事を出しているが、それでも、自分たちも所属する官邸記者クラブの構造的問題にはほとんど踏み込もうとしない。その省察なくしては、ほとぼりがさめた頃に必ず、同じことが繰り返されるだろう。
首相会見はメディアの試金石だ。これ以上、「茶番会見」や「出来レース」を繰り返させないためには、安倍政権のやり口を徹底批判するのはもちろん、記者クラブメディアの尻も叩き続ける必要がある。
(小杉みすず)
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[※ 《望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る》…森達也監督『i -新聞記者ドキュメント-』(https://i-shimbunkisha.jp/)↑]
三宅勝久さんの『スギナミジャーナル』記事【首相記者会見「オープン化」を要求する新聞労連の声名を歓迎する】(http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/3901)。
《新聞労連が12月2日、「オープンな首相記者会見を求める」と題して以下の声名を発表した。http://shimbunroren.or.jp/20191202-statement/ …今回の問題を取材している社会部記者や、ネットメディア、フリーランスなどの記者の多くは参加することが困難で、公正さを欠く取材設定だった》。
南彰さんによる新聞労連の声明には《すべての取材者》とある…畠山理仁さん《本来、報道に携わる者が対峙すべきは権力者だからだ》が思い出される。
『●『記者会見ゲリラ戦記』読了』
「畠山理仁著。…《ようやくその第一歩、扉がわずかに開いた。
記者クラブとフリー記者が対峙するなどナンセンス、なぜなら
「本来、報道に携わる者が対峙すべきは権力者だからだ」。
…記者会見のオープン化がなされた時、ようやく権力と報道の
本当の戦いが始まる。…記者会見が真剣勝負の場になれば、
政治家も記者も技量が磨かれる。ファインプレーも出るだろう。
さあ、一刻も早く試合を始めよう。開かれた日本の民主主義のために》
【労連声明:オープンな首相記者会見を求める】(http://shimbunroren.or.jp/20191202-statement/)によると、《国の税金を使って、首相が主催する「桜を見る会」をめぐる疑惑が深刻化している。…とりわけ、主催者であり、多くの招待客を招いている首相の説明責任は重い。…新聞労連は2010年3月に「記者会見の全面開放宣言」を出している。そのなかで示した「質問をする機会はすべての取材者に与えられるべきだ」との原則に基づく記者会見を開き、説明責任を果たすことを求める…」。…国民・市民の疑問への十分な説明を尽くすと共に、今回の事態を契機に、首相に対する日常的な質問機会を復活するよう求める。2019年12月2日 日本新聞労働組合連合(新聞労連)中央執行委員長 南彰》。
最低の官房長官の〝記者〟会見の様子が、ここ数日、大きく変わってきている。いままでが酷過ぎたのだが、官僚から(酷い内容だけれども)「差し紙」がなければ答えられない最低の官房長官…哀れだ。落ちた「最低の官房長官」は叩け。政治部記者の皆さんでも、できるでしょ?
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは質問に
答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
「《職責を放棄して暴言を吐いてきた》最低の官房長官は、
いじめの度合をエスカレートさせ、この度、「その発言だったら、
指しません」と言い放った。記者を選別することを宣言。
でっ、い~っつも思うのですが…周りの記者は何やってんだ?」
『●《『新聞記者』原作者の視点で報道現場を描く
森達也監督作『i -新聞記者ドキュメント-』》が11月に公開』
『●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばれば
みんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)』
南彰さん《報道機関の対応にも厳しい視線が注がれており、報道各社は結束して、オープンで十分な時間を確保した首相記者会見の実現に全力を尽くすべきだ》。大賛成!
『●《オーストラリア各紙は黒塗り紙面で「政府があなたから
真実を遠ざけるとき、何を隠しているのか?」と読者に問い掛けた》』
「《日本でも権力の暴走が起きた場合、報道機関は連帯できるだろうか》?
《報道機関がなすべき方向性》に進むだろうか? いや、ニッポンでは、
むしろ積極的に《メディアコントロール》されたがる…。そもそも、
コラムも云う《民主主義社会》なのかな、ニッポンは。
《知る権利》なんて、情報隠蔽国家ニッポンにあるのだろうか?
《日本でも権力の暴走が起きた場合》…というか、もうすでに
アベ様ら自公政権や与党自公、癒着党お維が《暴走》して
一体何年たっているでしょうか?」
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【http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/3901】
スギナミジャーナル
東京都杉並区限定(ときどき限定解除)の硬派ジャーナリズム 「からい、しつこい、おもしろい」 主宰・三宅勝久 土日休刊
首相記者会見「オープン化」を要求する新聞労連の声名を歓迎する
miyakatu 2019年12月3日
新聞労連が12月2日、「オープンな首相記者会見を求める」と題して以下の声名を発表した。
http://shimbunroren.or.jp/20191202-statement/
(以下抜粋)
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…安倍首相は11月15日に記者団のぶら下がり取材に応じ、「桜を見る会」前夜に行われた後援会の懇親会費について、政治資金収支報告書に記載のないことは「政治資金規正法上の違反には当たらない」と主張した。しかし、明細書などの合理的な裏付けは示されず、その後、記者団が投げかけている追加の質問にもほぼ応じていない。
また、15日に官邸で行われたぶら下がり取材は、開始のわずか約10分前に官邸記者クラブに通知されたものだった。今回の問題を取材している社会部記者や、ネットメディア、フリーランスなどの記者の多くは参加することが困難で、公正さを欠く取材設定だった。
新聞労連は2010年3月に「記者会見の全面開放宣言」を出している。そのなかで示した「質問をする機会はすべての取材者に与えられるべきだ」との原則に基づく記者会見を開き、説明責任を果たすことを求める。記者クラブが主催する記者会見の進行を官邸側が取り仕切ることによる問題が近年相次いでいる。公権力側が特定の取材者にだけ質問を認めたり、一方的に会見を打ち切ったりするなどの、恣意的な運用のない状態で、オープンな首相の記者会見を行うべきである。
また、多岐にわたる疑惑を確認するには、十分な質疑時間の確保も必要だ。報道機関の対応にも厳しい視線が注がれており、報道各社は結束して、オープンで十分な時間を確保した首相記者会見の実現に全力を尽くすべきだ。
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日本が真の民主化をはたすことができない原因のひとつに「記者クラブ」の問題があると筆者は常々感じてきた。公権力の有する情報は、特定のメディア企業にだけ独占的に提供され、あたかも「報道の自由」があるかのような錯覚のもと、社会に流される。巧妙な情報操作である。そこにかかわる記者クラブ記者自身も、自身が情報操作に利用されていることを自覚できる者はまれである。
韓国にも日本統治時代につくられた記者クラブがかつて存在した。同国ではこれが民主化の障害になるとして撤廃することに成功した。現在、地球上にある「報道の自由」を標榜する国家で、このような「自由」と矛盾する制度をとっている国はほかに見当たらない。つまり、現代日本における「言論の自由」「報道の自由」はまがいものにすぎないということになる。
記者クラブの開放運動は新聞社などの企業の壁を超えたジャーナリストの連帯運動でもある。今回の新聞労連の声名を、いちフリージャーナリストとして歓迎したい。
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
東京新聞の社説【国会の質問時間 野党への配慮は当然だ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017103102000130.html)。
《安倍政権が、国会での野党の質問時間を削減し、与党分を拡大することを検討している、という。野党質問は政権監視には必要不可欠だ。厳しい追及を避ける狙いがあるとしたら、見過ごせない》。
日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/逃げ回る安倍首相 国会答弁恐怖症で総理大臣が務まるか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/216723)には、《それでも野党の質問に答えるのが嫌な安倍は、何と、議席数に応じて与野党の質問時間を配分するという、これまた前代未聞の野党封殺策に出てきた》。
東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017103102000128.html)には、《総選挙での大勝で「鳥に分け前をやる必要はない」とでも考えているのだとしたら、与党のおおらかさも気概も感じない話である▼政府と与党が事実上一体化している現状を考えれば、その見直しは身内の政府に温かい目を増やし、野党の厳しい目を減らすことに他ならぬ▼たとえは悪いが、縁故入社の面接試験のようなもので、国会全体の行政、法案に対するチェック力を弱めるだろう。野党の耳の痛い質問時間はもいではならぬ民主主義を守る柿である▼自民党のためでもある。「総理、ご苦労さまです」のゴマスリ質問ばかりとなれば、自民党議員の評判、印象にも障る。それにである。政界は一寸先は闇。野党に転落した場合のことも少しは…》。
《議席数に比べて与党への時間配分が少なく、発言機会が制限されているとの不満》って、何かの冗談でしょうか? 支離滅裂。最低の官房長官は《議席数に応じた質問時間の配分を行うべきだという主張は国民からすればもっともな意見だ》と仰ったそうですが、どの「国民」の皆さん?
無「責任」な「謙虚」「真摯」…国会での野党の質問時間を短縮する意図は、《国会審議形骸化…それとも、それが狙いなのだろうか》…な訳ね。 《人「森友」「加計」両学園の問題などをめぐる野党からの厳しい追及を避ける意図》。《国会を機能停止》したいらしい。
「謙虚」「真摯」の欠片も無し…逃げるは恥だし役立たず「息吐く様に噓をつく総理」「トンズラ総理」「口先だけ総理」は、野党の質問時間も削ります、とさ。
キーワードは《謙虚》。アベ様らに「謙虚」を求めても仕方なく、自公お維キトに投票する皆さんの自覚の無さ。
リテラの記事【安倍政権が議席をカサに本物の独裁国家化を開始! 与党の質疑時間を7割にして国会を機能停止に】(http://lite-ra.com/2017/10/post-3550.html)には、《「謙虚」が聞いて呆れる。国会での質疑時間を現在の「与党2割・野党8割」の配分から、議席数に応じて野党を削って与党の時間を増やすよう、安倍首相が見直しを指示している件だ…まず、菅義偉官房長官は「国会議員は国民の負託を得て当選してきている。各会派の議席数に応じた質問時間の配分は、国民の側からすればもっともな意見だ」と会見で発言した。しかし、たとえば立憲民主党の長妻昭代表代行は〈自民党が野党時代、強力に要請をして今の配分比となった〉と述べており、産経新聞も〈旧民主党政権では一時、「与党1、野党9」となった〉と伝えている。それが、自民党は政権を奪取すると、与党の質疑時間増を要求。2013年10月の衆院予算委員会では「与党6割・野党4割」にするよう要請している。このとき現在の「与党2割・野党8割」(先の閉会中審査のみ与党3割・野党7割)で折り合ったが、このように安倍自民党は自分たちの都合でしか動いていないのだ》。
東京新聞の記事【首相に問われる「謙虚さ」 第4次安倍内閣発足】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201711/CK2017110102000245.html)には、《政権は特別国会の日程では野党の主張に配慮したが、国会質疑で野党の質問時間を減らす方針は変えていない。数を背景にした強引な国会運営は許されない…三カ月前、その改造内閣発足に当たり、首相は森友・加計問題などで「国民から大きな不信を招いた」と陳謝し、深々と頭を下げた。謙虚さ、丁寧さを欠く政権運営が行われれば、民意は簡単に離れる》。
一体、2017年10月総選挙は一体何だったのか? 「森友捜査ツブシ選挙」。第4次…再任大惨事アベ様内閣に「謙虚さ」ねぇ…
琉球新報の【<社説>第4次安倍内閣発足 立憲主義厳守すべきだ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-606576.html)には、《第4次安倍内閣が発足した。安倍晋三首相は選挙期間を通じて「謙虚」を繰り返した。だが、与党が衆院の3分の2を超える中、首相の意向として国会での野党の質問時間削減を主張するなど「謙虚」とは程遠い》。
東京新聞の記事【問われる「謙虚な姿勢」 第4次安倍内閣発足】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201711/CK2017110202000134.html)には、《公明党との連立で第四次安倍内閣を同日夜、発足させた。全閣僚十九人を再任した。首相は初閣議で、二〇一七年度補正予算案の編成を指示し、子育て支援などの充実に取り組む姿勢を示した…「責任の重さを深く胸に刻み、謙虚な姿勢で、自民、公明の強固な連立基盤の上に真摯(しんし)な政権運営に当たっていく」》。
自公議員から何の反対意見も出ないのかね? 全ての自公議員には「謙虚」の欠片も無し? 「トンズラ総理」「口先だけ総理」に真っ向から異議を唱える自公議員無し。
『●《全国民を勝負師に》…「さすがに六時間で
可決させるのは無理だろうな」「だったら、賭けるか」(筆洗)』
「《「般若心経」唱え時間消費》…アタマオカシイんじゃないのか?
そりゃぁ、《消費》じゃなくて、浪費。どこが「言論の府」なのか?
笑いさえ漏れたと云う。ニッポンの美しい「言論の府」で一体何が
〝議論〟されていたのか? 放置する委員長、正気??
アサヒコムの記事【カジノ審議中、「般若心経」唱え時間消費
自民・谷川氏】(http://www.asahi.com/articles/ASJD556HXJD5UTFK00C.html?iref=comtop_8_07)、
《推進派である自民党の谷川弥一・元文部科学副大臣(長崎3区)が
「(質問)時間が余っている」と言って、法案の内容とは直接関係のない
般若心経を唱えて解説し、自分の持ち時間を費やす場面があった》」
さて、自民党の若手議員から《発言機会が制限されているとの不満》があるそうで、あの谷川弥一議員が再び注目の的。御不満の自民党議員は、谷川代議士に言ってみては如何?
日刊ゲンダイの記事【自民が野党に要求 質問時間削減は絶対許してはいけない】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/216718)には、《野党が憲法に基づいて要求した臨時国会召集を無視して解散したと思ったら、今度はこれだ。政府・自民党が獲得議席に応じて野党の質問時間の削減を要求している問題。自民党の森山裕国対委員長は、党内から質問機会の拡大を求める声があると寝言を言っているらしいが、冗談ではない…■谷川議員は「時間が余っている」と般若心経》。
『●「草の根でリベラルな価値そのものを広めていく…
正面からリベラルな価値を訴え、裾野を広げる戦いを」!』
「日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/若狭落選が典型、
謙虚さ欠けた希望の失敗】(…)によると、《★今回の選挙の
分析や総括はさまざまな視点で行うことが出来るが、特徴的な
ことは「国民に対しての謙虚さ」だった気がする…★自民党
幹部が言う。「希望の党はまさにその謙虚さのなさで敗北した。
その教訓を首相は見せつけられたのだろう」…若狭勝は
「…」としている。 ★そうではない》。
自公お維キトに「謙虚さ」など全くありません…
共産党のあの態度を見ましたか?」
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017103102000130.html】
【社説】
国会の質問時間 野党への配慮は当然だ
2017年10月31日
安倍政権が、国会での野党の質問時間を削減し、与党分を拡大することを検討している、という。野党質問は政権監視には必要不可欠だ。厳しい追及を避ける狙いがあるとしたら、見過ごせない。
本会議や各委員会での各会派への質問時間の割り振りは、国会法に規定はなく、与野党が協議して決める。議席数に応じた配分が原則だが、政権を監視する野党の役割を考慮して野党側により多く配分するのが慣例になっている。
例えば、今年の通常国会では、衆院予算委員会の基本的質疑などで、与党二、野党八の割合で質問時間が配分された。
この割合を与党に多くしようというのが第四次に突入する安倍政権だ。自民党の安倍晋三総裁(首相)は萩生田光一幹事長代行に、この慣例を見直すよう指示した。
背景には、議席数に比べて与党への時間配分が少なく、発言機会が制限されているとの不満が、特に若手の与党議員にあるようだ。
国会議員は全国民の代表だ。発言機会は与野党を問わず、できる限り等しく確保すべきではある。
同時に、政権を監視する野党の役割を十分に考慮することも必要だ。質問時間を議席数の割合よりも多く野党側に配分してきたのにはそれなりに妥当性がある。少数意見の尊重は民主主義の要諦だ。
菅義偉官房長官は「議席数に応じた質問時間の配分を行うべきだという主張は国民からすればもっともな意見だ」と語ったが、「数は力」という民主主義の一側面しか見えていないのではないか。
ただでさえ、自らの党首を首相に頂く与党議員の質問は問題点の指摘よりも、政権を持ち上げることに偏りがちだ。与党は法案の国会提出前、政府から説明を受けて事前に了承しており、質疑が「出来レース」に陥る可能性もある。
質問時間を持て余して、般若心経の一部を唱え、夏目漱石の文学論をぶった与党議員もいた。与党の質問時間を増やせば国会審議形骸化の恐れなしとは言えない。
それとも、それが狙いなのだろうか。野党議員の質問時間を減らすことに学校法人「森友」「加計」両学園の問題などをめぐる野党からの厳しい追及を避ける意図があるのなら論外だ。
首相が、衆院選後の記者会見で「今まで以上に謙虚な姿勢で、真摯(しんし)な政権運営に全力を尽くさねばならない」と語ったのは、口先だけだったのか。数の力を背景に、野党議員の質問機会を減らすもくろみは、とても認められない。
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/まだぐずぐず…支持率回復望めない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1856587.html)。
《いまだに発言のない加計学園理事長の出席が果たせていないが、出てこないという了見が理解できない。記憶のなくなった高級官僚や、丁寧に説明するはずが、黒塗りの資料を出されては首相がこだわる印象操作は隠す側の印象が悪い》。
『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻』
「そういうのはズブズブとは言わないのですか?
《経済ミッションとして同行してもら》ったという理由は、
アベ様のオトモダチでなければならない理由となっているでしょうか?
《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。》
(https://kanbun.info/koji/rika.html)なんて云う発想の無い
人治主義国家のDictator」
『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
→自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能』
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
《ヤジが激化するにつれ、首相も「憎悪や誹謗(ひぼう)中傷からは、
何も生まれない!」と語気を荒らげ、「こんな人たちに負けるわけには
いかない!」と、自身に批判的な聴衆を「こんな人たち」と呼び、
国民のヤジに応酬。首相としては異例の行動で、「自分への批判を
許さないという空気も感じられ、大丈夫かと思った」》
『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞:
主犯の「A」(A夫妻)が抜けている』
『●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を理由に
行政が歪められたことは紛れもない事実」』
『●「あんな」総理大臣のおかげで、「こんな」国に成り下がり、
「そんな」馬鹿なと思っているうちに…』
『●主犯A…『A Few Good Men』のように
ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!』
《首相も友達と会食したいのなら、辞めてから自由にやればいいのではないか》…御尤も。でも、主犯Aにはそういう《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。》なんて発想は無し。
同じくコラム【政界地獄耳/安倍政権、テレ朝系列調査でも支持率29・2%…】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1857564.html)によると、《「…結局側近やお友達といっても、安倍のためにすべてをなげうつ人材が1人もいない。それどころか、誰もが自分の頭上のハエを追うので精いっぱい。安倍が派閥の四天王にしたいという文科相・松野博一、防衛相・稲田朋美、幹事長代行・下村博文はスキャンダルの当事者だ」。助けてほしい時に誰もいない》。
「人づくり」が聞いて呆れるね。
『●「戦争の愚かさを身に染みて知っているはず…
9条の「戦争放棄」「戦力不保持」の理念はその教訓の結晶」』
リテラの記事【支持率急落でも安倍首相は秋の改憲案提出! 坂本龍一、内田樹、久米宏、平野啓一郎、想田和弘らが憲法軽視を徹底批判】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3323.html)によると、驚くべきことに、《むしろ、憲法改正論議を自らの疑惑隠しに利用して、政権浮揚をはかるつもりらしい》。
もういい加減にしてくれ…非自公お維支持者は、散々、アベ様から「不条理な罰」を受けつづけてきた。それも、もう終わりにしてほしい。コンナ「裸の王様」に負けたくない。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●「あんな」総理大臣のおかげで、「こんな」国に成り下がり、
「そんな」馬鹿なと思っているうちに…』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1856587.html】
政界地獄耳
2017年7月17日9時22分
まだぐずぐず…支持率回復望めない
★支持率低下にあえぐ安倍内閣だが、その回復と疑念払拭(ふっしょく)は国民と党内にも説明が必要だ。このペースでは党内の安倍おろしが強まることは必至。「丁寧に説明さえすれば支持率回復も望め、安倍一強の復活も夢ではない。この際正直に話したかどうかが国民の評価になる」(閣僚経験者)。14日、自民党の前地方創生担当相・石破茂も「ここで決着をつけるという強い意志を、聴く側も答える側も持つことが大事だ」とした。
★24日の週に開催予定の衆参予算委員会の集中審議に野党は首相・安倍晋三の出席はもとより、7人の出席を求めているが、いまだに発言のない加計学園理事長の出席が果たせていないが、出てこないという了見が理解できない。記憶のなくなった高級官僚や、丁寧に説明するはずが、黒塗りの資料を出されては首相がこだわる印象操作は隠す側の印象が悪い。その改善がなくなり真摯(しんし)に望むのなら支持率V字回復はあり得るのだ。
★だが自民党国対は早速、野党が求める国会運営の慣例に合わせての「与党2割、野党8割」の配分を「今回に限り与野党均等」と言い出した。今治市は昨年は開示していた市職員の首相官邸訪問記録などを全面非開示に転じた。この期に及んで非開示を増やしたり質疑時間の配分でぐずぐずいうようでは期待できまい。
★来るべき予算委員会では野党は追及のみならず一般職は利害関係者とのゴルフや1万円以上の飲食を禁じる「国家公務員倫理規程」の強化へ向けた法改正などを提案すべきだ。以前首相時代の麻生太郎が「毎晩飲みに行かないとクールダウンできない」と言っていたが、覚悟をもって首相になったのなら在任中ぐらい我慢したらどうか。首相も友達と会食したいのなら、辞めてから自由にやればいいのではないか。予算委員会では建設的な議論を期待する。(K)※敬称略
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gendai.netの三つの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/140898、http://gendai.net/articles/view/syakai/140935、http://gendai.net/articles/view/syakai/140919)。
何のために国会議員に? 本当にお国のためや、地方のためなのかいね?? 自称〝勝海舟〟氏なんて、無茶苦茶胡散臭いんだけど。元〝ト〟知事の「尖閣の購入」問題なんて、本当に国を危うくしていると思うし。
『●「右向け右。安倍首相のタカ派教育路線」
/『週刊金曜日』(2013年2月1日、929号)について』
なんで選んでしまったのでしょうね? 選ばれた方だけでなく、選んだ方の「品格」や「資質」て一体なんだろう・・・。
『●田中優子さん「誰の名前を書くのか、その人の品格が問われている」』
『●映画『放射線を浴びた『X年後』』:
「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」』
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【http://gendai.net/articles/view/syakai/140898】
論戦デビュー 東国原の厚顔国政の中心で「地方」を叫ぶ
2013年2月9日 掲載
どの口が言うんだ!
<予算委で首長“ブン投げ組”ズラリ並べた維新の会>
こんな連中が“地方の代表”とはチャンチャラおかしい。8日の衆院予算委員会で首長経験者をズラリと並べ、「地方目線」をアピールした日本維新の会。
国会デビューを果たした東国原・前宮崎県知事(55)が地方公務員の給与削減を「暴挙だ」と吠え、「われわれ地方は」と連呼すると、前横浜市長の中田宏(48)は地方交付金や交付税の仕組みを新藤大臣に問いただし、「きちっと勉強していただかないと」とエラソーに説教を垂れた。この日は山田宏・前杉並区長(55)も質問に立ったが、どの口で「地方目線」を語っていられるのか、ア然とした有権者も多いんじゃないか。
「東国原は07年に知事になると、あっという間に国政に色気を
出し始めた。翌年には自民党から衆院選出馬へのラブコールを受け、
条件として『なるからには閣僚か、トップ(首相)』とまんざらでも
なさそうだったし、09年には自民党の古賀誠元幹事長に出馬要請され、
いきなり『総裁候補にしろ』と迫っていた。結局、県民から批判を
浴びて断念したが、『行くなというなら(残り任期の)1年半は
ブラーッとさせてもらう』とスネて火ダルマになった。東京での
タレント活動に余念がなく、六本木のキャバクラに知事名で
祝い花を贈っていました」(政界関係者)
最後は口蹄疫パニックも冷めないうちに知事職をポイ。こんな男が「われわれ地方は」なんてよく言えたものだし、中田も山田も任期途中で辞職して、2010年の参院選に出馬、落選した放り出し組だ。12日には石原慎太郎が登場するが、コイツこそブン投げの極致である。
そういえば、この面々は全員、比例選出で国政に入った「維新ブーム」のタダ乗り組でもある。「根無し草」が地方を叫んでも、何から何まで説得力ゼロだ。
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【http://gendai.net/articles/view/syakai/140935】
18年ぶり国会再デビュー自慢話とクダマキは家でおやりよ石原老人
2013年2月13日掲載
キレも深みもなし
「独演会にならなければいいが」――同僚議員の懸念が当たった。日本維新の会の石原慎太郎共同代表(80)が12日、衆院予算委員会に登場。「浦島太郎のように18年ぶりに戻ってきた暴走老人です」と切り出すと、質問もそこそこに都知事時代のグチや負け惜しみを連発。1時間40分もの持ち時間をムダに使って長ったらしい講釈を続けた。
安倍首相に憲法改正や防衛問題で自らの主張をぶつけたが、「天皇は日本国の象徴だが、『象徴』の具体的な意味は?」「尖閣問題で国民は冷静な対応を政府に求めているが、『冷静』ってどういうことですか?」と、やたら抽象的な“難問”ばかり。これには安倍も苦笑いだった。
「横田基地の軍民共有化をめぐり、立体模型を勝手に答弁者の演台に
置いたのには参りました。NHK中継が入っていたのに、質問席の
マイクを通さず説明を始めたうえ、せっかくの模型も石原さんの背中に
隠れてカメラに映らない。その点をやじられると、カメラに向かって
“おまえが近づいてこい”のジェスチャー。困った人です」(維新関係者)
結局、持ち時間の大半を「尖閣は東京が買い取っていたらよかった」「横田返還は外務省に邪魔された」などと都知事時代のボヤキ節に費やし、残りは白洲次郎、村松剛、開高健、エジプトのナセル大統領、インドネシアのスカルノ大統領、ホーキング博士と「わが人生の時の時」の華麗なる交遊録を披露しただけ。ほとんど質問になっていなかったし、質問する気もないのだろう。野党党首でありながら、最後まで安倍政権を追及する場面はゼロ。1時間40分の質疑時間のほとんどを慎太郎がひとりでしゃべり、安倍首相の答弁は5分足らずだった。
質疑後も記者団に「質問を通じて国民に問題を認識してもらえればいい」「何か文句あるか!」「もう少し歴史勉強しろよ、君ら」とエラソーだったが、自慢話やクダを巻きたければ、自分の家で息子相手にすればいい。維新だって暴走老人を質疑に立たせるだけ、貴重な持ち時間のムダである。
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【http://gendai.net/articles/view/syakai/140919】
大阪の地方選で2勝したけれど… 維新橋下 支離滅裂
2013年2月12日掲載
「安倍首相はすばらしいが自民候補はダメ」
10日に行われた大阪の柏原市長選と府議補選(柏原選挙区・欠員1)で大阪維新の会の候補者が連勝した。マスコミ各社は「やはり地元・大阪では維新に勢い」と報じていたが、内実はお寒い限りだ。
補選は維新・中谷恭典候補(59)と自民・山下亜緯子候補(32)の一騎打ち。維新の牙城の大阪とはいえ、安倍政権の高支持率をバックに自民党が議席獲得にあと一歩まで迫った。
結果は維新が1万3920票、自民が1万1562票。維新は2400票弱の僅差での辛勝だったのだ。
選挙戦では、危機感を覚えた橋下大阪市長が何度も応援に入ったのだが、国政と地方を使い分ける矛盾した演説に、地元で疑問の声が上がったという。
「演説で橋下市長は、『安倍さんはすばらしい。しかし、安倍さんと
大阪の自民党は違う。古くてどうしようもない。特に(候補者の)
山下さんはダメです』と言っていました。一騎打ちで自民党と
戦っているのに、安倍首相をベタ褒めするのはおかしいし、
一方で相手候補の個人名を出して攻撃する演説は、
あまりにえげつなかった」(維新の支援者)
最近の橋下は、桜宮高校の体罰問題で体育系学科の入試中止を強行して生徒から猛批判を浴び、旗色が悪い。さらに、橋下ら維新系と平沼ら太陽系との確執が囁かれ出して以降、ムチャクチャな発言も増えている。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。
「橋下さんはリアリストですから、昨日と今日で言うことが違う
ということは度々ありました。しかし、いまは国政政党の共同代表を
務める身。国政と地方で立場を使い分けることは、もはや通用しません。
石原氏ら『太陽の党』との合流で“反既成政党”の旗が曖昧になり、
こんなハズじゃなかったと焦る気持ちもあるのでしょうが、
早い段階で整理する必要性に迫られています」
橋下は自分でもワケが分からなくなっているんじゃないか。
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