[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/窮鼠の指導者がもくろむ AI監視社会の「ディストピア」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276293)
《「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉をご記憶か。…露骨なまでのチョーチン本だった。褒めて“伸ばす”というか、米国への忠誠心を高める対日戦略だったのだろう。あの呪文をいまだに本気で信じ続けている間抜けが山ほどいる。政財官マスコミ界の指導者連中だ》。
斎藤貴男さんは《「幸福な監視国家・中国」(NHK出版新書)を読んで、日本もいずれこんなふうにされていくのかもしれないな、と感じた》そうだ。壊憲、先制攻撃できる国、核兵器保有論者、超監視社会・管理社会、一方で数々の不正なアベ様案件・犯罪、さらには、COVID19人災を引き起こし、無為無策無能ぶりをいかんなく発揮して人々の生命や生活を危機に追いやる…パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に成り下がりたい人々のなんと多いことか。気が知れない。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
《私は本稿で、監視社会の問題だけを論じたいのではない。安倍政権が
今なぜ、こうも共謀罪を急いだのか。理由はおそらく大きく二つ。
ひとつは新自由主義イデオロギーに基づき、連綿と続く“構造改革”が、
現状にも増して階層間格差の拡大を必然とするから。もうひとつは、
もはや多くの人々の共通認識となりつつある、戦時体制の構築だ。
いずれも推進している側の層が、大切なものを片っ端から奪われる層による
必死の抵抗に怯(おび)えつつ、せせら笑い、あらかじめ排除するためでは
ないのか(複数の拙著およびJ・ヤング著、青木秀男ら訳『排除型社会』
洛北出版、2007年など参照)。新自由主義は小泉純一郎政権の頃に
目立ったが、ここでは現政権の特徴について書く。安倍氏が戦時体制を
志向するのは、(1)祖父・岸信介元首相が追い求めた大日本帝国の
“夢”よもう一度の悲願、(2)対米従属だから――。どちらも的を
射ていると思う。一見矛盾するようでいて、だが少し考えれば、そもそも
戦前の再現が米国に許されるはずもなく、首相が国内の支持者向けにでも
それらしい立ち居振る舞いをしたければ、まず米国に「愛い奴」と思って
いただかなくてはならないということに気付かされる。
それには彼らの戦争に付き合うのが一番だ。私はこれらと同時に、
(3)日本の支配層には彼らなりの、戦争を放棄したくない事情がある
という私の取材の成果と実感を、可能な限り多くの人々に訴えたい》
『●《「なぜこんな世の中になってしまったのか」とあって、
その文字に重なるようにして「今だけ 自分だけ 金だけ」》』
《〔週刊 本の発見〕金子勝『平成経済 衰退の本質』…1991年に始まる
バブル崩壊後の過程を覆ったのは「新自由主義」イデオロギーで、
市場原理任せの無責任政治が横行したと著者は厳しく批判する。
小泉・竹中の政策が今日の「格差」の源であることは付け加えるまでも
ない。そして新自由主義イデオロギーと自己責任論によって人々を縛り、
無力感に追い込んだのが第二次安倍政権だった。アベノミクスは
デフレ脱却どころか、むしろ危機を広げている。超低金利政策によって、
日銀の保有する資産が異常に膨らみ、国債市場、株式市場は
麻痺しかねない。といってこの異常な政策に企業も依存している状態で
やめることができない。もし金融危機が来たら日銀の抱える国債やETF
などの資産は巨大な損失と化す》
『●「文書が不存在」…トファ小池都知事の脳内AIという
超単純回路な「ブラックボックス」で「政策判断」』
『●キャッシュレス…アベ様の《庶民ぶりっ子にだまされていた日には、
私たちは奴隷そのものにされてしまう》』
《進歩についていけない“老害”と嗤わば嗤え。姫田小夏氏の本紙連載
「AI最先端 中国現地リポート」(1月24日付)に、恐るべき
事態が書かれていたのをご存じか。かの国では個々人を当局かIT企業が
スコア付けしており、低ランクの者は列車の予約さえできなくされる。
一方、高い者は空港やホテルでVIP待遇、病院でも待たずに受診できる
という。権力の腐敗を暴いた記者も当然のようにブラックリスト入り。
監視社会とはそうするために企まれる》
『●パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に
成り下がりたい?…という人たちの気が知れない』
《①衛星プチ帝国主義。…②階級社会の徹底。…③一億総動員体制。
…④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。…》
『●斎藤貴男さん《こうまでわかりやすく、アホらし過ぎる現実を
突き付けられて、それでも騒然とならない日本社会…》』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276293】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
窮鼠の指導者がもくろむ AI監視社会の「ディストピア」
2020/07/22 06:00 今だけ無料
(「日本モデルの力」で…(安倍首相)/(C)共同通信社)
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉をご記憶か。
米国の社会学者エズラ・F・ヴォーゲルが1979年に日本の社会経済システムを称えた本のタイトルで、以来、長期にわたり日本人の自意識に強い影響を残した。
露骨なまでのチョーチン本だった。褒めて“伸ばす”というか、米国への忠誠心を高める対日戦略だったのだろう。
あの呪文をいまだに本気で信じ続けている間抜けが山ほどいる。政財官マスコミ界の指導者連中だ。でなければどうして、明治150年だの東京五輪だの大阪万博だのリニア開業だの札幌冬季五輪招致だの、往年の夢よもう一度的“日本スゴイ”のセンズリ・イベント連発に、挙国一致の血道を上げることができようか。
彼らの自画像は、しかし、悲しくも現実の対極にある。新型コロナウイルス対策は安倍首相の自慰発言「日本モデルの力」どころか、半年たっても何一つわからないまま。これも挙国一致で症状のある人を放置しておく一方で、ホストには集団検査を受けさせるなどして数字を操作し、災厄を政治利用することしかしてこなかったのだから当然だ。
そもそも統計は捏造、公文書は改ざん、会議の議事録は残さない政府であり、それでも与党が支持される社会である。旧ソ連の末期と変わらない。
もはや崩壊も近い……と断じたくもなるが、あのソ連とて、国民や国土が消え失せたわけではない。怖いのは、キューソがネコを噛んでも生き延びようとする時だ。
現代中国経済論を専門とする梶谷懐氏とジャーナリスト・高口康太氏の共著「幸福な監視国家・中国」(NHK出版新書)を読んで、日本もいずれこんなふうにされていくのかもしれないな、と感じた。
個々人の行動も心もスマホとAIで完全に把握され、誘導されて、だけれども大衆の一人一人は便利さと楽チンさにドップリつかって法悦境……。何も考えなければ弾圧もされないわけで。
共産党一党独裁の中国とは違う? いやいや、日本の神様は新自由主義イデオロギーだが、“成功”のカギを握るのが「功利主義」である点がどちらも共通している。大方が食えて便利なら、人間の魂がどうのこうのなど、取るに足らないこととされるのが、今どきの人間社会というものらしいのだ。
この領域で私たちは、これまで指導者層の恐るべき無能に救われてきた。だが、無能なネズミをなめてはいけない。ジャパン・アズ・「最低」は、いつの日か「ディストピア」に変わり得る。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
豊田洋一記者による、東京新聞のコラム【【私説・論説室から】/政党の走狗にあらず】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019072902000141.html)。
日刊ゲンダイの書評【「自民党」中島岳志著】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/259279)。
《過剰反応だとしたら表現の自由を侵害し、公務員の職権乱用に当たると指摘されても仕方があるまい。巡査を走狗にまでした政党政治は、やがて国民の信頼を失い、軍部の台頭を招いた。その先に待っていたのは泥沼の戦争だ。同じ道でないといいのだが。 (豊田洋一)》
《現首相および首相候補者と目される9人の自民党政治家…社会化+パターナル志向ならⅠ、社会化+リベラルはⅡ、個人化+リベラルはⅢ、個人化+パターナルはⅣ…個々の分析とは別に、かつてⅡにあった自民党の保守本流が現在Ⅳに移行しているとの指摘は気がかり》。
『●《平和なアジアという井戸…先人の掘った
井戸の水を濁らせている》人々…企画展「表現の不自由展・その後」を破壊』
「札幌など参院選ではあれだけアベ様に〝忖度〟して大活躍だったのに、
今回は、な~んにもしない警察。市民の表現の自由や言論の自由を
踏みにじって止まない愚者たち」
《安倍晋三首相(自民党総裁)にやじを飛ばした男女が、北海道警の警察官らに現場から相次いで排除された》…それでも、自公お維に投票するのだからオメデタイ限りだ。《警察は政党の手先ではない》訳がない…悲惨な社会。警察国家。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、
最後まで抗おう」と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…
映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん』
『●《安倍首相は改選過半数を理由に改憲議論を…野党に提起》
…やはり、自公お維に投票してはイケなかった』
《社会化+リベラルはⅡ…個人化+パターナルはⅣ…かつてⅡにあった自民党の保守本流が現在Ⅳに移行している》? 今の自民党全員、第Ⅳ象限なのでは? それにしても、酷い9人だな…小泉純一郎氏・竹中平蔵氏の罪は本当に重い。
『●適菜収氏《安倍政権の実態は新自由主義の
売国グローバリズム路線…首相は保守の対極に位置する政治家》』
「《安倍政権の実態は新自由主義の売国グローバリズム路線です。
もちろん、安倍首相は保守の対極に位置する政治家です》…。
貧困な「政」なあまりに不幸な国・ニッポン。アベ様の「政」で何か一つでも
評価できるものがあっただろうか? ウンザリして、もう何年経つのだろう。
《こんな政権を6年も放置してきた日本はもう手遅れだと思います。
これはメディアも含め、日本国民の責任です。バカがバカを支持すれば、
当然国は滅びます》…あぁぁ。」
東京新聞の記事【政府、10月消費増税の準備加速 「信任」盾に家計痛み続々】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019073002000143.html)によると、《参院選で「信任」を得たと言わんばかりに、家計に痛みを強いる施策が続々と動きだす。政府は二カ月後に迫った消費税増税の準備をにわかに加速。年末に向け、社会保障の自己負担を増やす改革案も検討する。来年は高所得者の給与や年金への増税実施が決まっており、家計に負担が怒濤のように押し寄せる》。
《家計に痛みを強いる施策が続々と動きだす…家計に負担が怒濤のように押し寄せる》…あとの《増税》祭り。小泉純一郎氏や竹中平蔵氏らによる自己責任、新自由主義のもたらした市民の不幸。それでも自公お維に投票し続ける「1/4」の人々、間接的支持者「2/4」の眠り猫な人々がサディスティックに支えている。正気か?
『●「この27年間の変化は法人税が9兆円…
所得税が4兆円減り、消費税が14兆円増えたことだけなのだ」』
『●アホらしき税収不足! 日本の「報道の自由度」72位で、
「パナマ文書を調査しない国は…と日本くらい」』
『●薔薇マークキャンペーン《消費税増税凍結
(むしろ…5%に減税することを掲げる…)》…むしろ消費税制廃止を』
『●《むしろ「自民、単独過半数割れ 安倍一強に赤信号」
でしょーよ。》と報じられない…ズルズル消費増税か?』
『●同様に、「この28年間の変化は法人税が6兆円…
所得税が6兆円減り、消費税が13兆円増えたことだけなのだ」』
『●《フィンランド…親の経済力にかかわらず
すべての子どもたちが大学まで行ける…。老後も…》(鈴木穣記者)』
相変わらずのメディアコントロール ⇒ 《フレームアップ》。
リテラの記事【韓国「反日デモ」は「反安倍集会」だった! 海外メディアも安倍の輸出規制を批判する中、批判を反日呼ばわりする日本マスコミ】(https://lite-ra.com/2019/07/post-4874.html)によると、《…と「反日テロ」が起きているかのような論調まで展開している。しかし、こうした報道には明らかなフレームアップが含まれている。たとえば、日経など一部のメディアが「反日集会」「反日デモ」と報じた集会。…だが、参加者が掲げたプラカードにあったのは、ハングルで「NO安倍」の文字。デモは“日本を攻撃する”=「反日」ではなく、安倍首相を糾弾するものだったのだ》。
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●2019年7月参院選、またしても今回も「眠り猫」だった皆さん…
〝上手く行った〟メディアコントロール』
『●次の国政選挙に向けて、先ずは脱メディアコントロール
…2019年7月参院選「あとの祭り」を繰り返さぬために』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019072902000141.html】
【私説・論説室から】
政党の走狗にあらず
2019年7月29日
参院選投票日の二十一日付朝刊に投票を呼び掛ける社説を書こうと、二十五歳以上の男性による「普通選挙」が初めて衆議院総選挙で行われた一九二八(昭和三)年二月当時の新聞を調べていたら「巡査は政党の走狗(そうく)にあらず」というスローガンが目に入った。警察は政党の手先ではない、という意味である。
当時は、政友会と民政党という二大政党が激しい政争を繰り広げ、与党である政友会の息がかかった府県知事や警察が、野党に対する厳しい取り締まりを行った、という。
このスローガンを載せたのは、本社の前身の一つで民政党系の「名古屋新聞」。民政党候補が突然、演説を中止させられたなど、権力による選挙干渉が紙面をにぎわせている。
今回の参院選でも当時ほどでないにせよ、見過ごせないことが起きた。札幌市で街頭演説していた安倍晋三首相(自民党総裁)にやじを飛ばした男女が、北海道警の警察官らに現場から相次いで排除された、というのだ。
公職選挙法は演説の妨害を禁じているが、演説にやじは付き物で、街頭演説会を続けられないほどだったのだろうか。過剰反応だとしたら表現の自由を侵害し、公務員の職権乱用に当たると指摘されても仕方があるまい。
巡査を走狗にまでした政党政治は、やがて国民の信頼を失い、軍部の台頭を招いた。その先に待っていたのは泥沼の戦争だ。同じ道でないといいのだが。 (豊田洋一)
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/259279】
「自民党」中島岳志著
2019/07/28 06:00
テレビなどで政治家が出ても断片的な発言によるイメージが先行し、その政治家が具体的にどういう考えを持っているのか判然としない。そこで政治家の書いた本や文章(著書がない場合、インタビューや対談)から、その思想的特徴をとらえていこうというのが本書。
取り上げるのは安倍晋三、石破茂、菅義偉、野田聖子、河野太郎、岸田文雄、加藤勝信、小渕優子、小泉進次郎の現首相および首相候補者と目される9人の自民党政治家。
本書では、縦軸にリスクの問題、横軸に価値の問題を置き、縦軸の上にいけばリスクの社会化(リスクに社会全体が対応=大きな政府)の傾向を示し、下方向はリスクの個人化(自己責任=小さな政府)を示す。横軸は左方向がリベラル=寛容、右方向はパターナル=権威主義を示し、各政治家がどの事象に位置するか(社会化+パターナル志向ならⅠ、社会化+リベラルはⅡ、個人化+リベラルはⅢ、個人化+パターナルはⅣ)を定めていく。
個々の分析とは別に、かつてⅡにあった自民党の保守本流が現在Ⅳに移行しているとの指摘は気がかり。野党の役割も改めて問われている。
(スタンド・ブックス 1600円+税)
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/遊ぶなら自分の金を…あの方に誰か「裸だ」っていってやれ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256020)。
《安倍首相ったら100日あまりも予算委員会の集中審議を拒み続けているくせに、官邸に芸人呼んで遊んでいる(宣伝に使ってる?)からな》。
『●島尻安伊子氏は辺野古破壊への
「進む方向は間違っていなかった」…一層重い「新基地反対」の民意が表明』
「選挙の直前のアベ様は大阪で…《日本新悲劇の座長》。恥ずかしげもなく、
何もかも私物化。リテラの記事【安倍首相の吉本新喜劇出演=お笑いの
政治利用に、吉本所属のウーマン村本と星田英利が勇気ある批判!】
…《大阪に媚びるようなギャグを口にした…。…本来、お笑いというのは
庶民が権力や権威を笑い飛ばすためにあるもの。大阪の庶民文化に
根付いた吉本新喜劇はその象徴でもあった。ところが、吉本の上層部は
その“大阪の魂”ともいえる存在を権力者にいとも簡単に差し出して
しまったのだ。…星田英利(ほっしゃん。)…〈吉本新喜劇は初めてでも、
日本新悲劇の座長です。〉》」
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
《いや、国会では衆院予算委員会が約100日にわたって自民党の拒絶に
よって開かれないという事態に追い込まれているのに、それも伝えられず、
一方で安倍首相が吉本新喜劇のメンバーと公邸で会っただのといった
ニュースはしっかりと伝える。大泉洋と高畑充希と会食した際には、速報で
伝えるニュース番組まで出てきたほどだ。報道圧力に晒されつづけた結果、
不都合な事実は伝えられず、プロパガンダが垂れ流される──。
この国の異常な報道実態は、こうして覆い隠されているのである》
マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ 第76回:独裁臭の政治家たち】(https://maga9.jp/190612-6/)によると、《喜劇とは、“毒”を持つもの。巨大で強いものへ向けて、強烈な毒を放つ風刺こそが、喜劇の真髄である。チャップリン 『独裁者』は、そのもっとも優れた成果だった。笑いは権力者に対する庶民のささやかな抵抗だ。ロシアの小噺、日本の落語や川柳などがそれにあたる。…「吉本新喜劇ご一行様」が首相官邸を訪問…だが安倍首相との和気あいあいのやりとりを見ていれば、残念ながらそこには、毒も風刺の欠片もなさそうだった》。
《毒も風刺の欠片も》無しの情けなさ。
『●成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》』
『●沖縄の皆さんのお願いは何時叶えてくれるの?
《憲法改正よりも日米地位協定を改定することが主権回復》』
「リテラの記事【くりぃむ上田晋也が沖縄県民投票に対する安倍政権と
マスコミの姿勢を痛烈批判!「真摯な対応って無視することなのか」】
…《本当に数少ないながら、きちんと声をあげる人と番組は存在する。
…『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS)もそのひとつ。…上田は
沖縄県民投票後の安倍政権の対応をこのように痛罵していた。
「沖縄の基地問題なんて言ったりもしますけれど、これは日本の
基地問題ですからね、そもそも」「沖縄の県民投票。『この結果を真摯に
受け止める』と安倍総理はコメントしたわけなんですけれども、政府の
対応はまるで真逆と言いましょうか、真摯に受け止めるっていうのは、
無視することなのかなと思ってしまいそうな対応なんですけれども」》」
リテラの記事【くりぃむ上田晋也が“芸能人の政権批判NG”に敢然と反論!「安倍総理の風刺がダメなら、総理が吉本に出るのはどうなの」】(https://lite-ra.com/2019/06/post-4772.html)によると、《そのほとんどは、松本人志を筆頭に、報道やジャーナリズムの役割など一顧だにせず政権擁護を垂れ流したり、あるいはせいぜい“俺はわかってる”気取りでどっちもどっち論をぶつような輩ばかりだ。しかし、そんななか、売れっこ芸人でありながら、政権批判にも踏み込み、異彩を放っているのが上田晋也(くりぃむしちゅー)だ》。
《日本新悲劇の座長》(星田英利さん)な裸のアベ様と《毒も風刺の欠片も》無しな《吉本新喜劇》。「立法府の長」を名乗るアベ様は、与党自公と協力して、予算委員会での集中審議を拒否し続けている。《お笑い芸人呼んで楽しむ暇があるなら、国会に出てこい 予算委員会の審議拒否3ケ月って、それでも行政府の長かよ 公文書改ざん、国の経済の根幹に関わる統計データ不正、恥を知れ》! 本当にそうだ。
野党の審議拒否をあれだけ批判した、与党自公や癒党お維を支持している「1/4」の皆さん、国会や政治に興味もなく、選挙に行きもしない「2/4」の皆さん、《安倍首相ったら100日あまりも予算委員会の集中審議を拒み続けている》のですが、なんで黙ってるの? 《誰か裸だっていってやれ》(室井佑月さん)! アベ様ったら、モロ出しで、あまりに恥かしく、醜悪。
『●サーロー節子さん「自分の国に裏切られ、
見捨てられ続けてきたという被爆者としての思いを深くした」』
「最後に、東京新聞の記事【自民、「敵基地攻撃」保有提言へ
北朝鮮脅威でミサイル防衛強化】…
《自民党安全保障調査会…発射拠点を破壊するいわゆる
「敵基地攻撃能力」の保有を直ちに検討するよう求めている…
敵基地攻撃に関し、政府は法的に可能との立場だが…》。
正気とは思えません。「裸の王様」壊憲王の「外交音痴」
「無定見外交」を暴露しているようなもの…愚かすぎる。
次は「核」がほしい、と言い始めるにきまっています」
『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ』
『●「裸の王様」が支配する、ダークな五輪のために
「大切な人権を蔑ろに?」出来る不思議王国・デンデン王国』
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256020】
室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。
室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
遊ぶなら自分の金を…あの方に誰か「裸だ」っていってやれ
2019/06/14 06:00
(自分ルール(C)共同通信社)
「これもう、スキャンダルの類じゃなかろうか。衆参両院の予算委員会審議拒否している自民党総裁が公邸でお笑い芸を楽しんでいるんだよ」(ネット上の批判の声)
これは6月8日に「女性自身」にあげられた「安倍首相が審議拒否中に芸人と会談『国民を愚弄』と批判の声」という記事の中のネット民の声。安倍首相ったら100日あまりも予算委員会の集中審議を拒み続けているくせに、官邸に芸人呼んで遊んでいる(宣伝に使ってる?)からな。
ほかにもこんな声があげられていた。
「お笑い芸人呼んで楽しむ暇があるなら、国会に出てこい 予算委員会の審議拒否3ケ月って、それでも行政府の長かよ 公文書改ざん、国の経済の根幹に関わる統計データ不正、恥を知れ」
「予算委員会で議論する暇はないが、吉本の芸人と戯れる暇はあるという安倍首相。ふざけるな。国会を、国民を愚弄するにもほどがある」
ほんとにそうだ。遊ぶなとはいわないが、やることやってから遊びなよ。それに、遊ぶなら、自分の金使って遊びなよ。
5月14日の東京新聞によれば、
「首相が各界の著名人らを招いて毎年四月に東京・新宿御苑で開く『桜を見る会』の費用が、二〇一八年度は予算の三倍となる約五千二百万円に上ったことが、十三日の衆院決算行政監視委員会で明らかになった」
予算オーバーとなってしまうのは、参加者の増加が主な原因なんだと。
ほんでもって、税金使っての宴会なのに、招待客の選考過程が不明瞭。「日刊ゲンダイ」にも書かれてあったが、まさにブラックボックスとなっている。「これを明らかにすることは、内閣官房及び内閣府の事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがある」として回答拒否しているそうだ。外交機密じゃあるまいし、こんな言い訳通る?
いや、通すんだよな。自分ルールのあの方は。誰か裸だっていってやれ。
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[※辺野古破壊の愚行を報じる朝日新聞(2018年12月15日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/辺野古土砂投入…沖縄は人でなし首相と縁を切った方がいい】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243969)。
《だからといって、私には、阻止はもちろん、超ド級の新事実を暴き出すこともできやしない。ただ、今このタイミングで、何か他の話題でお茶を濁すのは恥だ。無力は無力なりに、せめて本土メディアの紙面が少しでも多く、怒りで埋まる一助程度にはならなければと願う。アベ政権は徹底的に汚い。卑劣で腐り切っている。他人の人生や尊厳を踏みつけにすることを無上の喜びとしている》。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』
『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
都合のいいように変え、信じ込ませようと》…』
《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
(反ユートピア)がテーマとなっている》
『●パラノイアなディストピアで何を好き好んで
アベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない』
『●「この国は今、とてつもなく恥ずかしい」(斎藤貴男さん)…
「倫理観のかけらもない男」が自民党総裁三選』
「《人権を否定することに喜びを感じている変質者集団》与党自公や「癒(着)」党お維…彼・彼女らに投票できる人たちの気が知れません。そして、いまや、「人権の砦」《法の番人》のはずが最「低」裁…「司法判断」せずに、アベ様らのための「政治判断」を乱発する司法。《広域暴力団安倍晋三組》の組長や三下に成り下がり、いまや、「言論の府」も瀕死の状況。三権分立・権力分立は完全に破壊」。
《新基地許すまじは、疑いようもない民意》をも埋め立てる愚行。辺野古破壊は不可逆。原状回復不能。辺野古破壊を1日でも早く止めなければ…。
東京新聞の記事【辺野古停止署名、10万筆に ローラさんも呼び掛け 米政府、回答へ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201812/CK2018121902000131.html)によると、《菅義偉官房長官は十八日午後の記者会見で、十万筆達成に関し「他国が行っている施策に関することだ」とコメントを控えた》そうだ。
辺野古破壊は「他国が行っている」の? どこの愚かな国が辺野古破壊という愚行を?
《異様な権力をふるうA校長…鉄面皮のS副校長》。
マガジン9の鈴木耕さんのコラム【言葉の海へ 第56回:沖縄、「いじめの光景」】(https://maga9.jp/181219-3/)によると、《安倍政権の沖縄に対するやり方は、まさに学校における陰湿な「いじめ」と変わらない。しかも、それが生徒間の「いじめ」ではなく、学校という組織ぐるみの、特定の生徒たちに対する「いじめ」なのだ。異様な権力をふるうA校長…「O組」の反抗…鉄面皮のS副校長…クラス委員選挙、大差でTくん勝利…無関心という差別…国際的な署名活動の盛り上がり》。
辺野古「移設」に非ず、《新基地は軍港はじめ、普天間にない巨大で多様な機能を備えた一大戦争拠点…》が新たに建設される。せめてもの普天間の機能停止・返還もあり得ず、しかも、那覇空港をヨコセ!、という。軟弱地盤の泥沼で、ドブガネも嵩み、いつまでたっても辺野古破壊は止まず。「いじめ」どころの話ではない。
『●2018年12月14日、「美ら海」に土砂投入…
辺野古を破壊して巨大な新基地が恒久的に沖縄を占領…』
『●辺野古破壊のために美ら海に土砂投入…
その翌日も現地で抗議が続く中、アベ様はのんびりとゴルフを満喫』
『●破壊「損」な美ら海への土砂投入…「2019年2月までの
米軍普天間飛行場の運用停止」をやってみせよ!』
『●【政界地獄耳/問答無用の自治破壊実行する政府の怖さ】
《民意も海に埋める》…民主主義国家がやること?』
『●《『日本を取り戻す』の中に沖縄は入っていな》かった、
そして今《国民のうちに沖縄は入っているのか》?』
『●《ルールを守》っていない代表格は、民主主義を破壊する
「選挙妨害を暴力団に発注する」人・アベ様』
「そして今、アベ様や最低の官房長官らは、沖縄でもデタラメを
繰り広げている。一方、故《翁長雄志さん「保守は保守でも自分は
沖縄の保守。本土の保守政権に対して言うべきことは言う」が口癖》
だった。どこぞの《保身》ならぬ「ホシュ」とは大違いだった。
《まっとうな保守政治家は野党にいた》、そして沖縄にも」
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243969】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
辺野古土砂投入…沖縄は人でなし首相と縁を切った方がいい
公開日:2018/12/19 06:00
(土砂投入に抗議する集会で気勢を上げる
玉城デニー知事(右端)/(C)共同通信社)
米軍の辺野古新基地建設を急ぐ政府が14日、沖縄県名護市辺野古の沿岸部に土砂の投入を強行した。猛反対する地元を力で屈服させるためだけの暴挙である。
だからといって、私には、阻止はもちろん、超ド級の新事実を暴き出すこともできやしない。ただ、今このタイミングで、何か他の話題でお茶を濁すのは恥だ。無力は無力なりに、せめて本土メディアの紙面が少しでも多く、怒りで埋まる一助程度にはならなければと願う。
アベ政権は徹底的に汚い。卑劣で腐り切っている。他人の人生や尊厳を踏みつけにすることを無上の喜びとしている。
玉城デニー沖縄県知事は、故・翁長雄志前知事の遺志を継ぎ、辺野古基地建設反対を掲げて、大差で当選した。新基地許すまじは、疑いようもない民意なのだ。
新知事と10月に会談したアベ首相は、笑顔で握手のポーズをとった。だが5日後には県の埋め立て承認撤回の効力を停止する手続きを開始し、11月に入るや工事を再開。この間に国会の所信表明演説で、「沖縄の皆さんの心に寄り添う」と明言しさえしたアベ氏には、人間の心がない。あるのはただ、嘘だけだ。
普天間基地(宜野湾市)の危険を除去するための辺野古移設、と彼らは口を揃える。だが、新基地は軍港はじめ、普天間にない巨大で多様な機能を備えた一大戦争拠点となる。
“移設”で済まされてよい話ではないのである。
普天間にしても米軍が撤去する保証はない。過去に照らせば、いつまでも居座る腹だろう。
「本県のみならず、他の国民にも降りかかる」問題だと、玉城知事は語気を強めた。負担の何もかもを沖縄に押し付け、それでいて無関心を決め込む本土への憤りが、痛いほど伝わってくる。
実際、彼の言う通りだ。マスメディアがまき散らす楽観論とは裏腹に、アベ氏は間違いなく憲法改正を強行しようとしている。水道法改正で私たちの命の糧をフランスに握らせた彼は、他の大方の領域では米国に売り飛ばしていく。かの国の中国学者オーエン・ラティモアが戦後まもなく、自らの政治を持たない日本は、米国の工場機能とグルカ兵のような植民地軍隊の役割を併せ持つことになると書いていた(「アジアの情勢」)。
狂った青写真を、この政権が現実にしかねない。
僭越だが、沖縄は、やはり本気で独立を考えるべきではないか。何よりアベ氏とは縁を切ってほしい。私たちももう、人でなしのままでいたくない。
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[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]
日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム【二極化・格差社会の真相/消費税増税と沖縄辺野古埋め立ての共通項は「人でなし」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240097)。
《いやはや、この政権の人でなしぶりは尋常でない。現金でしか買えない、買いたくないデジタル弱者や、一方的に負担増を強いられる小規模事業者は、どこまでも殺す対象としてしか見なされていないようだ》。
《アベ政権は一方、沖縄・辺野古での新基地建設をめぐる県の埋め立て承認撤回に不服審査請求を行った…本来は国民の権利救済を目的とした制度の、恐ろしいほどの悪用だ…アベ氏の国民観、人間観には共通点が多すぎると言いたい。彼の目には私たちが、己の財布、兵力、労働力だとしか映っていないのだ、と》。
恐ろしき独裁国家、ディストピア完成へ。パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に成り下がりたいのだろうか? そういう人たちの気が知れない。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』
『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
都合のいいように変え、信じ込ませようと》…』
《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
(反ユートピア)がテーマとなっている》
『●パラノイアなディストピアで何を好き好んで
アベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない』
『●「この国は今、とてつもなく恥ずかしい」(斎藤貴男さん)…
「倫理観のかけらもない男」が自民党総裁三選』
琉球新報の【<社説>明治150年式典 礼賛よりも反省すべきだ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-823185.html)によると、《政府が「明治150年記念式典」を開催した。近代化を成し遂げた先人の偉業を振り返り現代に生かす狙いという。侵略、戦争で国内外に甚大な被害を与えたことを反省して、現在と未来に生かすのでないなら、式典を開く意味はない》。
同様に、日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/薩長史観にからめ捕られた「明治150年」安倍政権の危うさ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240187)においても、《安倍政権の明治150年の迎え方の基本は、「明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは大変重要」(内閣府ホームページ)というもので、明治以降のこの国の歩みをノーテンキなほど肯定的に捉えて、それを「日本の強み」に自信を深めるバネにしようとしている。しかし、その150年を中国はじめアジアの側から見れば、日本に侵略されてその傷跡が今なお癒えないでいる惨憺たる時代である。それを何とかしなければいけないということで日中国交が正常化されて46年、さらに平和友好条約を結んで40年も経ったのに、いまだに両国はまともな隣人関係を築くことができないでいる》。
さらに、【安倍首相の“明治礼賛”に抗議 歴史歪曲を許すなと怒りの声】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240188)においても、《政府主催の「明治改元150年記念式典」に抗議…出席者らが「侵略の歴史を隠蔽し日本の近現代史の歪曲・捏造は許されない」と怒りの声を上げた…「明治150年礼賛式典を村山首相談話の視点から斬る」と題してスピーチした高島伸欣琉球大名誉教授は「安倍首相のように小学生以下の歴史認識の人が、歴史を政治利用している」》。
斎藤貴男さん《倫理観のかけらもない男が、国家予算や受信料まで乱費して“維新の志士”気取りとは、ナルシシズムにも程がある》。
『●「日本の恥と呼ぶべき存在」』
『●『追われゆく坑夫たち』読了(2/3)』
『●『「反日」とは何か ~中国人活動家は語る~』読了(3/3)』
「平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、疑わしい」
『●隣国と一体どんな関係を築きたいの?』
『●「平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、疑わしい」』
一方、AERAのコラム【浜矩子「IRに咲く花々には、どうも毒々しさを感じてしまう」】(https://dot.asahi.com/aera/2018102400031.html)によると、《だが筆者にはどうもそうは思えない。IRのIが“integrated”のIにみえない。どうしても“iranai”のIだと思えてしまう。IRは、「いらないリゾート」だ。どうして今の日本にこんなものが必要なのか。皆目、わからない…「統合型」といいながら、IRの目玉商品は明らかにカジノだ…“resort”には行楽地という意味のほかに、「寄る辺」の意味がある。だから、“last resort”は「もはや、これだけが頼りの最後の寄る辺」の意になる。彼らには、もはや「いらないリゾート」しかすがれるものがないのか。それとも、これは国民を賭博の不夜城で精神的荒廃に引きずり込もうとする陰謀か。》
そして、ココでもアベ様は息吐く様にウソをついていた。憲政史上最悪の国会で、「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう強く要求」されておきながらアベ様は平気で…息吐く様にウソをついていた。
『●浜矩子さん《昼間は超効率的に労働させ…
夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…』
『●「働かせ方壊悪」…(斎藤美奈子さん)「こんな形で働かされたら
子育てなんかできない…少子化促進法」』
『●「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を
与えるよう強く要求」されておきながらアベ様は平気で…』
そして、アベ様や最低の官房長官ときたら、再び、こんな八百長な「手」で…沖縄の人々をイジメる。
『●辺野古破壊を行政不服審査で強行する暴挙:
「沖縄防衛局は…「私人」を強調するための偽装工作」』
《これ以上の米軍基地押し付けは認めない決意の表れである…
仲井真弘多前知事による埋め立て承認に法的瑕疵(誤り)があった…
埋め立て承認に法的瑕疵はないとする政府は、行政不服審査法に基づく
不服審査請求を行うなど着工に向けた作業を継続する構えだが、
そもそも政府が不服を申し立てられる立場にあるのか。
法の趣旨を逸脱してはいないか》
『●行政不服審査制度による辺野古破壊:
「長兵衛さん…、これはどう見ても「八百長」だろう」』
『●非「地方創生」、「僕」(アベ様)が地方「僕」滅…
沖縄の民意無視し、しかも再び八百長なその「手」で…』
マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ 第49回:嫌なニュースばかりだけれど、 安倍首相、そろそろお後がよろしいようで】(https://maga9.jp/181024-3/)によると、《安倍政権、沖縄辺野古に「行政不服審査」申し立て ふざけるな! と言いたい。…この白々しい言い草はなんだ! 「お気持ちをしっかり受け止める」ならば、話し合いを重ねて解決策を模索するのが筋だろう。たった1回だけの安倍首相との面会で、まるで免罪符でも得たような手のひら返し。ひどすぎる。…つまり、権力をもたない個人による、権力を行使する側への異議申し立てを保障する、いわば住民救済制度なのだ…腐臭漂う安倍改造内閣…東電裁判の全員無責任》。
『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
…《あなたの政治的ポジションを見つけて…》』
《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
それ、常識。》《党派性をもたずに政治参加は無理である。》
『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》』
《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
…専門的には「番犬(ウォッチ・ドッグ)ジャーナリズム」理論という》
《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
成長し、民主主義社会に貢献できるのではないか》
『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
…《今、ジャーナリズムと野党の…》』
《今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す》
あ~ディストピア…「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様 が国会議員、自民党総裁?」でいいのか? 新聞やテレビ局の誰か、根源的なこの問いをアベ様にぶつける気概のある方は居ないのか? また、(山本太郎さんを除き)国会でなぜ誰も問わないのか? 野党よりも、与党自公や癒党お維キトの議員こそ、真剣に取り組むべき大問題ではないのか。
最後に、消費税増税と軽減税率。イギリスやフランスでは、市民が新聞などへの軽減税率適用を国家に呼びかけ。ところが、ニッポンではメディアが国家に適用をお願い・オネダリする始末。お零れを頂いたメディアはどうなるのか? 消費税増税のための賄賂…軽減税率という「お零れ」。構造は…《…そんな中、メディアに4億円という金が配られる》…例のJアラートCMと同じだ。
『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
権力にオネダリして、そうしていただいたのである」』
《このままではジャーナリズムが死に絶えてしまう。反権力的な番組を
流した放送局の電波停止を示唆した高市早苗総務相の発言など、
安倍晋三政権のメディアコントロール戦略だけを指すのではない。
恐ろしいのは圧力よりも自滅だ》
「アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」
…という惨状なジャーナリズム。「電波」な「凶器」高市総務相の暴走と
「報道現場の声」から見えてくるのは、「自粛」「忖度」「委縮」…が「内部から」」
「どうやら消費税増税に賛成する理由は、アベ様らによる、
新聞社への軽減税率適用という「御慈悲」にあるらしい。
報道機関・ジャーナリズムであれば悪税制度・消費税そのものに
反対すべきなのに…」
『●斎藤貴男さん、税率を上げても「「スウェーデンのような
高福祉国家を目指すんだ」なんて、誰も言わない」』
『●軽減税率というお零れと「ジャーナリズムの義務」:
「権力の犯罪を暴くためなら、権力に対しては…」』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240097】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」(朝日新書)、「機会不平等」(岩波現代文庫)、「国民のしつけ方」(インターナショナル新書)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
消費税増税と沖縄辺野古埋め立ての共通項は「人でなし」
2018/10/24 06:00
(消費税はアベ政権の“魔法の杖”/(C)日刊ゲンダイ)
アベ政権は消費税率10%への引き上げを予定通り来年10月に実行すると閣議決定し、財務省がキャッシュレス決済で買い物をした人に2%分のポイントを還元する方針を固めた。中小零細の小売店などに対応を急がせるため、売り上げの4~5%の現行手数料を3%台に抑えるよう、クレジットカード会社に求めるとも伝えられた。住宅ローン減税や自動車関連税率の引き下げも検討中だとか。
いやはや、この政権の人でなしぶりは尋常でない。現金でしか買えない、買いたくないデジタル弱者や、一方的に負担増を強いられる小規模事業者は、どこまでも殺す対象としてしか見なされていないようだ。キャッシュレスの推進で、ついでに国民の一挙手一投足を見張り、操る監視体制の徹底にもつなげるのも狙いか。
大切なのは政治的な思惑と利権のみ。今後のシナリオはこんな具合だ。
今回の閣議決定で、野党は今後、増税の凍結や減税の対案を打ち出しにくくなった。無法政治はまだまだ続き、それで来年の参院選前に支持率が急落したら、自ら決めた増税予定を「やっぱり延期」に切り替えて、有権者に恩を着せれば済む。
その時はまたぞろ中小零細を悪者にして、「レジの準備が進まない」とか何とか言っておけば、大マスコミが適当に処理してくれる。増税延期はイコール新聞への軽減税率適用の先送りでもあるので、憲法改正までは大マスコミの鼻面にニンジンをぶら下げておきたいアベ氏にも都合がよいのだ。
消費税はアベ政権の“魔法の杖”である。選挙での人気取りはもちろん、大企業の法人税減税にも、軍事費の財源にも使える。増税で“充実”だとうたわれた社会保障など、見るも無残に切り捨てられっぱなし。新聞もいつまでも読者をなめていると、誰にも相手にしてもらえなくなりますよ。
アベ政権は一方、沖縄・辺野古での新基地建設をめぐる県の埋め立て承認撤回に不服審査請求を行った。撤回の効力そのものも停止させる意向。玉城デニー新知事が官邸を訪れ、首相との“和やかな懇談”が報じられたわずか5日後に強行された、本来は国民の権利救済を目的とした制度の、恐ろしいほどの悪用だ。
沖縄の人々には、消費税なんかと一緒にするなと叱られるかもしれない。だがそれでも、両者に示されたアベ氏の国民観、人間観には共通点が多すぎると言いたい。彼の目には私たちが、己の財布、兵力、労働力だとしか映っていないのだ、と。
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東京新聞の新開浩記者による記事【「自衛隊が誇り持つ環境を」 幹部に訓示 首相、改憲に意欲】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201809/CK2018090302000249.html)。
リテラの記事【安倍首相が総裁選を前に御用新聞の産経、読売でトンデモ“改憲強行論”!「発議しないのは国会のサポタージュ」とまで】(http://lite-ra.com/2018/09/post-4226.html)。
《「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整える。これは今を生きる政治家の責任だ。私は責任をしっかり果たしていく決意だ」と、自衛隊を明記する九条改憲に重ねて意欲》。
《しかも、そこで安倍首相は憲法改正について言及。だが、これが噴飯ものの内容だったのだ。まず、2日付の産経インタビューでは、NHK岩田明子記者や山口敬之・元TBS記者と並んで“安倍首相の太鼓持ち番記者三羽烏”と呼ばれてきた阿比留瑠比記者を相手に、安倍首相はいかにももっともらしく、こう吠えている。「国民には貴重な一票を行使していただきたい。国民が(憲法改正の是非を問う)国民投票をする権利を奪うことは、国会のサボタージュ(怠業)となる」 「国民投票の権利を国民から奪うのは国会のサボタージュ」って、一体いつ国民が改憲を求めたというのか》。
今時、《自衛隊違憲論》って何ですか? 今時の《心無い批判》とは? 《誇り》も無い者や無《責任》者が、《誇り》や《責任》なんて口にすべきでない。シビリアンコントロールさえ蔑にするアベ様が《自衛隊の最高指揮官、政治家》なんて気取るのは笑止千万。
憲法99条…《天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ》…を無視し、違法に「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」の「我が軍」になることが自衛隊の「誇り」になるのか?〝つぶやき〟上(https://twitter.com/blueash009/status/1036175372306411521)で、《安倍瓶三と自由飲酒党が滅んでくれるなら…》というのを見て、笑ってしまいましたよ。恥ずかしくはないのだろうか?
小野寺五典防衛相も、《陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽問題などを踏まえ「文書管理や情報公開という基本動作をないがしろにせず、幹部自ら率先し、服務規律や情報保全の面も引き続き指導してほしい》…だってさ。経産省は、大笑いな対応をしていましたけれど?
『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると
「どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい』
『●忖度・改竄・隠蔽から得られた教訓…
経産省の《政治家発言の記録は残すな》という、その発想の大胆な転換』
ましてや、小泉純一郎氏が言い放った「自衛隊の活動しているところは非戦闘地域」…どころか、立派な「戦場」「戦地」と呼ぶべき場所だった。それを隠蔽するような人たちに、好き勝手に違憲に壊憲させていて、大丈夫なのですか?
『●なぜに日報を隠蔽? 「非戦闘地域」とは名ばかり…
「そういう場所は、戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ」』
《当時、イラクでは各地で戦闘が続き、宿営地や周辺には10数回に
わたり迫撃砲などによる攻撃があり、自衛隊にとって初の
「戦地」派遣の活動記録となる。日報公表により、当時の小泉政権の
判断が適切だったのかを問う声が強まりそうだ》。
《▼陸自のイラクでの活動は法律によって「非戦闘地域」に限定されていたが、
日報の記述を素直に読めば、部隊は「戦闘」があった地域にいたことに
なるだろう▼「英軍に武装勢力が射撃し、戦闘が拡大」。そういう場所は、
戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ》。
「当時、小泉純一郎氏が言い放った
「自衛隊の活動しているところは非戦闘地域」…実際には、惨状。
PTSDによると思われる数十人の自殺者がそれを物語る」
『●【筆洗】「意に沿わぬ政治家への脅し、圧力…
国民が選んだ国会議員への罵声はそのまま国民への罵声」』
《作家の永井荷風が軍国主義に染まっていく世の中の変化について
書いている。「際立って世の中の変わりだした」のはいつか。…
▼意に沿わぬ政治家への脅し、圧力と言わざるを得ない。
イラク日報問題などでの自衛隊批判への不満だろうか。しかし、
国民が選んだ国会議員への罵声はそのまま国民への罵声である》。
『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える』
『●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…
ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも…』
壊憲の前に、《戦争絶滅受合法案》を作り、アベ様やウルトラ差別主義者、防衛相、ミリタリーオタクらが「非戦闘地域」モドキな戦地・戦場に、まず、率先して行くべきだ。その覚悟も無く、壊憲など許されない。
『●要《戦争絶滅受合法案》!: 憲法9条第2項抹殺…
戦争したくてしょうがないアベ様ら自公与党議員達』
さて、日刊ゲンダイの記事【安倍首相またも小心露呈 細田派に“血判状”強要のデタラメ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236749)によると、《安倍出身派閥の所属議員に“血判状”を強要したという。さすがに党内からも反発の声が上がり始めている》そうだ。
別の記事【“血判状”強要が裏目…安倍陣営の船出に漂ったお寒いムード】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236798)でも、《安倍首相は出席者346人を前に3選への決意を語ったが、会場は寒~い雰囲気。講演では5年8カ月の成果を振り返った一方で“謝罪”とも取れる発言を連発…3回も「至らぬ私ではありますが」と繰り返し。さらに、モリカケ問題を念頭に「私の不徳の致すところからさまざまな批判があり、それを(議員の)皆さんにかぶっていただいた」と釈明した上で、「大変だったと思う」とポツリ。何を今さらだが、国会での居丈高な態度と打って変わって、気持ち悪いくらいの低姿勢に終始…安倍首相の出身派閥の細田派議員も〈必ず(安倍首相を)支持することを誓約する〉などと記された誓約書に一筆書かされ、発足式での提出を求められていた…「“血判状”を迫るなど、ヤクザまがいの脅しで、常識では考えられません。…」》。
瓶三親分「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」に血判状!、ですよ。血判状を集めて回る《ヤクザまがい》瓶三親分「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が国会議員、総裁でOKなの?
東京新聞の記事【首相、自衛隊幹部に訓示 「改憲前のめり」批判 共産・小池氏】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201809/CK2018090402000136.html)によると、《自衛隊高級幹部会同で訓示し「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整える。これは今を生きる政治家の責任だ。私は責任をしっかり果たしていく決意だ」と強調した。憲法への自衛隊明記に重ねて意欲を示した発言とみられる。野党からは、閣僚らに課された憲法尊重擁護の義務に反するとの批判》が出たそうだ。
「癒党」お維・キトならまだしも、真の野党からは当然の批判だ。憲法99条無視で、瓶三親分「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が壊憲を口にする資格はあるのか?
『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
都合のいいように変え、信じ込ませようと》…』
《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
(反ユートピア)がテーマとなっている》
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』
『●パラノイアなディストピアで何を好き好んで
アベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201809/CK2018090302000249.html】
「自衛隊が誇り持つ環境を」 幹部に訓示 首相、改憲に意欲
2018年9月3日 夕刊
(自衛隊高級幹部会同で訓示した安倍首相=3日午前、防衛省で)
安倍晋三首相は三日午前、防衛省で開かれた自衛隊高級幹部会同で訓示した。「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整える。これは今を生きる政治家の責任だ。私は責任をしっかり果たしていく決意だ」と、自衛隊を明記する九条改憲に重ねて意欲を示した。 (新開浩)
自衛隊違憲論を念頭に「心無い批判にさらされたこともあったと思う。自衛隊の最高指揮官、政治家としてじくじたる思いだ」とも強調した。
首相はこれまでに、「憲法に自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つことこそ、今を生きる政治家の責任」と繰り返し発言している。
続けて訓示した小野寺五典(いつのり)防衛相は、陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題などを踏まえ「文書管理や情報公開という基本動作をないがしろにせず、幹部自ら率先し、服務規律や情報保全の面も引き続き指導してほしい」と求めた。
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【http://lite-ra.com/2018/09/post-4226.html】
安倍首相が総裁選を前に御用新聞の産経、読売でトンデモ“改憲強行論”!「発議しないのは国会のサポタージュ」とまで
2018.09.03
(安倍晋三公式サイトより)
陰に陽に安倍陣営による石破茂・元幹事長へのパワハラが繰り広げられている自民党総裁選。相変わらず安倍首相は直接対決を逃げているが、告示前最後の土日となった今月1・2日、安倍首相のインタビューが御用メディアである読売と産経新聞に二日連続で掲載された。
しかも、そこで安倍首相は憲法改正について言及。だが、これが噴飯ものの内容だったのだ。
まず、2日付の産経インタビューでは、NHK岩田明子記者や山口敬之・元TBS記者と並んで“安倍首相の太鼓持ち番記者三羽烏”と呼ばれてきた阿比留瑠比記者を相手に、安倍首相はいかにももっともらしく、こう吠えている。
「国民には貴重な一票を行使していただきたい。
国民が(憲法改正の是非を問う)国民投票をする権利を奪うことは、
国会のサボタージュ(怠業)となる」
「国民投票の権利を国民から奪うのは国会のサボタージュ」って、一体いつ国民が改憲を求めたというのか。現に、JNNが1・2日におこなった世論調査では、安倍首相が秋の臨時国会に自民党改憲案を提出するという考えに対し、53%の人が「反対」と答え、「賛成」は26%にすぎない。
さらに言えば、今年5月にNHKがおこなった「憲法に関する意識調査」では、「いま憲法改正議論を進めるべきか? ほかの問題を優先すべきか?」という質問に「憲法改正の議論を進めるべき」と答えた人はたったの19%。「憲法以外の問題に優先して取り組むべき」という意見が68%にのぼっている。同様に、今年5月の朝日新聞世論調査でも「安倍首相に優先的に取り組んでほしいもの」という複数回答可の質問では、「景気・雇用」60%、「高齢者向けの社会保障」56%、「教育・子育て支援」50%とつづき、「憲法改正」と回答した人は最下位で11%しかなかった。
つまり、「2020年に改憲するために急がなくちゃ」などと考えているのは安倍首相とそのシンパたちだけで、国民の多くが喫緊の改憲を望んでいるような状況ではまったくないのだ。
にもかかわらず、「改憲のための国民投票を実施しないのは国民の権利を奪っている国会のサボタージュ」とは笑止千万。むしろ、省庁の障害者雇用水増しがこれだけ大きな問題になっているのに閉会中審査を拒みつづけている安倍自民党こそが、「国会のサボタージュ」の真っ最中ではないか。
だが、安倍首相はさらに国民の意見を無視して、こんなことを言い出すのである。
「安倍晋三が嫌だとかではなくて、議論すべきは、
憲法のどの条文をどういう必要性があって変えるかということのみだ」
端的に言ってバカ丸出しだ。国民が改憲の必要性を感じているならば、こんなことをわざわざ言う前にとっくに議論は盛り上がっているだろう。なのに、そういう状況ではないから「どの条文を変えるかを議論すべき」って、それは変える必要がないという話だ。そういう「なんでもいいから改憲さえできればいい」という目的ありきの姿勢が安倍政権下での改憲に反発する国民を生んでいるのだが、政策批判を受け止める度量がまったくないこの男は、それも「個人攻撃」だと思っているのである。
■国民投票で否決されても退陣しないと表明、安倍は「改憲ゾンビ」になる
もはや溜息しか出てこないが、世論を一顧だにせず、根拠もなく国民投票の必要性を訴えておきながら、じつは1日付の読売新聞のインタビューでは、目を疑うような発言もおこなっている。
読売のインタビューでは、「海外では国民投票が首相退陣につながった例もある。憲法改正への覚悟は」と問われ、安倍首相はこう答えているのだ。
「(改憲は)政局的な観点で行われるのは避けるべきで、
政権選択の投票ではないと、明確にしないといけない」
ようするに、国民投票で過半数の賛成票を得られず改憲案が否決されたとしても、それによって自分が退陣することはない、と言っているのである。
国民が望んでいる景気回復や雇用、社会保障の問題よりも改憲を最優先課題に挙げ、国民投票の実施には約850億円もかかると言われているのに、たとえ否決されても「そんなことでは辞めない」と宣言する──。無責任さはいまにはじまったことではないとはいえ、この段階から保険を打つとは、どこまで姑息なのだろうか。
しかも、この発言の恐ろしいところは、暗に「一度では諦めない」と宣言していることだろう。国民投票で改憲案が否決されたとしても、退陣せずに総理大臣をつづけ、次の新たな改憲案を出してまた国民投票をおこなえばいい。安倍首相がそう考えていることは明白だ。
何度死んでも生き返る改憲ゾンビ……。考えただけで背筋が凍るが、自分の欲望にここまで固執していることを隠さない安倍首相のこの態度こそ、もっともゾッとする。こうした独裁的主張をツッコミもなく掲載するというメディア状況含め、安倍が総理であるかぎり、この国のディストピア的状況は日に日に進行してゆくことになるだろう。
(編集部)
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[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]
日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム【二極化・格差社会の真相/学問よりも「権力への忠誠」を優先するのが大学なのか?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237275)。
《…ボランティアだと批判されるゆえんだが、アベ政権は強行する構えだ。なぜならアベ首相が五輪を徹底的に政治利用する腹だから…わかりきっていて、まがりなりにも大学を名乗る教育機関が、こんなものに追従するとは。…を承知で参加したい学生は、もちろん勝手にすればいい。だが、大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為が、許されてよいはずはないではないか》。
『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
都合のいいように変え、信じ込ませようと》…』
《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
(反ユートピア)がテーマとなっている》
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』
《この国は発狂している。すでに国会が治外法権になってずいぶん経つが、
とうとう法の番人であるはずの裁判所までもが、広域暴力団安倍晋三組の
構成員に成り下がった。沖縄県東村高江周辺の住民31人が、建設中の
米軍ヘリパッド工事の一時差し止めを求めていた仮処…》
『●パラノイアなディストピアで何を好き好んで
アベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない』
こちらも、日刊ゲンダイの記事【富士通は300人 「五輪ボランティア」企業からも“徴兵”開始】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237274)によると、《9月の中旬から募集が始まる東京五輪ボランティア。学生だけでは足りないと感じたのか、今度のターゲットは企業で働くサラリーマンのようだ。すでに東京五輪のスポンサー企業にはボランティアの“徴兵”が始まっている…同じゴールドパートナーの三井不動産も同様に300人の枠を課せられ、社内でボランティアを募集しているという。とうとう組織委は、学生だけでなく企業戦士も東京五輪のために駆り出すつもりだ。ノルマを課せられた企業サイドも断るのは難しいだろう…東京五輪の国内パートナー企業は45社、各社から300人のボランティアが集まっても1万3500人にしかならず、目標である8万人には遠く及ばない…このままでは、いずれ中小企業や町内会、PTAにも五輪ボランティアの枠が割り当てられるに違いない。戦争中の“国家総動員”と同じだ。1カ月間の祭典のために、ここまでやる必要があるのか》?
企業「戦士」が五輪「特攻」、さらに、《中小企業や町内会、PTA》にも《徴兵》の割り当てがやってきて…《国家総動員》体制、たかが《1カ月間の祭典のために》。やがて、それは常態化。協賛する報道機関も〝ボランティア〟を、当然、強制されるのですよね?
『●望月衣塑子東京新聞記者、議論無く
「「欧米列強に倣え、進め」と武器輸出推進の道に歩みを進めている」』
『●「国策の名の下に研究者が軍事研究に
加担させられた歴史を繰り返そうとしている…亡国の施策だ」』
「《パレスチナ空爆で罪のない一般市民の犠牲を多数出している
イスラエルとの軍事協力…。もし本当に、イスラエルと共同で
無人機の研究開発を進めることになれば、この地区で
日本の技術が市民の殺戮に使われる》。オゾマシ過ぎる」
最高学府の堕落…「死を賭した五輪…特攻五輪」(斎藤美奈子さん)に学生を〝献上〟。《大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為》…《学問よりも権力への忠誠を優先するのが大学》なのか? それは、ボランティアなのか? やがては大企業や省庁への就職を人質に、(もう、始まりつつありますけれども…)軍隊での《ボランティア》を〝強制〟されかねないね。
斎藤貴男さんのメッセージ。《若者たちよ、立ち上がれ。権力に盲従して動員に乗れば、単位が得られ、あるいは就活を有利にするのかもしれない。だが、その代わりに失うのは、人間としての自由な魂だ。そのことを理解した上で行動してほしいと、心から願う。人間は虫けらではないのである》。
『●世界に向けて「汚染水漏えい問題はない」と言い切ってしまったょ・・・・・・』
『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が
出るほどの重大事故だというのに、この国は・・・・・・』
『●「開催権返上の決断」:
「完全にブロック」「情況はコントロール」されてはいない我国こそ』
『●東京五輪と東電原発人災の現実:
「ダダ漏れは数字で歴然」・・・・・・』
『●ベトナム、核発電建設「延期」…
ハノイ・アジア大会開催権返上といい、至極真っ当な判断』
『●室井佑月さん「それとこれは別です」:
東京の五つのダークな輪と3.11東電原発人災と共謀罪と…』
『●「「共謀罪」の必要性強調 首相「東京五輪開けない」」…
ならば、共謀罪も不要だし、五輪開催権も返上を』
『●「裸の王様」が支配する、ダークな五輪のために
「大切な人権を蔑ろに?」出来る不思議王国・デンデン王国』
『●穢れた金(カネ)色の五つの輪: 命を賭してボランティアしても
彼/彼女らのオカネ儲けに利用されるだけ』
「《国家総動員体制》の下、奴隷・強制労働や供出に応じても、
「選挙妨害を暴力団に発注する」アベ様や最低の官房長官、
キト・小池百合子東京「ト」知事、サメ脳な森シンキロウ元首相らが
喜ぶだけです」
「最後に、報道機関がスポンサーになり、批判不能に…これは大問題です。
本間龍さんの指摘《黙殺の仕掛けは、組織委と大手メディアが
運命共同体になっていることだ。実は、大手新聞社は、すべてが
東京オリンピックのスポンサーになっている。スポンサーとして
組織委と利益を共有する新聞社が、組織委に対する厳しい批判を
書けるわけがない。テレビ局はスポンサーになってはいないが、
テレビ局は、そもそも新聞社の系列に入っているのだから、同じことだ》。
東京新聞までが「恫喝」に屈するようでは…」
『●金(カネ)色の五つの輪のオモテナシにはトンデモなウラアリ…
「戦時体制に慣らすための予行演習」?』
《一体、誰のためのオリンピックなのか──。…極暑対策として「打ち水」や
サマータイム導入を打ち出したかと思えば、大会期間中はネット通販を
控えろだの、銀メダルの原材料が足りないから回収を強化しろだの、
ボランティアを集めるために大学・高専の授業や試験期間を
繰り上げろだのと、「五輪開催のために国民は犠牲を払え」
と押し付けてばかり。「これは戦時体制に慣らすための
予行演習なのでは?」と思わずにいられない》
『●「死を賭した五輪…特攻五輪」(斎藤美奈子さん)…
五輪開催権を返上し、「玉砕」する前に「転進」すべき』
「《せめて協賛企業の一社でも「この日程ならスポンサーは降りる」と表明
しないか待っているのだが》…中日新聞辺りがやらないものでしょうかね?
東京新聞が内部から、それを突き上げないものか」
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237275】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」(朝日新書)、「機会不平等」(岩波現代文庫)、「国民のしつけ方」(インターナショナル新書)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
学問よりも「権力への忠誠」を優先するのが大学なのか?
2018年9月12日
(東京五輪の大会ボランティア募集を前に
上智大で開かれた学生向け説明会(C)共同通信社)
いよいよ末期的症状だ。
都内の大学の49%が、2020年東京五輪・パラリンピックのボランティアに参加した学生には単位を認定することを検討しているという。NHKが138の国公私立大学にアンケート調査を実施し、119校から回答を得て、6日に報じた。
募集されるボランティアは約11万人。原則10日間の拘束で、アルバイトではないから報酬ゼロ、宿泊費などの経費は自己負担とされる。猛暑のただ中で死人や病人が出る危険も小さくない。
ブラック・ボランティアだと批判されるゆえんだが、アベ政権は強行する構えだ。なぜならアベ首相が五輪を徹底的に政治利用する腹だから。同年の施行を企てる改正憲法に今年の“明治150年”、誘致を目指す25年大阪万博、その後のリニア中央新幹線開業などを連動させて新・高度経済成長時代のイメージを喚起し、アベの夢想する大日本帝国ごっこ(米国の戦争に貢献し、虎の威を借りつつ極東の盟主を気取りたい)体制完成に向けた演出を凝らしていく。筆者がかねて指摘してきたシナリオの通りである。
わかりきっていて、まがりなりにも大学を名乗る教育機関が、こんなものに追従するとは。ブラックを承知で参加したい学生は、もちろん勝手にすればいい。だが、大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為が、許されてよいはずはないではないか。
アンケートでは、66%の大学が五輪期間中の授業や試験日をズラす方向であることもわかった。学問よりも権力への忠誠を優先するのが大学だと言うなら、ボランティアを単位化する49%が、いずれ100%に達しない保証もない。そうなれば、いや、そこまでならなくても、忖度で動く企業や官庁は五輪ボランティアへの参加を就活の条件にし始めよう。経団連会長が言い出した就活ルール廃止との取引材料にされる可能性もなしとしない。
こんな流れを放置していたら、日本国民は名実ともにアベの奴隷に成り下がる。“知の拠点”たるべき大学が、積極的に知性を放棄して、奴隷養成所を志向するようでは話にならない。もはや組織の主体性に期待していられる段階ではないようだ。
若者たちよ、立ち上がれ。権力に盲従して動員に乗れば、単位が得られ、あるいは就活を有利にするのかもしれない。だが、その代わりに失うのは、人間としての自由な魂だ。そのことを理解した上で行動してほしいと、心から願う。人間は虫けらではないのである。
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[※ 《#ケチって火炎瓶 》「選挙妨害を暴力団に発注」した方は、素直に挙手願います!(東京新聞2018年8月27日)↑]
日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム【二極化・格差社会の真相/選択を迫られる秋 アベ政権が目指すおぞましい4つの近未来】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236320)。
《①衛星プチ帝国主義。…②階級社会の徹底。…③一億総動員体制。…④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。…》。
『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
都合のいいように変え、信じ込ませようと》…』
《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
(反ユートピア)がテーマとなっている》
もう少し司法やジャーナリズムが機能していれば、こんな無惨な社会にはなっていなかったでしょうに。恐ろしき独裁国家、ディストピア。斎藤貴男さんの予想では、《①衛星プチ帝国主義。…②階級社会の徹底。…③一億総動員体制。…④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。…》。ジョージ・オーウェル 『1984年』そのものです。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』
《この国は発狂している。すでに国会が治外法権になってずいぶん経つが、
とうとう法の番人であるはずの裁判所までもが、広域暴力団安倍晋三組の
構成員に成り下がった。沖縄県東村高江周辺の住民31人が、建設中の
米軍ヘリパッド工事の一時差し止めを求めていた仮処…》
《私たちは人間らしく生きたいのか、ただ支配されるだけの人生を望むのか。選択を迫られる秋である》…大変に重い斎藤貴男さんの問い掛けです。ユートピアか、ディストピアか? なぜ、あえて自ら奴隷化・隷従の道を望む必要があるのでしょうか? パラノイアなディストピアで、何を好き好んで、あえてアベ様の奴隷に成り下がりたいのか?、そんな人たちの気が知れない…。
『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
…《あなたの政治的ポジションを見つけて…》』
《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
それ、常識。》《党派性をもたずに政治参加は無理である。》
『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》』
《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
…専門的には「番犬(ウォッチ・ドッグ)ジャーナリズム」理論という》
《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
成長し、民主主義社会に貢献できるのではないか》
『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
…《今、ジャーナリズムと野党の…》』
《今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す》
あ~ディストピア…「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様 が国会議員、自民党総裁?」でいいのか? 新聞やテレビ局の誰か、根源的なこの問いをアベ様にぶつける気概のある方は居ないのか? 《もはやモリカケ問題など影も形もない》…しかし、マスコミがダメならミニコミでも、SNSでも何でも、しつこく訴え続けること。たとえ一人になったとしても、ブログ主は決して忘れないし、風化させられることは無い。
『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます』
『●「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!?
またしても、アベ様、ダークすぎます』
『●アベ様…「政敵をおとしいれるためには
暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法」』
「LITERA…の記事【小渕優子よりひどい!? 安倍首相が世襲した
パチンコ御殿と暴力団人脈】」
『●アベ様の「ダーティな政治手法」スクープ:
「もはや地元の安倍事務所が勝手にやったではすまされない」』
「Youtubeの映像資料【安倍晋三宅放火未遂事件の真相】
(https://www.youtube.com/watch?v=dJWkIDHMRJE&feature=youtu.be)によると…」
『●政治家失格な…アベ様の「ダーティな政治手法」
「ダーティな本質」についての山岡俊介さんのスクープ』
『●「安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった」…
どんなダークなことを話し合ったのかな?』
「リテラの記事【山本太郎が安倍首相にあの放火未遂スキャンダルを質問!
「暴力団と繋がる人物に選挙妨害を発注する人間が総理なのか」】…
この国会質疑で、火炎瓶投下に屈しなかったからアベ様はダーク
じゃない? 《「自分は被害者」「恐喝に屈しなかった」と一方的に主張》。
飛躍しすぎでしょ? アベ様御自身が秘密会談を持った理由は一体全体
何で、そこで何が話し合われたのですか?
《安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった》…何を話し
合ったのかな~? 《つまり、安倍事務所が依頼した違法な選挙妨害を
口封じするために、安倍首相自身が小山の突きつけた要求に応じる約束を
おこなっていたのだ》。
《民主主義の根底を覆すような選挙妨害を発注するということは大問題…。
…汚れ仕事を堂々と発注できるような人間がこの国の総理…》。あぁ~無惨」
『●「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」…
どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける?』
《太郎ちゃんがいってたよ。
「選挙妨害を暴力団に発注する人間(安倍晋三首相)が、
クリーンなカジノを目指すなどと言ってる意味がわからない」
これって、1999年、自派の下関市長の再選のため、安倍首相の
事務所が土地ブローカーに対立候補への誹謗中傷を依頼した疑惑のこと。
でも、約束した500万円の支払いを300万円に値切ったから、腹を立てた
ブローカーが暴力団を使って安倍首相の自宅などに火炎瓶を投げ込んだ。
そして、警察に捕まった。
安倍事務所とブローカーが交わした文書まで出てきた。
なぜもっと大問題にならないのだろうか?
安倍首相はこの国をどうしようとしているの?》
『●《 #ケチって火炎瓶 》…「選挙妨害を暴力団に発注する」アベ様が
国会議員、自民党総裁、ましてや首相?』
『●「個人攻撃」の何が問題? 「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が
国会議員、自民党総裁でいいのか?』
『●「権力の監視」「番犬ジャーナリズム」を発揮せよ…
「鎮火」不可な「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236320】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」(朝日新書)、「機会不平等」(岩波現代文庫)、「国民のしつけ方」(インターナショナル新書)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
選択を迫られる秋 アベ政権が目指すおぞましい4つの近未来
2018年8月29日
(安倍首相(C)日刊ゲンダイ)
アベ政権が目指す近未来の日本が、この夏、ハッキリと全貌を現した。おぞまし過ぎて悲しくなるが、無知は罪なので、あえて書く。当面のゴールが2020年、東京五輪と新憲法の施行のセットに設定されているのは自明として――。
①衛星プチ帝国主義。事実上の宗主国たる米国の世界戦略の一翼を担うと同時に、軍事力を用心棒とするインフラシステム輸出の国策で外需の開拓・獲得を急ぐ。「強い日本を」と叫ぶアベ政権が10月23日に開く“明治150年”記念式典は、富国強兵・殖産興業の再現宣言の場になるはずだ。
②階級社会の徹底。明治礼賛キャンペーンが称揚するのは大日本帝国のアジア侵略だけではない。アベが幾度も演説で引いてきた福沢諭吉の実像は社会ダーウィニズム(優生思想の源流)信奉者に他ならず、長州士族の世襲による藩閥支配を当然視し、百姓町人をブタ呼ばわりさえしていた(筆者の近刊「『明治礼賛』の正体」、岩波ブックレット参照)。アベ自身も15年8月に地元で、明治50年も100年も150年も、節目の年の総理は常に山口県≒長州出身だと発言している(順に寺内正毅、佐藤栄作、アベ)。
③一億総動員体制。“一億総活躍”や“働き方改革”の実態は周知の通りだ。アベ政権にとって国民など己らの野心を満たすための道具でしかない。五輪絡みでは、就職や進学のエサで釣るブラックボランティアに続いて、サマータイムの導入まで検討され始めた。海外では残業の増加や健康被害が報告されており、日本でもそれで断念した経緯がある(1952年)にもかかわらず、だ。
④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。サッカーW杯、100回目の甲子園と続いて、一般紙のスポーツ・娯楽新聞化はほぼ果たされた。もはやモリカケ問題など影も形もない。アベ政権の意向とメディア側の金儲け優先が一致した結果だ。権力にオネダリして消費税の軽減税率をゲットした営利企業にまっとうな言論は望めない。いざ憲法改正国民投票となった場合、テレビも新聞も権力側の主張一色に染まるのだろう。いちいち書名は挙げないが、総裁選を控えた最近はアベの個人崇拝を促すヨイショ本も乱発されている。それらの石破茂批判を眺めると、私たちが求められているのは隷従だけなのだとわかってくる。
いかがだろう。私たちは人間らしく生きたいのか、ただ支配されるだけの人生を望むのか。選択を迫られる秋である。
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[※ 東京「ト」迷惑防止条例壊悪案 (『サンデーモーニング』2018年3月25日)↑]
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/改ざんも隠ぺいも税金の無駄遣い】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804040000137.html)。
『今日の東京新聞』(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/)から、再びすいません、コピペ・マゴビキさせて頂きました。【論壇時評「思考を奪う言葉の操作」中島岳志】(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2018/03/30/080159)。
《だが、いずれも国民の税金だ。さらに、前国税庁長官が就任後、記者会見も開かず、雲隠れし続けた。税金の無駄遣いの議論で言うならば、前国税庁長官も同罪だろう。公文書改ざんは、他に議論すべき大事なことの後回しにされるべき事柄ではない。民主主義の根幹を揺るがし、決済後の文章が改ざんされる事態は歴史の修正であり、民主主義国家がやることではない》。
《安倍内閣で次々に起きているのは、何者かによって恣意(しい)的に言葉が書き換えられ、消去されるという事態である。ここに現在の政治や行政の本質が現れていると思った時、真っ先に手に取った本がある。ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア(反ユートピア)がテーマとなっている》。
《言葉が書き換えられ、消去されるという事態》…ニッポンは民主主義国家なのか?
《後回しにされるべき事柄ではない》…《断固反対》だったはずのTPPの方が大事なんていう方・財務相もいましたけれどね。東京新聞の記事【「TPPより森友、重要か」 麻生氏が日本の新聞報道を批判】、でっ、デマ三連発の赤っ恥。
『●『東京番外地』読了』
『●キケンすぎるキケンと選挙制度上の欠陥』
『●「沖縄の怒り」 『週刊金曜日』
(2014年1月17日号、975号)についてのつぶやき』
「【佐々木実の経済私考/安倍政権の“ニュー・スピーク”浸透する
官製の物語】、「「政治と言葉」といえば、ジョージ・オーウェルの
小説『1984年』が思い起こされる。“ビッグ・ブラザー”が統治する
全体主義社会…」」
『●『自然と人間』(2014年8月号、Vol.218)についてのつぶやき』
『●アベ様のデンデン王国ニッポンこそ、
既にオーウェルが描いた『一九八四年』の「世界」へと』
《ジョージ・オーウェルの『一九八四年』…「“もう一つの事実”を示したのだ」
▼明白な事実や数字を権力者が都合のいいように変え、
信じ込ませようとする。それこそオーウェルが描いた世界ではないか》
『●「平成の治安維持法」…「先輩たちが歌うことすら制限する米軍に抗い、
勝ち取った自由が危機にある」』
『●当局の解釈次第で恣意的に内心を罰し、
お互いを監視・密告しあう社会…「平成の治安維持法」の完成』
『●「誰が見ても安倍政権による政治的弾圧」…
山城博治さん「沖縄の大衆運動を潰す政府の方策」』
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
《暴政に右も左もない。かつ現代日本の監視社会において民衆は、
ジョージ・オーウェル『一九八四年』式の「ビッグ・ブラザー」による
支配に加え、これに相乗りする民間企業のダイレクト・マーケティングの
海に漬からざるを得ないのだ》
ジョージ・オーウェルの小説『1984年』の《ディストピア(反ユートピア)》…そして、「ビッグ・ブラザー」。
ニッポンではとっくに、斎藤貴男さんの言う《明白な事実や数字を権力者が都合のいいように変え、信じ込ませようとする》社会に。
いつもタイミングよく(?)、アベ様を救って(?)くださる某国では…日刊ゲンダイの記事【北が取材制限謝罪 “報道自由度”日本が金正恩に抜かれる日】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226375)によると、《「南側記者を北に招待したからには、自由に取材活動や撮影ができるようにする義務が我々にはある」「取材活動を制約して自由に撮影をできなくするのは間違っている。北側当局を代表してこうしたことは間違っていたと謝罪したい」 ナント! 取材活動を制限したのは間違っていたと頭を下げたというのだ…少なくとも「自由な取材活動の保障」が重要という認識はあるようだ。 ■一方の安倍政権は締め付け強化》。
報道の自由度ランキング72位のニッポンと(調査国中の最下位)180位の某国(2017年のランキングはコチラ)。その差はもっと縮むかもね。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804040000137.html】
政界地獄耳
2018年4月4日9時35分
改ざんも隠ぺいも税金の無駄遣い
★森友学園の問題は、たかだか8億円の値引きの話。国会が1年以上かけて議論するようなものではない。国会には、もっと大切で議論すべき問題が山積みする。こういう声をよく耳にする。また、この8億円のいきさつについて調べるため、国会議員の給料や調査費、官僚の資料作成など、8億円以上の費用がかかっているとの指摘もある。なるほど、そういう視点の当て方もあるのかと、考えさせられる。
★だが、いずれも国民の税金だ。さらに、前国税庁長官が就任後、記者会見も開かず、雲隠れし続けた。税金の無駄遣いの議論で言うならば、前国税庁長官も同罪だろう。公文書改ざんは、他に議論すべき大事なことの後回しにされるべき事柄ではない。民主主義の根幹を揺るがし、決済後の文章が改ざんされる事態は歴史の修正であり、民主主義国家がやることではない。それをエリート中のエリート財務省の官僚が、組織ぐるみで行っている実態の解明よりも、やるべきこととは何か。その審議内容すら改ざんされる恐れがあるのに、先に進めろということだろうか。また、趣旨が同じだから問題ないという議論にも、くみしかねる。
★政治家の関与があろうがなかろうが、改ざんすることを良しとする文化が中央官庁にあることに、重大な不安を覚えている。まだ開示請求や国会での議論の最中に、公文書や資料が紛失した、または破棄したという。ほとぼりが冷めたころ、「見つかりました」と言いだす中央官庁の“手口”にもあきれる。最近も同様の事態が続くが、これも文書改ざんと同罪ではないか。大臣がぶら下がりで「おわび」を言う程度で、国会での審議や追及の時間の無駄はどうなるのか。8億円の追及が無駄と言うのなら、文書隠しも相当の無駄だと思うが。うっかりや勘違いが横行する国会は、中央官庁になめられっぱなしだ。(K)※敬称略
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【http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2018/03/30/080159】
2018-03-30
論壇時評「思考を奪う言葉の操作」 中島岳志
南スーダンPKOの現地部隊の「日報」破棄問題、そして、学校法人「森友学園」ヘの国有地売却に関する決裁文書改ざん問題。安倍内閣で次々に起きているのは、何者かによって恣意(しい)的に言葉が書き換えられ、消去されるという事態である。
ここに現在の政治や行政の本質が現れていると思った時、真っ先に手に取った本がある。ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア(反ユートピア)がテーマとなっている。
主人公のウィンストン・スミスは、真理省の役人で、過去の記録の改ざん作業を行うことが仕事だった。「過去は現在の情況に合致するように変えられる」。党が発表する内容がすべて正しくなるように文書が改ざんされ、破棄される。過去が刻々と改変され、破壊されるのだ。
権力者は、国民の論理的思考能力を低下させ、国家への反対を抑えるために、「ニュースピーク」という言語体系を導入する。これは語彙(ごい)を制限・消去し、単語の意味を書き換え、文法を極度にシンプルにした言語で、普及の暁には反体制的な思考そのものが不可能になるという。言葉をコントロールすることによって、政府にとって不都合な現実を、存在しないものにしてしまうのだ。
確かに、安倍内閣は言葉の操作によって、問題が解消されるかのように振る舞うことがある。WEBサイト LITERA(1月22日)に掲載された編集部による記事「安倍首相の空疎すぎる施政方針演説!『非正規という言葉を一掃する』は真っ赤な嘘、裏に格差温存のカラクリ」では、通常国会冒頭の安倍首相の施政方針演説が取り上げられ、批判されている。
演説の目玉に据えられた「働き方改革」の中で、安倍首相は「『非正規』という言葉を、この国から一掃してまいります」と述べた。しかし、2012年から16年までの4年間、非正規雇用者は207万人も増加する一方で、正規雇用者は22万人増加でしかなく、「雇用者数の9割が非正規というのが実態」である。就業者数が増え、雇用が改善したと言っても、不安定な非正規雇用者を増加させた結果でしかない。「騙(だま)されてはいけないのは、安倍首相はけっして『非正規雇用をなくす』あるいは『正規と非正規の格差をなくす』と言っているわけではない、ということ。たんに『非正規』という言葉を使わない、というだけの話なのである」
この指摘は重要だが、問題はさらに深刻である。安倍首相は「『非正規』という言葉を一掃する」ことで、不安定雇用問題の存在自体を消去しようとする意図があるように思えるからだ。そもそも「言葉を一掃する」という言葉の中に、安倍内閣の本質が現れていると見るべきである。これはまさに「ニュースピーク」の世界。言葉の操作によって、現実を操作する手法だ。
2014年から15年にかけて安保法制が大きな話題となったが、その際、集団的自衛権の行使容認の要件として閣議決定されたものに「我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること」という文言がある。具体的な武力行使については、かなり高いハードルが設けられているので、よほどのことが起こらない限り集団的自衛権は発動されないと強調されたが、どうしても「明白な危険」という言葉が気になる。どのような事態を「危険」と見なすのかについては、はっきりとした定義が存在しない。最終的に、「危険」の基準は、為政者の主観に依拠する。要するに、いくらでも操作可能な文言が、武力行使についての決定的な箇所に導入されているのである。
安倍内閣の本質は、言葉の支配と操作にある。人間は言葉の動物だ。言葉によって存在や認識が規定されている。言葉が世界を作り、構成する。その言葉を権力者が恣意的にコントロールすると、私たちは世界を奪われる。
作家の星野智幸は3月12日のツイッターで、公文書改ざんを「国家が言論を独占しようとする行為にほかならない」と警告する。「国家が言葉を独占したら、法律は骨抜きに成り、機能しなくなるおそれがある。なぜなら、法律は言葉で書かれているから。そして、最も厳密な意味の使用を求めているから。つまり、意味の運用の範囲を決める司法も機能しなくなるということ」
星野の作品に『夜は終わらない』という小説がある。ここでは、言葉を支配しようとする人間に対して、豊穣(ほうじょう)な物語を奪還するダイナミズムが描かれている。小説が現実以上の現実を描き出している。
私たちは言葉を奪われてはならない。この世界を「ニュースピーク」が支配するディストピアにしてはならない。公文書改ざん問題をめぐる論争は、言葉をめぐる為政者との闘いにほかならない。(なかじま・たけし=東京工業大学教授)
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
東京新聞の鈴木学記者による記事【映画「ヒトラーへの285枚の葉書」 権力に挑む孤独な戦い】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2017071302000186.html)。
《ユダヤ人を虐殺したアウシュビッツの強制収容所も、激しい戦闘シーンも出てこないが、戦争を憎む夫妻の姿は心に染みる…悲しみの中、オットーはヒトラーを批判するはがきを書き、ひそかに街中に置いていく。はがきを書き続けることで夫妻は魂の解放を感じるが、…。「彼らの持てる力は言葉だけだった…」》。
木下昌明さん《いまがふんばりどきなのだ》…コンナ「裸の王様」に負けたくないし、負けてはいけない! 《強大な権力に、絶望的ともいえる“戦い”を挑んだ実在の夫妻…彼らの持てる力は言葉だけだった》。戦争法が成立し、「平成の治安維持法」も。そして、アベ様は壊憲へとまっしぐら。斎藤貴男さんは《人間が人間であるために最後まで抗おう》と呼びかけます、全く同感です。
『●麻生太郎氏「ナチス発言」、やはり有耶無耶に』
『●高市早苗氏が書籍『ヒトラー選挙戦略』へ推薦文:
20年前に既にその萌芽が』
『●「私を選んだのは普通の国民だ。私を怪物と呼ぶならば、
選んだ選挙民が悪い」…「権力集中」なニッポン』
『●日本社会は歪んでる: ネオナチやヘイトスピーチ集団に
「信奉」される議員が取り巻くアベ様』
『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」』
『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞:
主犯の「A」(A夫妻)が抜けている』
「東京新聞の熊倉逸男記者によるコラム【【私説・論説室から】
命に勝る大義はない】(…)。レイバーネットの映画コラム
【<木下昌明の映画の部屋>戦争の裏側を描く2本の映画~
『空と風と星の詩人~尹東柱の生涯』『ヒトラーへの285枚の葉書』】」
《ナチス政権下、前線に送られた息子を亡くしたドイツ人夫婦は、
戦争を推し進めるヒトラーを真正面から批判するはがきをこっそり、
ベルリン市内にまき続けた。その一枚。「自由新聞
(フライエ プレッセ)!」の題字で、「下劣な兵士ヒトラーと一味は
われわれを破滅へと突き落とす!」と感嘆符を連発して訴える。
ヒトラーの肖像をあしらった切手の上には、消印のように
「労働者の殺害者」と殴り書きされていた》
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2017071302000186.html】
【放送芸能】
映画「ヒトラーへの285枚の葉書」 権力に挑む孤独な戦い
2017年7月13日 朝刊
ペンとはがきを武器に、ヒトラー政権に抵抗したドイツ人夫妻の運命を描いた映画「ヒトラーへの285枚の葉書(はがき)」が公開中だ。ナチス・ドイツの秘密警察ゲシュタポの記録文書を基に執筆された小説「ベルリンに一人死す」を映像化。ユダヤ人を虐殺したアウシュビッツの強制収容所も、激しい戦闘シーンも出てこないが、戦争を憎む夫妻の姿は心に染みる。俳優でもあるバンサン・ペレーズ監督(53)に作品への思いを聞いた。(鈴木学)
「あの時代、ドイツの市井の人々がどう暮らしていたかという原作の視点に引かれた。主人公たちが住むアパートはナチス党員、密告者、高齢のユダヤ人女性らさまざまな人々が暮らすドイツ社会の縮図であり、恐怖心がいかに個々人に影響を与えたかを描くのにいい設定だと思ったんです」。落ち着いた口ぶりが力強い。
一九四〇年、ベルリンに住む労働者階級の夫妻オットー(ブレンダン・グリーソン)とアンナ(エマ・トンプソン)の元に息子の戦死報が届くことから物語が始まる。悲しみの中、オットーはヒトラーを批判するはがきを書き、ひそかに街中に置いていく。はがきを書き続けることで夫妻は魂の解放を感じるが、ゲシュタポの捜査が迫る。
強大な権力に、絶望的ともいえる“戦い”を挑んだ実在の夫妻をどう思ったのか。「彼らの持てる力は言葉だけだった。本当は誰でもできることなのに、ほとんどの人がしなかった。過去の教訓の欠如から、今、世界で極端な思想を持つ人が増えている。この先いい方向に向かうよう、この映画は彼らの行いを継ぐものだと思っています」
監督自身、父方の祖父はスペインでファシストの党員に殺害され、母方のドイツ人の親類はロシア戦線で亡くなったという。映画製作に当たって祖父らが亡くなった場所に足を運んだ。そうした経験が「この映画を作る強さを僕に与えてくれた」と振り返る。
政治的な側面に加え、人間的な部分にも目を向けてほしいという。「息子を失って距離ができた二人が改めて関係を築いていく。そのことが彼らに、大きな存在と戦う強さを与えたんだと思う。ある意味、これは二人のラブストーリー。そこをぜひ見てもらいたい」
近年、ヒトラーやナチス政権を扱った作品が多く作られている印象もあるが彼の見方は異なる。「いつの時代もその関心はあったと思う。興味を持ち続けるのは、やはりあの時代は何だったのかを問い続けているからだと思うんです」と話す。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
リテラの記事【前代未聞のトンズラ総理! 安倍首相がヤジを怖れて街頭演説をドタキャン、まさか党首討論からも逃げる気じゃ…】(http://lite-ra.com/2017/10/post-3493.html)。
《かつて、このような「トンズラ総理」がいただろうか。安倍首相は昨日、神奈川県の小田急線・新百合ヶ丘駅前で17時から街頭演説をおこなう予定だったが、土壇場でキャンセル。なのに、17時にはなんと4駅先の向ヶ丘遊園駅前に登場し、そこで演説をおこなったのだ…つまり、「批判を受けたくない」「ヤジられたくない」その一点で、いきなり安倍首相はそそくさと遁走してしまったのだ…一国の首相ができるだけ人に知られないように演説するって、それ、いったい誰のためのなんのための演説なのか》
《しかも、安倍首相は解散会見で「森友・加計の疑惑追及の回避ではないのか」という記者からの質問に対し、こう語っていた。「追及回避どころか、こうした批判も受け止めながら、そこで国民のみなさまに対してご説明もしながら選挙を行う」》。
人様の党には「政策」で論争を、などと言いつつ、「裸の王様」ご自身は政策をアピールする自信も無いようだ。それに、ヤジも嫌なのでしょう、自分は国会で散々ヤジるくせにね。しかも、「森友捜査ツブシ」の本領発揮で、《追及回避どころか、こうした批判も受け止めながら、そこで国民のみなさまに対してご説明もしながら選挙を行う》と言っておきながら、またしても「息吐く様に嘘つく」、室井佑月さんによる非常に適切な表現、《病的な嘘つき》。あぁ~、コンナ「裸の王様」《国難総理》《トンズラ総理》に負けたくない! 負けてはいけない。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、
最後まで抗おう」と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
自公の減った議席を自民党亜種トファ・キトや癒党お維が補うのであれば、全く意味がない。癒党お維キトの議席数を以下に抑えるかも、非常に大きなポイント。
鈴木耕さんの卓見、是非、原文を。マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ/第6回:民進党崩壊、それは1本の記事から始まった…?】(http://maga9.jp/kotobano171004/)から、三ヵ所を引用する:
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【http://maga9.jp/kotobano171004/】
① 民進党投げ売り劇場…野党第一党の党首が、まだ姿もはっきりしない党へ、自分の党を丸ごと叩き売っちまったという前代未聞の大珍事。「政界は一寸先は闇」と言うけれど、この闇はうさん臭すぎる、ドブ泥の臭いがする。…「安保法制は絶対に撤回だっ!」と大声を張り上げていた動画が、ネット上にくっきりと残っているのだよ、細野豪志さんよ! いくら「政治家の言葉」が軽くなっているとはいえ、これほどあからさまに「言葉」をバカにした政治家にもあまりお目にかかれない…
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《欲しいのはカネと連合の組織だった》自民党亜種トファ・キトにやすやすと吸い取られ、「踏み絵」を喜々として踏む情けなき旧民進党議員たち。
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② 歴史に「もしも」は許されないが、それでもあえて言いたい。もしも山尾氏が民進党初の女性幹事長として、さっそうと選挙戦の最前線を飛び回り、街頭で「安倍解散には大義も何もありません。私利私欲による『モリカケ疑惑隠し解散』です」などと舌鋒鋭く安倍批判を繰り返したらどうなっていただろう。そして「野党統一候補」といっしょに選挙カーに乗り込んでツーショットで手を振ったなら「これは絵になる」ということで、マスメディアもこぞって取り上げただろう。そうなれば、旧いイメージの安倍自民党は太刀打ちできない。だって出てくるのが稲田朋美氏や今井絵理子氏、それに高市早苗氏とくれば、やる前から勝負は目に見えている…そこへ山尾氏の「野党統一候補とともに戦う」というキャッチフレーズが加わるのだから、マスメディアが騒がないはずがない…
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『●石破茂氏「日本への核拡散」発言と
山尾氏「私事」による離党の事の軽重…マスコミはわきまえているか?』
『●「森友捜査ツブシ」: 大阪地検特捜部、いま直ぐに動け!
マスコミも、いま「黙秘」してはいけない!!』
アベ様や小池百合子東京「ト」知事らの陰謀ではないか?、とさへ思えてくる。
山尾氏の「私事」がアベ様の腐敗を葬るかもしれない、あるいは、自公お維キトの独裁政治を招くかもしれない…山尾志桜里さんの蹉跌、その影響はあまりに大きかったのかもしれない。山尾さんには、なんとか再起してほしい。
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③ 新しい道が見えた…東京都武蔵野市の市長選挙では、民進・共産・社民・自由の野党4党推薦の松下玲子さんが、自民候補をほぼダブルスコアで破って初当選したし、同日の山梨市長選でも民進・社民推薦の高木晴雄氏がやはり自民候補に競り勝った。つまり、野党が協力すれば勝てるということを、直近のふたつの地方選挙が証明…これで「やっと投票先が決まった」と、ホッとしている人たちも多いだろう。だから「野党統一候補」が、たくさんの選挙区で立ってくれることを、心から希望する……。
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鈴木耕さんのご意見に、全く同感。
自民党亜種トファ・キトの《反作用として期待されるリベラルの結集》、それが、最後の最後の最後の…望み・希。真の意味での希望だ。真の野党が結集する以外に活路はない。
日刊ゲンダイの高橋乗宣さんのコラムでも…【高橋乗宣 日本経済一歩先の真相/日本の将来危うい 有権者はリベラル派の決起に感謝すべき】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214923)。《だが、問題はその後の日本の将来にどのような影響を与えるかだ…彼女はなぜきょうだいゲンカを仕掛けてでも政権の座を射止めようとするのか。その理由が有権者には見えてこない。安保関連法は断じて継続、憲法改変にも手をつけるというが、これでは落ち目のアベ政治となんにも変わらない…個人的には安倍政権の終焉はうれしい限りだが、小池代表がその座を奪ったところで、これまでのアベ政治と何も変わらない。恐らく改憲や日米同盟の強化に邁進し、そして日本を「戦争できる国」へと導くことになる。この国の先行きは真っ暗闇だ…暗黒時代の到来を危惧していたところ、枝野幸男氏らリベラル派が「立憲民主党」を立ち上げた。この動きは大歓迎だ。今度の総選挙の結果、自民と希望とそれ以外のリベラル政党が、少なくとも「三者分立」くらいの形勢にならないと、日本の将来は極めて危うい。有権者は枝野氏らの決起に感謝すべきだ》。
『●自民党亜種トファ・キトの「反作用として期待される
リベラルの結集」…それが最後の望み・希・希望』
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【http://lite-ra.com/2017/10/post-3493.html】
前代未聞のトンズラ総理! 安倍首相がヤジを怖れて街頭演説をドタキャン、まさか党首討論からも逃げる気じゃ…
2017.10.06
(自由民主党HPより)
かつて、このような「トンズラ総理」がいただろうか。安倍首相は昨日、神奈川県の小田急線・新百合ヶ丘駅前で17時から街頭演説をおこなう予定だったが、土壇場でキャンセル。なのに、17時にはなんと4駅先の向ヶ丘遊園駅前に登場し、そこで演説をおこなったのだ。
このドタキャンによって、安倍首相の遊説が事前告知されていた新百合ヶ丘駅前は混乱。自民党関係者と思われる男性が「諸般の事情により、安倍総裁の演説は中止となりました。」と書かれた紙を持って集まった有権者に頭を下げる事態に。だが、ここで演説をおこなう場所が向ヶ丘遊園駅前に変更されたことは告知されなかったという。
なぜ、安倍首相は演説先を急に変更したのか。その背景について、毎日新聞はこのように報じている。
〈場所変更のきっかけは、地元の自民前職の事務所が、
新百合ケ丘駅への首相来援をホームページで告知してしまったこと。
告知を受けてツイッターに「行ってヤジりたい」などの書き込みがあった。
前職の事務所関係者は「首相に批判的な方々が来る情報があり、
安全に演説できるか懸念があった。首相の警備のため、最後まで
場所変更を(新百合ケ丘駅の聴衆に)伝えられなかった」と明かす〉
つまり、「批判を受けたくない」「ヤジられたくない」その一点で、いきなり安倍首相はそそくさと遁走してしまったのだ。
そもそも「ホームページで告知してしまった」ってうっかりミスみたいな扱いになっているが、演説をより広く多くの人にきいてもらうために告知するのは当たり前のことだろう。一国の首相ができるだけ人に知られないように演説するって、それ、いったい誰のためのなんのための演説なのか。
このトンズラ劇の背景には、前日のこともあったのだろう。4日、安倍首相は茨城県の水戸駅前で遊説をおこなったが、「この国難を国民のみなさまの信任を得て……」と話すと、聴衆からは「お前が国難だ!」というヤジがあがったのだ。
あらためて言うまでもなく、今回の選挙は、森友・加計学園疑惑の追及から逃げたい一心の安倍首相が、大義もなく職権を濫用して解散した自分勝手極まりないものだ。その上、街頭演説でもヤジから逃げることを最優先するなど、無責任にも程がある。
しかも、安倍首相は解散会見で「森友・加計の疑惑追及の回避ではないのか」という記者からの質問に対し、こう語っていた。
「追及回避どころか、
こうした批判も受け止めながら、
そこで国民のみなさまに対して
ご説明もしながら選挙を行う」
だが、臨時国会冒頭解散した先月28日、やはりゲリラ的に突然おこなわれた渋谷での街宣に始まり今日にいたるまで、安倍首相は演説のなかで一度も森友・加計問題にふれていない。「ご説明」をする様子はまったくなく、北朝鮮問題を「国難」だと煽り、野党の悪口を言い、自己正当化をつづけている。
またも平気で国民との約束を破り、批判から逃げようとする安倍首相。しかし、こうした「分が悪いと逃げる」ということは、これまで安倍首相が何度も繰り広げてきたことではある。
たとえば、昨年の参院選では、投開票日までの約2週間、党首討論に応じなかった。これは異例な事態で、民進党や共産党など野党4党は谷垣禎一・自民党幹事長(当時)に首相へ対応を見直すよう進言することを求めた。しかし、『報道ステーション』(テレビ朝日)で党首討論の問題を突きつけられた当の安倍首相は、「たとえば菅政権のときにですね、『報道ステーション』のときに、菅さん出なかったじゃないですか!」などと発言。だが、民主党政権時の参議院選挙で菅直人首相(当時)がテレビ朝日の番組への出演を拒否していたというのはまったくの大ウソで、菅氏は2010年7月1日に出演している。
また、2015年7月、安保法制の議論時には『報ステ』に安倍首相が生出演することになっていたが、安倍首相はこれをドタキャンしていたことを本サイトがスクープ。しかも、ドタキャンした理由がまた情けない。当初、安保法制の賛成派として外交評論家の岡本行夫氏が、反対派として憲法学者の木村草太氏が出演する予定だったのが、岡本氏が出演を辞退。あれだけ「集団的自衛権の行使は合憲だ」と言い張っていたのに、憲法解釈を専門とする木村氏との対決に恐れをなして、安倍首相は「敵前逃亡」してしまったのだ。
嘘まででっち上げて党首討論から逃げ、さらには批判を受け止められず国民からも逃げる。あらためて、今回の選挙でこの「国難総理」に見切りをつけなければならないだろう。
(編集部)
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[報道特集 (2017年7月8日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【高橋乗宣 日本経済一歩先の真相/広島平和式典で露呈した 安倍首相の信用ならない本性】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211201)。
《参列した約5万人を前に「『核兵器のない世界』の実現に向けた歩みを着実に前に進める」と誓ったが、その歩みの足を引っ張っている人こそ、安倍首相自身なのである》。
《「核廃絶」より「トランプからの寵愛」を優先させたのだ》…コンナ「裸の王様」を戴く哀し過ぎるニッポン。自公お維トファに投票している人は、それを支持している訳ですね? 「核なき世界」の足を引っ張る、平和を祈念・希求しないアベ様は、よくノコノコと広島や長崎に「あいさつ」に行けるモノだ…。アベ様の言う《わが国のアプローチ》と一体全体何なのか?――—《憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。小型であればですね》がまさかそのアプローチとやらか? 一体どんな《覚悟と戦略》か?
『●「核なき世界」: 「核廃絶に向けた決議の採決で、
唯一の被爆国の日本が反対票…日本はあまりにも鈍感」』
『●「唯一の被爆国」で原発人災も起こしたニッポンが
「原発は『プルトニウムをつくる装置』」を理解できず…』
『●肥田舜太郎さん「せめて未来の子どもたちのために、
放射能の心配のない日本を残していけるよう…努力」を』
『●オバマ氏の広島訪問さえも単なる選挙対策…
…自民党は「口だけ」、選挙で同じ過ちを繰り返してはいけない』
「「核なき世界」どころか、「核兵器のない世界」ですらアベ様の
「息吐く様に嘘つく」、アベ様のウソ吐きだったようです」
《日本政府、つまり安倍首相の考えは、
“核の保有や核兵器の使用は認められるべき”なのだ。
…安倍首相は官房副長官時代の2002年に、早稲田大学で
開かれた田原総一朗氏との対話のなかで
「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。
小型であればですね」と語っている」》
『●サーロー節子さん「自分の国に裏切られ、
見捨てられ続けてきたという被爆者としての思いを深くした」』
「「核兵器なき世界」さへ目指さないアベ様の言う「核なき世界」が
如何にいい加減かが分かろうというもの…
「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。
小型であればですね」というアベ様の思想は何も変わっていない
のでは?」
『●核兵器禁止条約…核発電「麻薬」中毒者への忠告、
近衞忠煇氏「実際にはそれしか選択肢はないのです」』
『●室井佑月さん「安倍さん率いるこの国に、誇りが持てない」
…アベ様の辞書には「倫理」無し』
『●「核廃絶の訴えは政府だけの役割ではない」…
とは言え、そこに居るべき国が居ない恥ずかしさ』
『●核兵器禁止条約不参加で、「どこの国の総理ですか」な
アベ様の「わが国のアプローチ」とやらは一体全体?』
「《核兵器禁止条約…日本は条約に不参加》《首相は…
「わが国のアプローチと異なる。署名、批准を行う考えはない」》…
居るべき国がそこに居ない、という大恥。
「平和祈念式典」は、平和を祈るための式典では?
平和を祈念・希求しないアベ様は、よくノコノコと「あいさつ」に
行けるモノだ…「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、
憲法上は。小型であればですね」という発想は何も変わっていないでしょ?
広島や長崎の皆さんに、あまりに失礼でしょ!」
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211201】
高橋乗宣 エコノミスト
日本経済一歩先の真相
広島平和式典で露呈した 安倍首相の信用ならない本性
(安倍首相(C)日刊ゲンダイ)
やはり、安倍首相は信用できない。ますます、その思いを強める一日だった。広島への原爆投下から72年目を迎えた6日、広島市の平和記念公園で開かれた記念式典での首相のあいさつは、実にしらじらしいものだった。
参列した約5万人を前に「『核兵器のない世界』の実現に向けた歩みを着実に前に進める」と誓ったが、その歩みの足を引っ張っている人こそ、安倍首相自身なのである。
今年7月、国連加盟193カ国のうち、122カ国の賛成で核兵器禁止条約が採択された。この歴史的採択に唯一の戦争被爆国である日本政府は欠席。それどころか、条約交渉の議論にすら参加しなかった。
広島選出で核軍縮に思い入れがある岸田文雄前外相は当初、条約交渉への参加に前向きだったようだが、「待った」をかけたのは安倍首相だ。
報道によると、その理由はトランプ米大統領が条約に批判的だから。大統領との個人的な関係をテコに良好な日米関係を維持したい首相にすれば、トランプのご機嫌を損ねる行動は慎めということ。唯一の被爆国のトップが「核廃絶」より「トランプからの寵愛」を優先させたのだ。
記念式典のあいさつで、広島県知事、広島市長、広島市議会議長、国連事務総長(代読)は、そろって核兵器禁止条約にふれ、言及しなかったのは安倍首相くらい。松井一実市長が「核保有国と非核保有国との橋渡しに本気で取り組んでいただきたい」と求めた直後にもかかわらず、一切ふれようとしなかった。
それでいて「核兵器のない世界の実現」だけは目指すというのだから、意味不明だ。核兵器廃絶の国連の議論にも加わらず、いかなるプロセスで核兵器ゼロを実現する気なのか。しかも日本政府は禁止条約を批准しない理由に、米国の「核の傘」に頼っていることを挙げている。米国の核戦力を尊重し、感謝していては永遠に「核兵器なき世界」はやって来ない。
本気で実現を目指すのなら、安倍首相は松井市長の要求を聞き入れ、世界の橋渡し役に努めることだ。核保有国と非保有国との対話の懸け橋となり、核・ミサイル開発の北朝鮮のような新たな脅威にも、交渉のテーブルに着くよう促す。制裁を強めるだけでは、いっそう核軍備を急がせる結果を招きかねない。
唯一の被爆国として核廃絶で世界をリードするため、そこまでの覚悟と戦略が、果たして安倍首相にあるのか。国際社会で日本をどう位置付けるかという世界観、歴史観、国家観などが何ひとつ、首相からは感じ取れないのだ。
しょせん、安倍首相の言う「核兵器のない世界の実現」なんて上っ面だけ。「もり・かけ」問題でもそう感じたが、常に適当なその場しのぎの言葉をペラペラと話しているだけのようだ。いよいよ、この国を任せるには信用ならない本性が、あからさまになってきた。
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
沖縄タイムスの磯野直記者のコラム【[大弦小弦]具体的な犯罪行為がなくても…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/111244)。
《合意という「心の中」を処罰できる「共謀罪」法が11日、施行された…軍国主義が拡大し、同法は一般人の権力批判と少数意見も徹底的に弾圧した。何かが劇的に変化したわけではない。昨日より今日と、なし崩し的に社会の空気を変え、言論の自由を消滅させた》。
よっぽど後ろめたいのだろう、こんな短期間で「平成の治安維持法」を施行。じわじわとボディーブロ-のように…今は何も感じなくても。気づいた時には茹でガエル。いま踏んばらねば。
斎藤貴男さん《人間が人間であるために、最後まで抗おう》、木下昌明さん《いまがふんばりどきなのだ》。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、
最後まで抗おう」と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞:
主犯の「A」(A夫妻)が抜けている』
琉球新報の【<社説>「共謀罪」法施行 国会解散し廃止論議を】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-532194.html)も同様。《犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」法がきょう施行される。この法律は監視社会を招き、憲法が保障する「内心の自由」を侵害する。捜査機関の権限が大幅に拡大し、表現の自由、集会・結社の自由に重大な影響を及ぼす。国会で法案審議の際、政府は立法府と真摯(しんし)に向き合わず、曖昧な説明に終始した。審議時間が不十分なまま、与党が参院法務委員会の採決を省く「中間報告」という奇策を使って強行採決し、成立させた。共謀罪を巡る問題を置き去りにしたまま施行されることに強く抗議する》。
主犯「A」の好き嫌いで、「こんな人たち」と指差される社会…《いつの間にか「こんな人たち」にくくられる危険性が、この法には色濃く潜む》。コンナ「裸の王様」に負けてはいけない。
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/111244】
[大弦小弦]具体的な犯罪行為がなくても・・・
2017年7月11日 07:15 磯野直 共謀罪 テロ等準備罪
具体的な犯罪行為がなくても、合意という「心の中」を処罰できる「共謀罪」法が11日、施行された。277もの犯罪の「準備」という容疑をかけるだけで、警察は動きだすことができる
▼施行されたからといって、今日から私たちの生活が劇的に変わることはないだろう。「そう目くじらを立てて騒ぐことはない」と思うかもしれない
▼日本が大正デモクラシーで比較的平和だった1925年、治安維持法はすんなりと成立した。共産主義者の摘発が目的で「一般人は対象ではない」とされ、当初は広く行使されないでいた
▼しかし30年代に入ると軍国主義が拡大し、同法は一般人の権力批判と少数意見も徹底的に弾圧した。何かが劇的に変化したわけではない。昨日より今日と、なし崩し的に社会の空気を変え、言論の自由を消滅させた
▼「こんな人たちに負けるわけにはいかない」。東京都議選の最終日、安倍晋三首相は秋葉原での演説で声を張り上げた。「辞めろ」コールを大合唱する人々を指さして
▼「共謀罪」は「一般人が対象ではない」と政府は言う。だが、一般人かどうかを決めるのは政府だ。首相が政権批判する国民に敵意をむき出しにし、その発言を菅義偉官房長官が「極めて常識的」と擁護する。いつの間にか「こんな人たち」にくくられる危険性が、この法には色濃く潜む。(磯野直)
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/まだぐずぐず…支持率回復望めない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1856587.html)。
《いまだに発言のない加計学園理事長の出席が果たせていないが、出てこないという了見が理解できない。記憶のなくなった高級官僚や、丁寧に説明するはずが、黒塗りの資料を出されては首相がこだわる印象操作は隠す側の印象が悪い》。
『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻』
「そういうのはズブズブとは言わないのですか?
《経済ミッションとして同行してもら》ったという理由は、
アベ様のオトモダチでなければならない理由となっているでしょうか?
《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。》
(https://kanbun.info/koji/rika.html)なんて云う発想の無い
人治主義国家のDictator」
『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
→自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能』
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
《ヤジが激化するにつれ、首相も「憎悪や誹謗(ひぼう)中傷からは、
何も生まれない!」と語気を荒らげ、「こんな人たちに負けるわけには
いかない!」と、自身に批判的な聴衆を「こんな人たち」と呼び、
国民のヤジに応酬。首相としては異例の行動で、「自分への批判を
許さないという空気も感じられ、大丈夫かと思った」》
『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞:
主犯の「A」(A夫妻)が抜けている』
『●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を理由に
行政が歪められたことは紛れもない事実」』
『●「あんな」総理大臣のおかげで、「こんな」国に成り下がり、
「そんな」馬鹿なと思っているうちに…』
『●主犯A…『A Few Good Men』のように
ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!』
《首相も友達と会食したいのなら、辞めてから自由にやればいいのではないか》…御尤も。でも、主犯Aにはそういう《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。》なんて発想は無し。
同じくコラム【政界地獄耳/安倍政権、テレ朝系列調査でも支持率29・2%…】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1857564.html)によると、《「…結局側近やお友達といっても、安倍のためにすべてをなげうつ人材が1人もいない。それどころか、誰もが自分の頭上のハエを追うので精いっぱい。安倍が派閥の四天王にしたいという文科相・松野博一、防衛相・稲田朋美、幹事長代行・下村博文はスキャンダルの当事者だ」。助けてほしい時に誰もいない》。
「人づくり」が聞いて呆れるね。
『●「戦争の愚かさを身に染みて知っているはず…
9条の「戦争放棄」「戦力不保持」の理念はその教訓の結晶」』
リテラの記事【支持率急落でも安倍首相は秋の改憲案提出! 坂本龍一、内田樹、久米宏、平野啓一郎、想田和弘らが憲法軽視を徹底批判】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3323.html)によると、驚くべきことに、《むしろ、憲法改正論議を自らの疑惑隠しに利用して、政権浮揚をはかるつもりらしい》。
もういい加減にしてくれ…非自公お維支持者は、散々、アベ様から「不条理な罰」を受けつづけてきた。それも、もう終わりにしてほしい。コンナ「裸の王様」に負けたくない。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●「あんな」総理大臣のおかげで、「こんな」国に成り下がり、
「そんな」馬鹿なと思っているうちに…』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1856587.html】
政界地獄耳
2017年7月17日9時22分
まだぐずぐず…支持率回復望めない
★支持率低下にあえぐ安倍内閣だが、その回復と疑念払拭(ふっしょく)は国民と党内にも説明が必要だ。このペースでは党内の安倍おろしが強まることは必至。「丁寧に説明さえすれば支持率回復も望め、安倍一強の復活も夢ではない。この際正直に話したかどうかが国民の評価になる」(閣僚経験者)。14日、自民党の前地方創生担当相・石破茂も「ここで決着をつけるという強い意志を、聴く側も答える側も持つことが大事だ」とした。
★24日の週に開催予定の衆参予算委員会の集中審議に野党は首相・安倍晋三の出席はもとより、7人の出席を求めているが、いまだに発言のない加計学園理事長の出席が果たせていないが、出てこないという了見が理解できない。記憶のなくなった高級官僚や、丁寧に説明するはずが、黒塗りの資料を出されては首相がこだわる印象操作は隠す側の印象が悪い。その改善がなくなり真摯(しんし)に望むのなら支持率V字回復はあり得るのだ。
★だが自民党国対は早速、野党が求める国会運営の慣例に合わせての「与党2割、野党8割」の配分を「今回に限り与野党均等」と言い出した。今治市は昨年は開示していた市職員の首相官邸訪問記録などを全面非開示に転じた。この期に及んで非開示を増やしたり質疑時間の配分でぐずぐずいうようでは期待できまい。
★来るべき予算委員会では野党は追及のみならず一般職は利害関係者とのゴルフや1万円以上の飲食を禁じる「国家公務員倫理規程」の強化へ向けた法改正などを提案すべきだ。以前首相時代の麻生太郎が「毎晩飲みに行かないとクールダウンできない」と言っていたが、覚悟をもって首相になったのなら在任中ぐらい我慢したらどうか。首相も友達と会食したいのなら、辞めてから自由にやればいいのではないか。予算委員会では建設的な議論を期待する。(K)※敬称略
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[※ サンデーモーニング(2017年7月2日)↑]
サイゾーウーマンの姫野ケイ氏によるインタビュー記事【東京新聞社会部記者・望月衣塑子さんインタビュー(後編)/「山口敬之レイプ疑惑」に新たな事実も!? 東京新聞・望月衣塑子記者が語る、報道の裏側】(http://www.cyzowoman.com/2017/07/post_145492.html)。
『●ジャーナリズムの劣化、そして、アベ様政権の力の源泉
=「内閣人事局制度を始めとする「政治主導」改革」』
《…事件に関し、先日「ニューヨーク・タイムズ」の記者と話したところ、「アメリカだと、このような事件は政権が崩れるほどの超政治問題になるのに、日本のマスコミはなぜ騒がないのか」と、何度も何度も繰り返し質問されました》。
アベ様に犯罪をもみ消してもらえる「報道」者。で、かたや、記者の義務を果たして「最低の官房長官」「沖縄「負担軽減」担当相」に質問しただけで、「卑劣な報復=身辺調査」を噂される新聞記者が居る訳です。
『●東京新聞社会部女性記者…「菅は周章狼狽。
常に威圧的に…判で押したような答えでごまかすが、彼女は…」』
《「菅官房長官が警察組織を使って、望月さんの身辺調査をするよう命じた」という報道…疑惑について次々に質問を重ねているので、何か動きがあるのかもしれませんが、目に見える形にはなっていないので、今のところ危険な目には遭っていません。目立つと、やはり危ないことに巻き込まれる可能性は出てくるとは思っていますが、前川さんや詩織さんの話を聞くにつけ、私でなくても結局、誰かが声を上げなければいけなかったのではと思っています。日本の政治や社会を作っていくのは、政治家ではなく、私たち国民の意識なのだということを改めて認識していく必要があると思っています》
コンナ「裸の王様」やその酷い取巻き連中に負けたくない。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
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【http://www.cyzowoman.com/2017/07/post_145492.html】
東京新聞社会部記者・望月衣塑子さんインタビュー(後編)
「山口敬之レイプ疑惑」に新たな事実も!? 東京新聞・望月衣塑子記者が語る、報道の裏側
2017.07.13
現在、女性の新聞記者は増えてきたものの、その割合は全体の2〜3割程度だという。男性ばかりの環境で、積極的に相手に食い込んで取材をしていると話題の東京新聞社会部記者、望月衣塑子さんに、今の政権やメディアの問題点を聞いた。
(前編はこちら)
■日本のマスコミは、なぜ詩織さん事件について騒がないのか?
――元TBSワシントン支局長の山口敬之氏に「レイプされた」として、ジャーナリストの詩織さんが被害届を出した件についても、裏で安倍政権が山口氏のために動いている疑惑があるとも聞きますが、どうなのでしょうか?
望月衣塑子さん(以下、望月) どういう過程でなぜ、逮捕が取りやめになったのか、その経緯は、まだはっきりわかりません。詩織さんのお話では、2人が出会ったのは、2015年3月末、詩織さんが働いているバーに山口氏がお客として来たことがあったようです。翌日、山口氏は詩織さん、TBSのNY支局員とともに食事をします。詩織さんは当時、フリーランスとなって仕事を始めるかTBSで働くかで悩んでおり、山口氏にTBSのワシントン支局で仕事ができないかという相談をしています。その後、山口氏と詩織さんは東京・恵比寿にある2軒のレストランで会食をした後、詩織さんが意識を失い、気付いた時には、ホテルで「レイプをされていた」と訴えています。詩織さん自身は、非常にお酒が強く、取材時に同席されていた友人の話でも、「ワインを2人で何本空けても、詩織さんが酔いつぶれたのは見たことがない」というのです。詩織さんは、「これで就職が決まるかどうかという面接も含んだような飲食の席で、緊張しているのに、大量にお酒を飲み、吐くまで泥酔するということ自体できない」とも話していました。
また、関係者に取材したところ、事件が起きた日に山口氏と詩織さんが訪れたレストランは、山口氏のお父さんも愛用している「値段のないレストラン」だったそうです。山口氏のお父さんは、有名な元野球選手の顧問弁護士などもやられている方だと聞いています。
そして、逮捕状が出て執行される予定だった15年6月8日、詩織さんの担当警察官は成田空港の出口で山口氏が降り立つのを待っていたところ、「逮捕はするな」という指示を受けました。TBSの元ワシントン支局長が逮捕されるということで、高輪署、警視庁の捜査一課、広報課にも根回していたにもかかわらずです。逮捕は見送られ、任意での聴取となりました。任意の聴取になった契機は、当時、警視庁の刑事部長だった中村格氏が「山口氏の身柄を取るな」と指示したとされており、「週刊新潮」(新潮社)の取材に中村氏は「(逮捕の必要がないと)私が判断した」と話しています。
詩織さんの件で、新たな事実が浮き彫りになる可能性も
――そうしたことを、詩織さんが顔や実名を出して訴えたのは、大きなリスクを伴いますし、非常に勇気ある行動だと思いました。
望月 そもそも詩織さんの事件は、山口氏が当時TBSワシントン支局長でありながら、「週刊文春」(文藝春秋)に「ベトナムに韓国軍の慰安所があった」という内容の記事を書いたため、会社から日本に呼び戻された際に起きています。山口氏は4月23日に支局長を解任されて営業に異動、その後、自ら会社を辞めています。警察も初めは「TBSワシントン支局長が相手では難しい」「準強姦(ごうかん)罪は動画がないと起訴は難しい」などと、被害届を受けたがらなかったらしいのですが、山口氏が営業に異動になった後、詩織さんや彼女の友人の供述や、タクシーのドライバーの証言、ホテルの防犯カメラに映っていた詩織さんが山口氏に引きずられているように見える動画などの証拠が集まるようになり、捜査が本格化していったそうです。
詩織さんは準強姦罪の不起訴不当を訴え続けていますが、ジャーナリストとして活動するために、検察審査会に訴えたわけではないと言います。本来は、フリーランスのジャーナリストとしてやっていきたいのですが、この問題で自分が実名で声を上げずに示談で済ませてしまったら、ほかの性被害者の人がもっともっと声を上げにくいような世の中になってしまうのではないかと思ったそうです。一時期は、性被害者の団体に入って、そこの団体をサポートしようとも考えたそうなのですが、やはり日本の社会や法律を変えるために、自分が実名で出ていくことを選んだのだと思います。彼女は、市井の被害者ですが、戦っている相手のバックには、山口氏がかつて深く食い込んでいた安倍首相はじめ、強力な安倍政権があると感じており、権力を敵に回すのはとても恐ろしいはずです。28歳の女性にその覚悟ができるのは本当にすごいことで、かなりの覚悟と勇気が必要だったでしょう。しかし、話を聞くほど、彼女には自分のこと以上に、社会を変えていきたいという使命感のようなものが強くあると感じました。
一方、山口氏は、詩織さんの実名告発会見を受けて、フェイスブック上で「私は法に触れる事は一切していません。ですから、一昨年の6月以降当局の調査に誠心誠意対応しました。当該女性が今回会見で主張した論点も含め、1年余りにわたる証拠に基づいた精密な調査が行われ、結果として不起訴という結論が出ました。よって私は容疑者でも被疑者でもありません。もちろん、不起訴処分の当事者は皆、検察審査会に不服申立する権利を有していますから、申立が行われたのであれば、私は今まで通り誠心誠意対応します」と反論しています。
事件に関し、先日「ニューヨーク・タイムズ」の記者と話したところ、「アメリカだと、このような事件は政権が崩れるほどの超政治問題になるのに、日本のマスコミはなぜ騒がないのか」と、何度も何度も繰り返し質問されました。加計学園の疑惑はテレビで扱っていますが、詩織さんの場合は日本テレビ以外のテレビ局では、ほぼ放映されていません。取り上げない大きな理由のひとつには、一度不起訴になった人はたくさんいるので、なぜ、あえてこの件を取り上げるのかという指摘があり、新聞で書くにも壁があるのは確かです。
しかし、この件に関しては、複数の国会議員が疑問視しており、今後、国会の場なども含めて議題として取り上げられ、新たな事実が浮き彫りになってくる可能性もあります。
女性だからグイグイ質問できる部分がある
――取材対象である政治家には男性が多い中、女性だからやりづらいと感じたことはありますか?
望月 体力勝負になるところやセクハラ的なものがあるなど、大変さもありますが、基本的には女性も男性も「これを取材したい」「報じなければいけないと」いう思いでは同じだと思います。ただ、どちらかというと女性だからグイグイいける、女性の方が単刀直入に聞いていけるのかなと思うことはあります。例えば、菅官房長官の会見だと、普段から菅さんと付き合いのある記者さんたちは「あまりご乱心させてはいけない」と気に掛けている面もあると思うのですが、私にはそのような配慮は、付き合いがないからこそ、ありません。毎日取材で顔を見せて会っていたら、私のようには、なかなか追及しづらいのだと思います。人それぞれですが、男性でガンガンストレートに聞く人は少ない印象です。でも稲田朋美防衛相の失言時は、防衛記者クラブでの質問は、男性記者がかなり執拗に追及していたと感じました。官邸の会見でも「ジャパンタイムズ」の男性記者は問題だと感じた場合、「それおかしいでしょ!」とストレートに怒りをぶつけていました。
――「菅官房長官が警察組織を使って、望月さんの身辺調査をするよう命じた」という報道もありましたが、実際に危険な目に遭ったりはしていませんか?
望月 疑惑について次々に質問を重ねているので、何か動きがあるのかもしれませんが、目に見える形にはなっていないので、今のところ危険な目には遭っていません。目立つと、やはり危ないことに巻き込まれる可能性は出てくるとは思っていますが、前川さんや詩織さんの話を聞くにつけ、私でなくても結局、誰かが声を上げなければいけなかったのではと思っています。日本の政治や社会を作っていくのは、政治家ではなく、私たち国民の意識なのだということを改めて認識していく必要があると思っています。
――新聞記者として、今後はどのような報道をしていきたいですか?
望月 加計疑惑をみると、現状は、官邸・内閣府と文科省の双方が「言った」「言わない」の議論に陥っているかのように見えますが、現時点で「加計ありきで進んでいたのではないか」という国民の疑念に対し、政府は納得のいく説明や客観的な資料をまったく示せていません。報道によって、政府がどのように何を説明でき、何を説明できていないのか、これを繰り返し繰り返し紙面やSNSなどを通じて、有権者である国民に伝えないといけないと感じています。
06年の第一次安倍政権時に教育基本法が改正され、「愛国心」や「伝統」「公共の精神」が盛り込まれ、ナショナリズムが喚起される方向に変わったように思います。私が取材している武器輸出の問題でも、第二次安倍政権の閣議決定により、武器を他国に売らない国から、武器を売って稼ぐ国づくりへ大きく転換させようとしていることが見えてきます。
2年前に筑波大学の学生新聞が行ったアンケート調査では、軍事研究賛成派の学生が反対派を上回ったという結果が出ています。筑波大はどちらかというと政府系の研究所やシンクタンクが多いということもありますが、そのような結果が出たのは衝撃的でした。今年になって、日本の科学者を代表する団体である「日本学術会議」で、軍事研究を禁止する1950年・67年の声明を継承していくとする決定が出たことを受け、同大の永田恭介学長は「軍事研究を禁止するルールを作っていく。学生とは一から議論していきたい」と会見で発表しました。NHKで一部報道されていましたが、名古屋大の大学院生らの中には「(実際の)戦争が起こらないのであれば、助成金をもらっていてもよいのではないか」「国防のためには軍事研究は必要だ」と言う学生もいたそうです。
私が子どもの頃は、戦争の悲惨さを訴える番組がよく放送されていた記憶があります。でも、戦争を経験した世代が亡くなり、戦争の記憶が生々しく語り継がれていく機会が減っているという現状があります。今の若い学生さんほど、戦争に対するリアリティを持てないのでしょう。世代間の差が見えます。ここをどう埋めていけるか、戦争の記憶を引き継いだ私たち大人に課された課題だとも感じています。
国民は身の回りの生活が干上がってくると政治に怒りを持つけれど、自分たちの周りが豊かなうちは、ちょっとくらい国の方向性が右や左にそれようが、実感としてはよくわからないのかもしれません。日本経済団体連合会(経団連)に属する大手企業の幹部たちも、話を聞くと、みんながみんな安倍首相の国家観がよいと思っているわけではないことがわかります。ただ、経済効果を数字で出し、株価を維持することが大切だと考える経営者は多く、富の格差が広がっていることは明らかですが、今は有効求人倍率の数字などは良く、経済成長が大きく後退しているようには見えないので、今の政権に対して経済界も妥協しているのかなと、取材していて実感します。でも、この国の形をつくるのは、私たちの民意です。今の政権の抱えている問題点について、一人でも多くの人たちに考える契機を持ってもらえるよう願っています。
(姫野ケイ)
望月衣塑子 (もちづき・いそこ)
1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学法学部卒業後、東京・中日新聞に入社。千葉、神奈川、埼玉の各県警、東京地検特捜部などで事件を中心に取材する。2004年、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑の一連の事実をスクープし、自民党と医療業界の利権構造を暴く。また09年には足利事件の再審開始決定をスクープする。東京地裁・高裁での裁判担当、経済部記者などを経て、現在は社会部遊軍記者。防衛省の武器輸出、軍学共同などをテーマに取材している。二児の母。趣味は子どもと遊ぶこと。
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