山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、7月14日)。asahi.comの記事二つ(http://www.asahi.com/business/update/0715/OSK201207140229.html、http://www.asahi.com/business/update/0713/TKY201207130522.html)。最後に、東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012071590070945.html)。
先週末金曜日の首相官邸周辺での抗議行動にも非常に多くに人々が集まった。でも、ムダ首相やムダノ経産相には「馬」や「鹿」の耳には念仏のようだ。いったい何人が集まり、いったい何重に首相官邸を取り囲めば、「馬」や「鹿」の耳には真の「声」として届くのだろうか?
かつて、最高裁まで含めた壮大なやらせタウンミィーテングが行われた(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%A5%BF%A5%A6%A5%F3%A5%DF%A1%BC%A5%C6%A5%A3%A5%F3%A5%B0)。今回の地方聴取会「政府のエネルギー・環境会議が国民の意見を聴く会」がそのようなやらせTMでないとは信じたいが、結論ありき、というのは共通しているはずだ。「運営を請け負っているのは大手広告代理店の博報堂で、発注者の経産省資源エネルギー庁は契約額を明らかにしていない」というのは、そのやらせTMと同じ構図ではないだろうか。また、意見の収束には至らず、ご意見拝聴の場に過ぎず、原子力ムラの住人である「馬」や「鹿」が原発推進を決めている以上、全く無駄な作業。関西電力をはじめ、九州電力、四国電力、中国電力、その他もろもろが、次の再稼働を狙っている。
「馬」や「鹿」以上に輪をかけて、理解不能なのが東京電力。柏崎刈羽原発の再稼働でさへ以ての外であるが、よりによって福島第一原発の5、6号機や福島第二原発を廃炉にすることを躊躇っている。柏崎刈羽原発も含めて、東京電力の原発は全て廃炉するのが、私は筋だと思う。どうしようもない電力会社である。
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【http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、7月14日】
2012/07/14
徹底した「封じ込め」作戦で臨んだ警視庁--「大飯原発再稼動反対」首相官邸抗議行動(7月13日)
執筆者: Yamaoka (9:00 pm)
「大飯原発の再稼動反対」をスローガンに毎週金曜、6時から行われている首相官邸前抗議行動ーー毎回、数万~10万人単位の市民がつめかけ、ここ2回は官邸前大通りの6車線にも人があふれ出たことは、本紙既報の通り。
これに対し警視庁は12日、「安全確保や緊急車両の通行を確保するため」、警備体制を強化する方針を打ち出していた。
13日の夕方5時ごろ、記者が地下鉄丸の内線で国会議事堂駅に向かったところ、車内で「4番出口以外は封鎖します。ご協力を」とのアナウンスが入った。まったく異例のことだ。
その4番出口を降りると、すでに多くの市民が集まり、「再稼動反対」を訴えていた。歩道はカラーコーンとバーで仕切られ、進路方向も指示されている。少し立ち止まっただけで制服警官から急かされる。
ある高齢の女性が沿道に座り込んでいたが、警官は「座らないでください」と急き立てる。「足が痛いんです。少し休ませて」と女性が言っても聞く耳を持たない警官に、まわりの市民も見かねて警官に抗議した。
今回、車道は鉄柵と警察車両でビッシリ封鎖されており、また制服警官の数も目に見えて増えていた。明らかに、首相官邸、国会という「権力の中枢」で万単位の市民が集まって政治表現することに、警視庁は神経を尖らせている。
だが、こうした過剰警備に不満の声をぶつける市民も少なくなかった。
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【http://www.asahi.com/business/update/0715/OSK201207140229.html】
2012年7月15日1時33分
大飯原発4号機、18日夜起動へ
関西電力は14日、大飯原発(福井県おおい町)の4号機の原子炉を、18日午後9時ごろに起動すると発表した。19日午前6~7時ごろに核分裂が連続して起こる臨界に達する予定。21日に発電を開始し、25日にフル稼働する見通しという。
また関電によると、14日午後4時25分ごろから、3、4号機の中央制御室で断続的に警報がなった。送電線の状態を監視する装置が故障したためで、関電は部品交換で対応するという。
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【http://www.asahi.com/business/update/0713/TKY201207130522.html】
2012年7月14日16時36分
柏崎刈羽、来年4月再稼働「ハードル高い」 東電会長
下河辺和彦会長は、朝日新聞とのインタビューで、柏崎刈羽原発を来年4月から順次再稼働させる再建計画の実現性について、「ハードルが高い」との認識を示した。東電が今年1月に政府へ提出したストレステスト(耐性評価)の報告書に多数の誤記があったことで準備が遅れていることに加え、「地元の積極的な同意を受けて初めて、稼働問題を考える段階に立つことができる」と、慎重な姿勢を強調した。
再稼働が遅れれば、火力の燃料費がかさみ再建計画の根幹が揺らぐ。ただ、再稼働や電気料金の値上げの遅れで収支計画がずれても「(穴埋めのための)再値上げは簡単ではない」との見方を示した上で、「社外取締役の力を借りてアクションプランを作り、人件費も聖域とせず、合理化の金額を積み増す」とした。
柏崎刈羽原発よりも再稼働が難しい福島第一原発の5、6号機や第二原発(4基)については、「(廃炉にするかどうか)合理的な期間内にははっきりさせていただくのが責務」と述べ、数年内に判断する考えを示した。福島県は廃炉を求めているが、東電は「未定」としている。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012071590070945.html】
原発比率 議論深まらず さいたまで初の聴取会
2012年7月15日 07時09分
将来の原発比率はどれくらいがいいのか、政府のエネルギー・環境会議が国民の意見を聴く会が十四日スタートした。初回はさいたま市で開かれ、抽選で選ばれた九人が、政府が提示した二〇三〇年時点の原発比率(1)0%(2)15%(3)20~25%の三案に関して意見を述べた。「国民的議論を深める」ことが目的とされるが、政府側との意見交換もなく、各自が言い分を主張しただけで終わり、議論は深まらないまま終わった。
意見聴取会は、この後、仙台、名古屋、札幌、大阪、富山などに会場を移し、来月四日まで続く。初回のこの日は、さいたま新都心合同庁舎の講堂に、事前に登録した約百七十人が集まった。入り口は、空港の手荷物検査場並みの警戒ぶりだった。
発言者九人の選び方について政府は、登録時に意見概要を添えて申し込んだ発言希望者から「コンピューターによる抽選で選んだ」とし、それ以上の詳しい説明はしなかった。九人はそれぞれが八分以内で考えを述べた。
青森県むつ市出身で埼玉県川口市の会社員田村久美子さん(48)が「人類は核を制御できない。ふるさとを奪わないで」と原発0%案を支持すると、会場からは大きな拍手が上がった。一方、電気の安定供給を重視する声も少なからずあり、同市の元エンジニア松田平生(ひらお)さん(66)のように「原発50%のシナリオがあってもよい」と訴える意見もあった。
九人の意見が出そろった後、もう一度補足的に意見を言う機会もあったが、持ち時間はわずか一人二分間。発言者の間で意見を交わすこともなく、持論を繰り返して終わった。
その後、エネ環会議副議長として出席していた枝野幸男経済産業相が「異なる意見を同時に聴けたことは想像以上に意味があった」とあいさつした。
発言の機会がなかった傍聴者の女性が、枝野氏に向かって大声で運営方法に対する不満を述べると、司会者は構わず閉会させようとした。会場は騒然となりかけ、枝野氏は「ご意見は真摯(しんし)に受け止めます」と引き取り、第一回の意見聴取会は終わった。
運営を請け負っているのは大手広告代理店の博報堂で、発注者の経産省資源エネルギー庁は契約額を明らかにしていない。
(東京新聞)
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