微妙なスタンス

　　

アリュールの次の製品がこれ。

アリュール・センシュエル。

アリュールの別バージョンではない。

まったくの別物と考えてもいいと思う。

アリュールを開発するにあたって、シャネルは

それぞれの香りを形成する要素をカテゴリーに

分け、それにどの花精油を割り当てるか、という

今までにはない、まったく新しいコンセプトを打ち出した。

シャネルではこのカテゴリーを「ファセット」と呼んでいる。

　　

「フルーティー」というファセットには、アリュールもアリュール・

センシュエルもマンダリンが使われている。

「フェミニン・フローラル」は、アリュールはローズ・ド・メが、

アリュール・センシュエルはアイリスが配合されている。

またアリュール・センシュエルには「スパイシー・ソレイユ」という

ファセットが追加されている。

　　

しかし、我々にとって一番大事なのは、好きか嫌いか、だよね。

理屈はどうでもいい。

複数のファセットで同じ花精油を使っているので、アリュールの一種

なのだろうが、違う香りがすればそれは我々にとっては別の製品だ。

フットワークを軽くしただの、爽やかにしただのはメーカーの都合だ。

アリュール・センシュエルを発売したからといって、今までのアリュールの

ユーザーが乗り換えるとは考えにくい。

だって、違うものなんだもの。

ただし、テスターでアリュールよりはアリュール・センシュエル、という

選択をする新規ユーザーはいるだろう。

　　

肝心の香りは？

アリュールの鼻の中に突き刺さる感じはなくなった。

しかし、アイリス特有の鼻の中でモヤモヤする感じがちょっとね・・・

うーん、言い換えれば「もう、お腹いっぱい」という感じ。

アリュールに比べればおとなし目ではある。

けっこう、好き嫌いでるよ、これ。

どちらか選ばなければならないとすれば、アリュール・センシュエルなのだが、

その役割は今は「チャンス」が請け負ってる感じがする。

いわゆる、キャラが被っているのよ。

シャネルも「チャンス」をプッシュしているしね。

10年、20年後にもまだ、あるかな。

今現在でも生産されているから、それなりにファンはいるんだよな。

趣向品というのは、好き嫌いに理屈がないから、それなりに

面倒といえば面倒なんだな。

　　

おまけ

　　

夜の通販番組で紹介していた、むだ毛処理機。

出ていた素人女性が脇毛ボーボー。

よく出たな。

と言うより、プロのモデルだろ、やっぱり。

街中、歩けないだろ、素人なら。

エロく感じるのは、俺だけか？(笑)

興味ある人は、自分で勝手にググること。