O's Note

いつまで続くか、この駄文

文字

2006-04-17 21:14:11 | 電脳生活
 メールが普及してから思っていたことがあり、それを今日、突然思い出しました。
 中学時代に、朝7時30分ぐらいから「カリキュラマシーン」という15分ぐらいの番組がありました。時代が同じかどうか忘れましたが、「巨泉・前武ゲバゲバ90分」というシュール(?)な番組があって、それを好んで見ていた小生は、同じつくりの「カリキュラマシーン」が好きで、それを途中まで見て家を出ることが日課でした。
 「カリキュラマシーン」は、何の脈絡もない15秒から30秒程度のコントやありえない話を続けて見せる番組でした。そして笑いを取るところでは、昔のアメリカコメディよろしく、笑い声が。
 その「カリキュラマシーン」の中で未だに忘れることのできないコントが一つ。
 おしゃべりをしている主婦二人(一人はカツラをかぶった若かりしS田J子)。画面は向かい合っている二人を映し出し、ズームアップして上半身だけ映します。
 はじめはおしゃべりだけだったのですが、やがて口から何か黒いものが飛び出しては下に落ちる。何かなと思っていると、その黒いものが画面下にたまっていきます。よく見ると、黒いものは文字。おしゃべりした内容が一つ一つの文字となってたまっていき、やがては主婦二人はその文字の中に埋もれてしまう(BGで笑い声)というコントでした。
 閑話休題。
 このコントとメールがなぜ結びついたのか。
 それは、インターネットの普及により我々が文字を打つ量が爆発的に増えているからかもしれません。おしゃべりをする量より文字を打つ量の方が圧倒的に多くなっています。
 そして、文字は書くものではなく打つものになりつつあります。
 くだらない内容でもどんどん打つ。打ったものがすぐに消えればまだしも、多くのメールは削除しない限り蓄積される。もしそれがパソコンやケータイからあふれ出したとすれば・・・。(何だかブラックな話になってきた。)
 といいながら、今日もまたくだらない内容の日記を「打つ」。 

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2 コメント

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文字は打つか・・・ (Hiroko Macfadyen)
2006-04-21 00:39:26
成る程!まさにおっしゃるとおりですよね。

昔は文字が読んで書くものでしたよね。

書くということが日常生活からどんどんと消えうせつつあります。

これはいけないこととは思いつつ、やっぱり文字を打てますよね。

たまにペンをとって便箋に・・・漢字がでてこない!

困ったことです。
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読める、書けない・・・ (オオハラ)
2006-04-21 07:45:14
ホント、たまに手紙を書く時など辞書が手放せません。

「躊躇」を必死に憶えて人に自慢していた時代が懐かしい。今ではとっさに書けないかも・・・
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