O's Note

いつまで続くか、この駄文

SMW

2006-05-19 21:53:08 | 多分駄文
 今週は、勤務先のスミス・ミッション週間(SMW)。そのメイン・イベントがキリスト教関係者の講演会。そして今年の講演者は金纓(キム・ヨン)さん。
 この方、知る人ぞ知る有名人。何しろノン・クリスチャンの小生も知っている!(笑)
 彼女は、二代前のチャプレン(大学付牧師)時代に一度勤務先を訪れていて、その時は講義と重なってお話を伺うことができなかった。しかし、当時のチャプレンと雑談をしていて「面白い本を書いていますよ。」と紹介されたのが『チマ・チョゴリの日本人』
 生協に注文して届いた本を読むとこれがすこぶる付きで面白い。結局、『チマ・チョゴリの日本人・その後』『チマ・チョゴリのクリスチャン』などを連続して読んだことを思い出す。
 その後、すっかり忘れていたのだが、今年のスミス・ミッション週間で講演するというポスターを見た。ちょうど講義がない日。拝聴しないわけがない。
 演題は「愛するということ-誰を愛するか?-」
 大胆な発言が随所に飛び出し、聞いている方が『そんなこといっていいの?』と思うこともあったが(念のためにいえば、それは日本と韓国の不幸な過去の話に関するもの)、深刻な話を笑い飛ばしながら(フロアは凍り付いた場面もあったけれど)話すので、それほどジメジメ感じはしなかった。
 90分間、いろいろ考えながら聞くことができた。
 が、である。
 この講演会には、ある講義の学生さんたちに動員がかかったようであった。中には聞きたくない学生もいたのであろう。会場には一般の方がいたにもかかわらず、講演が始まっても、小声で話す学生がチラホラ。
 金さんも気になったらしく、始まってすぐ警告の発言。「小声でも気になるんです。」
 それでも小声は聞こえてきてさらに警告。
 会場には学長はじめ、前学長、法人理事長の姿。怖いものを知らない学生さんたち。(苦笑)
 ほとんどは、金さんの話を妨害するレベルの私語ではなく、全体的に静粛といっていいレベル。しかし、しばしば水を打ったように静かになることがあり、それに比べると気になるわけである。
 実は小生と同じ列に座った女子学生も断続的に小声でしゃべっていた。
 「静かにしなさい!」(これは小生。)
 会場を出るときには、隣でしゃべっていた女子学生が情けなくて、暗い気持ちで会場を後にしたのであった。(あーあ)