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vai vai vai 2

登るのが好きな43歳。
愛犬2頭との遊び記事や自転車、山登りなど、
日々のことを綴ります。

無雪期ラスト月山。(たぶん)

2014-10-27 11:12:42 | お山
週末、息子と二人で
御所山へ山小屋泊しに行く予定だったが、
私の風邪が酷いので中止に。

熱も咳も出ないのだが、鼻づまりが酷く、
山小屋で夜中じゅう寝苦しいのを考えるとちょっと・・・。

他の登山客にも迷惑かけるし。

というわけで、日曜日に子供ら連れて月山行きに変更~。

昨日が今年最後の営業日だった月山リフト。

混んでっかなぁ、と心配だったが、
意外と空いてた。

姥沢駐車場へ行くまでの紅葉が見事で、
行きも帰りも途中下車しまくり。

今年の紅葉はすばらしい!

姥周辺の木々はもうすでに丸裸に近い。

ブナはすっかり葉を落としていた。

青空・ブナ・湯殿山

気分もあがる。


(リフトから姥を)

リフト上駅8:50出発!

今回も隊長は息子。

本人もまんざらではないようで、
自信ありげ。

いいね~。

昨日はなぜか、姥経由の人が極端に少なかった。

おかげで人けのない登山を満喫。

平野部に立ち込めていた濃いガスは、
10時を過ぎてもまだ雲海のように見えた。

ここから見えるのは山形市、天童市、
寒河江の南部あたりかな。

姥からは鳥海山が見えた。


すこーし霞んではいるが、文句の付けどころのない秋晴れで
絶好の登山日和。

山の上は、平地よりも暖かだった。

姥からは月山に向かって気持ちのいい稜線歩き。




人も少ないし、この快晴だし、
ほんと贅沢だー。


はい!ここからが登りの正念場!

・・・と言っても、この子たちは馴れたもので、
余裕すら感じる。


逞しくなったなぁ。

先頭は相変わらず息子。



下りの人、遅い人もほとんどいないので、
ほとんど立ち止まらずに登り続ける。


「写真撮るから止まって~」
と、言わないと止まらない。

強くなったなぁ。




(途中振り返ってみるこの景色がとても好きだ。この景色は、映画『小川のほとり』で、
 東山紀之と勝地涼が峠を越えるシーンでも登場する。)

鍛冶小屋跡を過ぎると、急に風が強く冷たくなった。

不思議なもんだねー。



そして、この石碑着(10:55)。

2時間で着いちゃった。



子供たちはほんと強くなった。


(神社も人少ない)

今回は、神社と三角点には立ち寄らず、
風裏を求めて東斜面へ。





緩やかな下りをひたすら歩くも、
風が穏やかな場所はなく、
子供らがブーブー言い出したので引き返して、

頂上エリアに戻り下山方向へ一段下がり、鍛冶小屋跡前で昼食。(これだけなぜかiphone)

ここでいつも通り覇者のカレーヌードルを食し、
12:00、下山開始。





牛首から下へは向かわず、姥方向へ。

これもいつも通り。


こちらのルートはすれ違う人も
後ろから来る人もほとんどおらず、
静かな山を満喫。


振り返れば、少し雲が出てきた頂上方向に
雲の影が映ってまた一味違う風景になっていた。


誰もいない姥ヶ岳を通過し、


あとはリフト上駅まで下りるだけ。



13:30、上駅着。
今回もまた良い登山が出来た。

15:00に帰宅し、久しぶりに
週末やきとり会開催。



良い週末だった。


朝日軍道から出羽三山へ。

2014-10-15 10:14:31 | お山
朝日を歩いていたときに頭の中に
ずーっと巡っていた言葉、『朝日軍道』。

(※『朝日軍道』に関してはネット検索してね。)

420年前に直江兼続によって作られた
米沢と酒田を結ぶ山岳路。

が、ゼロから作ったものではなく、
その何百年も前からあった修験の道を結び、
馬が通れるように整備しなおしたものだそう。

そんなことを考えながらこの登山道を歩ていたら、
古の山岳信仰の雰囲気に浸ってみたくなり、
ココ、羽黒山に行ってきた。

(※出羽三山に関してはネットで検索してね。)



樹齢ン百年の杉並木に囲まれた
2446段もあるという石段を登る。



(白黒のほうが古っぽいか?)

その石には時折、こんな絵が刻まれている。

ひょうたんと盃、


山伏、


顔?


などなど。

三十三個彫られているそうで、
全部見つけられれば大願叶うと言われているらしい。

落書き的な物も多数彫られていたので
判別つかなかったけれど、
7個ほどは見つけられた。

途中すれ違った品の良いおじいちゃん曰く、
まずは7個見つければ、この日のご利益は叶うそう。



そして、三神合祭殿に到着。

何年振りだろう??


この茅葺屋根のスケールの大きさと言ったら
言葉では表現不可能。

ぜひ現場で見て欲しい。

マッチョな狛犬は同じ方向を見据えていた。






そして、下山。

やはり、お昼目指して歩く人が多いのか、
下りはほとんど人がおらず、静寂も味わえた。

冬、ここに来たことはないが、
スノーシューハイクも良さそうだ。

また冬に来よう。

その後は、息子の希望で大日方へ即身仏を拝みに。

入館料を払い本殿に入ると、お年を召した住職さんが
仏殿にて御説法中。

長くなりそうだったし聴くつもりはなかったのだが、
タイミングが合ってしまい、お話しを聴く流れに。(^^;

が、息子連れということで、
あまり難しい話しではなく、
即身仏になるまでの修行段階からのお話しと、
穴の中に入ってからのお話しをして下さった。

「ミイラと即身仏の違いは分かるかな?」

という感じでとても興味深くお話しを聴くことが出来た。

ありがとうございました。

朝日へ

2014-10-14 10:06:03 | お山
珍しく3連休取れそうだったので、
大朝日小屋に泊まりながらの紅葉満喫登山を計画。

が、予定どおり進まず
ドタバタ劇であった。

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まず・・・
一緒に行くはずだった娘が、木曜の夜に発熱。
翌日は学校を休むことに・・。
そんな状態の子を山に連れて行けるわけもなく、
急きょ、ソロ決定。

んじゃちょっとルート変えてみっか♪
と、日暮沢小屋スタートで竜門と狐を絡めた
稜線満喫コースに変更~・・・と
計画を変更して、当日、登山口に向かってみると・・・

あらぁ~・・・・
日暮沢に向かう道、まだ修復作業終わってないぢゃない。
自分の中で、通行止め情報の新旧がゴッチャになって
確認してなかった。

んぢゃ仕方ねーから、古寺鉱泉口から大朝日目指しましょうか、
・・・と、古寺鉱泉に向かってみると・・・
登山客で溢れかえっていて、駐車場に停めることが出来ない。

ここで一気にトーンダウン。
もう家に帰ってビール飲んで寝よ、と思い引き返すも、
せっかくここまで来たんだから、古寺山まで行って
引き返して来ればいっか、と思い直し、路側帯に駐車し、
約2.5km、車道を歩いてから・・・


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登山スタート。(6:40)

登山開始予定時刻を1時間も過ぎていた。


ふと見上げれば真っ赤に色づいたハウチワカエデ。



お次は黄色く色づいたミネカエデかな?

古寺山まで、と思っていたから気は楽だが、
その古寺山までがエライきついこのコース。





(黄色い光のトンネル)


しっかりと汗を絞られて、やっと古寺山着。

すると広がるこの景色!

(左が小朝日、中央が大朝日。)

これだよこれ。これが朝日の素晴らしさ。


期待していた紅葉はそれほどではなかったが、
青空の元、この連なりが見れただけで最高。


こんな景色を見て、さ、じゃあ帰ろーか、なんて
出来るわけもなく、気持ちはこの大朝日の頂上に。


(今回は小朝日は登らず。巻き道進んで熊越に。振り返れば小朝日の北斜面。)

古寺山過ぎても決して楽になるわけではないのだけど、
眺望が良いので、これまでのキツさとは全く違う
こんな稜線上を歩きながら、


バテて動きが遅くなった先行者が少し遠ざかるまで
のんびりと写真を取ったり景色を満喫しながら、


10:45、大朝日着。


遠方が霞んでいるので、
見渡す限り、という状態ではなかったが
雲一つない秋晴れ。



飯豊方向。


歩くはずだった稜線。


行きたかったけどね~・・。また今度!

いいねぇ~・・・山は。

が、残念ながら、小屋泊まりに必要な寝袋&マットは
車に置いてきた。

ものの1kgちょいだが、これを持って行くと、
泊まりたくなるので置いて行ったのだ。

∴、下山するしかない。

大朝日小屋の小広場で昼食を摂り、

(マルタイ棒ラーメン、2食食い。)

日帰り登山者の理想時刻に下山すべく、
12:00前に下山開始。

夕暮れまで5時間半。
時間はたっぷりなので、
立ち止まっては西側に広がる稜線や・・・

(やっぱ歩きたかった・・・(^^;)


東側に見える私の生活エリアを眺めたり、
真下の谷あいの残雪と紅葉に見とれたりしながら
のんびりと下山。




私的には大朝日よりもずっとフォトジェニックな小朝日。

近づくたびを何度も撮影してしまう。


このルート、
登りで感じる長さより、
下りの長さのほうがはるかに長く感じるという・・

何度も登り返しがあるせいかもしれない。



古寺山にて逆光の小朝日と大朝日。ここでこの景色ともお別れ。)





ここまで来ると登りの人も来ないし、
前を行く人、後ろから来る人の気配もまるで
感じなくなり、存分に孤独感を味わった。




なかなか辿り着かないハナヌキ分岐から
右に曲がり、




一服清水を過ぎれば、
あと1時間。



下りだけれども、水分補給をしっかりと行い、
ヒザ痛を未然に予防しつつ。


影が長くなりはじめた森。



そして15:20、古寺鉱泉着。


素晴らしい天気の中、良い登山が出来た。

隊長はきみだ。紅葉の月山

2014-09-24 11:48:26 | お山
秋分の日、
子供らを連れて紅葉の月山へ。

本当は家族全員で行ければ良かったのだが、
妻が体調を崩してしばらく寝込んでいたので
今回は留守番。

考えてみると、今までは不測の事態を考えて、
私一人で子供二人を連れて行ったことは
なかったので、初の試みだ。

最近、寄ると触ると言い争いばっかしている
コヤツらなので、お互い尊重し合うことで
何かいい感じになれば良いなぁという期待も。

8時のリフト運行開始に合わせて現地着。
8:30、リフト上駅出発。

いつも通り、まずは姥ヶ岳へ。

思っていたより紅葉が進んでいて、
まさに真っ赤!



ナイスタイミング!



見た目通りの色合いをカメラに
納めるのはとても難しいが、これが近い感じかなぁ。



時折、濃いガスが山を覆ってしまったりしたけれど、
昨日はこの紅葉が見れただけで大満足!

思うに、なんで子供って紅葉に
感動しないんだろう?

一応、「まっ赤ー、きれーい」とかは言うのだが、
いまいち薄っぺらというか。笑

なんつーか、紅葉を美しいと感じる度合いって
年齢とともに増していくとこはあると思う。
(紅葉の景勝地にはシニアが多いでしょ?)

子供らの脚力は間違いなくアップしており、
思っていたよりはえーはえー。



写真にはあまり写っていないが、前にも後ろにも
登山客がワンサカといる。

特に私たちのすぐ後ろに迫る
初老の男女のグループはとてもやかましく、
あのウルサさがイヤだったら頑張って歩け、と
叱咤したほど。



思うに、一部の女性は、女子高生の頃と、
いわゆるおばちゃんの頃と人生で2回、世間から
ウルサがられる年齢が来るんじゃないか?
と、思った次第。





まそんなこんなもあり、なかなかいいペースで進み、
最後の急斜面に取り掛かる。(10:00)

昨日は息子を隊長に任命してペースを任せたのだが、
なかなかどうしてかなり早い。





娘が怒って「ちょっと~!ペース落としてよ~!」と
言うほど早い。





そんなペースで進んだので、
10:33、この石碑着。



ここから三角点目指して歩こーか、と、
写真撮ろうとしたら、あっという間にガスが出て、
この有様。


そして10:45、三角点着~。


2時間ちょっとで着いちゃったよ。
ずいぶん早く登れるようになったね~。

お昼は、神社下の岩陰に陣取って
覇者のカレーヌードル。

これが美味いんだよなー。

ご褒美に覇者のドーナッツも。

カップ麺・おにぎり・ドーナッツ!
食うね~。

お昼に合わせて山頂を目指す人が多いので
頂上は混む一方!
すごい人だった。

混雑する頂上を後にして、
下山を開始。(11:25)

鍛冶小屋下あたりは登る人と下る人が入り乱れて
所々、大渋滞!

登り優先が基本だが、急斜面に喘いでる人が多いので
休憩がてらに下りを優先させてくれる人が多く、助かる。

けど、調子に乗ってわれ先に下る人も多いのが
どーも気になる。

臨機応変、いろいろで良いけれど、
われ先はダメだよ。

混雑するルートを避けて、
牛首の分岐を右へ。

再び姥ヶ岳目指す。

頂上へ向かう人の波も一気に減り、
静かな稜線をのんびりと歩く。

至福の時。



そしていい季節の到来だ。




また来よう!







岩手山 二日目

2014-06-27 13:34:29 | お山
岩手山二日目。

(ついにiphoneの電池も切れたので、
2日目の画像は全てくますけ提供。)


夜中、何度か目が覚めたが、
ここ数か月で一番寝たかも。笑


隣で寝る娘もよく寝ていた。
思っていたより小屋内が暖かく良かった。
いつでもどこでもすぐに寝て
一度寝ると全く起きない子なのだが、
こんな場所でもいつも通りなんて、
なかなか図太い神経の持ち主かもしれないな。

何度目かに目が覚めたとき、
外がうっすらと明るくなっていた。

ご来光を拝めるかもしれないと思い外へ出る。

これから日が昇るであろう東の空のその空間だけ
ぽっかりと雲が開いていてなんとか見れそうだ。

外輪山へ登る道を見ると、8合目小屋の登山客と
思われるグループが数組、闇の中で光の列となって
揺れている。

小屋へ戻り私が準備を進めているとメンバーたちも
起き出したので、皆で向かうことに。

どんどん明るくなっていくので
間に合わないんじゃないかと少し焦ったが、
厚い雲海のおかげで少し時間を稼げているようで
助かった。



雲海の上から顔を出すかと思いきや、その前に
雲の薄いとこから真っ赤な太陽が透けて見えた。





雲の端の光の縁取りが段々と明るさを増していき、
太陽が姿をあらわすまでの綺麗さったらなかったな。



ここに来たから見ることが出来た太陽だ。



娘には、今日この日のことをずっと覚えていてほしいと
願うが、たぶん、恋人や友達と同じ経験をすれば
あっさり忘れるだろう。笑



朝日を背に受けながら小屋に戻る。




もちろんたくさん寄り道しながらだ。


(撮影裏)


(8合目小屋と雲海。少し下界も見える。)


小屋に戻ると、小屋の住人達が
次々と出発していった。

昨夜は決して静かではなかった私たちにも
挨拶をしていってくれる寛大さに感謝。

何事もゆっくりマイペースな我々なので、
小屋を出発するのもだいぶ遅い。

荷支度済んで、さぁ下山!
・・・ではなく、小屋の裏山の鬼ヶ城散策へ。(7:00)

一部、残雪の上を歩いて、鬼ヶ城の稜線に上がると、
南側には雲海が広がっていた。



なんて山か分からないけど、いくつかの山が
雲海の上に頂上をのぞかせていた。



遠くに見える尖った山は多分間違いなく鳥海山だったと思う。
(間違いなくと言ってるのに多分と思うが入るけど。笑)

この雲の量にしてこの眺望。
我々はツイている。



スリリングな崖下りの手前まで行って、
鬼ヶ城散策は終了。

皆の満足そうな姿が見れて私も満足だ。

さて。
快適だった小屋に別れを告げて下山開始。(8:30)



下山開始と言ってもまずは外輪の上に
また上がらなくてはいけない。
3回目の登りだ。



外輪山に上がり、分岐へと向かう途中、
徐々に上がってきた厚い雲が、小屋のある不動平を
今まさに覆おうとしていた。



南から上がってきた厚い雲は、鬼ヶ城が堰き止めていた。

自分たちがさっきまで居たところが
雲に飲み込まれていく。
我々はツイている。



外輪に別れを告げて、これからは下り一辺倒。
自転車同様、下りが嫌いなので気が滅入る。

見えているのになかなか近づかない平笠不動小屋に
やっと辿り着き小休止後も、まだまだ序盤の長い下りを
ひたすら下る。



途中、残雪の横断も何か所かあったが、
アイゼンが必要なほどではない。



こちら斜面のシラネアオイの群生っぷりは
見事だった。



ツルハシ別れを過ぎ、下界からも見える一直線の
ザレ道に差し掛かると、コマクサがたくさん咲いていた。



この時期、これを見るためだけにここまで来る人も多いとか。

この一直線の道をひたすら下り、標高が下がるに伴い
コマクサの開花具合にも変化が見られたので、
デリケートな植物なのだろうな。

下りはまだまだ続き、第一噴出口、第二噴出口を経由して
少し気分転換。



さ、これからは少し緩斜面になるから楽になるよ~、と
メンバーたちを励ましたが、あまりの長丁場に皆、ストレスが
溜まり始めたようで、私をそのハケグチにし始めた。笑

どこが緩斜面なの?とか、まだなの?長過ぎ、とか
言っても始まらないようなことを言い出し、
ああ言えばこう言う状態。

ま、たしかにちょっと長いよな。
でも黙って歩きなさい。笑

右側に溶岩帯が現れ、森の木の中に
カラマツが混じるようになったらもうすぐゴール。


(ゴール間近、溶岩流の上にて)

そして14:30、焼走り口に到着。
皆たいしたケガも事故もなく無事下山。
要所要所での天気にも恵まれて、
盛りだくさんで最高な登山だった。

また行こう。

(くますけ画像ありがと)