ほっとぬくもり岐阜

パーソナリティ 小倉理恵  毎週土曜日 9:00~9:30

濃尾地震から122年

2013年11月02日 11時46分34秒 | 小倉理恵の日記

今から122年前、明治24年10月28日に濃尾地震が発生しました。

その2年後、岐阜市若宮町に建てられたのが、震災紀念堂。(詳しくは2011年10月1日の日記をご参照ください)

今週月曜日は、122年目の祥月命日法要と記念行事が行われ、亡くなった方の記録も公開されました。

岐阜大学の杉戸真太教授による講演では、今後東海地方で発生するであろう超巨大地震の発生確率や備えのお話が。

名古屋大学の羽賀祥教授は、濃尾地震と紀念堂の歴史を。

実は私も、そのあと講演をさせていただきました。

私が見てきた東日本大震災の被災地のことと、濃尾地震の記録文書から私なりに見つけた共通点についてお話しさせていただきました。

この日の参加者・篠田隆夫さん。毎月28日には欠かさず紀念堂にお参りにいらしています。

おじいさんが濃尾地震の被災者で、子供のころからよく紀念堂につれて来てもらっては地震の話を聞いていたとか。

「これまで自分は、紀念堂にお参りに来ては、おじいさんのことを思い出していたが、今日はっと気づいた。自分にも大切な孫が一人いる。その孫に紀念堂のこと、濃尾地震のことを伝えるのが、私の使命だ。」と話した篠田さん。

こうして、過去の災害が未来へ伝えられていくんだと感動したんです。

濃尾地震は122年前におきましたが、岐阜に生まれた私たちが過去から学び、現在の震災復興を考え、未来の災害に備えるために、伝えなきゃいけないものなんだと、改めて思いました。


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