岐阜市在住のファブリックアーチスト=布絵作家・永井典子さん。
現在、作品展「ふるさとの詩 春爛漫」が岐阜市のギャラリーariaで開かれています。
毛糸、着物のハギレなど、様々な布を使って、絵を描いていく永井産さんの作品。会場には誰の心にもあるふるさとの景色が描かれた作品、約100点が展示されています。
これがタイトルの「春爛漫」。
トルコブルーの生地が美しい「小花」。
フランス・夕暮れの田園風景。
「桜」「朧月」
布と糸が、永井さんにとっての筆と絵の具。一針一針丁寧に縫い上げていきます。
飛騨清見を訪れた時のイメージ。「星ふる里」。
下絵は描かず、直接布を重ねて絵を描いていきます。
「いつでも作品のイメージがあってね、布と針を持つとわくわくするの」と、優しい笑顔で話してくださいった永井さん。
この「冬」に一部に使われている生地は、永井さんが娘時代に来ていたスーツのハギレ。思い出の生地が、素敵な作品に生まれ変わります。
第3回小島信夫文学賞受賞作「長良川スタンドバイミー1950」と、続編「円空流し」の表紙も永井さんの作品。作者の松田悠八さんは、永井さんの叔父様なのです。
見ていると、本当にココロがほっとあったかくなる作品ばかり。ずーっとこの空間にいたいなー。とてて穏やかな時間を過ごさせて頂きました。
「ふるさとの詩 春爛漫」
永井典子 ファブリックアート展
日時:2012年3月23日(金)~4月1日(日)
会場:ギャラリーaria
住所:岐阜市正木北町4-1ビオ正木1F
電話:058-296-6224