明日で東日本大震災から一年。
一年という節目の日を迎えるにあたって改めて、震災について考える時間がふえたのではないでしょうか?
私は昨年7月に東北に行って、仙台市に住む友人からこのキーホルダーをゆずってもらいました。
毎日持ち歩いていますが、コンパクトでとても使い易くって、もともとつるつるに磨き上げられていたものが、使うほどに手になじんできました。
これは、「onagawa fish」と名づけられていて、宮城県の女川町(おながわちょう)で作られています。
女川町は津波で町の7割が流されるという壊滅的な被害を受け、人口の流出率も被災地で一番高い町だそうです。
1年経った今、やっと建物の解体作業がすんだところ。町に残る膨大な瓦礫の受け入れもはかなか進まないとか。
地盤沈下によって建物があった場所は満潮になると海になってしまうため、家も会社も建てられない。海で魚は取れるようになったけど、水産加工会社がないから、流通させられない。という現状。
そんなお話を聞かせてくれたのが、女川町でこのキーホルダーを作っている『小さな復興プロジェクト』代表の湯浅輝樹さんです。
湯浅さんは自らも仙台で被災したんですが、被災した女川の人たちのための仕事をつくること、そして現金収入につながるようにと、このプロジェクトを立ち上げました。
こだわったのはキーホルダーのクオリティ。買った人に永く愛着を持ってつかってもらえるように、ひとつひとつ手作業で丁寧につくられています。作業メンバーは11名。皆さん小さな子供を抱えた20~30代のママたちなんだそうです。
「はじめは被災者支援のために作り始めたonagawa fishだけど、全国の人に、これを持って見るたびに、自然災害は誰にでもおこるんだよって思い出して欲しい。」と話す湯浅さん。
私もそうします。
onagawa fishはこちらで購入できますよ。
HPはこちら→「小さな復興プロジェクト」