今週ご紹介した映画は、田村正和さんが14年ぶりにスクリーンに復帰した話題作、『ラストラブ』。原作は携帯小説で、若い女性を中心に圧倒的な人気になったベストセラー作家のYoshi。
田村正和さん演じる阿川明は、かつて、ニューヨークのジャズシーンを賑わしたサックスプレーヤー。ライブの途中での妻の死をきっかけに、音楽を捨て、一人娘とひっそり暮らしていました。
ある日、県庁の清掃局に勤める若い女性、結と出会います。これが伊藤美咲さん。
出会いは最悪だった二人がニューヨークで再会。やがて惹かれあう二人。
しかし、阿川の余命が3ヶ月と宣告されます。最後にもう一度、ステージに立つ決意をする阿川と、追いかける結。落ち葉が落ち葉が舞い散るニューヨークで、再会する二人。
これが最後の恋と知りながら・・・。
この映画を観て、私が最初に感じたことは、
「田村正和に日本は狭すぎる」
最近、団塊の世代のお洒落な男性を対象にした雑誌「粋Z」ってご存知ですか?阿川明は粋Zですね~。
映画の中にこんなシーンがあります。結の事が好きな県庁の後輩が、阿川に「いい年をして若い女性をふりまわすのはやめてください」。これに対し、阿川は「俺は若い男に対しては、優越感しかないよ。熱くなるな」と返すんです。
きゅわ~かっこいい~!!粋Z!
団塊世代の男性の皆さん
もう恋愛なんて、忘れてしまったよ。なんて言わないで、お洒落して、映画館に出かけてほしいな