goo blog サービス終了のお知らせ 

kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

直虎が竜宮小僧になる時三十二

2017-08-25 17:07:36 | おんな城主直虎

 

 

第33回 嫌われ政次の一生

 

 

 

『俺は行かぬ、 俺一人の首でたくさんの血を流さずに済むなら…

 

それこそ、小野の本懐、 

 

井伊に嫌われ、井伊の仇となる

 

私はこのために生まれてきたのだ』

 

処刑を前に助け出しに来た龍雲丸に牢で政次が伝えた言葉、

 

この言葉で、南渓和尚や、直虎は政次の覚悟を思い知ったのでしょうか

 

でも、刑場に足を引きずりながら入ってきた政次と直虎の目があった時、

 

政次にためらいはなかっただろうか、

 

直虎も、やはり政次を救おうと思わなかっただろうか

 

……

 

残念ですが、

 

そもそも、史実として残されたものは、

 

今川の犬として井伊に入り、井伊を落とすことを目論んでいた

 

政次が、井伊を追い立て、井伊谷城を奪い城主となり、

 

わずか34日間、徳川家康が攻め来て捕えられ処刑となった

 

これが歴史上の小野但馬守政次

 

 

ドラマが、史実を変えてしまう事はありませんでしたね

 

少しは期待してたのですが…

 

≪政次が処刑されて死んだ≫

 

この主軸はそのままでしたね

 

ただ、おんな城主直虎の脚本家、森下佳子さんは

 

嫌われ政次にしなかった

 

政次を悪人にして地獄に送ることはしなかった

 

森下さん、ありがとうございます、です

 

 

人知れず大切な人を守り抜き、悪者になることもいとわない

 

まるで、竜宮小僧のように…

 

直虎に捧げる一生でした

 

とても切ない一生ですね

 

 

 

 

『地獄へ落ちろ、小野但馬、地獄へ

ようもここまで我を欺いてくれたな

遠江一、日の本一の卑怯者と未来永劫、語り継いでやるわ!』

 

『笑止!未来など元より、女頼りの井伊に未来などあると思うのか

生きぬけるなどと思うておるのか

家老ごときに、たやすくたばかられるような井伊が、

やれるものならやってみろ

地獄の底から…見届けて……』

 

ふたりの最期に交わした言葉

 

これが、

『我をうまく使え、我もうまく使う』

ということだったのでしょうか

 

 

最期まで心の中を見せなかった政次、

 

それはまるで子供の頃、腰にさげていた能面のように…

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
« 俳句の会に行きました | トップ | 八月ももうそろそろ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿