前週の日曜日に新潟ハーフマラソンを走ったリカバリーを考えていたら、水曜日には卓球をして、その後はまたまたリカバリー。
そうしたら、今度は気温が低くなって雨降り。
まあ、そんなことを自分に都合のいい言い訳にしてダラダラしていたら、もう8日も走っていなかった。
来週の日曜日には笹川流れマラソン大会に出て、ハーフマラソンを走る予定なのに、これではちょっとだらけ過ぎ。
いくらなんちゃってランナーでも、少しは足慣らしをしておかないと。
そんなつもりで、10kmくらいはジョギングをしておこうと走り出した。
行先は、いつもの潟のある公園。
春の花々に会えるといいなあ、と思いながら出発した。
走り出すと、久々のせいか足が重い。
リズムもよくない。
2kmくらい走って、もう脚が疲れた感覚だった。
3km余り走ったところに梅の木があった。
白い花満開。
ちょっと気分をよくしたまま、潟の周辺を走る。
すると、ミズバショウが美しい時期を迎えていた。
その近くでは、暖色冷色取り混ぜて、ショウジョウバカマが美しさ全盛期。
もう咲いているかな、と思いつつ目で探しながら走ると、すぐにかわいいピンクの花が見つかった。
イワナシだ。
今年は咲くのが早いし、たくさん咲いているのを見て、なんだか胸キュン。
ピンクの次は、少し青系統の花を見たい。
あった、あった、咲いていた。
キクザキイチゲの青花。
午後3時過ぎなので、もうちょっとしぼみ加減だけど、会えてうれしや花いちもんめ。
雪割草も咲いているかもしれないな、と思いその場所へ。
枯れ草や枯葉で汚れた場所のものはなくなっていたが、斜面でしぶとく生き残ったものが咲いていた。
足元の野草ばかりに目が行ったが、頭上の木にも花はいっぱい。
まず咲くマンサク、まだ残っているものもある。
「馬酔木」をどうして「アセビ」と呼ぶのかわからんが、小さな花の集合体はかわいいもんだ。
ヤマザクラは、ソメイヨシノよりひと足早く開花中。
影響を受けたか、ソメイヨシノ(おそらく)でも一本だけ気の早いものがつぼみを開かせ始めていた。
レンギョウも、黄色があざやかだ。
サカキは、小さな花がすずなり。
ツバキも赤い花いっぱいだ。
次から次へと花に会える。
う~ん、なんとぜいたく(?)なRUNだろう!!?
こうして、開花中の花を見つけるたびに足を止めて撮影する春の野の花花見RUN。
走っては止まってパチリ、走っては止まってパチリ。
こんなことを繰り返していたら、重かったはずの足取りが変わっていた。
いいリズムで走れるようになっていた。
たくさんの花見で、身も心も軽くなったということだ。
11km。ぜいたくな春の花見RUNだった。
ただ、笹川流れマラソンでは、今日の倍の距離走るんだよな…。
…と、ちょっぴり不安なのは変わらないけど…。