ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

完全に退いたつもりの仕事だったが…

2021-01-29 21:51:37 | 生き方
39年間働いた。
定年退職。
再任用。
そして、完全退職。
それからもうすぐ2年。

41年前、学生時代を終えて社会に出てから、選んだ仕事をずっとやってきた。
それは、自分の性格や気性に最もよく合っていたからだと思う。

仕事をしていくと、やはりその仕事ゆえの難しさにぶち当たる。
ぶち当たって、失敗して、打ち砕かれるような気持に陥ったのは、一度や二度ではない。
しかし、それを自らの努力によって、一つ一つ乗り越えてきた。

そのような仕事上の経験を重ねることによって、自分の人間性を少しずつ高めてこられたようにも思う。
これは、どの仕事であっても、きっと同じではないだろうか。

完全退職の年齢になるまで、1つの職種をずっと続けてきた。
おかげさまで、自身の人間性も磨かれた。

だが、退職という節目の機会を得て、あとは後進に道を譲るのが、正しいと思った。
自身のその思いに素直に従うことにしたのだった。
自分自身の外で働く歴史は終わったつもりでいた。

それが、特別な事情があったせいで、乞われてもう一度、短期間、仕事に復帰することになった。
自分にしかできない理由を伝えられ懇願されると、さすがにNO!とは言えない。
できる範囲内で、とりあえずがんばってみようかと思っている。
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