ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

女子フィギュア全日本選手権のレベルの高い戦いに

2018-12-23 22:25:22 | スポーツ
レベルの高い、すばらしい大会だと思った。
フィギュアスケートの全日本選手権をテレビで見ていた。
目がくぎ付けになった。
出る選手、出る選手のフリーの演技の出来がすばらしい。

注目の紀平梨花は、トリプルアクセルを2本決めて、きわめて高い得点を出して、トップに躍り出た。
三原舞依は、ジャンプにスピンにステップに、どれも質が高くノーミスの演技だった。
宮原知子は、さすが全日本5連覇の女王だけあって、貫禄の演技を見せたが、ジャンプで1つだけ小さなミスをしたこともあって、僅差で紀平に及ばなかった。
坂本花織は、最終滑走でやりにくさが半端なくあっただろうが、去年以上に技術が高くなり勢いもあった。
ほぼ完ぺきと言える出来で、シーズンベストを10点も上回り、なんと逆転優勝。
4人のどの演技もすばらしく、結果は以下のようになった。

1位 坂本花織228.01点(ショートプログラム75.65、フリー152.01)
2位 紀平梨花223.76点(シ68.75、フ155.01)
3位 宮原知子223.34点(シ76.76、フ146.58)
4位 三原舞依220.80点(シ72.88、フ147.92)

三原舞依の演技もすごくよく、220点を超えるものだっただけに、表彰台に上がれないことは不運、と気の毒に思った。
宮原だけが20歳だが、あとは皆10代だ。
10代でないと勝てないようなスポーツはなかなかないだろうな、と思う。
今日は、ドラマを見ているような、先の分からない面白いマンガを見ているような気持ちになって、女子フィギュアの放送を見ていたのであった。

見ていながら、面白いマンガと言えば、35年ほど昔、女子フィギュアスケートを描いたマンガで、「青春白書」(上原きみ子)というのがあったなあ、なんて思い出した。

教え子の女の子から、「読んでみて」と言われて、「ほいほい」と全8巻を借りて一気読みしたことがあったっけ。
主人公の女の子が、4回転ジャンプを決めてしまう、なんていかにもマンガみたいな(まさしくマンガである)話が展開されていたのだった。

さて、現実のフィギュアでも、男子は4回転が普通にできないと得点が伸びなくなっている。
また、女子でも今や、紀平やロシアの選手たちによって、本当に4回転ジャンプの時代が近いように思えてきた、今日の試合の技術の高さであった。
現実がフィクションに近づいているなあ…。
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