ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

死闘の末に… ~アウエー磐田戦~

2020-11-11 22:31:49 | アルビレックス新潟
死闘だった。
最後までハラハラドキドキした好試合だった。

サッカーJ2リーグ第33節。
ジュビロ磐田対アルビレックス新潟の一戦。
磐田は、前節にCOVID-19 感染症の陽性者が出た影響で、ベストメンバーから遠い顔ぶれだった。
しかし、今節は、かなりベストメンバーに近い選手たちが出場していた。

新潟も磐田も、中2日での試合とはいえ、感染の疑いで休んだ選手が多い磐田の方が、逆に優位ではないかと思えた。

試合は、立ち上がりから両チームがチャンスを作り、互角の立ち上がりだった。
しかし、次第にホーム磐田の方がボール支配率は高くなっていった。

それでも、新潟の選手たちは、よく足を動かし、守備にも精力的に動き回った。
そして、決定的な場面でも、19歳のGK藤田が、相手ボールをはじき返し、ゴールを割らせなかった。

だが、激しい試合に、ケガから復帰したばかりのDF新井が、膝を痛めてしまい前半のうちに、交代を余儀なくされた。

誰が出ても、同じように目指す試合ができる。
そんな今の新潟。新井に代わった堀米もよく守っていた。

前半を0-0で終えた新潟は、後半開始早々から、決定力のある鄭大世と至恩を入れた。
すると、ここ数試合絶好調のロメロフランクと攻め上がった鄭大世が、後半13分、鮮やかな左足のゴールを決めた。
新潟先制。

ここで敗れる訳にはいかないのは、新潟も磐田も同じ。
勝って勝ち点3を得ないと。
30分早く試合が始まった上位チームたちは、皆勝利していた。
首位徳島、2位福岡、3位長崎、5位甲府、6位北九州と、皆勝ち点3を手に入れていた。
新潟だけが、3を取らないということは上位から離されるということを意味する。
なんとか逃げ切って勝ってほしい。
そう思いながら、心臓をドキドキ出せながら、DAZNの放送に見入っていた。

新潟の選手たちは、本当によく走って、体を投げ出して、よく守っていた。
疲れた体で、けが人が続出で、後半には校長のロメロフランクもひざを痛め、交代退場せざるをえなくなった。
選手層が薄くなった中で、どの選手もすばらしいがんばりを見せていた。
だからこそ、このままなんとか勝ってほしい、と強く祈っていた。

だが、90分になろうとするとき、GK藤田が懸命にはじいたボールを決められ、同点に追いつかれてしまった。
ああ、無情!

結局、1-1の「痛み分け」に終わってしまった。
残り試合と、2位との勝ち点差12を考えると、厳しくなった、と思う。

ただ、思う。
これだけの試合を見せてくれる選手たちが誇らしい。
アルビレックス新潟の試合は、こんなに面白く素晴らしいのだということを、プレーで見せてくれる。
これだけのプレー内容を見せられると、勝てなかった選手たちへ罵声や怒声を浴びせるなんてことは、とてもできないはずだ。

今季が、こんな感染症の特別なシーズンでなければ、J1への道はもっと広かったのではないだろうか、と思ってしまう。
よいプレーは、ハードだ。
ハードゆえに、けがをしやすい。
くしの歯が抜けるように、選手たちが次々と負傷離脱していく現状は、痛々しい。
それでも、手を抜かずに懸命にプレーする選手たちは、本当に誇らしいのだ。
今やJ1昇格がすべてではない。
また躍動するサッカーの試合が見たい。

順位に関係なく、
「勝利に向かって、突き進め新潟!」

VAMOS NIIGATA !

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