ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

ごせん紅葉マラソン、充実感ある走りができた

2018-11-04 20:13:55 | RUN
2年ぶりに、ごせん紅葉マラソンに参加した。
選手受付はないが、ゼッケンを見せると、さくらアリーナの入口で、大会プログラムと参加賞を渡された。
今大会は、息子と共に参加。
息子は、今回この大会初参加。
2年前に私がこの大会に参加した時のことを思い出してみる。
約5km(?)、11.5km、17kmの3か所の折り返しがあった。
だから、折り返し点に向かうと、3回折り返したランナーと出会うことができる。
ただし、2回目・3回目の折り返しは、山に向かう方向なので、軽い上りになる。
また、ラスト1kmでは、急な上り坂になる。
前回は、ここで心が折れたのだった。

今回の目標は、①最後までしっかり走ること。
そして、②できれば1時間50分の自己記録更新を図りたい。
何よりも、③残り1kmの最後の坂を歩かずに走って上りたい。

今日は、青空、いい天気。
気温も上がっていきそうな予報。
ただし、走り始めは気温が低い。
服装は、半袖・短パンだが、ふくらはぎ・足首サポーターやアームウオーマーを使用。

開会式では、五泉警察署長の話が面白かった。
「私も、先日2回目のフルマラソン完走を果たした。今回、警察署員の何人かが大会を走る。本来警察を抜くとスピード違反になるのだが、今日は抜いてもいい。抜いた時には、しっかり走れ、と檄を入れてほしい。」
こんな話だった。


9時30分、2500人の参加者のうち、最も多く出場しているハーフマラソンのスタート。
最初は混雑していて、思ったようには走れない。
そこで、左側の道端を走るなどしてしのいでいた。

1km付近の下り坂(帰路には急激な上り坂になる)が終わると、左折し田んぼの中の舗道をひたすら走る道となる。
ようやく人込みではなく、自分のペースで走れるようになった。
1kmが5分47秒もかかったのに、2kmまでの1kmは5分8秒。
ちょっとだけ速すぎるかなあと思っていたところ、復路用の給水所に、知り合いが2人いた。
1人は、2年前一緒に勤めていた人だし、もう1人は4年前一緒に仕事をした人だ。
スピードは逆に上がり、3kmまでの1kmは5分3秒、張り切り過ぎだ。

早いもので、もう5kmを折り返してくるランナーたち。
私に先行して折り返してくる息子の姿を探していたら、急に登場(?)し、ハイタッチしそこねた。

最初の折り返しで、いつも会う同年代ランナーのSNさんにすれ違う。
あれまあ、私より5秒ぐらい先行しているだけだなあ。
ということで、少しずつ差を詰めていって、やがて追い付くことができた。

初めての給水所で、2年前の同僚から水をもらい、頑張ることを誓う。
SNさんより前に出て走り始めた。

やがて、道は第2折り返し点に向かう方へと曲がる。
道が軽い上り坂になり、おまけに山から向かい風が吹いてきた。
快調だったタイムが5分20秒前後まで落ちた。
それも、折り返すと、今度は下りで追い風。
タイムを取り戻すことができた。

そして、第3折り返し点に向かう道に入った。
15km地点を過ぎると、今まで潜伏するように走っていた(?)SNさんが、スピードを上げて抜いて行った。
関川マラソンでも後半に抜かれたし、その前の白根マラソンでもそうだった。
後半強い人だなあ…と感心しながらも、「私だって、最近は粘れるようになってきているんだぞ。」と思いつつ、見える範囲で追いかけた。

第3折り返しに向かう途中、軽い上り道だったのが、急に下るようになるところがあった。
これは、復路では急に上る道になるから、上る脚を残しながら前に進む。
折り返し点近くでは、給水所で水のほかに私の好きなチョコレートも置いてあった。
しかし、暑い今日はチョコより水が大切だった。

先ほどの急な道を上ると、3kmくらい下り坂になる。
今まで後半にスピードを上げるように意識して練習してきた。
だから、行けるはず!
と、思いを強くして、前のランナーを抜いて行くが、時に逆に抜かれていく。
SNさんは私以上にスピードが出せているようで、逆に少しずつ差をつけられている。

「50foxさん、がんばれ!」
個人名で呼んでくれるのは、ゼッケンに名前が大きくカタカナで書いてあるから。
やはり、個人名で呼ばれるのはうれしい。
これは、このごせん紅葉マラソンならではのすばらしい配慮だと思う。
呼ばれた個人名に、「ありがとう!がんばります!」と応え、いよいよ残り1kmの坂に向かう。
2年前には、この最後の坂を上る力が残っていなかったが、今年は違うところを示したい。
強い気持ちで腕を振って上った。

上り切ると後は下り、ゴールが近い。
陸上競技場に入り、可能な限りスピードを上げて、1人を抜いてゴールした。

ゴール付近のボランティアの方々とハイタッチをしていたら、去年までレースによく出ていたINさんがボランティアランナーの格好をしていたので、思わずハイタッチのほかに、握手をした。

記録証を発行してもらうと、1時間49分台のタイムが載っていた。
1時間50分台だった自己記録の更新。
うれしいじゃないか、初めての1時間49分台だ。
目の前にSNさんがいたので呼び止めると、彼は、1時間48分台で、私より40秒早くゴールしていた。
さすがである。

そして、息子に会うと、私よりも12分早くゴールしていた。
「自己ベストではないが、後半は、今まで最も速い追い込みができた。」
と言っていて、満足そうだった。

私自身、青空で陽射しが結構強いなか、よくがんばることができた。
冒頭の3つの目標をすべてクリアでき、満足できるレースだった。
①最後までしっかり走ること。
②できれば1時間50分の自己記録更新を図りたい。
③残り1kmの最後の坂を歩かずに走って上りたい。

今季最後の大会出場で、ハーフマラソンのベストを更新できた。
2年前は、ゴール後、目の前が真っ白になり、ふらふらになったのだが、今回はそんなことはなかった。
結局は、練習であり、走り慣れることが一番なのだなあと感じている。
60代ランナーだからと、練習も週2回と無理はしていないが、それでも記録を伸ばせていることがうれしい。

これで、今年の大会出場は終了。
今年は、走りが安定して、充実した結果を出せた大会が多かった。
めでたし、めでたし。
コメント
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