ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

S氏よりの手紙

2014-11-11 20:52:30 | RUN
11月5日。職場に一通の白い封書が届いた。
封筒の裏を見たら、Sさんの名前があった。
あの、胎内市ロード大会で私をあっさり追い越して行ったSさんである
封を開けると中には、手紙と4枚の写真が入っていた。
折り返し地点やゴール付近で、私の写真を何枚か撮ってくれていたのだった。
大会からまだ2日しかたっていないというのに。
わざわざすぐに送ってくれたのだった。


前略
11/3の胎内市ロード大会、お疲れ様でした。
当日は寒くておまけに人が少なくて、少々寂しいレースでしたが、途中で貴君のゼッケンを発見し、並走することができてとても嬉しかったです。
胎内市で走るのは初めてでしたが、都合がつけばまた来年以降も参加したいと思っています。
私は春と秋のシーズンは県内あちこちに出かけて走っていますが、またどこかでお会いできるといいですね。
取り急ぎ写真をお送りします。
折り返し付近の写真はグローブをしていたため、若干タイミングがずれてしまいましたが、ご容赦ください。
ご自宅の住所が不明ですので、不躾ながら職場宛にお送りさせていただきます。
暑い夏が過ぎたと思ったらあっという間に冬ですね。
時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます。
                  草々
         2014年11月4日
              S


文章を読んでみても、実にさわやかな、ナイス・ガイだと思った。
50代後半になって、ナイス・ガイもないもんだとは思うが、彼が運動が得意ではなかった高校時代よりもスリムになっていたし、何より私をあっさり抜いて走り終えても元気が有り余っていた。
そして、この2日後に届いた手紙の迅速さ。
「ナイス・ガイ」と呼ぶにふさわしいと思えた。
所属が、「○○ランナーズ」となっていた彼は、今までの人生でずっと走り込んできたのだろう。
高校時代は、隣のクラスにいた彼だったが、今回のように話したことはなかった。
おまけに、こうして写真をすぐに送ってくれる。
いいヤツだったんだなあ、と見直したと言うか、感心した。

自分が走るようになったから、こんな再会もできたのだろう。
RUNに親しむようになって以来最大の楽しい出会いであった。
次は、どこのレース会場であえるだろう?楽しみだ。






コメント
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