ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

とりあえず元気なスタート、ということにしよう

2014-01-01 23:17:39 | 生き方
元旦6時起床。
息子と2人してガサゴソ動き出した。
今年も、村上元旦マラソンに参加するためだ。
おせち料理も置いといたまま、まずは餅を焼き、この辺りの郷土料理である「小煮物」に入れ、雑煮として食べた。

そして、7時台出発。
胎内市を過ぎるあたりから、上空は真っ黒。
すごい稲光が時折、横に走り、また光った、また光ったと2人で言いながら、開催地村上市に向かった。
幸い、開会式の会場である体育館に着くと、雨は降っても雷は直接の影響がなく、無事に開催の運びとなった。

今回の開会式は、「さけりん」の登場もなく、淡々と終わってしまった。

昨年と違って、今回は、知っている子どもの出場はなかった。
代わりに、知っている人が2,3人あいさつしに来てくれた。(こちらから行かず、面目ない!)
息子は5km、私は10kmに出場した。
前回は、大雪の中のレースであったが、今回は強風・降雨のレース。
足元が滑らないだけ、今回の方がまし。

出発すると、大勢の混乱の中を走り出す。

足元に雪があった去年よりは走りやすいが、あいにくの向かい風。
最初の1kmが5分25秒もかかってしまった。
やばい!
今回の目標は、50分切りなのだ。
このままで行くと、それは果たせなくなる。
と言うことで、次の1kmは途中から追い風になったこともあり、4分50秒、4分49秒、4分43秒、4分57秒と、前半をまずまずのペースで行けた。
2kmを過ぎて、前に知人がいた。
この人には負けたくない、と思ったのだが、その後、どうしても差を詰められなかった。
やはり向かい風で始まる後半は、5分16秒、5分1秒、4分57秒、4分46秒、4分47秒…。
苦しくなるが、自分を抜いていく人たちの足取りが軽く見えること。
目の前の知人の姿もわずかずつ遠くなっていった。

ゴール付近で、私を応援する子どもの声がした。
小学校3年生のD男さんだ。
一緒に歩道を走ってくれた。
「がんばれ、がんばれ。」と声を出しながら。
なんと、彼の方が速いとは。
情けない。
最後の数十メートルを加速した。
目の前の人を2人ほど直前で抜いて、ゴール。
最低目標だった50分を20数秒少なく走り切ることができた。
ゴールしてから、D男さんとその一家に感謝した。
彼の励ましがあったから、2人を抜けた。数秒早くなった。
しかし、記録は、昨年より10秒ほど遅くなった。
やはり加齢と運動不足ですなあ。
とはいえ、完走した自分に拍手!


残念なことは、今年は抽選で何も当たらなかったこと。
そして、ふるまわれた鮭汁の具に鮭はなく、薄っぺらな白菜とねぎ少々だったこと。
それでも、今年も元気なスタートを切ることができた。


夜、娘の病室に、妻が作ったおせち料理を持って行った。
「あけまして、おめでとう。」と言いながら。
持って行った料理は、すべてしっかり食べた娘だった。
病院の夕食もかなり食べた。
あわせて元気な食べっぷりだった。

2時間ほど病室に滞在した後、私の帰り際に、思い出したように娘は言った。
「あけまして、おめでとう。」
さっき、2時間前にそれを私から言って病室に入ったのになあ。
忘れているんだから…まあ、病気だからしようがないけど。
その後の娘のからかいが、可笑しかった。
「ハゲまして、おめでとう。」
言いながら、娘は笑っていた。
私は、確かにそういう身体的特徴を持っている。
「このヤロー、親をからかいやがったな。」
と言いながら、私も笑った。

食欲と言い、からかいといい、明るさを感じた正月初日の娘だった。
今年こそ、よい年になりますように!

2014年が始まった。
とりあえず、元気なスタート、ということにしよう。

コメント (2)
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