あけましておめでとうございます。
今年は、私の年齢も父の享年に達する。
私は、今年も一年元気にいたい。
まずは「一年の計は元旦にあり」
息子が出るというので、元旦に行われる「村上市元旦マラソン」に出場することにした。
朝は、もう5cmくらいの雪は積もっていた。
車を運転して村上市に向かう途中、場所によっては10cmくらいの雪があった。
着いた場所、村上市では、毎年元旦マラソン大会が行われている。
その回数、なんと「第58回」。
日本の元旦マラソン大会の草分け的存在だ。
会場周辺では、朝から、たくさんの役員の人たちが、車の案内や人の誘導、除雪や大会に必要な案内板の設置などに携わっていた。
ありがとうございます!
という気持ちになるよねえと、一緒に行った息子と話し合った。
駐車場がなくなって誘導された村上小学校のグラウンドは、雪!
この水分の多い雪の上を車が動くのでは、春になった頃グラウンドは車の轍(わだち)などで、ぐちゃぐちゃになっていることだろう。
さて、体育館で、開会式。
「さけりん」なるキャラクターも登場。
ユニークでかわいらしいが、重そうで動きもよくない。
開会式が終わってから、私が出る10kmのスタートまでは、1時間半もあった。
その間、雪の降ること降ること。
「わさわさ」と雪が降る、というのはこういうことかと思った。
体を動かし、外が雪で使えないので1階の駐車場で走ってウオーミングアップ。
10時半に、走る前からうれしいできごとが。
私のゼッケン番号が、村上市の名産品が当たる抽選に当たっていたのだ。
私が当たった景品の中身は、「鮭の酒びたし」。
入っている量は少ないが、値段は結構高いのだ。
酒のつまみにちょうどいい。
うれしいなあ!
こいつは、春から、縁起がいいわい!
そろそろスタートの時間、というので外に出てみたが、寒い!
こんな降雪のひどい天気なら、寒さが厳しい天気では、夏用の帽子ではなく、ニット帽の方がよかったなあ、と反省。
手には、軍手。
長袖は1枚着ていたが、ウインドブレーカーをもう1枚重ね着した。
これによって、並ぶのが遅れ、少し後ろになってしまった。
走り出してみると、これはすごいコンディションだった。
正面から、大粒の雪が襲ってくるだけではない。
足元は、びちゃびちゃの雪。
その雪が、やわらかいながらかためられているところあり、足跡で水がたまっているところあり、もろに水たまりあり。
沿道には、積もった雪。
誰もの視線がどうしても足元にだけ集中し、ゆっくりした走りになる。
それに加えて、並ぶのが遅れて後ろになったせいもあって、スタートしても前の人々の走るスピードが上がらない。
人の隙間を見つけたり、沿道の雪の中に足を突っ込んだりしながら、自分が走りやすい速さで走るまでに、3分近くかかってしまった。
でも、この空気の冷たさと雪の当たり方を見ると、重ね着したのは悪くはなかったはずだ。
目の前に、ヘビの被り帽子をしているランナーがいる。
とりあえず、この人を目安に走ることにした。
雪のせいで、1kmの標示を見逃した。
交差点を曲がって少し大きな道路に入ったら、これまたすごい道だった。
道路中央から消雪パイプで水がどんどん出て来る上、走路は雪もたまりシャーベット。
夏なら、さぞかしうまかろう。
しかし、今は冬。
走路中すべてが水たまりかシャーベット+水。
避ける術はなく、シューズはぐちょぐちょになり、冷水がすねや太ももに引っ掛かる。
おお、冷たい!なんてコンディションだ。
でも、思う。
こんな条件で走れるなんて、楽しい…?!!
こんな中で走れるなら、どんな時も走れるよなあ…。
悪コンディション下でも、タイムは尻上がりによくなっている気がした。
2kmで10分21秒。
3kmで15分22秒。
それが、コース1周が終わる5km地点で、25分5秒。
コースはわかった、あと半分。
できれば、1km5分以下となる50分を切りたいものだ。
目の前のヘビの帽子の人は、私より少しずつ速くなっているのか、差を開けられてしまった。
6km地点で30分7秒。
8km地点で40分13秒。
この辺から、
自分を抜こうとするランナーの人に付き少しスピードを上げる
→少し離される
→また別の抜こうとするランナーの人に付き少しスピードを上げる
→少し離される
…この繰り返し。
ヘビの帽子のランナーは、だいぶ前にいるのがわかるが、追えなくなっていた。
だが、追いつきたいと思ったせいか、タイムはだいぶ上がっていった。
残り1km、44分49秒。
車を止めた村上小学校から、残り数百メートルになると、いろいろなランナーがラストスパートをかけてくる。
次々に追い抜かれていく。
追い抜いて行くランナーの中に、白髪頭の、間違いなく自分と同じ50代の人がいた。
残り50m、ここでムラムラっと、負けん気が湧いた。
追い抜いてやる、そう思って一気に加速し、その人を含め2,3人を抜いた。
ゴール!
結果は、50分を30秒切ることができ、目指していた49分台のタイムが確保できた。
このひどいコンディションでも、走り切れたし、順位も50歳以上男子では、80人弱の参加者中20位台でいられたのも、それなりにうれしかった。
5kmの部に出た息子も、自己新が出て、「高校生~20代の部」で結構上位に入れたので喜んでいた。
おまけに、帰りには体育館入口で、鮭汁がふるまわれていた。
おいしかった。
体が温まった。
さあ、元旦から悪条件にめげずにがんばれた自分。
「一年の計は元旦マラソンにあり」
きっと今年はいい年になるぞ、と。
今年は、私の年齢も父の享年に達する。
私は、今年も一年元気にいたい。
まずは「一年の計は元旦にあり」
息子が出るというので、元旦に行われる「村上市元旦マラソン」に出場することにした。
朝は、もう5cmくらいの雪は積もっていた。
車を運転して村上市に向かう途中、場所によっては10cmくらいの雪があった。
着いた場所、村上市では、毎年元旦マラソン大会が行われている。
その回数、なんと「第58回」。
日本の元旦マラソン大会の草分け的存在だ。
会場周辺では、朝から、たくさんの役員の人たちが、車の案内や人の誘導、除雪や大会に必要な案内板の設置などに携わっていた。
ありがとうございます!
という気持ちになるよねえと、一緒に行った息子と話し合った。
駐車場がなくなって誘導された村上小学校のグラウンドは、雪!
この水分の多い雪の上を車が動くのでは、春になった頃グラウンドは車の轍(わだち)などで、ぐちゃぐちゃになっていることだろう。
さて、体育館で、開会式。
「さけりん」なるキャラクターも登場。
ユニークでかわいらしいが、重そうで動きもよくない。
開会式が終わってから、私が出る10kmのスタートまでは、1時間半もあった。
その間、雪の降ること降ること。
「わさわさ」と雪が降る、というのはこういうことかと思った。
体を動かし、外が雪で使えないので1階の駐車場で走ってウオーミングアップ。
10時半に、走る前からうれしいできごとが。
私のゼッケン番号が、村上市の名産品が当たる抽選に当たっていたのだ。
私が当たった景品の中身は、「鮭の酒びたし」。
入っている量は少ないが、値段は結構高いのだ。
酒のつまみにちょうどいい。
うれしいなあ!
こいつは、春から、縁起がいいわい!
そろそろスタートの時間、というので外に出てみたが、寒い!
こんな降雪のひどい天気なら、寒さが厳しい天気では、夏用の帽子ではなく、ニット帽の方がよかったなあ、と反省。
手には、軍手。
長袖は1枚着ていたが、ウインドブレーカーをもう1枚重ね着した。
これによって、並ぶのが遅れ、少し後ろになってしまった。
走り出してみると、これはすごいコンディションだった。
正面から、大粒の雪が襲ってくるだけではない。
足元は、びちゃびちゃの雪。
その雪が、やわらかいながらかためられているところあり、足跡で水がたまっているところあり、もろに水たまりあり。
沿道には、積もった雪。
誰もの視線がどうしても足元にだけ集中し、ゆっくりした走りになる。
それに加えて、並ぶのが遅れて後ろになったせいもあって、スタートしても前の人々の走るスピードが上がらない。
人の隙間を見つけたり、沿道の雪の中に足を突っ込んだりしながら、自分が走りやすい速さで走るまでに、3分近くかかってしまった。
でも、この空気の冷たさと雪の当たり方を見ると、重ね着したのは悪くはなかったはずだ。
目の前に、ヘビの被り帽子をしているランナーがいる。
とりあえず、この人を目安に走ることにした。
雪のせいで、1kmの標示を見逃した。
交差点を曲がって少し大きな道路に入ったら、これまたすごい道だった。
道路中央から消雪パイプで水がどんどん出て来る上、走路は雪もたまりシャーベット。
夏なら、さぞかしうまかろう。
しかし、今は冬。
走路中すべてが水たまりかシャーベット+水。
避ける術はなく、シューズはぐちょぐちょになり、冷水がすねや太ももに引っ掛かる。
おお、冷たい!なんてコンディションだ。
でも、思う。
こんな条件で走れるなんて、楽しい…?!!
こんな中で走れるなら、どんな時も走れるよなあ…。
悪コンディション下でも、タイムは尻上がりによくなっている気がした。
2kmで10分21秒。
3kmで15分22秒。
それが、コース1周が終わる5km地点で、25分5秒。
コースはわかった、あと半分。
できれば、1km5分以下となる50分を切りたいものだ。
目の前のヘビの帽子の人は、私より少しずつ速くなっているのか、差を開けられてしまった。
6km地点で30分7秒。
8km地点で40分13秒。
この辺から、
自分を抜こうとするランナーの人に付き少しスピードを上げる
→少し離される
→また別の抜こうとするランナーの人に付き少しスピードを上げる
→少し離される
…この繰り返し。
ヘビの帽子のランナーは、だいぶ前にいるのがわかるが、追えなくなっていた。
だが、追いつきたいと思ったせいか、タイムはだいぶ上がっていった。
残り1km、44分49秒。
車を止めた村上小学校から、残り数百メートルになると、いろいろなランナーがラストスパートをかけてくる。
次々に追い抜かれていく。
追い抜いて行くランナーの中に、白髪頭の、間違いなく自分と同じ50代の人がいた。
残り50m、ここでムラムラっと、負けん気が湧いた。
追い抜いてやる、そう思って一気に加速し、その人を含め2,3人を抜いた。
ゴール!
結果は、50分を30秒切ることができ、目指していた49分台のタイムが確保できた。
このひどいコンディションでも、走り切れたし、順位も50歳以上男子では、80人弱の参加者中20位台でいられたのも、それなりにうれしかった。
5kmの部に出た息子も、自己新が出て、「高校生~20代の部」で結構上位に入れたので喜んでいた。
おまけに、帰りには体育館入口で、鮭汁がふるまわれていた。
おいしかった。
体が温まった。
さあ、元旦から悪条件にめげずにがんばれた自分。
「一年の計は元旦マラソンにあり」
きっと今年はいい年になるぞ、と。