ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

2人の若者から、吉報届く

2012-09-28 23:20:17 | 「育」業
よかったなあ。
今日、23歳の男性と、31歳の男性から、
「合格しました!」
と報告を受けた。

何かというと、教員採用試験。
少子高齢化が進む本県では、ほとんどの市町村で著しく子どもの数が減っている。
そのあおりを受けて、学校統合が進み、教師がどんどんいらなくなってしまっている。
教師を志す若者は多いのだが、正式教員としての採用者数は、少ない。
30年前の4分の1程度である。
だから、大卒で即採用試験合格、というケースは少ない。

今の勤務先のIさん。
補助教員として、この4月から働き始めた。
子どもと一緒に過ごすことを好む、素晴らしい若者だ。
1次試験に合格し、2次試験の面接に備えた練習をしてあげた。
すると、あれほど日頃しっかりして見えるのに、ちょっと意地の悪い、突っ込んだ質問をすると、しどろもどろになってしまう。
自分の中の教育に対する信念、柱をしっかり立てることが大切だ、とアドバイスし、後日再練習を行った。
その成果が見事に実った。
おめでとう!

前の勤務先で一緒だったKさん。
「社会の教科書を見ていると、何時間でも飽きない。」と言っていた研究熱心な人だ。
当時、8回連続で本県の試験に落ちている、と言っていた。
9回目は、1次試験に合格した。
しかし、2次試験で落とされてしまった。
失意のKさんだったが、遠い他県の採用試験に合格。
それを機に、彼女と結婚し、二人で他県で生活を始めた。
子どもも生まれたし、正式に教員になったが、やはり夢は故郷に教員として勤めることだと言っていた。
昨年は、遠い他県での暮らし。
初めての正式な教員としての生活と、厳しい初任者研修でまったく暇がなかったそうである。
しかし、2年目の今年、やはり多忙なことは変わらなかった。
現在の仕事をないがしろにする人ではない。
仕事をしながら、採用試験用の勉強もがんばったようだ。
夜、7時過ぎ、吉報を知らせてくれた。
来年は、同じ県で同じ仕事ができることをうれしく思う。
様々な大変さを乗り越えて、よくぞ合格した!
おめでとう!

同じ勤務先で時間を共にした若い人が、正式に採用される。
この道を志し、思いを成し遂げたことがうれしい。
だけど、2人とも、まだスタートラインにつくことが決まったばかりだ。
教員としてのスタートは、これからだ。
おめでとう!
目の前の子どもたちのために、これからも、共にがんばっていこう!
コメント
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