マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

I found my favorite radio on web site today. 

2016年02月21日 | Radio




写真は、先日購入したICF-801を自宅へ持ち帰った時に撮影しました。
ラジオが入った箱は、これだけ派手にラジオ自体が印刷されていると、誰が見ても中にはラジオが入っているんだなと分かりますね。
ご丁寧にも裏側には、ICF-801の詳しいイラストまで印刷されていますから、念入りです。
幾つになっても、自分が欲しかったものが手に入ると、わくわくします。

私が、自腹を切ってラジオを購入したのは、はるか昔のことになります。
久しぶりに、そのラジオに会って見たくなりました。
もちろん、そのラジオは手元にはありません。
だけど、今はインターネット上に気の遠くなるような情報が集積されていますから、サイバー上で再会することはできるはずです。

ただし、ラジオの型番など覚えていませんから、ウェブ検索のキーワードが問題です。
取り敢えず覚えている情報をGoogle検索サイトへ入力しました、キーワードは「ワールドボーイ ナショナル」です。
表示された検索結果の「画像」をクリックしてみました。
さすがにインターネットへ集積された情報量は半端ではありません、表示された画像情報へ懐かしい私の愛機が表示されていました、一発で検索できました。
画像のリンクをたどったら、ラジオの型番は「RF-858」だと分かりました。

検索画像は著作権の問題がありアップできないので、ウェブ・サイトをリンクしておきます。


「松下電器産業が発売していた歴代ワールドボーイ情報があります」

「RF-858の全体写真が掲載されています」

「RF-858のテクニカルガイド(仕様が分かる)が掲載されています」





テクニカルガイドへは定価が表示されていて、定価は15,500円だったようです。
私が、RF-858を購入した時、ためていたお小遣いとお年玉が資金でした。
近所の電気屋さんで購入しましたが、15,000円支払ったことを覚えています、500円は値引きしてくれたのでしょうね。
当時、RF-858を購入するか、SONYのラジオを購入するか迷った記憶があります。
なぜRF-858にしたかはよく覚えていませんが、決め手はRF-858のボリュームがスライド式でかっこ良かったのではと記憶しています。

当時、少年の夢をかきたてたラジオは必ず、IC+FET、Sメーター、それに短波帯の受信が可能が必須だったように思います。
当時はトランジスタよりも、FET(電界効果トランジスタ)は高性能だとうたわれていましたし、さらにIC(集積回路)を使っていると高機能なラジオというイメージがありました。
短波帯ですが、当時は海外放送を受信してベリカードを集めるSWLが流行る少し前だったと記憶していますが、世界の放送が受信できますというのは、少年の心をくすぐったことは確かです。
もっとも、私はもっぱらAM放送の受信に使っていましたから、FMもSWLもあまり関係はなかったんですけどね。
Sメーターも、放送に同調するとピクリと動いて、格好良かったですね。

そのAM受信ですが、当時私が住んでいた所は電波状態が非常に悪いところでした。
日中はローカルAM放送を地上伝搬波として受信できましたが、夜になるとローカル放送の電波はスキップしてしまって、ほとんど受信ができませんでした。
夜は、東京や大阪の放送を受信した方が遥かによく聞こえましたから、もっぱらTBS、ニッポン放送、文化放送、大阪毎日放送などを受信していました。
だけど、私が住んでいたところで一番電波が安定して強かったのは、ロシア放送、北京放送、平壌放送の妨害御三家でした。
彼らの母国語放送もありましがた、憎らしいことに妨害御三家の日本語放送が、どの日本の放送局よりも強かったことを覚えています。
だから、妨害御三家の周波数が日本の放送局に隣接していると被ってきて混信を発生させ、その上日本の放送局はフェージングを伴うので、その谷間では完璧に妨害御三家に潰されていました。
そうなると、聴きたい放送が分断されたので、今でのこの妨害御三家には良いイメージを持っていません。
現在は、私の生まれ故郷にも小さいけどラジオ中継局が整備されたので、楽々と受信ができるようになりましたが。

余談ですが、RF-858のテクニカルガイドを見ると、電池は単2電池が3本必要だったんですね。
今販売されているラジオも、電池は3本というのが多いのですが、どうも奇数の電池を使う機器へは良いイメージを持っていません(電池が偶数で販売されているので)。
だけど、昔から電池3本という機器が存在していたのには、びっくりしました。
今は電池は偶数のパックで販売されていることが多いですが、当時は1個売りしていたと記憶していますから、電池の本数は奇数でも偶数でも問題はなかったのでしょうね。
当時、電池は安くなかったので、もっぱら商用電源(RF-858はAC電源を使えたので)で聴いていたので、全然電池3本のイメージがありませんでした。
テクニカルガイドへは、スリープタイマー、FMステレオアダプタ接続端子、外部録音端子、フォノ入力端子など、機能がてんこ盛りだったことが書かれています。
私は、スリープタイマー以外は、使った記憶がありません、宝の持ち腐れだったようです。

今日は、思いつきでウェブ検索したら、ラジオ受信を楽しんでいた頃を、思いがけなく思い出すことができました、インターネットの威力を改めて感じました。

RF-858ですが、私が就職をした後、父親が使っていたのを覚えています。
もしかすると、実家のどこかにまだ達者でいるかも知れません。
次に帰省した時に、探してみようかなと思いました。




コメント
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