癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

関節疾患

2013年01月24日 | 動物医療
病院内部の「現状」はこんな感じで、まだまだこれからです。
ようやく、銀行のOKが出たので、内装にもうすぐ着手できそうです。
2月の下旬には看板以外の内装は完成するでしょう。
暖房も照明もリセットです。
このあと、医療機器を3月中旬に搬入したり忙しくなりそうです。

昨日は業者の主催する「関節疾患」に関するセミナーを受講しました。
午後7時半から終了は10時頃で、またしてもヘロヘロです。
開業の先生は受講時間が遅くなるのでこの時間帯になります。
慣れなくては・・・

関節性疾患の診断に関するもので、跛行診断や触診、関節可動領域の測定評価が中心です。
治療に関しては通常骨関節炎ではNSAIDsが定番ですが、鎮痛による「対症療法」です。
これに対して、ポリ硫酸ペントサンナトリウムは「原因療法」を目指すものです。
軟骨細胞に作用して軟骨細胞の産生を促し、滑膜細胞を刺激してヒアルロン酸の産生を促します。
また、炎症メディエータの放出を阻害して炎症を抑えます。
臨床応用例でも効果があるとの評価が多く、私も是非使っていきたいと思います。
難点はやや価格が高いこと。
新しい知識として従来はNSAIDsとの併用は良くないと言われていましたが、併用も可であるとの説明でした。
サプリメント(EPA、コンドロイチン、グルコサミンン)との併用もなをよいようです。

関節疾患は今後も多くなるので大変有意義でした。
もちろん、鍼灸でもアプローチします。


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