癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

猫の日

2015年03月17日 | 動物医療
動物病院の診療はときとして偏ることがままある。

皮膚病の多い日、打撲や捻挫の多い日、下痢の多い日、等等。
時として一日中鍼灸治療で終わる日もあります。注射器を一度も持たずに終わった日もありました。
また、動物の種類も通常は犬が多いのですが、時としてうさぎの日やエキゾチック系の多い日もあります。

今日は猫の日。とにかく猫の診療が多かったです。

一発初めが「雄猫の尿がでない!」でした。
カテーテルで解除しようとしましが、かなり手前でカテーテルが進まない!
これは無理と判断し、預かって鎮静かけてからキシロカインゼリーを注射器に詰め、導尿しながら陽圧、をかけて「尿道の栓子」と思われるものを押し出していきましたが、中々進まず難航。それでも粘って何とか貫通。
尿はざらざらしたものが含まれていました。途中、注射器からキシロカインゼリーがはじけて顔面と口のなかに入り麻痺!目に入らなくてよかった。

その後も腎不全の猫ばかりが続きました。
続くときは続くものです。
最近猫の患者さんが増えてきたような気がしますね。

猫も鍼灸できます、もちろん。
少し嫌がる子もいますが、効果は犬と変わりません。



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