御料牧場

皆さんは御料牧場（ごりょうぼくじょう）をご存知でしょうか？
僕のなぜが後輩がその牧場に就職したのをふっと思いだしました。

御料牧場（ごりょうぼくじょう）は、皇室で用いられる農産物を生産している農場で、当初から一貫して有機農業が行われているのですが、始まりは明治時代はじめに、大久保利通によって千葉県成田市に宮内庁下総御料牧場として開設され、1969年8月、新東京国際空港（現・成田国際空港）建設計画にともなって、栃木県の高根沢町に移転。跡地の一部は三里塚記念公園となっている。
元々、下総台地の北部に江戸幕府によって佐倉牧が設置されて、軍馬や農耕馬の放牧地があった。佐倉牧は7つの牧から構成されていたことから「佐倉七牧」とも称され、三里塚一帯には七牧の1つであった「取香牧（とっこうまき）」が置かれていた。明治時代に入り文明開化の煽りを受け、国内での羊毛の生産を高める必要性が起こり、「1.青草に富むこと」「2.樹林地に恵まれていること」「3.物資の輸送に便利な所」を条件に、内務省は用地選定にアメリカの牧羊家アップ・ジョーンズを起用して発展してきたようです。

その後牧羊のニーズが減り牛馬の改良がメインになり、一時業績は低迷したようですが、昭和になってからは馬の繁殖が再開され、サラブレッドだけでなく、アングロ・アラブ（フランス原産）などの競走馬も手がけ、かつての活況が取り戻された。特にサラブレッドの産出は名高いものがあったそうです。

昭和４４年には成田空港の用地とするため、牧場は現在の栃木県高根沢町に移転しましたが、その際に「社台牧場」など、民間のサラブレッド生産牧場も北海道日高地方にその拠点を移した経緯もあるようです。知りませんでした。

今は皇室お抱え牧場ですが、僕のその後輩は、牛の搾乳の時は真っ白い白衣を着て行なうなどと話していたのを思いだします。
何せ天皇の牧場です。変な伝染病は発生させれないですから、気を使うようです。