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癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

イベント 月寒ドーム

2012年09月17日 | アニマルセラピー
今日は9月の動物愛護週間の大きなイベント第1号の「月寒ドーム」のドッグランのイベントに参加しました。
雨も心配されましたが、幸いと言うか曇りで後半晴れて暑かったです。

例年通りのお客さんでしたが、セラピー犬に対する興味は高く、多くの人が「模擬適性検査」に参加してくれたので、何人かは本試験を受けてくれそうです。
今回の模擬適性では偶然に3、4歳の子ばかりが参加してくれて、丁度「お年頃」です。
適性のありそうな子もいましたし、人に触られるのが嫌いな子もいて、どんな子がセラピーに向いているのか説明させてもらいました。

来週は「江別市」の動物愛護フェステイバルの参加です。
しばらく、土日がつぶれそうですが頑張ります。

セラピー犬適性検査練習会

2012年09月08日 | アニマルセラピー
からりとはしていますが、まだまだ暑いこの日、酪農大看護の校舎をお借りしてセラピー犬の適性検査の練習会を開催しました。

15名程で参加者はやや少なめでしたが、量より質!
検査方法に大きな変更はないので、実技練習でした。
初めて来てくれた方も3組いて、これは収穫です。

半年ぶりだと、勘を戻すのに少し時間がかかるものです。
プロ野球でも怪我で戦線を離れて戻るのに少し練習とか、軽い調整が必要ですが、それと似たようなものです。

9月はイベントが沢山あり、「模擬適性検査」を実施するのでその前に練習会を開いた次第です。
来週からイベントも入り忙しくなります。

アニマルセラピーの効果

2012年09月06日 | アニマルセラピー
今日は比較的涼しい日でしたが、例年よりは暑いですね、まだ。
改めてアニマルセラピーの効果についてまとめてみたい。
最近では研究論文でも度々取り上げられることも増えてきたが、内容は我々が経験的に感じてきたことであります。

研究論文でだされるアニマルセラピーの効果
(1)動物(犬)とともに入手者の方に声をかけることが発声のリハビリに役立つ。
(2)長い間無表情だった高齢者が動物と接して明るい表情を取り戻した。
(3)記憶を失っていた高齢者が動物と接して動物にまつわる思い出話をするようになった。昔歌っていた子守唄を歌うようになった。
(4)日頃会話をすることがなかった高齢者が施設スタッフやボランティアと会話を交わすようになった。
  etcです
 動物が人間にもたらす効果には,社会的効果,精神的効果,そして生理的・身体機能的効果の3つがあるといわれています。
社会的効果とは,社会性の向上やコミュニケーションを促す効果で、精神的効果とは,動物がいることによって自尊心や世話をしなければならないという責任感,自立心で、
何かお世話をしたいという態度にでる。
生理的・身体機能的効果とは,動物の世話に伴う運動(手を伸ばしたり、立ち上がろうとしたり)や発語(動物の名前を呼ぶ)でしょう。

 CAPPの調査では、動物がいるときとそうでないときの、状態が
 笑顔 4倍  アイコンタクト3倍  短い会話4倍 うなずき 2倍 と明らかにポジィティブな態度になっていたそうです。
 
認知症の方は、記憶がままならないことで、極度の混乱をきたしているのです。動物を相手にしている時間は人と向き合っていることの緊張感が薄れ,その場の雰囲気や状況が受け入れやすくなっているのです。

この病気を理解すればするほど、アニマルセラピーの効果は相当なものであると確信しています。

セラピーロボット

2012年09月05日 | アニマルセラピー
ぜんぜん、秋らしくない日です。
まだまだ30度近い日が続くのか・・・
暦は秋でも気持ちはまだ夏です。

今日の朝刊にも掲載されていましたが、アニマル セラピーならぬ、ロボットセラピーとして、アザラシ型癒しロボットパロのことが書かれていました。

メンタルコミットロボット「パロ」はギネスブック(2002年)にも認定されている「世界でもっともセラピー効果があるロボット」とされています。
アザラシの赤ちゃんで、多数のセンサーや人口知能の働きによって、人間の呼びかけに反応し、抱きかかえると喜んだりするほか、人間の五感を刺激する豊かな感情表現や動物らしい行動をし、人を和ませ、心を癒すとされています。

アニマル・セラピーと同様のセラピー効果を備えるほかロボットだからこその多くの利点があり、アメリカではFDA(食品医薬品局)より医療機器として承認されており、多くの医療施設や介護福祉施設などに採用、自閉症の子どもたちや認知症の高齢者などのセラピーに効果を上げ、高い評価を得ているそうです。
日本でもパロのセラピー効果が注目され、現在、介護福祉分野での導入が進んでいるらしいですが、札幌では余り聞きません。価格も35万円とかでそれなりにします。

パロとのふれあいによって、認知症の高齢者の脳機能の改善効果、さらには健常者が認知症になることを予防する効果がある。特に、パロに対する主観評価が高い人ほど、効果的であるとの調査結果があるようです。

日本では、認知症の高齢者の介護のために、地方自治体には介護保険等で、1名あたり約400万円のコストがかかり多大な社会コストになっている。そのため、認知症になることを防ぐための「介護予防」が求められているとのこと。

パロを好む人が、パロとふれあうことによって、生活の質を改善し、認知症の予防を期待できることから、介護予防につながると期待される。

社会のコストだけでパロを選ぶことには違和感がありますが、それが便利ならいいのかもしれません。
しかし、個人的には人工物でなく生き物によるセラピーのほうがQOLが高いと信じています。



9月は忙しい

2012年08月19日 | アニマルセラピー
今日は暑いですね。
30度くらいありますかね。
今週は暑い週みたいで、「夏」らしいのも久しぶりです。

9月はイベント等が目白押しです。

9月17日(祝)  「グリーンドッグランイベント」
          場所:月寒グリーンドッグ  時間:午前10時~
          内容:セラピードッグ触れ合い&模擬適性検査

9月23日(日)  「動物愛護フェスティバル in 江別」
          場所:酪農学園大学ローン広場 時間:午前10時~
          内容:セラピードッグ触れ合い&模擬適性検査

9月30日(日)  「動物愛護フェステイバル2012 盤渓」
          場所:盤渓スキー場     時間:午前10時~
            内容:セラピードッグ触れ合い&模擬適性検査

でもって、
10月6日(土)   セラピー犬適性検査
          場所:酪農学園大学看護

毎年、この時期痩せます・・・・・

       

セラピー役員会

2012年08月18日 | アニマルセラピー
今日は夜、セラピー委員会の役員会でした。
9月の動物愛護週間の主なイベント3つと10月6日には秋の適性検査を実施することになりました。
また、忙しい時期がきました。頑張らねば!

私の家の庭に植えたメークインです。
結構立派なイモが採れそうです。



まあ、4株しかないのですが。
来年はもっと植えよう!

施設が行うアニマルセラピー

2012年08月02日 | アニマルセラピー
アニマルセラピーを介護施設そのものが実践している例はそう多くないのですが、春日部市にある、某施設では施設内で飼育する犬・ヤギ・ニワトリなどのどうぶつを使ってアニマルセラピーを毎日行なっているとのこと。ここでは散歩などのリハビリにどうぶつが毎日活躍しているみたいです。
この施設の中には犬が22頭、ヤギが7頭・ニワトリが26羽飼養されているらしいですが、管理だけでも大変ですね。

アニマルセラピーの効果としては
入所者の笑顔を見るだけでもその効果が絶大なことがわかるらしいです。施設の建物の中では見られないとのことです。つまり、動物たちと散歩するときは別人のようになるということです。
 そのほかにも、 数え切れない事例があるそうです。
 例えば、何もかも嫌になってしまいウツ病になった方のお話です。この方が施設に来たとき、たまたま飼っていた犬と同じ名前の犬を見つけ可愛がっているうちに快復したとのことです。
 また、引きこもり老人の方が犬に会いたいがために家から出てくるようになりジャーキーをたくさん持って訪れるようになったとかたくさんの事例があるようです。
 さらに、心のケアだけでなく自分の意思でどうぶつにエサをあげたいと思い歩くのと無理やりリハビリで歩かされるのとでは快復のスピードがまったく違うそうです。
やはり、効果については共通しています。

・日常の中の、ちょっとした人以外の生き物との触れ合いが、安心をもたらす。

・昔の記憶をたどり、今の自分との共通の生活を重ねて安心する。

・動物に貢献して、自分の役割を持った気持ちになれる。

こんなところです。
難しいことはないのです。
適正な触れ合いの機会を作り、安全を確保して後は動物に任せるといい結果がでると思います。

酪農のアニマルセラピー

2012年07月31日 | アニマルセラピー
今日も暑いですが、明日からは一服感があるでしょう。
連日30度超えは体に堪えますね。
まあ、お盆までなので、あと2週間くらいです。

さて、先日酪農の専門誌を見ていて面白い記事がありました。
「酪農のアニマルセラピー」ということで、乳牛との触れ合いが酪農家に安心感や癒しも与えているのだということです。情緒を安定させお子さんの成長にもいい影響与えているというのです。

大学に入学して間もない学生に牛に一定時間触れさせ、その印象をアンケートしたところ、それまで牛に対して抱いていた、「怖い」「汚い」から「優しい」「きれい」へと改善したというのです。たとえ、産業動物でも人間に癒しを与えている可能性は十分にあるのかもしれません。

実際に、酪農に従事している方々も乳牛はかわいく一緒に仕事をしていて楽しいというアンカート結果が得られ、「安らぎ(癒し)」「子供のように世話をする対象」「感謝の気持ちを持てる」「収入を源以上の存在」などの意識があるとのこと。

家畜は住居のすぐ近くに生活を共にする存在となり、生まれて成長して死んだり、売られたりするまで関わりあって生きていくので、飼い主の他、そのお子さん達の成長にはすばらしい情操教育を与えることになります。

家畜は動物との結びつきという点では、犬等によりセラピーよりある意味強い関わりを持ちます。その点からするとより強いセラピー効果があるでしょう。

ただし、当然家畜のセラピー体験を得られる人は限定されてきます。
セラピー効果を期待される、認知症患者さんには難しい。
ただし、家畜の例を参考に世話をするという要素はもっと取り入れていく必要性は感じましたね。



飼養型アニマルセラピー

2012年07月07日 | アニマルセラピー
今日は午前中お仕事でした。
暑い日ですが湿度も少なく快適、でも雨が足りません。
農作物が・・・・・

今日の北海道新聞の記事です。

「奈川県立こども医療センター(横浜市南区)で6日、セラピードッグの着任式が開かれ、闘病生活を送る子どもたちが歓待した。セラピードッグが常駐する医療機関は国内で2カ所目。重病を抱える子どもの不安を和らげる役割が期待されている。
 やって来たのは大型犬ゴールデンレトリバーで4歳雄の「ベイリー」。大きな拍手で迎えられ、子どもたちから次々になでられても終始落ち着いた様子だった。
 「子どもたちの力強い味方になってほしい」と期待を寄せるのは山下純正院長。病院では患者と触れ合うだけでなく、医師が定める治療行為をベイリーに補助してもらう「動物介在療法」にも取り組む予定。」

このような飼養型のアニマルセラピー は珍しいのです。
逆に言えば難しい。
しかし、飼養型は「理想」のスタイルなのです。
ここでいう、動物介在療法はAATです。
要するに、医療目的がメインですので、医師、看護士、作業療法士、介護士等が関わって治療していくのです。

注目したいですね。
うまくいくと画期的な効果をあげるはず。

認知症のタイイプ

2012年07月03日 | アニマルセラピー
認知症の方の施設を訪問してきて、認知症の方は大きく3つのタイプに分かれると自分勝手に考えていましたが、そうでもなく研究者も3つのタイプに分けているらしいことが分かりました。

1. やんちゃタイプ

目の前の状況を正しく理解・対応することができず、それに対する怒りの表現として、
異常な反応・行動を起こすタイプです。

主な症状:
●介護の拒否
●家族や職員に対する暴力
●モノ集め(ゴミを集める、他人の持ち物を集める、など)
●人集め(用もないのに、しきりに人を呼びつける)
●異食(身近にあるものを何でも口に入れてしまう)
●弄便(大便を手で触る、壁に塗りつける、など)

上記の症状の発現には、いずれも自分の気持ちを理解できない介助者に対する抵抗と「孤独からくる不安」が、深く関わっていると考えられています。

本人の欲求を理解することが大切だそうです。
寂しさを埋める、アニマルセラピーが有効である場合があります。

2.無表情タイプ
目の前の状況に対して全く反応を見せないタイプです。
主な症状:
●無反応(家族や介助者からの呼びかけに反応しない)
●無関心
●無表情(笑わない、怒らない、喜ばない)
●無為(何もしない)
●無動(全く動かない)

遊離型の認知症の人でも、「子どもをみたら微笑んだ」「道端の花を見ると喜んだ」
「デイサービスで昔の歌を歌ったら、一緒に歌いだした」など、何かのきっかけで感情や表情を取り戻すことがあります。
まさに、アニマルセラピーはこういうタイプの人に非常に有効と思われます
「きっかけ」を作るイベントになるのです。

3.昔話タイプ
自分の「古き良き時代」である若い頃に回帰した行動をとるタイプです。
●家族や職員を「生徒」と思って、講義を始める
●犬を子供に見たたて、子守唄を歌う
●人形を相手にして、「育児」にいそしむ女性
●職員を「部下」扱いし、あれこれ指示を出す

回帰型は、普段はおとなしいことが多いですが、現実の状況がその人の「古き良き時代」の懐かしい時代の回帰現象の症状が現れてくることが多いようです。

犬が子供に見えた場合、確実に子守唄を歌うパターンが多いように思います。
昔のいい時代のことをよく聞いてあげると大変よろこんでくれます。表情も明るくなります。


認知症の進行は規則正しい生活と適度な運動等による排便の促進は有効であると考えています。特に老化の過程で便秘は大敵です。アニマルセラピーで情緒を活発にして、時に一緒に散歩したり、頭をなでたりすることで腸運動を活発にしてあげることが重要です。
便秘したときに、下剤を与えるのは最後の手段だと思います。