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癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

セラピー委員会役員会

2012年11月19日 | アニマルセラピー
朝、雪がまだあって路面が「ばりばり」していました。
犬は肉玉がいたいので散歩を嫌がりました。

土曜日は、「セラピー委員会」の役員会がありました。
秋のセラピー犬適性検査を振り返って、改善点も見つけられました。

セラピー犬の登録犬数が増えたのはいいのですが、「セラピー犬」の質に問題がなかったか検討され、次回から若干の修正が必要であると判断されました。
特に、服従性の低い(フセ、マテが出来ず、飼い主のコントロールが十分でない)犬が多かった点を踏まえ、次回から合格判定を2段階にすることとし、なおかつ、受験犬が増える傾向が続くので、活動の一定基準を満たした登録犬は検査項目数を減じる処置を講じる方向としました。

活動報告書に関する点も検討され、お互い記載し難いが報告が必要な問題点の集積方法を検討しました。

しつけ教室の重要性も指摘され、来期から専門部門を創設する方向ともしました。

有意義な委員会でしたね。

セラピー活動を振り返る

2012年11月04日 | アニマルセラピー
久々に予定の少ない日でしたが、天候が悪く何も出来ませんでした。
冬支度でもしようかと考えていましたが、そんな天気じゃありませんでした。

気がつけば11月・・・
NPOのセラピー活動関係は大きな行事は終えて、一息ついているところです。

4月の春のセラピー犬適性検査
6月の親睦会&しつけ教室
9月の3回の大きなイベント参加
9月の適性検査勉強会
10月の秋のセラピー犬適性検査
と結果通知、エキノコックス検査

その間にも委員会とかあり、毎年この時期やっとほっと一息つくのです。

今年の特徴は何と言っても、「会員の大幅な増加」です。
その要因はやはり「イベント」です。
イベントでセラピー犬の紹介と受験を促した結果、秋の検査で大幅に新規受験犬が増えて
過去最高のセラピー犬登録となりました。
確か140頭だったかと。
今まで、100頭程度でしたから・・・・・
一時は80頭台に減ったこともあります。

今後は「質」の維持が必要です。
喜んでばかりもいられません。

まあ、なんにせよ「一息」です。




うつ病とアニマルセラピー

2012年11月03日 | アニマルセラピー
晴れませんね。
雨ばかり。

そろそろ雪の季節ですが、私は今年早めにタイヤ交換しました。
新しく買い換えたのです。
新品のスタットレスタイヤは少し乾燥路面を走り慣らしたほうがいいらしです。

うつ病の方にアニマルセラピーはいいものであると言われる部分もありますが、必ずしもそうでもないようです。

アニマルセラピーといっても、うつの方が犬を飼うということですが、この子がいなければどうなっていたか分からないようなときに救ってくれた半面、犬の世話に疲れて病気が悪化する場合と両面があるようです。

「私の場合、病気を患う前から飼っていましたが、病気になって身動きが取れない時、お散歩にも連れて行ってあげられず申し訳ないと思ったり、「遊んで」とじゃれてくるのに対応できず、心苦しかったりといったことが多々ありました。たいしたことじゃないとお思いになる方もいらっしゃるでしょうが、これ、本当に凹むんですよ・・・。

確かに、犬と暮らすというのは、そんな苦労以上の何かを与えてくれることは間違いありません。私自身、愛犬に何度助けられたかわかりません。が、心ある命を家族に迎え入れるには、相当の覚悟が必要です。

「動物を飼えば治る!」みたいな話も聞きますが、調べもせず飛びつくような、命を安請け合いするような真似だけはしない方が良いのではないかと思います。 」

以上があるページからの抜粋の言葉ですが、動物を飼えば何とかなるみたいな安直なものではないのです。
よく、主治医の先生と相談された方がいいようです。

犬を飼うと散歩に連れて行くので 外へ行くことが必然になるので 運動も出来て、脳科学的にはうつの時に不足している セロトニンという脳内分泌ホルモンの分泌を促し 汗をかいて、血液の流れも良くなり、うつが改善に 向かうというケースもありますますが、反面責任が生じてそれが病気の悪化にもつながりかねません。

両面を考えないと難しいようです。



エキノコックス検査終了

2012年10月23日 | アニマルセラピー
セラピー犬の適性検査が終わり、今度は犬体検査ですが、私は「エキノコックスの抗体」検査を担当しています。

今回は新規受験犬が多く、検査対象は28頭でした。
エキットという、糞便を用いた簡易検査を行いましたが、全て「陰性」で二次検査の必要な検体がなくホットしました。

コントロールの線ともう一本線が出ると二次検査が必要なのですが、今回はそれがなかったのです。
今までに3頭で一次簡易検査で疑陽性が出てひやりとしたことがありました。


何もなく良かったです。



訪問活動の心得

2012年10月15日 | アニマルセラピー
IPS細胞を使った治療を行ったと主張にまだしがみつく・・・
虚栄心であるのかおだてた人間がいるのか?不思議な出来事です。
しかし、看過できないのはこの騒ぎで一瞬光明を見出した患者さんをがっかりさせたことは事実でしょう。
病は気からです。感情の乱れは体調を傷つけるこのです。
嘘であるなら、罪を犯したのと同じです。

前にも記載しましたが・・・
我が会(北海道ボランティアドッグの会)アニマルセラピー活動で心がけていることの一部を記します。

訪問活動の心得

活動前の準備
人の準備
1.訪問場所、時間、集合場所の確認、会員証の持参を忘れずに。できるだけ会のTシャツ着用。→これはイベント性を印象つけるためにも、会が行っていることを知らせるためにも大切です。

2.体調の悪い時は参加を控えましょう。→お年寄りに風邪などを移す心配がありますからね。

犬の準備
1.全身の汚れ、匂いが気になる時はシャンプーをしてください。それ程でない場合は充分にブラッシングをしてタオルで拭いてください。抜け毛がひどい場合は活動を控えたり、Tシャツを着せるのもよいでしょう。→衛生面の配慮はとても大事です。印象にも影響しますね。

2.シーズン前後の犬は他犬とのトラブルを防ぐために1ヶ月間は活動を控える。→発情がきたらお休みです。

3.当日の排便時に正常な便であることを確認してください。→体調管理
4.足の裏の毛、爪のチェックをして、床で滑ったりお年寄りの弱い皮膚を傷つける事のないよう気をつけてください。→爪は特に注意ですね。
5.肛門の周りをチェックし排泄物がついていないかを確かめてください。→エチケットからしてもそうです。

活動中に気をつけること
1.「犬は大丈夫ですか?怖くないですか?」より「大きいけどかわいいワンちゃんを連れてきました!」と明るく入って行きましょう。小型犬の場合はタオルを用意してひざの上に敷いて座らせるのもよいでしょう。→犬を怖がる方も当然います。

2.なるべく名字を呼んで話しかけましょう。→おじぃちゃん、おばぁちゃんでなく。

3.お年寄りに不快感を与えないよう、犬に強い口調で命令するのはやめましょう。犬を叱ることも避けてください。やわらかい口調で犬に話しかけましょう。→不快感を与えません。

4.円座になっての訪問の場合は、多くの人と少しずつ話すより、数名の人とじっくり話すように心がけてください。→偏りなく活動します。

5.犬がストレスを受けていると感じた時には直ちに活動を中止し、休憩をとってあげましょう。(激しく息をする、外に出たがる素振をする、集中力がなくなる、吠える、抱っこをせがむなど)→動物福祉に配意が必要です。

6.活動中はリードを短く持ち、他の犬に遊びをしかけたり、吠えないように犬を制御してください。→ハンドラーさんのコントロールは重要です。

8.お菓子や食べ物を用意している時はやんわりとお断りしましょう。ただしせっかくの好意を無駄にせず、飼い主がいただくのもよいでしょう。→この辺が加減です。

9・他

活動後
1.犬を充分にほめてあげましょう。→忘れずに。

2.活動後に行われる反省会には必ず参加し、活動中に思った事をどんどん発言してください。疑問点や改良点を出し合ってより良い活動にしましょう。→最も重要です。

4.帰宅後は犬に充分休養をさせてください。→犬もストレスを受けます。

全部ではありませんが紹介させていただきました。

セラピー犬秋の適性検査無事終了

2012年10月06日 | アニマルセラピー
江別市の酪農学園大学看護の校舎をお借りして、62組の検査が無事終了しました。
朝の8時半から夕方5時半までかかりました。

結果は62組の内 適性あり48頭
         適性不足14頭でした。

新規受験は37組 適性あり28頭
         適性不足 9頭でした。

ですから、適性あり率は8割弱でしたので、まあ例年どおりでしょう。

今回は、酪農大看護の学生さんや、恵庭のエコ専門学校及び一般の方の希望者に
検査の見学もしていただきました。

とにかく無事に終了してほっとしています。
まあ、まだ先がありますが。



明日はセラピー犬の適性検査

2012年10月05日 | アニマルセラピー
明日は、セラピー犬の適性検査が行われます。
9月に開催された動物愛護イベントに参加した効果か、史上最大の受験数となりました。
63組!
検査を朝の8時30分から実施しても、終了は午後4時半頃になります。
その後、審査会を行い、終了すると夜の6時過ぎにはなるでしょう。
うれしい、悲鳴ということになりますが、結果は如何に?

今回、受験が増えたのは、イベント的に模擬適性検査を行うだけでなく、個別に希望者があれば、簡易的に検査して、「適性がありそうな」犬であれば受験を薦めたことが大きいでしょう。3つのイベントで約80組の簡易検査を行ったので、受験数が増えたのだと思います。

明日は長丁場でハードな一日になります。

個人的には翌日も早朝から出かける予定があり、結構大変です・・・

しかし、やるしかないですからね!

バンケイのイベント

2012年09月30日 | アニマルセラピー
今日は動物愛護フェステイバルの最後を飾る、札幌市バンケイのイベント参加でした。
台風が近づき、天候が危ぶまれる中、開幕から1時間くらいは雨でしたが、その後は曇りに転じて、すくなかったお客さんも徐々に増えて、最終的には4085名だったそうです。
これで、天気が良ければ5000名だっただと思います。

今年は、中央にステージを設置した効果で、イベントにメリハリができて質の高いイベントであったと思います。

これはドッグダンスで大変盛り上がってました。

我が、北海道ボランティアドッグの会のセラピー犬の模擬適性検査は沢山の方が受けていただいて、10月6日の本番の「適性検査」の受験者が多くなったようです。

9月のイベントが終了し、ほっとする間もなく来週が山なのです。

「適性検査」も頑張るぞ!


家族とともにアニマルセラピー

2012年09月24日 | アニマルセラピー
暖かいせいか、一旦全部散ったバラが「再開」しました。
暖かいということはいいことですね。
でも、限界がありますよ。
ここ数日でようやく、季節に追いついた感じです。
私の所属する団体でも、クールビズは今週いっぱいで終了です。


でも、ほんとに今回の江別のイベントは凄かった。「ヤバイ!」です。
このまま、国道が渋滞したらどうしようかと思ったほどです。
不況の時代こそ、家族と共にペットと過ごす時間が大切になってきているのではないでしょうかね。
ペットの飼養頭数は増えはしていないでしょうが、減りもしていないことは確かのようです。


週末を利用して、近くの施設で家族と共に、愛犬で「アニマルセラピー」・・・
いいじゃないですか、これって!
最高だと思いません?
アニマルセラピーは施される方ももちろん、実施する方にもいい影響を与えるのです。
実際ご家族で、ご夫婦で参加される方も多いのです。

江別のイベント(大盛況)

2012年09月23日 | アニマルセラピー
今日は、札幌のお隣「江別市」の動物愛護フェスティバルのイベント参加でした。
このイベントは最初から自分が関わっていたこともあり、思い入れがあります。

晴天に恵まれ物凄い来場者です。
ひよっとして、5000名なんてことに・・・

とにかく、10時からの開始なのですが、すでに9時過ぎには次々と来場者が来て、10時には入り口の国道が渋滞していましたから、そら恐ろしいくらいです。

駐車場は満杯で、やむを得ず本来駐車場でないところも開放していたのではないでしょうか?
私たち、「北海道ボランティアドッグの会」のブースではテント内で簡易的にセラピー犬の適性を検査するコーナーを設けたのですが、午前中でさばけないくらい申し込みがあり、12時て一旦ストップして午後1時~再開ににました。それでも、今度は行列ができて、これも15名限定でストップ!
検査する人が4名くらいで交代で行いましたが、疲労して集中力がなくなるので2時には終了させてもらいました。



これとは、別に中央のローンステージでは、適性検査のデモンストレーションを行いました。
沢山の方が見学してくれてうれしかったですね!
それにしても、こんなに沢山の方が興味を持ってきれたことに改めて驚いてます。

不況の時代ですが、動物関係のことには国民が高い関心を持っているとと確信しました。
ペットの重要性は時代の経済とかを凌駕する何かがありそうです。
「元気をもらいました」!

来週は30日に札幌の盤渓でも開催です。