アケミーナ 

イタリアでホームステイをしていた野菜とワインのソムリエ⭐︎アンチエイジングに取り組んでいます♪

お彼岸って何?

2012-03-20 | 日記
【いつぞやのイモぼた餅】↑
ここをcrick→2月4日の日記 (イモぼた餅のレシピ掲載あり)

日本独自の仏教行事、「暑さ寒さも彼岸まで」
春分・秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈みます
西方極楽浄土の信仰と結びついて、亡くなられた人々を供養する風習となりました

春分の日や秋分の日を中心として
前後三日間、合計七日間を「彼岸」の期間とし、慎み深く過ごします
初日「彼岸の入り」、最終日「彼岸の明け」、まん中の春分の日は「中日(ちゅうにち)」ですね

さて、仏教用語で「彼岸」とは、向こう岸に渡るという意味
煩悩や迷いのあるこの世から、悟りや仏の世界である此岸(しがん)へ、つまり極楽浄土へと願うこと
故人をしのび、自然をたたえ、生物をいつくしむ、そういった仏教の精神を体現する日です

有良明美の豆知識
お彼岸にはお墓参りをし綺麗にして、お仏壇にはお供え物をします
お供え物の「ぼたもち」や「おはぎ」は、実は同じものなんですね

彼岸の頃に咲く牡丹と、萩という季節の花に由来しているようです
春は「ぼたもち」、秋には「おはぎ」と呼び分けるとよいかと思います

「萩」は、マメ科の低木で、山火事跡など荒れ地にも生える植物、秋咲き
スイトピーのような藤色の花を咲かせます。

一方、「牡丹」はグラマラスなピンク色の花、春咲き。(秋咲もアリ)
葉ボタンも、この花から名づけられました。ここをcrick→3月2日の日記
1929年まで中国の国花的花だったそうで、やっと中国画に描かれている理由がわかりました


春と秋の彼岸の一週間に仏事を行うと、仏の功徳があるといわれます
忙しい日々の暮らしの中で忘れさられがちな「しきたり」には、由来や意味がありますね
それを知ると、一日が、生き生きとした日に感じらませんか?
コメント
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