【中華食材:紅菜苔/コウサイタイ】 2012年1月撮影↑
さて、昨日に引き続きキャベツのお話
キャベツの歴史は古く、古代ギリシャ・ローマ時代に登場し
そのルーツは健康ドリンクにもなっているケールにあたります
ブロッコリーやカリフラワーと同じ仲間なんです
日本には、オランダ人が観賞用に葉牡丹のような品種を持ち込んだのが始まりで、
明治に入り、ロールキャベツといった洋食の普及とともに消費が増えました
昭和30年代~40年代になると衛生環境がよくなり、生野菜として付け合せで食べられるようになります
それまでの日本は、野菜を生で食べると虫がつくから、煮たり漬物にして食べるのが当たり前でした
栄養は、淡色野菜の中でもビタミン、ミネラルが豊富
ビタミンCは芯の周辺と外葉に多く含まれ、芯の部分は青臭さみがなく甘く感じます
お薬の名前にもなっているほど有名な、抗潰瘍性ビタミンのビタミンU(別名キャべジン)、そして
食物繊維、カロテン、カルシウムなどが含まれヘルシーパワー絶大なお野菜なんです
(※胃腸の弱い方や冷え性の方はサラダは控えめで!
食物繊維は消化しにくく、水分のとりすぎは冷えを助長します)
キャベツの購入ポイント・調理ポイントは…
春キャベツ(冬キャベツとは品種が違う)は、巻きが柔らかく弾力のあるものの方が品質が良いこと
冬キャベツは逆に、ずっしりと重く結球しているもの
調理の際は、水にさらすとビタミンCが流れ出てしまうので、
面倒ですけど、一枚ずつ葉を洗ってから切るほうが好ましいです
現代でも、ものによってはアブラムシがついてます☆
(一昔前は「イモムシが一緒に茹ってた」、なんてよく耳にしました)
上の写真は同じルーツの中国野菜、紅菜苔(こうさいたい)
また、明日ご紹介差しあげます(^^♪
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