日本男道記

ある日本男子の生き様

道標(岡山県総社市井尻野)

2006年02月06日 | 道標
道標は古くより旅人の道しるべとして、石等に里程や方向を示し、三叉路の路傍に立てられたものです。
現在は全国画一化され道路標識にとって代わられ、道端に忘れられた様な存在になっています。
散歩・ドライブの途中気をつけてみると、今なお大切に残されている道標を見かけます。
私はなぜか風雪にたえ人々の往来を見守り続ける道しるべにひかれます。
道標シリーズ第五十九段。
所在地   岡山県総社市井尻野 位置図
建立年   明治32年(1899年)
導(しるべ) (正面)井山寶福寺 八丁
         (右) 明治三十二年吉祥
         (左) 施主 井尻野神野儀平・周旋 同所中嶋信正
寄付者   神野儀平 
撮影日   2006/2/5
メモ    
画聖・雪舟が修行してねずみの絵を描いたエピソードで有名な「宝福寺」を案内している品格のある道標。
輪禍に遭って根元を折損し立て直したものと思われる。
傍らに井山宝福寺を案内したモダンなポールも立てられている。





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2 コメント

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雪舟へ.. (地理佐渡・管理人)
2006-02-06 22:01:36
こんばんは。



雪舟ゆかりの..。

なんか特別な道標となっていますね。

さりげない街中の道標。

今回のものは、遠い昔を偲ぶ場所への

ものでしたねぇ..。



総社市は名前からして何か歴史的ムー

ドを感じてしまいます。
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Re: 雪舟へ.. (4126nk )
2006-02-07 17:54:12
こんにちは!



総社市は東部は岡山市、南部は倉敷市の2大都市に隣接している、人口は約66,200人の市です。

平安時代には備中国内の神々を合祀した総社宮が建てられ、総社市の名称はこれに由来しているそうです。



昔の吉備王国の中心地では?とされているところで造山古墳をはじめ古墳ががたくさんあります。





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