goo blog サービス終了のお知らせ 

俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『一本桜を求めて』

2009-04-15 22:17:42 | Weblog
印旛沼サイクリングロードを下って、建設中の成田新線の交差する所から左に折れて吉高の丘に上ってしばらく行くと、「吉高のオオザクラ」があります。

ソメイヨシノより大分遅れて咲く一本桜です。
福島三春の「滝桜」みたいにメジャーじゃありませんが、北総一の桜です。

       ☆       ☆       ☆       ☆

――― 朝日新聞2009年4月12日(日)付「天声人語」より転載 ―――

 染め上げると言うにはあまりに淡い色を連ねて、桜前線の北上はきょうはどのあたりか。陽気に誘われて、せんだって山梨県の神代(じんだい)桜を訪ねた。日本三大桜と呼ばれる一本だ。樹齢2千年ともいうエドヒガンの古木は、ちょうど満開の枝を空に広げていた▼周囲が12メートルもある幹は黒い巨岩を思わせる。瘤(こぶ)だらけで洞(うろ)をなし、節くれだっている。その貫禄(かんろく)は、残雪の南アルプスに向かって一歩も引かない。異形の塊から清楚(せいそ)な花が乱れ咲く様は、どこか妖(あや)しげな空気さえ漂わせていた▼桜の花は万人に愛(め)でられるが、幹もまた捨てがたい。「桜の画家」で知られる中島千波さんに、「花を描くというより幹を描く」とうかがったことがある。桜の表情は、花よりも幹に真骨頂があるのだという▼やはり三大桜の一つに樹齢1500年という岐阜の淡墨(うすずみ)桜がある。中島さんは初めて見て幹に圧倒された。「古代人がそこにいるような畏敬(いけい)の念を感じた」そうだ。以来、歳月を重ねた一本桜の肖像画を描く気構えで桜と向き合ってきた▼〈さくら花幾春かけて老いゆかん身に水流の音ひびくなり〉。小紙歌壇の選者馬場あき子さんの一首を思い出す。水流とは老樹のひそやかな鼓動だろうか。それとも、遠い過去から吸い上げる悠久の時の流れなのだろうか。いずれ、聞こうと心する耳にだけ響く音なのに違いない▼群生の桜は「見に行く」だが、有名でも無名でも一本桜には「会いに行く」と言うのがふさわしい。人、桜に会う。仲を取り持って、二度とはめぐらぬ今年の春がたけていく。

       ☆       ☆       ☆       ☆

天然記念物の「印旛吉高のオオザクラ」(写真)です。
“花より幹に真骨頂がある” 古木は、やはり花より幹ですよね~!

説明板には以下の通り記載がありました。
   所 在 地 : 印旛村吉高930番地
   樹   種 : ヤマザクラ
   樹   齢 : 300年以上
   樹木の形状 : 株立状の独立木
   根回り周囲 : 6.65m
   樹   高 : 11.7m
   枝張り最大幅: 24.5m
   花   期 : 4月中旬から下旬

       ☆       ☆       ☆       ☆

花の写真はどうしたのか?って

いえ、看板に偽り有りだったのです。

実は、もうすでに葉桜だったのです・・・ 言い訳ブログで、すみませ~ん



『牡丹』

2009-04-14 21:12:29 | Weblog
会社以外でのワルポンが行う日常の仕事は、大工に、百姓、庭師がメーンです。
後は「よろず承り」で、ゴミ出し、布団上げ、ポーター兼運転手・・・何でもやります。

自発的にやるのもあれば、司令官に命じられて渋々やるのもあります。
そう、お察しの通り、婦唱夫随であります。←夫唱婦随の間違いではございません。

☆       ☆       ☆       ☆

大工の仕事は、デッキ兼車庫が雨ざらしの木造で、作ってから15年にもなるものですから、次から次と部材を取り替えているのです。
柱も3本ほど取り替えたのですが、後2本ほど取り替えなければなりません。

家の設備では、止まらなくなったトイレ水洗の修理や、キッチンのレバー式混合水栓の取替え、ドアノブの取替え、電球・蛍光灯の交換、コート賭けの製作と取り付け、物干し設置、クッションフロア張り、靴棚の増設・・・何でもやります。

百姓とは、ちょっと誇大な言い方ですけど、空き地に作った家庭菜園の耕作と水かけです。
アスパラガスは二三度食べましたが、甘くて美味しいですよ。絹サヤも大分伸びてきたのでテをやりました。ジャガイモもほとんどが地面から葉っぱを覗かせています。
ネギ、玉葱、ニラも大分成長して来て、じきに収穫できるかも・・・

庭師は大変です。
芝の張替えをしましたので毎日の水遣りが必須です。
植木の整枝、垣根や植込みの刈込み、移植、花柄摘み、草取、消毒、清掃などです。
後片付けがまた大変なのです。

☆       ☆       ☆       ☆

玄関脇の牡丹は、かわいがって良く手入れしたせいか19個も蕾がついたんですよ~! それが今日咲いたんです! 直径が15cmもある大輪です!
どうですか~? 真っ赤な牡丹・・・ 悩ましげですよね~
じっと見つめていると脳の回転があらぬ方向に行ってしまいます・・・ 

「立てば芍薬(しゃくやく) 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」

昔から美人さんを言い表わした言葉ですけど、「牡丹」は着物姿の良く似合うぽっちゃり型の色白で小股の切れ上がったちょい年増の粋なお姐さんを想像しちゃいますよねッ!

そんなお姐さんから、透きとおった可愛らしい声で、「燗がつきました~、おひとつどうぞ」などと一杯やりながら、注(さ)しつ注されつ・・・ 片手で抑えた袖口から襦袢の緋色が見えたりして・・・ 
想像逞しく妄想、空想、男のロマン、夢の世界へ発展・・・

ところが、「立てば寸胴(ずんどう) 座ればドテン 歩く姿は相撲取り」てなオバハンが多いのが現実じゃないですか~。

いえ、決っして我が司令官殿のことではございません! 念のため・・・

『箱根の苦行』

2009-04-12 22:02:07 | Weblog
昨日は写真倶楽部の撮影会で、久しぶりに箱根に行って来ました。

小田急のロマンスカーに乗って行ったのは子供がまだ小学校の時だったと記憶しています。
いつも車でしか行ったことが無いのに、何で電車かと言えば、夕方の「上がり酒」があるからです(イヒッ!)。

「だって、お遊びで行ったのでしょ?」・・・だと?
カメラ撮影は写真家(?)にとって仕事ですから、「上がり酒」ですよ~!

       ☆       ☆       ☆       ☆

箱根湯本から登山バスに乗って宮城野まで行きました。

早川沿いの桜並木は満開で、春風がちょっと強く吹くたびに、まるで大雪のボタン雪が降るように、花びらが川面に見事に降りそそいでおりました。
早川には多数の砂防堰堤(さぼうえんてい)があって、その段々の滝が春の日差しに煌めいて、桜並木や箱根の山々、晴れ渡った青い空とのコラボレーションは、正に一幅の絵、そのものでした。

新緑が芽吹き、のどかな春の箱根をのんびりと楽しんだのであります。

       ☆       ☆       ☆       ☆

ところが、それから先は語るも涙の物語、今回の撮影会は文化活動ではなくて、まるで運動部の強化合宿でもあるかのように肉体的苦難、苦痛の苦行が始まったのでした。

箱根登山電車の一駅だけだからと、強羅まで徒歩で上ることになったのです。
箱根駅伝往路山道でお馴染みの車が通る道ではなくて、「近道」を上ることになったのです。

山の斜面に、ほぼ真っ直ぐに、勾配45度ぐらいの急な階段を登ることになったんですよッ!
しばらく登ってから後ろを振り返ると、吸い込まれてしまいそうな急階段です。
地元の人だって登らないと思います。

   ♪箱根の山は天下の嶮(けん)
       函谷關(かんこくかん)も ものならず
          萬丈(ばんじょう)の山 千仞(せんじん)の谷・・・♪

鉄パイプの手すりが付いていましたが、意地を張って一切つかまらずに、自分の両膝に自分の各々の手の平を押し当て、一歩一歩腕と膝を同時に押し伸ばして、やっとこさの思いで登り切りました。
ジャンパー、セーターを途中で脱ぎ捨てたのですが、全身汗でびっしょりになりました。

昼食後、「強羅公園」を散策することになりました。
公園までの狭い自動車道もかなりの上り坂でした。
やっとの想いで公園の入り口まで辿り着きました。
ところが、この「強羅公園」も山の斜面に作られた公園で、またもや上りです。

       ☆       ☆       ☆       ☆

強羅からは登山鉄道で箱根湯本まで下ることになりました。
乗車中の40分間は、疲れ切って、ほぼ瞼を閉じた状態でした。

電車を下りて、更に、再び、湯本駅から早雲通りを上り、「旧街道石畳」を、再び三度、またもや登りです。
石畳とは云っても、玉石を並べたような道なのです。

    ♪箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川♪

と、箱根馬子唄にありますけれど、この玉石状態の石畳を本当に馬が歩けたのでしょうか?
いささか疑問です。どう考えても馬は歩けないのではないでしょうか? 

箱根観音の大きめの段差の急階段を、膝が笑うのをこらえて注意深く下りました。
やっとの思いで湯本駅近くの「弥次喜多の湯」に飛び込みました。
 
一風呂浴びて、ほっと一息つきました。

      ☆       ☆       ☆       ☆

気分爽快! いざ、出陣!

小田原で一杯やることになり、「RYO」という名の居酒屋へ!

料理の「料」なのか、魚の漁の「漁」、それとも石川遼くんの人気にあやかっての「遼」なのか?
刺身は新鮮でなかなかでした。特に生しらすは本当に新鮮で旨かった。
と言う事で良い店の「良」でした。

でも、ワルポンは違う意味での「良」じゃないかと思いました。
というのは、今が旬という事で桜海老のかき揚げを奮発して三皿も頼んだのですが、出てきたものは、メリケン粉の揚げ物みたいで、口に合いません。
みんなで譲り合って、残してしまいました。

学校の成績で「優・良・可」の評価がありましたけれど、やっぱり「RYO」は「優・良・可」の「良」のクラスの店だったかも・・・

『館山城』

2009-04-09 21:09:29 | Weblog
「館山城」は房総の館山市内にあります。
車で館山自動車道に乗って千葉から1時間程度で行き着くことが出来ます。

☆       ☆       ☆       ☆

里見氏の居城で、標高72mの城山(正式の名は根古屋山)の山頂に天守閣が聳え立っています。天守閣は市立博物館の別館となっていて、里見八犬伝に関わる展示が行われています。
天守閣からの眺望もすばらしく、気分も晴れて、大好きな観光地の一つです。

城山の中腹には市立博物館があり、山一帯が「城山公園」の名称で、観光地として、又、市民の憩いの場として、きれいに整備されています。
桜の名所でもありますけれど、館山は南国のイメージの割りに開花は都心の千鳥が淵よりも遅いぐらいです。

この館山城へはJR館山駅からバスで「城山公園前」下車、所用時間約10分位で行けます。城山公園の麓には無料駐車場もあります。

☆       ☆       ☆       ☆

開放的な景色に浸ることが出来て気分爽快! ルンルン♪

その気になって、見るからに老舗と思われる寿司屋に入ってみました。
だが、しかし、特上のにぎりを頼んだのに下から2番目のちらしが出てきました。

「んむッ?」 としてお運びのバアサンの顔を見たら、さっき下げたばかりのメニューを再び持ってきて「これ頼んだんですよねッ」と、しっかり念を押されてしまい、「けど・・・」と思ったのですが、小さく「・・・はい」と、うなずいて黙って食べました。

どぎつすぎるピンク色のでんぶやかんぴょう、薄く切ったきゅうりがやたらと多くのっていました。
勘定のために、お帳場に行くと、紙の三角柱が立っていて、そこには、「カードは都合により使えません」だと・・・

スーパーの「OK」の支払いも5000円以下は現金ですけど、「OK」はどこよりも安いからOKですよッ!

観光地の田舎の寿司屋より、東京の寿司屋がいいなあ・・・


『花見のはしご』

2009-04-08 22:22:11 | Weblog
昨日は早めの仕事を終えて、夕暮れの上野公園をのぞいてみました。
満開の桜は、風がちょっと吹くたびに見事な花吹雪となって舞い散ってふりかかり、そぞろ歩きの見物客は、そのたびにどよめきにも似た大きな歓声を上げていました。

桜並木の下の参道は大宴会中の花見客で溢れ返っていましたし、みんな陽気に愉快に楽しんでいて、昔のように酔っ払いの怒声や喧嘩などにはお目にかかりませんでした。
少しは日本人の品格も上がったのでしょうか?

上野東照宮にお参りしてから、そのすぐ横の梅川亭で、「ふりそでさん」をはべらして一年ぶりに花見酒をたっぷり飲んで、いい気分になって帰りました。

       ☆       ☆       ☆       ☆

今日は昼の弁当を持って花見三昧の旅に出かけました。

一ヶ所目は、先月中旬に様子を見に行った四街道市吉岡の「福星寺(ふくしょうじ)」の枝垂桜ですけれど、花はもうすでにまばらの葉桜で、「遅かりし由良の助」でした。

次に、千葉市若葉区にある「泉自然公園」へ行きました。
駐車場へ入るなり満開のソメイヨシノが大歓迎で出迎えてくれたのです。
園内の「お花見広場」や「草原」の桜(ソメイヨシノ)は、ほぼ満開でしたし、今週末には花吹雪かも・・・ 枝垂桜はちょっと早く、こちらは今週末が見頃かも・・・

遊歩道を谷に下りると、山の北斜面にはカタクリが群生していて、明るい小豆色の花がツンとすまし顔で立ち並んでいました。
他にも、水芭蕉や二輪草、スミレ、イヌフグリ・・・きれいに咲いていました。

駐車場は、帰るときには満車で順番待ちの状態でした。

       ☆       ☆       ☆       ☆

三カ所目は、東金市の「八鶴湖(はっかっこ)」です。
「湖」というよりは「池」の大きさですが、畔(ほとり)はぐるりと満開の桜並木に囲まれていて、ちょっとせまくるしい道ですけど、車で一周することができます。

沿道には、屋台の夜店が立ち並んでいて、毛糸の腹巻姿で威勢のいいお兄さんや茶髪で太目のオバサンが店番で・・・
焼きそば、イカ焼き、たこ焼き、チョコバナナ、棒付きのフランクフルトソーセージ、甘栗・・・
ちょっと、昭和の子供の頃にタイムスリップできます。

       ☆       ☆       ☆       ☆

次に行ったのは佐倉市坂戸にある川村記念美術館の庭園です。
人間が溢れているほかの花の名所と比べると、ルノワールやマリーローランサンの名画がお好みの方々が多いせいか、それとも単に夕方のせいか、ここはゆったり、のんびりとしていました。

多分、奥様と思しき彼女と手をつないで散策するロマンスグレーの紳士や、のんびりとベンチに座って談笑するほほ笑ましいカップル、子連れの若夫婦まで学習院育ちなのか上品でした。

でも、一組だけ場違いに、「ぎゃははあ~」と響き渡る嬌声を上げ、大声で会話する6人組のオバサングループもおられましたけど・・・

ワルポンにはどちらも到底マネ出来ませんが、ああなりたくありません。

       ☆       ☆       ☆       ☆

今日の行程の道々で・・・、入学式の学校の、児童公園の、工場の、大きなお屋敷の、川原の土手の、山の頂にも、谷底の畑にも・・・桜の花はどこにもあって、そのどこでも満開でした。

春はいいですねぇ、花はいいですよねぇ・・・日本は平和です。

はしご花見のご報告まで!

『おねがいごと』

2009-04-07 23:39:25 | Weblog
内房の金谷港は、東京湾の対岸の久里浜港と東京湾フェリーで結ばれています。

金谷には、南房総国定公園の一角である鋸山(のこぎりやま)があり、ロープウェイで330mの山頂まで一気に登り上がれます。足下に東京湾が、晴れた日には遠く富士山や伊豆の山々、伊豆大島が望まれますし、ハワイなど360度の大パノラマが開け、眺望は抜群です!

       ☆       ☆       ☆       ☆

鋸山のロープウェイがある側を表とすると、裏側に「日本寺」があります。
山号(さんごう)は乾坤山(けんこんざん)で、これが鋸山の正式な名称だそうです。

日本寺に行くには、ロープウェイの他に、国道127号を下ってトンネルを一つ越えた先に“有料道路”があります。
そのまた二つ先のトンネルを抜けたところには“無料”の道路があります。

ケチなワルポンとしては“無料”の道路の方を行くと観光地にしては、これまた珍しく“無料”の町営駐車場が有ります。けれども、「無料だ!」と、喜んでばかり居てはいけません。
駐車場に車を停めて急な階段を登ってゆくと、東口管理所という受付があって、日本寺境内に入るには、“金600円也の入場料”を取られますよ!

寺の名に、「日本」などとデッカイ名が付けている割に、しっかり参拝料を取るなんて・・・と、ケチなワルポンは思いました・・・

       ☆       ☆       ☆       ☆

1300年前に開かれ、時の帝から国号を冠する「日本寺」の勅額を賜った名刹で、七堂、十二院、百坊を完備した稀に見る大寺院であったのですが、昭和14年に登山者の失火によって貴重な国宝仏像、堂宇をすべて失ってしまったと、パンフレットで知りました。

現在、「名刹の復興に懸命に努力し再興中だ」とお聞きして、600円をケチる心を深く恥じた次第であります。

嶮しい山頂までの九十九折(つづらおり)の山道を登り行く道々の奇岩の崖には、1500有余体の石仏が鎮座していますし、山頂には「百尺観音」が祀られています。

参道の階段を上って行くと、突然、眼前に巨大な大仏さまが現れました。
総高31mで日本一の大きさだそうです。奈良の大仏さまは18mだし、鎌倉の大仏さまが13mと比べてもその大きさがお判りでしょうか?

       ☆       ☆       ☆       ☆

大仏さまが鎮座されているところは大仏広場と呼ばれる平地になっていて、「御願い地蔵尊」も安置されています。

このお地蔵さまは願い事を何でも叶えて下さるそうで、お願い事をする人の名前を書いた小さな地蔵さんが無数に奉納されていました。
我が家は、「ささやかでも良いので幸せに暮らせますように!」と御願い致しました。

お願い事を書いた沢山の絵馬も奉納されていましたが、その中の一枚に
「主人の仕事がうまくいきますように! 3人の息子が幸せな人生を送れます様に! 長男には良い嫁が来ますように! 私には宝くじが当たりますように! それからみんなが健康で過ごせますように!」と、ありました。

てんこ盛りのお願い事でも良いのでしょうか?

どうぞ、お地蔵様!この欲深きオバサンの願い事を聞いて上げて下さい・・・

『沖ノ島公園』

2009-04-05 21:31:06 | Weblog
千葉県館山市に、自衛隊の館山航空基地があります。

その正門から基地の外側に沿った道路を反時計回りの方向へ進んで、ちょうど基地の真後ろ辺りに沖ノ島公園があります。

基地周辺の現地までの道路は途中まで舗装されていますけれども、中ほどから先は、ものすごくひどい凸凹の砂利道で、ゆっくり走っても上下動が激しい上、まるで砂漠をジープで疾駆しているように砂塵が空高く舞い上がります。

       ☆       ☆       ☆       ☆

沖ノ島は、陸との距離が200mほどで、島の周囲が1km程度の小さな無人島です。

陸と島は、砂州の発達によって陸続きとなっています。
「陸繋島(りくけいとう)」別名「トンボロ」と呼ばれる自然現象だそうで、和歌山県の潮岬や湘南の江ノ島なども同じようにできたそうです。

満潮時で荒天の時には波をかぶる事もあるらしいのですが、いつもは歩いて島に渡ることが出来ます。

       ☆       ☆       ☆       ☆

上掲の写真は、春の夕日が沈む沖ノ島公園を陸側から撮ったところです。

風も無く、べた凪ぎの夕暮れに黄金色にきらめく海は、まったく波も無く静かなものでしたが、海面がホットケーキのように平べったく盛り上がって、円弧を描く砂州に押し寄せる様は、この世のものとは思えぬほど神秘的で神々しい幻想的な光景でした。

       ☆       ☆       ☆       ☆

ああ、そうそう、太公望の皆さん! 釣りの穴場でもあるらしいですよっ!

でも、釣り上げている人見たことないし、ワルポンもぼうずでした。

念のため・・・




『にほんの里 100選 〔Ⅱ〕』

2009-04-04 21:39:05 | Weblog
「にほんの里 100選」は、朝日新聞と森林文化協会が公募した日本全国4,474件の中から100箇所選ばれて、今年の1月6日に発表された里山、里海です。

前々回のブログで、千葉県内の「にほんの里 100選」の「結縁寺」についてご報告させて頂きましたけれども、実は千葉県内にはもう一つ有りましたので行って参りました。

別にワルポンは朝日新聞社の回し者でも、宣伝を依頼されている者でもありませんけれど、千葉県から二つ選出されていて、もう一つを紹介しない訳に行かないじゃあないですか。

☆       ☆       ☆       ☆

その「平久里下(へぐりしも)」は、南房総市にあります。
南房総市と云っても初めて聞かれる方もおられると思いますし、千葉県の南の方にあるのだろうと漠然とは思われるかも知れません。

房総半島南端の館山市を除いた安房郡の富浦町、富山町、三芳村、白浜町、千倉町、丸山町、和田町の7町村が「平成の大合併」で2006年3月20日に合併して誕生した新しい市です。
「平久里下」は旧・富山町(とみやままち)に有ります。

道順は館山自動車道の鋸南富山ICを下りて、国道127号を館山方面へ下り、JR内房線・岩井駅の手前から県道89号に左折し、道の駅「富楽里とみやま」を右に見ながら進みます。「平久里中」で右折して県道88号を三芳・館山方面へ向かい、数キロで到着です。

☆       ☆       ☆       ☆

「平久里下」の里から西方には、「南総里見八犬伝」で有名な「富山(とみさん)」が横たわり、富山の中腹には伏姫と八房の「籠窟」が作られていて観光地になっています。

北方には、尖頭のそびえる伊予ヶ岳が間近に見られ、いずれの山も標高300mちょっとしかありませんが、里から見上げるとアルプスを彷彿(ほうふつ)とさせるなかなかの迫力です。

里は、沢山のビニールハウスが建っていて野菜たちが出荷を待っているようでしたし、田圃では、ちょうど田おこしが盛んに行われていて、直(じき)に田植えが始まる勢いでした。

でも、そんな人間の営みも大自然の中に溶け込んでいて、日本の「ふるさと」の原風景に出会えたようでした。
のんびりと平穏な悠久の時が流れ行く里の一コマに、しばし茫然と佇んで「夕日」の傾く様を飽かず眺めておりました。

     ♪~ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む
          ぎんぎんぎらぎら日が沈む~
       まっかっかっか~ 空の雲
          みんなのお顔もまっかっか~
       ぎんぎんぎらぎら日が沈む~♪

嗚呼~! にほんの里「平久里下」・・・ 


『満開の桜』

2009-04-01 15:42:34 | Weblog
寒い日が続いています。

3月21日に開花宣言した東京の桜も、その後なかなか開かず、花見の気分になれません。
花の写真も撮りたいのですが、三分咲きで、しかもどんよりした雲の下では絵になりません。その上、今日は冷たい雨です。

       ☆       ☆       ☆       ☆

ところが、満面笑みで両手を挙げ大口を開けて万歳を絶叫する、正に「満開の桜」が、ここ千葉県に現れました。
3月29日の県知事選で他候補に40万票もの大差をつけ、100万を突破する票を獲得して堂々の当選を果たした森田健作氏です。

昨日は早速に麻生首相を表敬訪問し、東京アクアラインの通行料金を800円に引き下げる陳情をして、首相から「国土交通大臣に検討するように指示する」との返答を頂いて大成功した、と新聞に載っておりました。

       ☆       ☆       ☆       ☆

千葉県は北海道に次ぐ農業県で、茨城県と一緒にされて「ちばらぎけん」などと呼ばれていて首都圏では、さげすまされている土地柄です。「だ・さいたま」と呼ばれる埼玉県よりはマシかも知れませんが、イメージ的に東京都や神奈川県と比べてどうしても垢抜けしません。住民の一人としては、何となくすっきりしません。

「成田⇔羽田間をリニアモーターカーで、10分で結ぶ」と云われても、実現の可能性は低そうだし・・・
「千葉にはディズニーランドがある」と云われても、浦安市民の多くは、多分、千葉都民だと思っているだろうし・・・

「年間参拝者数1,000万人の成田山新勝寺がある」と云われても末香臭いし・・・
館山、鴨川、勝浦などの観光地があると云われても、夏休みなど道路が車で溢れて渋滞し動かなくなるだけし・・・

       ☆       ☆       ☆       ☆

「千葉が首都圏をリードし、“千葉県民くらし満足度日本一”をめざす」、「元気もりもりの千葉県にする」・・・などなどと、お気楽知事は威勢が良いのです。

まっ、いいか! 

世の中不況で暗い中、元気で明るい掛け声が出るだけでも好しとするか!
タレント知事の大阪、宮崎のお手本もあるし・・・

ワルポンのキャッチフレーズである「俺はワルポンだっ!」と、森田健作氏主演の青春テレビドラマ「俺は男だ!」が似ているから、新知事に期待するとするか!

頑張れ~っ! フレッフレ~ッ! 小林弘二君っ!