俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『おねがいごと』

2009-04-07 23:39:25 | Weblog
内房の金谷港は、東京湾の対岸の久里浜港と東京湾フェリーで結ばれています。

金谷には、南房総国定公園の一角である鋸山(のこぎりやま)があり、ロープウェイで330mの山頂まで一気に登り上がれます。足下に東京湾が、晴れた日には遠く富士山や伊豆の山々、伊豆大島が望まれますし、ハワイなど360度の大パノラマが開け、眺望は抜群です!

       ☆       ☆       ☆       ☆

鋸山のロープウェイがある側を表とすると、裏側に「日本寺」があります。
山号(さんごう)は乾坤山(けんこんざん)で、これが鋸山の正式な名称だそうです。

日本寺に行くには、ロープウェイの他に、国道127号を下ってトンネルを一つ越えた先に“有料道路”があります。
そのまた二つ先のトンネルを抜けたところには“無料”の道路があります。

ケチなワルポンとしては“無料”の道路の方を行くと観光地にしては、これまた珍しく“無料”の町営駐車場が有ります。けれども、「無料だ!」と、喜んでばかり居てはいけません。
駐車場に車を停めて急な階段を登ってゆくと、東口管理所という受付があって、日本寺境内に入るには、“金600円也の入場料”を取られますよ!

寺の名に、「日本」などとデッカイ名が付けている割に、しっかり参拝料を取るなんて・・・と、ケチなワルポンは思いました・・・

       ☆       ☆       ☆       ☆

1300年前に開かれ、時の帝から国号を冠する「日本寺」の勅額を賜った名刹で、七堂、十二院、百坊を完備した稀に見る大寺院であったのですが、昭和14年に登山者の失火によって貴重な国宝仏像、堂宇をすべて失ってしまったと、パンフレットで知りました。

現在、「名刹の復興に懸命に努力し再興中だ」とお聞きして、600円をケチる心を深く恥じた次第であります。

嶮しい山頂までの九十九折(つづらおり)の山道を登り行く道々の奇岩の崖には、1500有余体の石仏が鎮座していますし、山頂には「百尺観音」が祀られています。

参道の階段を上って行くと、突然、眼前に巨大な大仏さまが現れました。
総高31mで日本一の大きさだそうです。奈良の大仏さまは18mだし、鎌倉の大仏さまが13mと比べてもその大きさがお判りでしょうか?

       ☆       ☆       ☆       ☆

大仏さまが鎮座されているところは大仏広場と呼ばれる平地になっていて、「御願い地蔵尊」も安置されています。

このお地蔵さまは願い事を何でも叶えて下さるそうで、お願い事をする人の名前を書いた小さな地蔵さんが無数に奉納されていました。
我が家は、「ささやかでも良いので幸せに暮らせますように!」と御願い致しました。

お願い事を書いた沢山の絵馬も奉納されていましたが、その中の一枚に
「主人の仕事がうまくいきますように! 3人の息子が幸せな人生を送れます様に! 長男には良い嫁が来ますように! 私には宝くじが当たりますように! それからみんなが健康で過ごせますように!」と、ありました。

てんこ盛りのお願い事でも良いのでしょうか?

どうぞ、お地蔵様!この欲深きオバサンの願い事を聞いて上げて下さい・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿