一昨日、三春の“滝桜”を観に行った帰りに、郡山へ行って春ニシンを食べようと言うことになったのです。
というのは、38年前に郡山で食べた、脂ののった焼きたての塩焼きのどでかい一匹まんまの子持ち春ニシンに、大根おろしをたっぷり添えておしょう油で、口いっぱいにほおばって食べたあの味が忘れられなくて、郡山に行ったらもう一度食べてみたいと、あれからずーっと思っていたのです。
その後、何度も郡山を訪ねることはありましたが、なかなか時間と機会が無いままになっていました。
今日こそ千載一遇のチャンス(ちょっと大袈裟ですが・・・)、と言うことで、郡山までの12kmの道程を遠回りすることにしたのです。
☆ ☆ ☆ ☆
ところが、店の名前も場所も覚えていないのです。
坂の中腹の横丁を入った高台にあったことぐらいしか覚えていないのです。
兎に角、行けば何とかなるサ・・・
食い意地って云う奴は恐ろしいですね。しばらく車を進めている間に、突然「児雷也」の名前が浮かび上がり、お店の名前を思い出したのです。
駅前の交番へ飛び込んで尋ねました。若いハンサムなおまわりさんが、電話帳や自分の携帯電話のインターネットで一生懸命に調べてくれました。
が、結局判りませんでした。お店の商売閉じたのかなあ・・・
すまなそうな顔の親切なおまわりさんに、丁重にお礼を言いました。
ところで、「児雷也」って、若いおまわりさんはご存じなかったと思います。
だって、「ジライヤ」と言ったのに、「ジダイヤ?」時代屋?と何度も聞き直していましたから・・・
☆ ☆ ☆ ☆
「児雷也」をご存じない方の為に、若干講釈申し上げますので悪しからず。
「児雷也」は江戸時代の後期に本が出て、歌舞伎などに登場して知られる架空の忍者です。
ワルポンの幼少のころには、少年雑誌の「おもしろブック」か、なんかのマンガになりましたので同世代の方はみんな知っています。
ガマに乗り操る妖術の忍者・児雷也(じらいや)と、ナメクジの妖術を使う綱手(つなで)、大蛇に変身する大蛇丸(おろちまる)が、それぞれ「三すくみ」で戦う天敵同士の、雲を呼び、空を飛ぶ、時空を離れた世界で戦う壮大稀有なスペクタクル・・・です。
こんなことを書きたくて、書いているのではありません。
まったくの余談です。
年寄りの習癖でして、前置きが長くてすみません。
☆ ☆ ☆ ☆
うちの畑の山法師(やまぼうし)の枝先に、去年の秋に産み付けられたカマキリの巣(卵のう)から、今日見たら、蟻んこよりも数段かぼそい生まれたばかりのカマキリの赤ちゃんが這い出して、春の陽を浴びながらのんびりと、エッチラオッチラ体操をしていました。
ところが・・・デンデン
巣の上には・・・デンデン
天敵の蜘蛛がそおーっと忍び寄り、じっとチャンスを狙っています・・・デデンデン
危うし、カマキリの赤ちゃん!・・・デデデンデンデン
自然界は非情です。
食うか食われるか、戦いは生まれて、すぐから始まっているのです・・・
カマキリは交尾が終わると、子孫繁栄のためにメスがオスを食べてしまうということです。
人間社会も同じです。天敵がいるのです。嫌な奴がいます。
親の脛をかじる子供などは、まだ可愛い部類ですけれども、競争社会では、日常的に食うか食われるかの戦いを強いられています。
負ける訳には行きません!
頑張れ、日本!
というのは、38年前に郡山で食べた、脂ののった焼きたての塩焼きのどでかい一匹まんまの子持ち春ニシンに、大根おろしをたっぷり添えておしょう油で、口いっぱいにほおばって食べたあの味が忘れられなくて、郡山に行ったらもう一度食べてみたいと、あれからずーっと思っていたのです。
その後、何度も郡山を訪ねることはありましたが、なかなか時間と機会が無いままになっていました。
今日こそ千載一遇のチャンス(ちょっと大袈裟ですが・・・)、と言うことで、郡山までの12kmの道程を遠回りすることにしたのです。
☆ ☆ ☆ ☆
ところが、店の名前も場所も覚えていないのです。
坂の中腹の横丁を入った高台にあったことぐらいしか覚えていないのです。
兎に角、行けば何とかなるサ・・・
食い意地って云う奴は恐ろしいですね。しばらく車を進めている間に、突然「児雷也」の名前が浮かび上がり、お店の名前を思い出したのです。
駅前の交番へ飛び込んで尋ねました。若いハンサムなおまわりさんが、電話帳や自分の携帯電話のインターネットで一生懸命に調べてくれました。
が、結局判りませんでした。お店の商売閉じたのかなあ・・・
すまなそうな顔の親切なおまわりさんに、丁重にお礼を言いました。
ところで、「児雷也」って、若いおまわりさんはご存じなかったと思います。
だって、「ジライヤ」と言ったのに、「ジダイヤ?」時代屋?と何度も聞き直していましたから・・・
☆ ☆ ☆ ☆
「児雷也」をご存じない方の為に、若干講釈申し上げますので悪しからず。
「児雷也」は江戸時代の後期に本が出て、歌舞伎などに登場して知られる架空の忍者です。
ワルポンの幼少のころには、少年雑誌の「おもしろブック」か、なんかのマンガになりましたので同世代の方はみんな知っています。
ガマに乗り操る妖術の忍者・児雷也(じらいや)と、ナメクジの妖術を使う綱手(つなで)、大蛇に変身する大蛇丸(おろちまる)が、それぞれ「三すくみ」で戦う天敵同士の、雲を呼び、空を飛ぶ、時空を離れた世界で戦う壮大稀有なスペクタクル・・・です。
こんなことを書きたくて、書いているのではありません。
まったくの余談です。
年寄りの習癖でして、前置きが長くてすみません。
☆ ☆ ☆ ☆
うちの畑の山法師(やまぼうし)の枝先に、去年の秋に産み付けられたカマキリの巣(卵のう)から、今日見たら、蟻んこよりも数段かぼそい生まれたばかりのカマキリの赤ちゃんが這い出して、春の陽を浴びながらのんびりと、エッチラオッチラ体操をしていました。
ところが・・・デンデン
巣の上には・・・デンデン
天敵の蜘蛛がそおーっと忍び寄り、じっとチャンスを狙っています・・・デデンデン
危うし、カマキリの赤ちゃん!・・・デデデンデンデン
自然界は非情です。
食うか食われるか、戦いは生まれて、すぐから始まっているのです・・・
カマキリは交尾が終わると、子孫繁栄のためにメスがオスを食べてしまうということです。
人間社会も同じです。天敵がいるのです。嫌な奴がいます。
親の脛をかじる子供などは、まだ可愛い部類ですけれども、競争社会では、日常的に食うか食われるかの戦いを強いられています。
負ける訳には行きません!
頑張れ、日本!