山横目のブログ

日々のつぶやきや旅の忘れじを書き綴ります。

上醍醐から岩間寺へ

2023-11-05 10:05:14 | 西国巡礼(R5.10奈良から石山へ)
上醍醐の東の端にある開山堂の横に巡礼路を示す石碑があった。
「右 志ゆんれいみち」 と大きな字で書かれていた。昼の12時20分。醍醐寺の女人堂を出発して2時間20分経っていた。秋晴れのいい天気で、このまま岩間寺へ向かうことにした。ここからは急な下りになっていた。ところどころ倒木で塞がれていたが、下をくぐって行った。

すぐに奥の院方面の分岐に到着した。
左の「志ゆんれい道」へ進む。この辺から杉林の中となり、日差しがなくなって薄暗くなる。途中朽ち果てて落ちそうな木の橋があったりで、心細くなったが道の傍は野生のお茶の木が群生していて、白い花を咲かせていた。
(お茶の花)
50分ほどで麓の笠取の集落が見える林道に到着した。対岸の沢沿いにバンガローやキャンプ場が見える道をグーグルマップで確認しながら歩き、東笠取への分岐に到着した。
左側の東笠取への道はすぐに急な登り坂となっていた。舗装された歩きやすい道路だが、再びの急な上りですっかりペースが落ち、つづら折りの道を休憩を繰り返して登っていった。東笠取への峠に着くところで小型のパトカーが止まっていて、乗っていた若いお巡りさんに道を聞かれた。住宅地図を広げながら、東笠取より少し奥の部落へ行こうとしていたようだ。こちらに道を聞かれても答えようがなかったが、グーグルマップを確認しながら歩いていることを話すと自分でもスマホを広げ確認していた。場所がわかったようで随分感謝された。
東笠取から奥の宮への分岐に着いたのが2時半頃だった。
左側の道が奥の宮、岩間寺へ続く道で再び急な上りになっていた。砂利道で歩きづらい道だったが1時間ほどで奥の宮神社に到着した。
ここから琵琶湖側の眺望がすばらしく、しばらく景色を眺め休憩した。
奥の宮からは近くの岩間山の山頂に作られた鉄塔(NTTの中継所)へ続く工事用道路に出て、その道路を少し下ると岩間寺へ行く林道と合流していた。すぐ前に岩間寺の宿坊の白い建物が見え、ついに岩間寺に到着となった。時刻は3時50分になっていた。
岩間寺では納経帳に御朱印をいただき、係の僧侶の方と話をしたが、醍醐寺から歩いてくる人は1年間に1人いるかどうかだと言っていた。
その後石山側へ山を下り、40分ほどで中千町のバス停に到着した。
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