もっと乗りた~い,自転車に!

自然の中をロードバイクで走るのが大好き。現在の愛車ははPINARELLO GAN-RS(2016)。

今年のベスト本。

2010-12-20 | 自転車

怪我のほうはほとんど治ったと思われるのですが,昨日は用事で走れなかった。なんだかなー。12月は自転車お休み月間かも。この頃は読みたい本が沢山あって,そーゆー理由も重なっていたりします。
そんなわけで,今年読んだ本の中で特に良かったものを挙げてみたいと思います。

1 Robert Guest(伊藤真訳)「アフリカ 苦悩する大陸」東洋経済新報社
腐敗した政府,民族対立,貧困,HIVなど,停滞するアフリカの現実を丹念にレポ。これまで読んだアフリカ本のなかではピカイチ。
2 白戸圭一「ルポ資源大陸アフリカ 暴力が結ぶ貧困と繁栄」東洋経済新報社
元現地特派員が現地に築いたネットワークを生かし,「そこまで進入するか?」ということろまで危険を顧みずに入ってゆく。
3 Waris Dirie(武者 圭子訳)「砂漠の女 ディリー」草思社
ソマリアの砂漠に遊牧民として生まれた少女の自伝本。アフリカイスラム社会の伝統である性器割礼を描いた受けた。数奇な運命が導びかれ,のちにロンドンやパリでモデルに。そして国連大使へ。
4 保阪 正康 「明仁天皇と裕仁天皇」講談社
「君主」の父,「民主」の子という帯の言葉通りで,二人の違いが良く分かる。今の天皇は戦後教育の申し子。これまで読んだ天皇関係本ではベスト。
5 半藤一利 「昭和史」(上下巻)平凡社
昨年買って「積ん読」状態だったものを,今月になって一気に読んだ。講演を起こした平易な文体で読みやすい。
6 美達大和「死刑絶対肯定論~無期懲役囚の主張」新潮選書
現実に二人の人間を殺し,今は無期懲役囚である人物が「塀の中」の死刑囚の実態を書いた。反省や改悛という言葉からは程遠い彼らの様子が…。
7 遠藤誉 「拝金社会主義中国」筑摩新書
改革開放政策で変わったものは…。革命当時のスローガン「向前看(前に向って進め)」が「向銭看(銭に向って進め)」(音はどちらもシャンチェンカン)へ。中国庶民の今の生活をレポ。
8 石井光太「紙の捨てた裸体~イスラームの夜を歩く」新潮社
そこで見たものは戒律から外れたイスラームの性。男女の交わりのさまざまな有様を描いたノンフイクション。
10冊書きたかったけど,時間が掛かりすぎるので末広がりの8で打ち止めに。この数年はもっぱらamazon.を利用。読んだ人のレビューを読めるのが一番の利点だし,地方に住んでいると大きい本屋が無いのです。でもたまには大書店でゆっくり見たいなー。


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