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自然の中をロードバイクで走るのが大好き。現在の愛車ははPINARELLO GAN-RS(2016)。

松田聖子 2013 コンサート@武道館 その弐。

2013-07-10 | 音楽

7月7日のコンサートがとっても良かった理由は… (セットリストは前回の記事をみてください)

①会場が良かった。
武道館って,収容人数のわりに実際入ってみると狭く感じるんですよね。
八角形の造りのせいもあって,2階席でも意外とステージが近い。
これは良いですよ~~。

②音響が良かった。
近年作られた大ホールでも音響的にはガッカリすることがあるけれど,武道館は安定して音が良い。
今回はPAも良く,大音量でも音が篭ったり,ひび割れすること無く,クリアーな音楽を愉しめた。

③中盤の‘アコースティックコーナー’が良かった。
松田さんを中心に生楽器の演者がステージ前方に椅子を持って集まり,
「小麦色のマーメイド」や「瞳はダイアモンドなどの松任谷ナンバーを披露。
歌唱力のある人は,電気楽器よりも,こういう編成のほうが歌の上手さが引き立つ。
彼女の伸びやかで艶のある声を堪能できた。

④100回記念公演が良かった。
ステージ前半のMCでそのことに触れた時は,すでに声が震えて感情がいっぱいになっていた様子。
後に花束を持ってステージに現れた娘の神田さやかちゃんによれば,松田さんは前日から当日にかけ,重圧のためか相当に緊張していたらしい。

感極まった瞬間は,デビュー以来のいろんな思い出が頭を駆け巡ったんじゃないかな。
その積み重ねは常人には想像しがたく,凄いとしか言いようが無い。
決して天性の才能だじゃなく,努力とチャレンジの連続によって今の地位にたどりついたんだと思う。

⑤歌が上手なのが良かった。
大きな会場でのライブというのは,ともすると演奏や歌が雑になったりすることがあるんですよ。
しかし,日曜のコンサートは,時に目をつぶって歌に神経を集中させて聴いても,細かい所までキレイに,そして正確に歌われており,このままの録音でも商品として完璧に近いんじゃないか,と思わせるほどでした。
さすがはプロフェッショナル。

⑤最後の最後まで,ステージいっぱいに移動して,フアンの人達に感謝の気持ちを伝えようとしていた姿を見れたのが良かった。

☆デビューしてから34年。51歳の松田聖子は,シンガーとして脂が乗っていると同時に,女性としての魅力も褪せることがないのは素晴らしい。
そんな彼女の記念すべきステージを観ることができて,本当に良かった。