会計の基本は仕訳だと思います。簿記で習う借方、貸方ですね。
それを積み重ねて、集計し決算ということになります。
今の世界の会計制度は半年または一年決算ですので、
それまでの仕訳の集大成がいま皆さんが見ている決算書となります。
しかしここで問題なのは今の会計士や税理士の試験制度では
基本的な仕訳を飛ばしています。例えば、
実務経験がない会計士や税理士に
3級簿記程度の質問をしてもわからないことが多いと思います。
それはなぜかというと、
毎日現金や手形を扱って決算を積み上げてきた経験が
ないからだろうと思います。
主に出来上がった決算書や決算整理仕訳には詳しいのですが、
実務経験に乏しいため日々の仕訳にはうといのです。
勿論実務経験に詳しく優秀な会計士・税理士もたくさんいると思います。
で私は法学部出身で民間の経済に携わることになったために、
途中で大学の経済の決算書を読めるだけではわからないと
気づき入社当時会社の会計の伝票起票の最初からやろうと思い、
経理所属を会社に希望しました。
その時はまだ今のようにコンピューターに仕訳を入力すれば、
借方合計=貸方合計という計算を自動的に回答してくれるような、
会計処理をしてくれる機械はありませんでした。
3枚複写の伝票で、借方伝票、貸方伝票、仕訳控え伝票と記入したら
日々伝票を科目(資産、負債、損益)ごとに振り分け、
一枚でも伝票が紛失すると、借方・貸方が合わなく
夜遅くまでカルタ取りをしていたように思います。
そしてずぼらな私は伝票の借方・貸方に手書きで科目を記入し、
先輩からは「伝票の科目を手書きにしていたらだめだ、
科目印を必ず押せ」と怒られたものです。
計算も早くないといけないのですが、
仕訳の間違いのほうが日々の占めを遅らせます。
現預金が合わなくなるからです。
そうするとまた夜遅くまで原因究明です。
会計制度でわかりやすく一番単純な仕組みは、
すべて現預金取引ということですが、
これは粉飾や脱税などあまり隠しようがありません。
①入金の時は(借方(入金)=現預金、貸方(入金相手先)=仕事をした)
②出金の時は(借方(出金相手先)=仕事をしてもらった、
貸方(支払)=現預金)です。
そして①入金-②出金、が多ければ利益(貸方)ですし、
少なければ損失(借方)です。その他に財産を買えば出金ですから
財産(借方)出金(貸方)、経費を払えば経費支払(借方)出金(貸方)、
お客からお金を預かれば入金(借方)
お客のお金を預かる(貸方)等の仕訳があります。
そして主な先進国では短期決算制度を採用していますので、
それを一年決算でまとめて、会社が持っている資産(財産)と
負債(返さなければならないお金)と資本(元手のお金と活動して貯めたお金)
を貸借対照表として報告書を作ります。
またその一年の活動で、獲得したお金と、使った費用も
損益計算書として報告書を作ります。
それが全部日々の現預金の仕訳を間違いなく起票していれば、
決算書として出来上がるわけです。短期・長期決算の問題はありますが、
この複式簿記の仕組みは素晴らしいと思います。
買った財産や支払った仕入代金の商品がその代価の価値の通りであれば、
殆ど正確な計算ができ、不正をしても発見しやすいのが現預金取引です。
例えば資産1億を単純に2億に膨らませて決算し、
1億の利益を出たことにすると、その1億は現預金取引ですから、
必ず1億の利益の現預金の入金の動きががなければなりません。
ただ資産と利益を膨らませても現預金が動いていませんからばれてしまいます。
しかし評価以下の資産や仕入れ商品を会社に買わせ、
その差額を自分の懐に入れるというような不正は権力者であれば
いつでもできます。今でも日常茶飯事行われているようです。
また、掛けで仕入、売、当座取引、小切手・手形等が入ってくると
もっと計算は複雑に成ります。(複式簿記の発明は画期的)
それを積み重ねて、集計し決算ということになります。
今の世界の会計制度は半年または一年決算ですので、
それまでの仕訳の集大成がいま皆さんが見ている決算書となります。
しかしここで問題なのは今の会計士や税理士の試験制度では
基本的な仕訳を飛ばしています。例えば、
実務経験がない会計士や税理士に
3級簿記程度の質問をしてもわからないことが多いと思います。
それはなぜかというと、
毎日現金や手形を扱って決算を積み上げてきた経験が
ないからだろうと思います。
主に出来上がった決算書や決算整理仕訳には詳しいのですが、
実務経験に乏しいため日々の仕訳にはうといのです。
勿論実務経験に詳しく優秀な会計士・税理士もたくさんいると思います。
で私は法学部出身で民間の経済に携わることになったために、
途中で大学の経済の決算書を読めるだけではわからないと
気づき入社当時会社の会計の伝票起票の最初からやろうと思い、
経理所属を会社に希望しました。
その時はまだ今のようにコンピューターに仕訳を入力すれば、
借方合計=貸方合計という計算を自動的に回答してくれるような、
会計処理をしてくれる機械はありませんでした。
3枚複写の伝票で、借方伝票、貸方伝票、仕訳控え伝票と記入したら
日々伝票を科目(資産、負債、損益)ごとに振り分け、
一枚でも伝票が紛失すると、借方・貸方が合わなく
夜遅くまでカルタ取りをしていたように思います。
そしてずぼらな私は伝票の借方・貸方に手書きで科目を記入し、
先輩からは「伝票の科目を手書きにしていたらだめだ、
科目印を必ず押せ」と怒られたものです。
計算も早くないといけないのですが、
仕訳の間違いのほうが日々の占めを遅らせます。
現預金が合わなくなるからです。
そうするとまた夜遅くまで原因究明です。
会計制度でわかりやすく一番単純な仕組みは、
すべて現預金取引ということですが、
これは粉飾や脱税などあまり隠しようがありません。
①入金の時は(借方(入金)=現預金、貸方(入金相手先)=仕事をした)
②出金の時は(借方(出金相手先)=仕事をしてもらった、
貸方(支払)=現預金)です。
そして①入金-②出金、が多ければ利益(貸方)ですし、
少なければ損失(借方)です。その他に財産を買えば出金ですから
財産(借方)出金(貸方)、経費を払えば経費支払(借方)出金(貸方)、
お客からお金を預かれば入金(借方)
お客のお金を預かる(貸方)等の仕訳があります。
そして主な先進国では短期決算制度を採用していますので、
それを一年決算でまとめて、会社が持っている資産(財産)と
負債(返さなければならないお金)と資本(元手のお金と活動して貯めたお金)
を貸借対照表として報告書を作ります。
またその一年の活動で、獲得したお金と、使った費用も
損益計算書として報告書を作ります。
それが全部日々の現預金の仕訳を間違いなく起票していれば、
決算書として出来上がるわけです。短期・長期決算の問題はありますが、
この複式簿記の仕組みは素晴らしいと思います。
買った財産や支払った仕入代金の商品がその代価の価値の通りであれば、
殆ど正確な計算ができ、不正をしても発見しやすいのが現預金取引です。
例えば資産1億を単純に2億に膨らませて決算し、
1億の利益を出たことにすると、その1億は現預金取引ですから、
必ず1億の利益の現預金の入金の動きががなければなりません。
ただ資産と利益を膨らませても現預金が動いていませんからばれてしまいます。
しかし評価以下の資産や仕入れ商品を会社に買わせ、
その差額を自分の懐に入れるというような不正は権力者であれば
いつでもできます。今でも日常茶飯事行われているようです。
また、掛けで仕入、売、当座取引、小切手・手形等が入ってくると
もっと計算は複雑に成ります。(複式簿記の発明は画期的)