マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第45話 仲の良い男女の連携の強さ

2016-11-09 22:35:00 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
アンサーズ中隊とミリアが駆る最新鋭機プロトカットラスとの模擬戦は・・・・
16機中14機を喪失と言うアンサーズ中隊全滅の結果で終わった。
14機の半数以上は数分も経たずに撃墜された上での結果であった。

結果を見たアルガスらゼネラル・ギャラクシー幹部は大満足し・・・・
プロトカットラスを基にした最新鋭機のロールアウトは決定だと確信した。

アルガス「これで本社にいい報告が出きるぞ。よくやったぞミリア1級空士長殿!」

ミリア「今の私はミリア・ファリーナ・ジーナス中尉ですわ、主任。」

アルガス「おっとこれまた失敬、しかし精鋭1個中隊を壊滅させるにゃ流石はエース。」

ミリア「ありがとう、でも2機取り逃がしたから私的には負けと思ってますわ。」

ニューエドワーズ基地のプロトカットラスの格納庫ではミリアとアルガスと談笑していた

アルガスから模擬戦の結果を称賛されたが、ミリアは2機取り逃した事から
今回の模擬戦は自身の負けだと思っていた。

普段ならば敵部隊全機撃墜してこそ当たり前なのだが・・・・・
大樹とエラを取り逃がしており、自身としては負けだと思っており・・・
改めてパイロットとしての心構えを改めねばと思った。

ー備えよ常に

マックスが以前言っていたジーナス家代々伝わる家訓
それを基にパイロットとして兵士として1からやり直そうと考えた。

カゴメ「お疲れ様、ラウラ。」

ラウラ「ありがとうカゴメ、戦いには破れてしまったけど。」

カゴメ「まぁいいんじゃない?実戦じゃなかったし」

その頃、ラウラ達はブリーフィングルームで休憩をとっていた。

缶ジュースを飲んで一服していたラウラは・・・・
オペレーターとして業務に携わっていたカゴメから話しかけれており・・・
若干、今回の模擬戦について触れた。

今回の模擬戦はラウラにとっては初陣と同様であり・・・・・
ミリアに惨敗した結果ともあって、落胆していた。

とは言え模擬戦なのでノーカウントでもいいんじゃないかとカゴメから言われたが
ラウラ自身としては模擬戦とは言え敗けは敗けであり、悔しいと言う感情しかなく
前向きに今回の失敗を見つめる事が出来なかった。

桐原少佐「ベルタリア准尉、ご苦労。我が隊としての初陣である模擬戦は散々な結果となりすまんな。」

ラウラ「いえ、悔しい気持ちは一番ですが・・新統合軍上層部やゼネラル・ギャラクシーから見たら成功なので特に気にしてません・・・・自身の私情を軍務に出すつもりはありませんので。」

桐原少佐「そうか・・・・ならいいんだが・・・・」

今回の初陣となる模擬戦は敗北したが、上層部やゼネラル・ギャラクシー的には成功であり
全銀河の新統合軍に対して貢献できた面で考えれば相殺になる。

そして・・・・自身は今回の失敗を糧に、ミリアに一矢報いるようにしなければならない。

ラウラはゼントラーディ軍時代の頃の自分と打って変わって戦略的な見方をし・・・
自身のこれからの戦術について改めて見つめ直し、成長していかねばと・・・・

【2021年3月26日.午後18時00分ニューエドワーズ基地食堂】

模擬戦後、着替えて模擬戦の事務作業を終えたラウラ達は本日の勤務を終え
ニューエドワーズ基地の広い食堂で26日の夕食を食べてようとしていた。

食堂は複数の大型テレビが備えられており
定食に加え様々な多国籍料理の入った小さな小鉢だけでなく
有料ではあるがアルコール飲料やつまみとかも提供されていた。

ラウラはトロピカルピザ.アボカドサラダ.照り焼きチキン小鉢.生春巻き.デザートを取り
ビール瓶を買ってロザと一緒にテーブルに座った。

カゴメ「ラウラ.ロザ、私達もいいかな?」

ラウラ「いいわよ、モンやカゴメは歓迎よ。ところでいつも一緒の相沢中尉は?」

カゴメ「美弥・・・・中尉なら桐原少佐ら小隊幹部とジーナス大尉と一緒よ。相沢中尉がいないから、たまにはラウラ達とね。」

ラウラ「へぇそうなんだ。」

テーブルに座った瞬間、カゴメと夢華がやってきて同席した。

管制官3人衆の筆頭である美弥は茂人や小隊長ら幹部とマックスと同席しているらしく
そのためラウラとロザがいるテーブルにカゴメ達がやってきたのだ。

いつもロザと一緒に食べているラウラは親友であるカゴメのお願いとあって
快く受け入れ空いている前の席に座らせ談笑しながら食事した。

しばらく談笑しながら食事していたが、ラウラはある事に気がついた。

ラウラ「そう言えば、ミリアの姿見えないんだけど?」

カゴメ「ミリア?ジーナス中尉は今艦に戻って子供達と過ごしてるそうよ。」

ラウラ「子供?そう言えばミリアは子供いたんだったな。」

劉夢華「二人の娘に養女一人ねぇ、結構子育て熱心で有名だそうよ。」

ラウラ「ふーん、ミリアも相当変わったなぁあの頃は・・・・・」

ミリアの存在であった。
ニューエドワーズ基地の食堂にミリアの姿が見えず、どうしてるのか気になっていた。
カゴメに質問するとミリアは子育てしていると答えた。

夫婦で編成されるダンシング・スカルが故に任務地に子供同伴と言う事が多かった。

銀河各地に任務地に出撃する事が多く・・・・・
子供と離ればなれにする事が出来ないと言う理由だ。

共働きであり、夫婦当番制で子供と過ごしている。

劉夢華「子供を連れて戦場に連れていくのは何とも言えないわね。」

ラウラ「どうして?」

劉夢華「それは軍には育児士官がいるから預ければいいのに」

軍には育児士官がおり、子供のいる軍人向けの育児所があり
育児所に預ければ子供を連れて戦場に出撃する必要はない

のだが・・・・マックスとミリアは学業のコミリア除き子供を手元で育てていた

結婚当初からマックスとミリアはとんでも夫妻としても有名であり・・・・
二人で天才のエースパイロットとしてもそうだが、私生活でもとんでもない。

カゴメ「まぁあの夫婦だから何が起きても不思議じゃないわね、ラウラ・・・結婚して子供産まれたらあーはしないでね。」

ラウラ「分かってるわよ、と言っても相手はいないけどさ。」

戦場に子供を連れ回すのは普通ではありえない事である為・・・・
カゴメから結婚し子供が産まれても任務地に連れていかないように言った。

そんな問いにラウラも同意した。

機種転換センター訓練生時代に性教育を習っており・・・・
子供を守る為に戦場に連れ回さず育児所に預けるのは必須だと。

ラウラは答えたが、夢華とロザはいやらしい笑みを浮かべた。

ロザ「まぁラウラには吉野副中隊長がいるから安心確定よね。いいよね好い人がいて~」

ラウラ「はぁ?大樹とはそんな関係じゃないんだけど?」

劉夢華「普通、同僚に対してしかも上官に下の名前では呼ばないよ普通。大尉殿の下の名前呼ぶのは恋人関係だからでは?」

ラウラ「いやいや違う違う、単に許可されてるから言ってるわけで・・・・皆は違うの?」

『違う』

カゴメ「普通言わないからそれ・・・・」

ラウラと大樹の関係・・・・・・
クラビウス基地から出撃した当初から噂になっており・・・・
アルタミラのクルーの間では噂になっていた。

たまたま整備班の一人がラウラと大樹が下の名前で呼びあってるのを目撃し
密かにラウラと大樹が付き合ってるのではないかと言う噂が密かに広まった。

本多義輝「流石にモテるねぇ伊達男。」

エミリー「狙ってる女はたくさんいるのに・・・・・」

吉野大樹「べ・・・別にあいつとはそんな関係ではありません。単に友達見たいなもんです。」

ガブラ「そこが怪しいって言うんだ。同胞がマイクローンのお前と友達と言うのは・・・」

吉野大樹「そこまでじゃねぇや!」

ラウラと同じように大樹も他の小隊長からからいじられていた・・・・・

大樹は結構モテる方の人間であり、狙ってる女性が多く・・・・
アルタミラ艦内にも大樹の事が好きな女性兵はある程度いた。
そんな中でラウラとの関係が注目されると、嫉妬する兵も出てきたと言う。

当然だが、ラウラとの関係は単なる友達同士だと否定した。

単に気が合うだけであり恋愛未満・友達以上の関係であり・・・・
決して恋人同士なんかではない・・・・・・・

ラウラ「なんで地球人は男女の関係がいいからって恋人関係と見なすのよ?」

ロザ「それが地球人の習性だからだよ、ラウラ。」

ラウラ「ゼントラーディ人なのに妙に知ってるわね。」

ロザ「歴が長いからね・・・・歴が・・・・」

男女の関係がいいから恋人同士と見なす地球人の習性にラウラは怒っていた。

単に大樹とは戦友として仲間として思っており、恋人だなんて思ってない。
無論・・・・・大樹もラウラの事を恋人だなんて思ってもいないだろう。
それなのに地球人は男女仲いいだけで恋人同士に見なすのか腹正しい。

同じゼントラーディ人のロザも地球人の習性に染まってるのか・・・・・
ラウラの事を見ながらにやけている・・・・・

そんな中、更に厄介な人物が乱入してきた。

ミリア「まぁ男が女に優しいだけでも、妙な噂が立ちますからね。私の夫とか・・・」

ラウラ「げっミリア!」

ミリア「まぁ何がげっミリアですか、みっともない。」

カゴメ「ファリーナ・ジーナス中尉、お疲れ様です。」

ミリア「お疲れ様、ちょっと面白そうな話してるの聞いたから私も混ぜらせてもらおうかしら?」

ラウラ「厄介なのが来た・・・・・」

そんな中、休憩を終え基地に戻ってきたミリアがやってきた。
こんな時に厄介な奴が混ざってくるなんてと、ラウラは頭抱えたが・・・・・
ズガズガとミリアは入っていき、空いてる席に座った。

変に焚き付けられたらどうしよう?
ラウラは懸念した。

ミリア「まぁラウラと吉野大尉の関係は恋人同士と見られても不思議じゃないわね。」

ラウラ「うぐっ、ゲホゲホ・・・・何が言いたい、ジーナス中尉殿?」

ミリア「いや別に?未婚の娘が独身の若い男が友達だったら、恋人同士に見られても不思議じゃないな~って言ったのよ。」

ラウラ「へー既婚者殿はよく嫌な所を突っ込みなさるわぁ。」

懸念した事はそのまま的中し、更に煽ってきた。

未婚の娘であるラウラが独身の若い男である大樹と友達だったら・・・
周りから恋人同士と見なされても不思議ではないとミリアは言った。
ラウラは心の中でそんな偏見言うのかバカと思った。

偏見の言うバカと思われたミリアだが、予想外な事を言った。

ミリア「まぁそれが基でいい連携に繋がるしいいと思うけど」

ロザ「どう言う事ですか中尉?」

ミリア「やぁね、仲が良ければ自然に連携性が優れるって事よ。現にマックスと夫婦関係だから最強の連携出来てるわけで」

ロザ「あぁなるほどねぇ。」

男女の関係の良さで連携が強くなると言う事・・・・・・

関係が良くなりお互いに信頼し合えば強力な連携を構築すれば・・・
作戦全体に大きくいい影響を及ぼし、お互いの生存性を高める事が出来る。

現にミリアはマックスと結婚して以降、連携を強め多大な戦果を上げる事が出来
更にマックスはライバル関係であり、勝ちたい相手であり・・・・
良き競い相手がいるせいか自身の技能が自然と向上していっている。

それが故にラウラと大樹の関係は強めるべきだとミリアは考えていた・・・・

ただ・・・・・・・

ミリア「ハンター小隊は3人、中隊長含めて4人.流石に一般中隊において二人だけでやるのは組織としてどうかと言う悪い面があるわ。」

カゴメ「神楽少尉もいるしねぇ、吉野大尉だけ関係良かったら神楽少尉がねぇ」

ラウラ「神楽少尉かぁ・・・・・」

神楽賢二郎少尉、いつもベレー帽を被っているハンター小隊の副官であり
殆ど会話した事がない、どんな人物なのか分からない。

いつも大樹などと食事したりと同僚なのに疎遠である。

雰囲気的にキリッとしていてクールな性格であり・・・・
真面目で勤勉、大樹と似たようなタイプ・・・・・
実際はどんな性格なんだろうか?

ラウラは今後の事を考え意を決して神楽と喋ってみようかと考えた。
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