マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第50話 ドライブ

2016-11-12 22:37:16 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
        【西暦2021年5月4日ニューエドワーズ基地 駐車場】
マクドミラーに自分自身の誇りを傷つけられたラウラは同じメルトランのロザと共にキャピタルシティまでジープで行こうとする。
ジープはSVF-64アンサーズの面々が町に行く際の移動用として貸し出されており、自由に使える。
ラウラとロザは制服から私服に着替えている、流石に街に出かけるのに制服では流石にまずい。
二人は遅れたとは言え、年頃の女性であり当然の事である。
ヤケ酒を飲みに行こうとしているが、飲酒運転になる事を思い出し居酒屋ではジュース飲みで済ませる事に変更した。
飲酒運転で懲戒免職にはなりたくない、流石に二人は大人だ。

吉野大樹「ようラウラ、これからドライブでもいかないか?」

吉野がやってきた。
ラウラ達と同じように私服に着替えている。

ラウラ「悪い、ロザと用事があるから・・・・・・」

吉野大樹「そうか・・・・・・・・いたな・・・・・・」

吉野はロザの存在を忘れていた。
ーなんで私の存在気付かないのよ、この野郎。
ロザは吉野に文句言いたそうな顔をする。

ロザ「あっそうだ・・・・・・」

ロザはラウラと吉野を見て何かを考えついた。
演習前に二人でデート(実際はVF-Ⅹ-10改プロトカットラスを見ていただけ)をしていた事を思い出した。
そうだ、この後は二人をくっ付かせたらいい。
とロザは思った。
ーでもなんか私空しいな~
ロザは若い兵士ではあるが、恋人がいない。
彼女は美しいのだが・・・・・・・・・

                  よし

ロザ「・・・・・・・・・ラウラ、ごめん。用事思い出したから、二人で行っておいで~」

ラウラ「えっ・・・・・・」

ロザ「本当にごめん、後は二人で楽しくやって~」

ロザは兵舎へ戻る。
ロザは二人には仲良くできるように祈る。
ARMD-18アルタミラの女性兵の間では、ラウラと吉野とうまく言っている事が話題になっている。
もしこのデートが成功すれば、アルタミラ女性兵士の話題のネタになる。
ー上手く言ってねラウラ・・・・・・・・・

ロザはそのまま兵舎のエレベーターに乗るのであった。

ラウラ「ロザ・・・・・・・・・」

ラウラはロザと食事するのは楽しみにいていたらしくショックである。
・・・・・・・・・・
同じメルトラン同士の食事は今回のストレスを和らぐと思っていた・・・・・・
しょうがない・・・・・・・

吉野大樹「あのさ・・・・・・・・・」

             ガチャガチャ

ラウラ「ラック?」

吉野がラウラに前述の事をもう一度言おうとする。
ラウラはジープの上からゼントラーディ語で何と答える?
ロザが離脱したため、ラウラは一人で街に行くつもりだ。

吉野大樹「もう一度言うけど、これからドライブでもいかないか?」

ラウラ「ヤダ・・・」

吉野大樹「え・・・・!!!」

吉野はせっかくのチャンスだと思ったが、その思惑はラウラのヤダと言う言葉で脆く崩れさる。
ラウラの顔はなんだが不機嫌気味である。
その理由は・・・・・・・・

ラウラ「私、そんな気分じゃない。」

ラウラは今日の演習は楽しめたが、ミリアの敗北.イラつくマクドミラー・・・
嫌な事があったし、ロザと食事ができないのでストレスがたまっている。
今日は一人になりたい・・・・・・ラウラはそう思っていた。

ラウラ「そんじゃあねぇ~誘ってくれてごめんね。」

ラウラはヘルメットを被りジープに乗る。

吉野大樹「分かったよ、せっかく晩御飯を奢ろうと考えていたんだけどな・・・・・」

吉野は最後の切り札を出す。
それは・・・・・・・・・・・・晩御飯を奢る。

ラウラ「奢る?」

                ガチャ

切り札は見事ラウラに命中し、ジープのドアを開けて吉野に近づく。
奢ると言う言葉に反応した。
ー近い、近いってラウラ・・・・・・
ラウラの顔は吉野と顔に触れる程近い。

吉野大樹「そうそうハンバーグとかステーキとかな、なっお前も女なら・・・・」

更に決定的な事を言う。
これが決めてになり・・・・・・・・

ラウラ「と.とっと行くぞ。」スタスタスタ

ラウラはあっけなく陥落した。
食べる事の大好きなラウラには食に対する欲望に負けてしまう。
そのままジープの方へ向かう。

吉野大樹「まったく分からねぇ奴だな。」スタスタスタ

ラウラと吉野はジープに乗って砂漠広がるニューエドワーズ基地の駐車場から出てキャピタルシティのある方向に向かって走り出す。
次第に砂漠の風景は消え、牧場らしき建物が増えてくる。
惑星エデンは酪農業が発達している、竜鳥やエデンビーフは惑星エデンの税収を支える。

初めて惑星エデンに降り立った生物学者は恐竜の時代がそのまま残った世界と評する程豊かな自然に恵まれている。
人類が宇宙移民を初めて植民に適している惑星、今後の宇宙進出の足掛かりとして機能する予定である。

ラウラ「結構星が綺麗よね。」

吉野大樹「あぁ、まるで天然のプラネタリウムだ。」

惑星エデンの星空は綺麗である。
地球などの別の惑星から来る観光客から人気がある。
湾に面している惑星エデン植民記念公園星の丘展望台は特に綺麗なスポッドである。

ラウラ「あの星空の向こうでは私の同胞たちが今だにカールチューン(文化)も知らずに戦っているのか・・・・・・・・」

ラウラは美しい星空を見て言う。
この綺麗な星空の向こうには未知の地球外生命体が済んでいたり、ゼントラーディ軍と監察軍が終わりなき戦いを繰り広げている。
遠くの空は綺麗でも・・・・・そこは多くの命が消えている・・・・・・・・・・・

吉野大樹「いつか分かり合えればいいな、難しいけど・・・・・・」

ラウラ「そうね。」

二人は移動する車の中で語り合う。
だが地球人も結局は半分ゼントラーディ人と同じである。
人類は始まってずっと戦争を続けている。
人類は戦争を終わらせる程愚かではない。
人間もゼントラーディ人と同じ闘争の血が流れている。
その呪われた血がある限り、人間たちは戦い続ける・・・・・・・

本当に安全かどうか分からぬ平和(虚構)と言う物を求めて・・・・・・・
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新統合軍の名将 佐久間昌盛 | トップ | ジーナス一門の日常 コミリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿