マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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第103話 僅かな1%の望みを捨てるな! 出来ないならば自決せよ!

2017-07-16 00:32:31 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
味方だと信じていた友軍から攻撃を受けて味方さえいなくなった私は・・・・・・・・・

その言葉を聞いた一同は凍りつく。
目の前にいるミリャンは周りが凍りついている中、ただ一人うわの空になっていた。
さっきまで闘志を全開にし殺気を振りまいていたのに・・・・・・・・・

デワントン「どう言う事、味方から攻撃を受けただなんて?」

ミリャン「笑えない話よ、私は部下とはぐれ単機で行動している時・・・・・・・」

デワントン「単独行動・・・・・」

デワントンからの質問に対してミリャンは味方に攻撃された事を話しだす。
ミリャンは部隊を率いてマクロス・アドクラス・ラプラミズ連合艦隊と対峙した。
バルキリー4機.インベーダー3機.ヌージャデル・ガー6機.リガード12機
と言った一個中隊以上の敵機を撃破すると言う大戦果をあげた。

しかし

乱戦の中単機になってしまい、友軍と合流すべく後退するが・・・・
フルブス・バレンスの爆発を受けて地球に降下する事を強いられる事になった。
結果、部下や友軍もなくただ一人地球と言う大地を彷徨い

いつ敵に襲われるか分からない状況の中で生きるしかなかった

その話を聞いたデワントンは・・・・・

デワントン「そこまでは私も同じね。」

ミリャン「味方に合流できたのですか?」

デワントン「できたわ・・・・・・・・その前に敵側の同胞と戦ったけど・・・・ってミリャン1級空士長、貴方は上官そんなに丁寧じゃなくても、それにミリア1級空士長に畏まれている気がしてもやもやするわ」

ミリャン「いえ・・・・ごめん」

デワントン「私は・・・・」

ミリャンが体験した事を自身が体験した事と同じだと感じた。
それをミリャンに言うと味方と合流できましたと逆に質問しその前に敵側の同胞と戦ったと言う。
デワントンはミリャンに自分自身の身に起きたことを話した。

マイクローンになったきっかけや部下と合流した話など

ミリャン「なんか・・・・目眩が・・・・」

桐原中尉「大丈夫か?」

ミリャン「いえ・・・このくらいなら・・・」

デワントンの話を聞いたミリャンは若干元気を失う・・・・・・・
自分が欲しいものを皆持っている。
羨ましいすぎて、気が失いそうになる・・・

そして・・・・更にデワントンは話を続ける。

今後どうするかを・・・・
今後、自分達はどうするかを・・・
ミリャンは納得しながら聞いていたが・・・・
自分語りを始めた。

茂人は自分語りを始めたミリャンの方を向き
今まで話をしていたデワントンもミリャンの方を見た。

ミリャンは二人や周りに対し自分の気持ちや過去の動向を話した
その中で・・・・

ミリャン「私はずっとこのマイクローンの惑星をさまよったコックピットの手持ちの食料と水分を適度に取りながら・・・・そして・・・・・」

桐原中尉「そして?」

ミリャン「私はシュルケル・ウーの編隊と遭遇した。」

桐原中尉「シュルケル・ウーだと!?」

ミリャンは単機で行動している時にシュルケル・ウーの編隊と遭遇した事を話した。

茂人はそれを聞いてミリャンの話に釘付けになった。

そのシュルケル・ウーのパイロットはティモシーなのか?

そう考えたが、その考えはすぐに否定された

桐原中尉「シュルケル・ウーってティモシーのか?」

ミリャン「いいえ違うわ・・・・・別の人・・・・・その人物は・・・・・・・ゲラム・・・そう名乗った。」

デワントン「ゲラム・・・・・・」

ゲラム・・・・
想像していた人物とは全く別人であり
ティモシーとは全然関係のない人だった

同じシュルケル・ウー乗りのゼントラーディ軍兵士
一体何者なのだろうか?

桐原中尉「よく考えたらティモシーはミリャンからしたら敵だな、俺たちの味方だったのは間違いないが俺も全くなにも考えておらんかったな」

もっとも冷静的に考えてしまえばティモシーはアドクラス艦隊所属。
元々敵であるミリャンが味方だと思った友軍と言えば俺達の敵・・・・・
それに性格的にもティモシーではない

と言う点から茂人はそう考えた。

デワントン「で・・・・そのティモシーに何されたの?」

桐原中尉「デワ・・・ティモシーではなくゲラム」

デワントン「あはははごめん・・・続けて続けて」

ミリャン「貴方たち・・・・」

デワントンはミリャンにゲラムの事を聞いた。
その前にボケをかまし茂人に突っ込まれた

茂人の突っ込みにデワントンは笑って謝り
ミリャンに話続けるように言うが・・・
二人のやり取り見てミリャンは呆れるしかなかった。

呆れつつもミリャンは話を続けた

ミリャン「私は合流しようとゲラムに言うが・・・・そのゲラムは私に対し邪魔だと言われ攻撃された・・・・・私は回避するけど・・・・・・ゲラムのシュルケル・ウーに叩きつけられて・・・・・・・・私は当分意識を維持していたけど・・・・・力尽きて・・・・・・」

桐原中尉「・・・・・・・・・・」

ミリャンが語ったのゲラムによる強襲であった。
合流しようとしたミリャンを邪魔だと吐き捨て地球の大地に叩きつけた。
止めをさす事はなかったが重傷を負う程の傷を負ってしまう事になった。
なんとか意識を当分の間保つ事を出来ていたが力尽きて気絶し。

そのまま死を待つのみであったが
偶然地球統合軍の救難部隊に回収されマイクローン化し治療し一命を取り留めた。
話に聞いて一同は何も言えなくなるが、ミリャンは急に立ちあがって・・・・・

ミリャン「教えろデワントン、私は何を信じて戦えばいい?味方だと信じていた者に攻撃され・・部下は見つからない・・・私は・・・・」

デワントン「ちょっと落ち着いてよ、それに私の制服の襟元を掴まないで・・・・マイクローンの兵士達が警戒して銃口を向けているよ!ミリャン!!」

ミリャン「どうなったって構うもんか!私は一人ぼっち、孤立した存在よ!」

デワントンの制服の襟元を掴み何を信じればいいのかを聞いてくる。
急に襟元をミリャンに掴まれたのでデワントンは警備兵が警戒すると伝える。
事実、地球統合軍の将兵たちは急に襟元を掴んできたミリャンを警戒し銃口を向けていた。

いつミリャンを撃ち殺してもいいように待機している。

そんな事をさせない為にデワントンは必死に説得するが・・・
ミリャンは泣きながらそれを聞こうとしない
このままではミリャンは殺されてしまう・・・・

デワントン「だから落ち着いてってば、殺されてしまうよ」

ミリャン「殺されたって構うもんか、戦場で死ぬそれがゼントラーディ人・・・貴様もそうだろう」

デワントン「確かにそうだけどこれは違う・・・・やめてってば苦しい」

それでもミリャンは説得を受け入れてくれない
むしろどんどん抵抗してくる、このままでは本当に殺されてしまう
誰か誰かミリャンを止めて、絶対殺されないようにして

デワントンは心の中でそう思った

そんな時

桐原中尉「・・・・・何を信じろか・・・・・」

デワントン「茂人・・・・」

桐原中尉「地球人とゼントラーディ人と言っても所詮は・・・考えている事は同じか・・・・・・・・・」

茂人が突然デワントンとミリャンの間に入って来る。
デワントンの襟元を掴む手を離してミリャンに、上の事を言う。
ミリャンは何を言っているのかは分からない・・・・・・・
地球人とゼントラーディ人の考えは結局同じだと言う事に・・・・・・・

桐原中尉「信じる者がなくて俺達の捕虜になって帰還すべき場所をなくし信じるに値する仲間を失い自暴自棄になって暴れる・・・・・・・・・・その気持ちは分かる。」

ミリャン「気持ちが分かる?マイクローンのお前に何が分かる?」

桐原中尉「分かるさ・・・・俺だって前の戦闘で地球に降下した後、両親が生きているか分からず帰るべきマクロスがあるかどうか分からず部下と共に帰還していた・・・・・・・・一その事見つからず・・・・・・このまま飢えて死ねばいいと思ったさ・・・・・」

ミリャン「何が言いたい結局部下のいる貴様なんかに私の気持ちが分かるのか?」

桐原中尉「分かる・・・・・・・・部下がいなければ完全に自分の精神が壊れる事ぐらい分かっているさ。」

ミリャン「分かるって・・・・・・・・」

桐原中尉「だけどその場合でも自分は・・・・・・・僅か0.1割の望みを捨てたりしない・・・・・・・味方に攻撃されようが・・・・・・・・・」

ミリャン「・・・・・・・・・!?」

デワントン「僅かな望みを捨てたりしない、それは・・・・」

茂人の一連の言葉(偽善的)に怒りを募らせていたミリャンであったが
0.1割の望みを捨てたりしないと言う言葉に驚く。
何故そのような事を堂々と言えるのか?
精神が崩壊してもなおも僅かな望みを捨てないのか?

ミリャンは言葉を発することができないほどの衝撃を受ける。

デワントンも同じような事を思っていて、何故堂々と言えるのか不思議に思った
地球人桐原茂人、凄い人物・・・・そんな事をデワントンは思ってしまう

デワントン「茂人。」

桐原中尉「可能性があるならば兵士は諦めない諦めたりしないんだ。」

その言葉はデワントンの心にも突き刺していた。
もっともこのような事を言える人物はゼントラーディ人で見た事はない。
上官であるミリアも言ったことがない。

デワントン「これが私を二度も助けた桐原茂人と言う兵士の言葉、なんて気分が良くなる言葉なのだろうか....」

デワントンは茂人にますます興味を示す。
ゼントラーディ人と全く違う価値観を持ち、戦場に赴く桐原茂人と言う男を......
何処までも見ていきたい

そんな事をデワントンは思っている中。

桐原中尉「もしそれでも望みをかけれなければ、潔く自決しろ!腹切りだ!」

『なっ..............』

桐原中尉「望みが持てないならば死ね、戦士としての資格はない。俺が介錯してやる、さらぁ短刀の代わりにナイフでお前の腹を斬れミリャン・ファキア!!」


「正気か中尉!?」

茂人はミリャンに腹切り、切腹しろと迫る。
理由は僅かな望みをかけられないならば死ね、直ぐに死ねと言うこと。
この切腹しろと発言は一同を驚かす。

そして思ったのが、この人物は危険であると。

ミリャン「死ね?」

桐原中尉「あぁ死んでもらう、僅かな望みをかけずに諦める奴はもう後がないのと同じだ。だったら死んでもらう。」

茂人はそう言いつつ拳銃とアサルトナイフを取り出す。
取り出したナイフと拳銃でミリャンを自死しろと茂人は言っている

周りにいる面々はこの発言に茂人は危険だ
正気ではないと思った

「桐原中尉止めろ!」

多くの統合軍の兵士達はこの蛮行を止めるべく
茂人にミリャンを切腹に追い込もうとする事を止めろと言った。
だが茂人はその事を気にしない。

ある一人の兵士は日本人の中に眠る狂気が一番出ていると感じとった。
身内と争うことを躊躇しない日本人特有の恐ろしさ
その恐ろしさに銃を落としてしまう

そうした状況下の中でも茂人は話を続けた

桐原中尉「もし望みがないならば、死ぬ事はない。だが望みが無ければ死だ。」

デワントン「茂人......」

桐原中尉「デワ....これは俺と彼女の問題だ止めないでくれ。」

デワントン「う...うん。」

デワントンは桐原を止めようとするが、無駄であった。
既に本気モードを出していた。
桐原を止める事はできないと、デワントンや周りの将兵は黙って見ているしかない。

そして

桐原中尉「ミリャン、お前はどうする?望みをかけて戦いながら生きるか?それともかけないで無駄死に等しい死を迎えるか?」

茂人はミリャンに最終勧告する。
抗いつつも生きるか、抗わずに死ぬかの二つを......

望みを捨てずに戦い続けて生きるか
望みを捨て廃人になるくらいなら自決し命を終えるか
その二つをミリャンに突きつけた

ミリャン「私は......」

ミリャンは茂人の最終勧告に対して自分の答えを言おうとする。
僅かな可能性を信じ生きるのかそれとも惨めに死を選ぶのかを

茂人の最終勧告に対してミリャンは

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