マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第114話 ブリーフィング

2017-07-27 23:00:17 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
南米における残留ゼントラーディ軍から戦火から解放する解放戦の前に・・・
多くの統合軍将兵たちは休息を取っていた。
これから一気に戦争終結へ向ける構えであり、緊張感に包まれており。
誰も笑顔を浮かべていない・・・・・・

それは桐原達も同様であった・・・・

桐原中尉「イェル.ウォルター.デワ.メフィア.エリアーノ。上から2名は部下であるが、デワ以下3名は俺の部下になる。」

さっそくやっていたのは混成部隊の編成であった。
桐原は父茂政からデストロイド.マーク1に乗りこむ事になったデワ以下メルトランガールズを部下にし行動するように言われる。
もっとも別の意図とかがありそうだが、その辺は気にしない。

重要なのは作戦を上手く遂行できるかどうかである。
父がどんな意図があるのか分からないが・・・・・まぁとにかく集中してやるべし。
もっとも誰一人戦死しないで済むかどうかは分からない・・・・・・・・・・

戦場とは常に山の天気のように急変すると考えるべし。

であるので、この中で戦死者が出ても弔う事しかできない。
現場でやるのは死者がでないようにベストを尽くす事である。
戦場で何が起きても全員戦場から生きて帰れるように、最善の事を尽くす。
ただそれだけである。

イェル「隊長、今回の担当地域は何処でしょうか?」

桐原中尉「南米方面軍司令部から北部にあるマナウスだ。」

桐原達がブリーフィングを終えて向かう先は南米方面軍司令部の北部に街マナウス。
既に砲撃で壊滅したが、地球統合軍の残存部隊がおり激しい銃撃戦を繰り広げている。
また言ってしまえば、南米全体における最大の激戦区と言ってもいい程戦闘の激しい地域であり。

かなりの死者が出ているらしく。
そこを桐原達が赴いて残留ゼントラーディ軍の掃討戦をし戦闘を終わらせると言う事らしい。
情報によればバトルスーツではなく、生身の歩兵らしい。

現地軍は歩兵によるゲリラ戦をしているらしく、一部民間人もその一つに加わっていると言う事だ。

桐原中尉「さてデワ、メフィア、エリアーノ。そろそろ地球人の戦闘のやり方を覚えてもらうぞ。」

デワントン「地球人の戦闘のやり方?」

桐原中尉「あぁ今まで君達は集団戦をしてきたが、次は少数精鋭の戦闘だ。もっとも、相手を誤射しやすい現場であるがした場合は軍法会議で罰せられる事がある。今までの戦闘とは大きく変わるぞ!」

と桐原ら三人にそう伝える。
デワントンら三人はビクッと震える。
それもそのはず、彼女らゼントラーディ人が体験した事のない地球側の戦争だ。
何もかもが常識外れである。

無論知らなかったでは済まされない、地球統合軍の軍籍にいるならば戦闘に加わってもらうし。
誤射した場合、罪相応の処罰を受けてもらう。
それが分からないデワントン達は何をされるかその恐怖に怯える。

桐原中尉「それでもいいか?」

デワントン「無論です、今の私たちは地球統合軍の軍籍にいます。必ず守ります。」

怯えるデワントンに桐原は了承を得るために聞くとデワントンは守ると宣言する。
もっとも基礎的な地球式の軍事訓練を受けた経験のないデワントン達が知っているわけではないので心配するが。

桐原中尉「後、お前らは空挺降下だが理解できるか?」

メフィア「何それ?」

桐原中尉「何それ?じゃない!!お前らはデストロイド部隊は足が遅いから大型輸送機で降下するんだよ。」

メフィア「降下ぁ!?」

更に心配するたねが増える、それは空挺降下の事を理解していない事である。
ゼントラーディ人だから理解してないのは庇いようがあるが、それではダメだ。
足の遅いデストロイドは大型輸送機から空挺降下する必要がある。

理解していなかったら空挺降下する事ができない。
そればかりか、事故死してしまったり地上から狙い撃ちにされる場合もある。

どちらも最悪なケースばかりだ。
ゼントラーディ人であるが故に許される行為じゃ済まされない。
軍事作戦の致命的なミスを犯してしまう。

このままでは確実に死人を出してしまう。

一応少しでも知識を覚えさせなくてはならない。
空挺降下・・・エアボーンを........

桐原中尉「イェルとウォルターは休んでくれ、俺はデワとメフィアとエリアーノをエアボーンの知識を詰め込む。」

イェル「了解、行くよウォルター。」

ウォルター「あぁ、(隊長、異星人とは言え美女三人相手とは羨ましいぜ。)」

桐原はデワントンやメフィア.エリアーノに空挺(エアボーン)の知識を短時間で教え込むために.....
イェルとウォルターに席を外すさせる。
無論二人は了承したが、ウォルターは何やら不満げな部分がある。

もっとも退出させた不満ではなく、美女三人を相手に訓練させる事らしい。
羨ましいあまりの嫉妬だろう。
その嫉妬は........

イェル「私では不満ですか?ウォルター君。」

ウォルター「げっ出た!」

イェル「こらぁ!!私では妖怪か!この馬鹿男め!」

とイェルに補足され大目玉を食らう。
もっともイェルは元々ゼントラーディ軍の敵監察軍兵士である。
今はデワントン達を敵視してないが、元からの事かデワントンらが美人である事に嫉妬したのだろう。

イェルも監察軍の合成兵士であるが、美人であり。
中々いいルックスの持ち主である。
その心の中では......

ーゼントラーディめ、私だって負けてないわよ。
ー今は敵視してないけど、文明的な文化との戦争は私たちが勝つ。
ーむしろ私の方が先輩だ!

とデワントン達に対抗心が芽生える。
それほどまでに悔しかったのである。

桐原中尉「さてお前らに空挺降下を教える...あれ」

教えようとした途端デワントン達がいない。
一体何処に行ったのか見渡すと、デワントン達がヘリコプターの所にいた。
何のためにヘリコプターを見ているんだと思ったが、よく見るとただのヘリコプターではない。
地球で開発され、砲撃から難を逃れたVAHー1コマンチである。

桐原は今度はヘリかと思った。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 第115話 メフィアとVA... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿