マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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第115話 メフィアとVAH-1コマンチ

2017-07-30 00:01:08 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
空挺(エアーボーン)の事を理解していなかったデワントン達のために桐原は説明しようとするが・・・・
当の本人たちは振り返った途端、いなくなっていた。
桐原は一体何処にいるのか周りを見渡すと、デワントンらはあるヘリコプターの前に群がっていた。

なんでヘリコプターに興味あるのか確認しようと近づくが・・・・ある事に気がづく。
良く見たらこのヘリコプターはただのヘリコプターじゃない。
それに一度、こいつ救出作戦で見た事があるし・・・・・・・・
その事を考えると頭の中をフル回転させ思いだそうとする。

桐原中尉「思いだした、VAH-1コマンチだ!」

考えた末に出てきたのは救出作戦で行動を共にした可変攻撃ヘリコプター(ヴァリアブル・アタック・ヘリコプター)。
ASS-1(SDF-1マクロス)が落ちる3年前に開発されたステルス性能が反映された偵察攻撃ヘリコプター。
アメリカ先住民族コマンチ族の名を持ち、その後可変攻撃ヘリコプターに改造されたVAH-1コマンチ。

もっとも試作1号機と試作2号機は欧州方面軍に配備されているが・・・・
こいつらは先行量産型・・・・・・

あんまり意識していなかったせいで記憶になかったが・・・・・
デワントンが興味を持つとは・・・・・・と桐原は想像もしていなかった。

デワントン「これって使う人いますか?」

「使い人って?別にいないですけど・・・・・・」

デワントン「そうですか・・・・・・数は5機・・・・・・デストロイドと言う兵器よりはいいかもしれないわね・・・」

デワントンらはVAH-1コマンチの周りを見渡している。
そもそもこのコマンチは先行量産型の予備機であり、保管されていた物らしい。
整備されているが、南米方面軍司令部にはコマンチ用のパイロットの数が少なく。
5機程、あまりが出たらしい。

「乗ってみますか?」

デワントン「いいんですか?」

「えぇどうせ乗り手のいない予備機です、使ってやった方もこいつも喜びます。」

様子見ていると整備兵がデワントン達に乗ってみないかと誘われる。
デワントン達は誘われるやいないや凄く喜んで、コマンチのコックピットに乗りこむ。
もっとも喜んだ人物がいる・・・・・・・

メフィア「凄い・・・・・クァドランとは違う操縦方法。」

メフィアである。
初めて乗る数か月前は敵軍の兵器であったVAH-1コマンチ。
クァドラン・ローとはまったく違う操縦系、魅了されるようなコックピット。

メフィア「操縦方法は・・・・・これか・・・・・」

コックピット内で見つけたマニュアルを読む。
いくら言語翻訳機を使っているとは言え、地球の文字は分からない・・・・
だが分かるのは操縦方法がなんなのか説明している部分であった。
B・G・Hのボタン(Hはヘリコプターを意味)がある、つまり言うと・・・・・・

デワントン「変形じゃないの?」

メフィア「わっデワントン2級空・・・軍曹。」

と変形である、バルキリー操縦経験のあるデワントンが答えてしまったが。
なんとなく理解できる、エリアーノも同じように理解する。

デワントン「驚いてどうするのよ?」

メフィア「申し訳ございません。」

デワントン「別にいいわよ。」

慌ててしまった事をデワントンに謝罪するが、デワントンは気にしてない。
デワントンが別のコマンチのコックピットに乗り込み機体を確認しはじめると。
デワントンの言葉である程度、この機体の特徴を覚える。

メフィア「よっと、へえ武装はないが・・・・・・・ミサイル装備か・・・・・でもマイクローンは恐ろしい存在だから、武装はあるだろうね・・・・・・・」

メフィアは一回コックピットを降りて武装を確認する。
これから自分が乗る機体かも知れないので、細かくチェックする。
見ただけ武装は隠されていそいうなので専門職に聞く。

メフィア「ちょっとすいません。」

「はいなんでしょう?」

メフィア「機銃って何処にある?」

「バルカン砲ですか?収納式になっています。腕に装着していますが、基本装備VF-1バルキリーのガンポッドと同じなので、今は装着してませんね。」

メフィア「そうですか、えぇとこの場合はありがとうございます。」

「いえどうもお役に立てて光栄です。」

専門職(整備兵)の話を聞いたメフィアはふふんと言う顔をして全てを理解する。
むしろ、この機体が気に言ってしまった
となると・・・・・・・・・

メフィア「桐原中尉はいますか?」

桐原中尉「俺か?」

メフィア「中尉は基地の偉い人と関係がありそうだからこれに変更できないか頼める?」

桐原中尉「変更か?やってみないと分からんが、分かった試しに聞いてみる。」

機種変換を桐原に要請する。
それを聞いた桐原は父のいる茂政の所へ向かう。
行っている最中、メフィアはコマンチに見惚れる。

この最高な機体を乗りこなして見せたいと。

エリアーノ「メフィア、なんか見る目が違うね。」

メフィア「そう?別に何にも変わらないわん♩」

エリアーノ「いや変わっているだろ、いろいろな面で。」

コマンチを気に入ったメフィアの顔にエリアーノはドン引きする。
本当にVAHー1コマンチを気に入ったのである。

その後。

桐原中尉「結果、航空運用に関して適切な処置なので使用を許可するそうだ。」

メフィア「本当ですか?」

桐原中尉「キチンと命令書が出ている、ちゃんとサインと印鑑つきだ。」

正式にメフィアの要望通りデワントンやエリアーノにVAHー1コマンチの使用権が認めらる。
以後、軍事行動ある場合はこれを使って戦闘に参加する事になる。
メフィアの我儘であるがデワントンやエリアーノは反対しない。

むしろ我儘が通ったおかげでわけの分からない空挺(エアボーン)をしなくてすむ。
それだけであった。

メフィア「じゃあ早速動かして見るかな、動かせる?」

桐原中尉「司令部の上空ならばな。ハッチオープン、シャフト浮上。」

メフィアの要望により、機体の試乗するためゲートが開けシャフトが浮上する。
桐原もメフィアになれない機体を覚えるのがいいと、整備兵に命じシャフトを浮上させた。

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