マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第159話 罪悪感は更に血で塗り固められる。

2018-03-19 21:00:17 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
突然襲ってきた悪魔・・・・・
せっかく逃れる事の出来た新統合軍兵士は慌てながら回避行動を取るも。
VF-X-8に追いつかれ撃墜されていった。

中でも一番狙っていたのは・・・・

ラウラ「くっ.....」

「ホレホレデブリに当たって死ね!」

ラウラである。
一番能力の高いラウラを撃墜する事がレ切ればこのパイロットにとっては快感である。
強い人間程、殺したら快感が増す。

そう思っているのでララウラを他の新統合軍兵士を殺しながら攻撃する。

ラウラ「なぜこうまでして・・・・・・」

執拗な攻撃でラウラの精神がおかしくなる。
何故か死にたいと言う感情を持つようになる・・・・・・・
戦って相手を殺してやりたいと言う感情よりも死にたいと・・・・

『おい、何をしている早くラウラ・ベルタリアを殺せ!お前の任務はダンシング・スカルに捕まった模造品を殺す事なんだぞ!ここの特殊部隊VF-Xブルーボマーが出撃したんだ時間がないんだぞ!』

「黙れ!貴様....私に指図するな、VF-X如きお前らが邪魔すればいい話だろ!」

『好きにしろ』

反統合組織と言うよりゲラム配下の指揮官はVF-X-8のパイロットを叱る。
が・・・・パイロットは逆に激怒する。
それを聞いて話しても無駄と言う事で好きにしろを最後に通信をやめた・・・・・

マサリア「あいつは.....ゴルランを殺したデブラン!」

マサリアは正気に戻った、周りを見渡しラウラとVF-X-8が戦っている姿を見る。
目の前にいるのは自分の愛する人を殺した敵・・・・・
何かの感情がマサリアの中に入りこんだ・・・・・・・・・

ラウラ「私が引きつけます、今のうちに退避を.......」

ライメ「後は頼みました、行きましょう。」

ラウラは他の面々を退避するように指示を出した。
このまま殿を務め、自分は死ぬ・・・・・
それがラウラの本音であった・・・・・・・・・・

ラウラ「くっいつまで持てばいいかな、折角バルキリーのパイロットになったのにここでジ・エンドかぁ。案外人間らしさを....でも後悔はしないな。」

VF-X-8と交戦中にラウラはいろいろと考える・・・・
人生の終わり・・・・・人間らしさ・・・・・バルキリーパイロットになった事・・・・
まだまだやり残している事・・・・・・・

やはり死に切れない・・・・・・

ラウラ「何言っているんだろ、私.....私の手が震えているのもおかしいし。やはり死が近いのか.....大樹.....」

自分は死にたいはずなのに何故生きる望みがあるんだろう。
やはり、自分は馬鹿なのだろうか・・・・・・・・
ラウラは動きを自らの意思で鈍くした・・・・・・・

「ラウラ・ベルタリア...死を覚悟したようかならばお望み通りに殺してやるよ!」

VF-X-8はガンポッドを撃った。
そのまま行けばラウラに確実に命中し死に至らしめる・・・・・・

「本当に哀れな子、このままゼントラーディ軍にいればよかったのに。じゃあ、サヨナラ 哀れな欠陥品。」

ラウラ「ふっ回避は無理......」

VF-X-8の攻撃にラウラは死を覚悟する。
どうせ回避はできない、このまま自分は死ぬのだと・・・・・・
それもいいかもしれない。

戦うために製造され殺して強い相手と戦い殺し・・・快感にした生物兵器・・・・
誰も守れない無力な存在・・・・
自分は死んでいい存在・・・・・・
この死にかたでもいい・・・・

とラウラは思いつつ・・・・迫りくる自身の死を覚悟した・・・・
僅かだがもう少し文化的な事と大樹ともう一度会いたかった事などの未練を残して・・・・

だけど・・・・・・・

ラウラ「.......って死んでないなぜ.....」

ラウラはなぜか生きていた・・・・・一体何が起こったのか確認する・・・・
まっすぐ正面を見るが・・・・そこに信じられない物が映っていた・・・・

マサリア「無事か.....ラウラ......ベルタリア.......准尉」

ラウラ「マサリア!」

マサリア「ゴルラン.....には悪いけど.......私も......後から.....逝かせて........もらう....わ」

マサリアであった。
自分が退避するように言って部下と共に離脱したはずのマサリアであった。
自分が受けるはずの銃弾をマサリアが代わりに被弾していた。

この攻撃でマサリアは致命傷を負ってしまっていた・・・・・・・

ラウラ「何故戻ってきたのよ、生きられたのに.......何故......」

ラウラは何故マサリアがここに戻ってきたかを聞いた。
逃げていれば生きる事が出来たのに・・・

誰も救う事のできない自分だけ死ねたのに・・・・
だけど・・・・

マサリア「ラウラ....あなたは......まだ.....恋も.....文化.....も.....知ら.....ない.......でしょ.......だから....」

戻ってきたのはラウラを守る事と愛する人の元へ行く事と・・・・
そして・・・・・・・自分自身の願いを言うためであった・・・・・

マサリアはかろうじての意識でラウラに対し自身の願いを言う・・・・。
文化も恋をまだまだ楽しむ余裕があるラウラに幸せになってもらいたい。
死にゆくマサリアはそう願っていた・・・・・・

「この欠陥品が!よくも邪魔してくれたな!貴様が死ね!」

ズドドドドドド
ズドォォォォォォォォン

マサリアのクァドラン・ローは爆発の炎へ包まれる。
愛する人の後を追って・・・・・
そんな姿を見てラウラは・・・・・・・・

ラウラ「そんな.......」

「今度こそ殺す......」

ラウラ「私が......マサリアを.....」

ラウラはマサリアの死がきっかえで完全に戦う意識を失う。
自分は強いだけで他人を救う事のできない・・・・無力な存在・・・・・
結局、強いだけしか能がない無能者だと・・・・・・・・・・・

これで今のラウラは無戦力状態と言っていい感じになってしまった。

「死ねぇぇぇぇぇぇぇラウラ・ベルタリアァァァァァァァァ」

動かなくなった事を確認したVF-X-8はガンポッドをラウラの方へ向けた。
ラウラを殺せば自分のやるべき事の脅威は減る・・・・
後は目標の奴を殺す事が出来る・・・・・・

だけど、このパイロットは同じミスをしている事に気がついていなかった・・・・
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