桐原が女性パイロット候補生と会ってから2日後。
SDF-1マクロスの会議室では士官クラスの会議が行われていた。
このままどうやって地球へ帰還するかである。
通常航行しているので少なくとも半年以上地球に帰れない計算であり、それまでどうやってゼントラーディ軍の追撃を逃れるか協議した。
食糧と水は何とか南アタリア島から回収した分を含めて2年ぐらいの備蓄でなんとかなるが。
防衛の面は別である。
戦闘で稼働可能な戦力は実質的に30機程度、この前の戦闘で23名のパイロットが戦闘で死んでいる。
機体の予備と、艦内で製造できる分はあるがなんせパイロットが足りない。
相手は平気で50機・100機を全力で投入できる程の連中だ。
人員不足であり防御する分足りない。
なんとしても機種転換をする人員を早く投入しないといけないのである。
グローバル艦長「これより統合進行会議を始める。」
それらの問題に対しグローバル艦長は佐官クラスの士官を集め会議する。。
階級は少佐から大佐までの佐官でありその中には大谷三穂大佐.ダーリヤ・イリイニチナ・トルスタヤ中佐.スワート・ホーンベリー中佐など計7名の女性の将校も会議に参加していた。
そしてまず最初の問題から入る基礎中の基礎。
グローバル艦長「佐久間大佐、各員の再編成は出来ましたかな?」
佐久間大佐「陸海空宇の4軍と海兵隊の混合で配備完了しました、混乱はありましたが幸い直ぐに慣れて普通に勤務しています。」
地球統合軍大佐佐久間昌盛
グローバル艦長「そうか・・・・・」
既に艦内の配置も完了した。
様々な部署があり1万人以上の正規軍人がいて案外混乱しそうだったが。
佐久間大佐の手腕でなんとか直ぐに配置転換が完了した。
朴中佐「しかし、あれほどの人員を纏めるとは流石は佐久間大佐だな。」
佐久間大佐「配置作業を協力をしてくれた早瀬中尉.グレンジャー中尉がいなければ一周間はかかりましたよ。」
佐久間大佐の艦内の配置の作業を手伝っていたのは早瀬未沙とエマ・グレンジャーとその他の将校であった。
1万人近くの人員の作業を数千単位を寝る間も惜しみ作業を手伝ってくれた。
本来1週間はかかる作業をわずか数日で終わらすことが出来たのである。
アルーノ少佐「自分から報告しますが、訓練を受けていた機種転換組は後3日後に訓練を終了し各部隊へ配属される予定です。」
グローバル艦長「何名配属されるか?」
アルーノ少佐「最低でも1個飛行隊分は配属される予定とこちらは見積もっています。」
グローバル艦長「16×2=32名か、それでも足りんな・・・・・・・」
アルーノ少佐「足りないと申されますと・・・・・・・?」
グローバル艦長「せいぜい後1個飛行隊分の補充は欲しかった、VA-3インベーダーの搭乗員の分もな。」
今回配属されるのは32名(正確には37名)である。
グローバル艦長は数としては少ないと嘆いていた。
乗せるのは可変戦闘機だけではなく可変攻撃機に乗るパイロットも含まれていたのである。
主力たる可変戦闘機がこうでは、このまま戦闘に耐えられるかどうか・・・・・
ロイ「大丈夫ですよ、60機ぐらいあればなんとか俺たちでも迎撃は可能です。」
伊集院少佐「既に実戦を経験したパイロットが大勢います、彼らがいればいい指導になります。」
航空隊指揮官.少佐伊集院義一
ロイ「それにこいつはいいほうだ、これからくるパイロットはヒョッコだぜ。機種転換したのは純粋な戦闘機乗り、それに統合戦争を生き抜いたエース揃いだ心配なさんな。」
パイロット代表として会議室にいるロイ・フォッカーと伊集院義一の両指揮官。
60機もあればなんとかなると豪語する。
事実機種転換した大部分のパイロットたちはF-14トムキャットやホーネットなどを乗って統合戦争を戦い抜いた精鋭兵である。
後から新規として入隊するヒョッコ連中よりかはマシなのである。
ガチャ
早瀬未沙「失礼します。」
マイストロフ大佐「どうした早瀬中尉?今会議中だぞ?」
グローバル艦長「いや私が呼んだ、例の報告が届いたのかね?」
早瀬未沙「はい、キャッツアイ1番機から12号機までの偵察撮影が届いたので報告します。」
早瀬未沙はグローバル艦長の所まで来てキャッツアイが撮影した偵察中の撮影を渡した。
グローバル艦長は写真をそれぞれの将官に渡す。
映し出されていたのはゼントラーディ軍艦隊(ブリタイ艦隊)の全貌であった。
早瀬未沙は写真と観測資料を提出し終えると会議室から退出した。
マニング大佐「かなりの大規模な艦隊だな。」
地球統合軍SDF-1マクロス.統合作戦課主任大佐マニング・ホフスナー
マイストロフ大佐「この艦隊が全力でマクロスを襲撃すれば、マクロスはすぐに撃沈される。」
グローバル艦長「だが敵はすぐに撃沈しようとしなかった、まるで何かを探るかのように。」
ゼントラーディ軍との戦闘状態に入ってから敵は全力で攻撃してこない、この前の戦いの時だって敵艦隊はマクロスに近い大きさの艦であり主砲を撃とうと思えばマクロスを撃沈が可能であった。
だが敵はそれをしなかった。
それを裏付けるかのような事があった。
今回の偵察任務で偵察機部隊の1機は誤って敵防空圏内に入ってしまった。
不思議なことに敵艦隊は砲撃してくるどころか艦載機も出して迎撃してこなかった。
まるで自分を好きなだけ撮ってくれと言わんばかりの態度であった。
マイストロフ大佐「しかし連中は戦闘を仕掛けてきます、もしかしたら・・・・・・」
グローバル艦長「我々を拿捕し情報を得るために戦力をすり減らし降伏させる、大した連中だな。」
敵の態度からしてマクロスの拿捕である。
事実、地球統合軍衛星軌道艦隊が使用した反応弾はブリタイやエキセドルは失われた超兵器として注目していた。
スマイリー中佐「そうならないためにも地球への脱出ルートを確保し、月面の我が軍の宇宙艦隊に出迎えてもらいましょう。」
地球統合宇宙軍SDF-1派遣中佐スマイリー・ヘルベック
鎌倉中佐「既に我々はそのための作戦を立案しています。」
地球統合軍SDF-1マクロス作戦課中佐鎌倉重政
若い青年佐官であるヘルベック中佐と鎌倉中佐が意見する。
グローバル艦長「既に作戦を立案しているか?」
鎌倉中佐「暫定的であり今後の戦況によっては変化がありますが基本の軍事作戦は完成してあります。」
鎌倉中佐とヘルベック中佐は立ち上がって画面に立つ。
鎌倉中佐がコンピューターを起動させてプレゼンテーションの準備を始めた。
SDF-1マクロスの会議室では士官クラスの会議が行われていた。
このままどうやって地球へ帰還するかである。
通常航行しているので少なくとも半年以上地球に帰れない計算であり、それまでどうやってゼントラーディ軍の追撃を逃れるか協議した。
食糧と水は何とか南アタリア島から回収した分を含めて2年ぐらいの備蓄でなんとかなるが。
防衛の面は別である。
戦闘で稼働可能な戦力は実質的に30機程度、この前の戦闘で23名のパイロットが戦闘で死んでいる。
機体の予備と、艦内で製造できる分はあるがなんせパイロットが足りない。
相手は平気で50機・100機を全力で投入できる程の連中だ。
人員不足であり防御する分足りない。
なんとしても機種転換をする人員を早く投入しないといけないのである。
グローバル艦長「これより統合進行会議を始める。」
それらの問題に対しグローバル艦長は佐官クラスの士官を集め会議する。。
階級は少佐から大佐までの佐官でありその中には大谷三穂大佐.ダーリヤ・イリイニチナ・トルスタヤ中佐.スワート・ホーンベリー中佐など計7名の女性の将校も会議に参加していた。
そしてまず最初の問題から入る基礎中の基礎。
グローバル艦長「佐久間大佐、各員の再編成は出来ましたかな?」
佐久間大佐「陸海空宇の4軍と海兵隊の混合で配備完了しました、混乱はありましたが幸い直ぐに慣れて普通に勤務しています。」
地球統合軍大佐佐久間昌盛
グローバル艦長「そうか・・・・・」
既に艦内の配置も完了した。
様々な部署があり1万人以上の正規軍人がいて案外混乱しそうだったが。
佐久間大佐の手腕でなんとか直ぐに配置転換が完了した。
朴中佐「しかし、あれほどの人員を纏めるとは流石は佐久間大佐だな。」
佐久間大佐「配置作業を協力をしてくれた早瀬中尉.グレンジャー中尉がいなければ一周間はかかりましたよ。」
佐久間大佐の艦内の配置の作業を手伝っていたのは早瀬未沙とエマ・グレンジャーとその他の将校であった。
1万人近くの人員の作業を数千単位を寝る間も惜しみ作業を手伝ってくれた。
本来1週間はかかる作業をわずか数日で終わらすことが出来たのである。
アルーノ少佐「自分から報告しますが、訓練を受けていた機種転換組は後3日後に訓練を終了し各部隊へ配属される予定です。」
グローバル艦長「何名配属されるか?」
アルーノ少佐「最低でも1個飛行隊分は配属される予定とこちらは見積もっています。」
グローバル艦長「16×2=32名か、それでも足りんな・・・・・・・」
アルーノ少佐「足りないと申されますと・・・・・・・?」
グローバル艦長「せいぜい後1個飛行隊分の補充は欲しかった、VA-3インベーダーの搭乗員の分もな。」
今回配属されるのは32名(正確には37名)である。
グローバル艦長は数としては少ないと嘆いていた。
乗せるのは可変戦闘機だけではなく可変攻撃機に乗るパイロットも含まれていたのである。
主力たる可変戦闘機がこうでは、このまま戦闘に耐えられるかどうか・・・・・
ロイ「大丈夫ですよ、60機ぐらいあればなんとか俺たちでも迎撃は可能です。」
伊集院少佐「既に実戦を経験したパイロットが大勢います、彼らがいればいい指導になります。」
航空隊指揮官.少佐伊集院義一
ロイ「それにこいつはいいほうだ、これからくるパイロットはヒョッコだぜ。機種転換したのは純粋な戦闘機乗り、それに統合戦争を生き抜いたエース揃いだ心配なさんな。」
パイロット代表として会議室にいるロイ・フォッカーと伊集院義一の両指揮官。
60機もあればなんとかなると豪語する。
事実機種転換した大部分のパイロットたちはF-14トムキャットやホーネットなどを乗って統合戦争を戦い抜いた精鋭兵である。
後から新規として入隊するヒョッコ連中よりかはマシなのである。
ガチャ
早瀬未沙「失礼します。」
マイストロフ大佐「どうした早瀬中尉?今会議中だぞ?」
グローバル艦長「いや私が呼んだ、例の報告が届いたのかね?」
早瀬未沙「はい、キャッツアイ1番機から12号機までの偵察撮影が届いたので報告します。」
早瀬未沙はグローバル艦長の所まで来てキャッツアイが撮影した偵察中の撮影を渡した。
グローバル艦長は写真をそれぞれの将官に渡す。
映し出されていたのはゼントラーディ軍艦隊(ブリタイ艦隊)の全貌であった。
早瀬未沙は写真と観測資料を提出し終えると会議室から退出した。
マニング大佐「かなりの大規模な艦隊だな。」
地球統合軍SDF-1マクロス.統合作戦課主任大佐マニング・ホフスナー
マイストロフ大佐「この艦隊が全力でマクロスを襲撃すれば、マクロスはすぐに撃沈される。」
グローバル艦長「だが敵はすぐに撃沈しようとしなかった、まるで何かを探るかのように。」
ゼントラーディ軍との戦闘状態に入ってから敵は全力で攻撃してこない、この前の戦いの時だって敵艦隊はマクロスに近い大きさの艦であり主砲を撃とうと思えばマクロスを撃沈が可能であった。
だが敵はそれをしなかった。
それを裏付けるかのような事があった。
今回の偵察任務で偵察機部隊の1機は誤って敵防空圏内に入ってしまった。
不思議なことに敵艦隊は砲撃してくるどころか艦載機も出して迎撃してこなかった。
まるで自分を好きなだけ撮ってくれと言わんばかりの態度であった。
マイストロフ大佐「しかし連中は戦闘を仕掛けてきます、もしかしたら・・・・・・」
グローバル艦長「我々を拿捕し情報を得るために戦力をすり減らし降伏させる、大した連中だな。」
敵の態度からしてマクロスの拿捕である。
事実、地球統合軍衛星軌道艦隊が使用した反応弾はブリタイやエキセドルは失われた超兵器として注目していた。
スマイリー中佐「そうならないためにも地球への脱出ルートを確保し、月面の我が軍の宇宙艦隊に出迎えてもらいましょう。」
地球統合宇宙軍SDF-1派遣中佐スマイリー・ヘルベック
鎌倉中佐「既に我々はそのための作戦を立案しています。」
地球統合軍SDF-1マクロス作戦課中佐鎌倉重政
若い青年佐官であるヘルベック中佐と鎌倉中佐が意見する。
グローバル艦長「既に作戦を立案しているか?」
鎌倉中佐「暫定的であり今後の戦況によっては変化がありますが基本の軍事作戦は完成してあります。」
鎌倉中佐とヘルベック中佐は立ち上がって画面に立つ。
鎌倉中佐がコンピューターを起動させてプレゼンテーションの準備を始めた。
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