マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

第126話 決戦

2017-08-09 15:15:16 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
リン・ミンメイの愛おぼえていますかが戦場に流れた。
多くの統合軍将兵らは戸惑うが、歌に慣れている桐原達は戸惑わない。
一番戸惑ったのが・・・・・・・・

「クソ・マイクローンか・・・・・・・・」

「三度までも同じ事を・・・・・・」

非文明文化を持つゼントラーディ人である。
3度の歌によるダメージでかなり動揺する、それにかなり酷い物である。

桐原中尉「全機敵は怯んだ一気に攻める、最初が肝心だミサイル全弾発射(ファイア)。最初が肝心だぞ!躊躇うな、後はドックファイトに任せろ!」

『了解』

桐原中尉「よし決めるぞ!発射(ファイア)

                 シュババババババババババババババーン
                   ズドォォォォン ズドォォォォン

一斉にミサイルと戦車部隊やデストロイド部隊の砲撃が開始される。
動揺している隙をついた事もあり、4割程度の戦力を奪う事に成功する。
成功したと言っても4割だが、奇襲による動揺も加わったので一気に戦況は有利になる。

桐原中尉「アタック!!赤い矢印がついているゼントラーディ機を狙うなそいつは味方だ!!」

桐原はイェル.ウォルター.デワントン.メフィア.エリアーノに突入を指示する。
指示を聞いた全機は他の部隊と共に一斉にゼントラーディ軍に総攻撃を開始する。

                  ズドドドドドドドドドドドドドド
                      ズゴォォォォン

デワントン「1機・・・・・・・・・また同胞を殺した。」

デワントンはバトロイドに変形してクァドラン・ローの背後に接近し銃弾を浴びせ撃破する。
爆発の爆風から殺した相手の血らしき物がオリーブドラブ色のデワントンのコマンチに付着する。
かつては仲間であり別の艦隊に所属していた兵士、同じメルトラン。

戦争を終わらせるために同胞を殺した。
既に殺しているが、同じメルトランである同胞を殺したのは初めてである。

デワントン「分かっているとは言え・・・・・・心が痛い・・・・・」

同胞を殺す事はかなり辛い・・・・・・・
以前にフェアリと本気の殺し合いをしたが、それでもかなり痛かった・・・・・
実際に同胞を殺すのは正直、フェアリと殺し合ったほうがマシであった・・・

デワントン「でも・・・・・・やらなければ・・・・・・・そうじゃないと戦争は終わらないし、・・・・これで終わったわけじゃない!!」

デワントンは同胞を殺す事に必死に耐え抜き前へ進む。
同胞を殺したのだから、自分はその事実から永遠に逃れることはできない。
一生背負っていく、地球人として生きていく・・・・・その二つを考えデワントンは再び同胞を手にかける。
かなりの苦渋の決断だが、決めたのだからやるしかないと。

桐原中尉「この!!」

                 ズドドドドドドドドドドドドドド ビューオン
                  ズゴォォォォン ズドォォォン

メフィア「おぉぉぉ」

エリアーノ「ヤック・デ・カルチャー」

桐原はガンポッドと頭部レーザーで一気に敵機を2機撃墜する。
その様子を見たメフィアとエリアーノは桐原の戦い方に感心する。
機銃と固定武器だけで瞬時に敵を撃破した事はゼントラーディ人から見ても好意的に見られる。

イェル「隊長、作戦上手く言っていますね。」

ウォルター「このまま大勝利間違いなし、一気に戦争終結に向かいそうですぜ。」

桐原中尉「・・・・・・・・・・・・・」

イェル「どうしましたか?隊長?」

桐原中尉「悪い予感がする・・・・・・・」

イェル「悪い予感?」

上手く進み過ぎている勝利に桐原は悪い予感を感じると言う。
イェル達は不思議そうに見ている。

ウォルター「何を言っているんですか?隊長?」

桐原中尉「何を言っているって感じるんだよ、俺が統合戦争の時空母イラストリアの時のように・・・・・」

イェル「それって・・・・・・・・・」

桐原が悪い予感を感じたのは統合戦争の時であった。
空母イラストリアで反統合同盟に圧倒的な勝利をした直後(1話参照)にSv-51が強襲。
多大な損害を与えた、この時桐原の上官町崎が戦死している。

どうしてもこの悪夢のような記憶が蘇る。
あの忌々しい記憶が・・・・・・

「やっているね人型兵器ども・・・・・・」

後方で待機している戦車部隊はのんびり見物していた。
このまま勝利を確信して・・・・・・・・・

                      ズゴォォォォン

「ぐあっ・・・・・・」

「なんだ?」

突然、デストロイドスパルタンと戦車や対地ミサイル自走車が爆発する。
戦車長は突然の事に驚く・・・・すると頭上に何かが通り過ぎる。
凄く早すぎて動きが見えない程に・・・・・・・・・

「こちらエイブラムス9、頭上に何かが通り過ぎた単機だ!警戒せよ!」

戦車長は司令機に連絡する。
その連絡を受け、各部隊に伝達する・・・

桐原中尉「やはり悪い予感が当たったか・・・・・・・」

桐原はその連絡を受けると自分の悪い予感が当たったと実感する。
これから仲間が死ぬのかと言う恐怖も同時にやってくる。

フェブ「新鋭機だと?」

ゲイツ「野蛮な連中の兵器だどうせ楽勝だろ!」

エリシア「・・・・・・・・・」

と反ゼントラーディ派のあのチームも連絡を受けていたが、やはり見下していた。
だがエリシアだけは、何も反応がなかった。
ゼントラーディの恐怖を一番最初に知った身だから・・・・・・・・

ゲイツ「エリシア何を怖がっている。」

エリシア「あたしは別に・・・・」

ゲイツ「どうせ野蛮人の機体だ直ぐに片付くさ。」

フェブ「単機らしいぜ、おっと来たようだ。俺達は先に行くぜ!」

エリシア「ちょっと・・・・・・・待ってて・・・・待ってよ!」

フェブとゲイツはエリシアを茶化し、未確認機を確認すると前に出る。
だが・・・・・・しかし・・・・・・・

                  ビュビュビュビュビュ ビュビュビュビュビュ

フェブ「ぐぁぁぁぁ・・・・・」

ゲイツ「野蛮人ごと・・」

                         ズガァァァァン

「エット・マイクラーン」

一瞬にしてフェブとゲイツのコマンチが未確認機に撃墜される。
未確認機は更に前へと進む。
あまりの出来事に突然の出来事にエリシアはショックを受け・・・・・・・動けなくなる。

エリシア「フェブ、ゲイツ・・・・・」

「遅いよ!」

                             ガンッ

エリシア「いやぁぁぁぁぁぁ」

謎の敵機にエリシアは仲間の死を悲しむ暇もなく、接近され叩きつけられる。
エリシアは地面に叩きつけられ破片が左目に刺さり失明すると言う大けがを負う。

エリシア「あいつは・・・・・・」

左目を抑えながら、エリシアは呟くと気絶する。

「友軍機か?」

「よしこれでマイクローン共を葬る事が出来る!」

地球統合軍の攻撃に苦戦していたゼントラーディ軍部隊は予期せぬ友軍の到着に喜びヌージャデル・ガー3機が接近する。
味方の来訪に喜ぶゼントラーディ兵であったが・・・・・・

                      シュババババババババババーン
                    ズドォン ズガァァン ズドォン

「馬鹿な友軍だぞ!」

「なんて事をするの?」

と未確認機は味方であるヌージャデル・ガーを襲撃した。
友軍機であるはずの未確認機に襲撃された事にゼントラーディ兵は猛烈なショックと恐怖に襲われた。
その後次々とゼントラーディ軍機や統合軍側の機体を撃破する。

デワントン「味方を・・・・・・・・・あのクァドランはクァドラン・ネルカ。」

桐原中尉「クァドラン・ネルカ?」

デワントン「クァドランの中でも特殊機で、遊撃部隊の機体・・・・・・・・・私の艦隊にはなかったけど・・・・あれは・・・」

この未確認機の正体はクァドラン・ネルカと言うメルトランの機体だと言う。
味方さえ平然と殺すクァドラン・キルカは桐原に狙いをつける・・・・・・・・・
凶悪な悪魔に・・・・・・・

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