マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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第10話 合流

2017-08-25 15:33:12 | マクロス外伝 ダブルフェイク
                      【地下シェルター内部】
フェアリはマスターとゼブラに連行され、地下シェルターの生存者と合流する。
クァドラン・ローも一緒に運ばれており、いつか必要になる時に使う予定・・・・・・

フェアリ「あなた達の仲間は私を受け入れてくれるのでしょうか?」

マスター「多分大丈夫だ、それに一度捕虜にしたらジュネーブ条約に違反し戦後俺も死ぬことになるし誰かお前を殺したならば殺した相手も死ぬ・・・・・・・それを分かっていてお前を殺そうとする人間はいないだろう。」

フェアリ「そうですか、安心しました。」

捕虜として連れてこられ、自分を殺そうとする相手がいるのではないかと思われたが・・・・
そうでもなかった、なんせ捕虜を殺せばジュネーブ条約により処罰される事になる。
それを分かっていてフェアリを殺そうと考える人間はそうそういないのである。

フェアリ「・・・・・・・・」

マリオ「官姓名はフェアリ・チェリアスか、なるほどねぇ。」

大勢の統合軍将兵や避難民がフェアリみたさに集まっている。
好奇心を持つ者や憎悪の目を向ける二つの目・・・・・
そのどちらかの一つ憎悪の目にフェアリは恐怖を抱く・・・・

マスター「女のゼントラーディ人だそうだ。」

杉田巡査「しかしメット越しでは顔が分からんメットを取ってくれないか?」
統合警察局.杉田智一巡査

フェアリ「エスケスタ。」

警察官杉田巡査の要望によりフェアリはヘルメットを取る。
ヘルメットを取ったフェアリは美しい顔立ちと綺麗なショートカットの髪を晒す・・・
それを見た面々は・・・・・

『!!』

フェアリ「取りました......」

以外に美人である事に一同は驚く。
地球人ばなれした美人である・・・・・ジェシカ達も若干嫉妬する。
その中の一人スミスが・・・・・・・・

スミス「美人だ.....名前の通り妖精だなぁ。さっきまで戦っていた相手がこれほど美人だなんて。」

フェアリ「妖精?また妖精・・・・・・」

マスター同様にフェアリを妖精通りの顔と表する・・・・・・・
フェアリも戸惑いながら自分の名前に対するフェアリ・・・妖精・・・・と意味が分からない・・・・
そんな中、マリオだけは真面目な顔をしている・・・・・

マリオ「フェアリ・チェリアス、貴様はこれからどうする気なのだ?今更原隊復帰は出来まい。」

フェアリ「私はマイクローンへ恭順します、帰るべき場所は何処にもありませんので。」

マリオ「そうか.......」

フェアリの今後。
問いただせばフェアリは地球人いやマスター達に恭順する。
クァドランに乗れば、フェアリはマスター達を殲滅する事が可能だが・・・・・・
地球にいて砲撃から生き残ったマスター、地球側についたゼブラに興味を持ち行動を共にしたいと考えていた。

マスター「今更聞くが・・・・・・・お前は戦闘時と今の性格が違うが強気になった時の記憶はあるのか?」

フェアリ「あります、しかし私はなぜマシンに乗ると気が強くなってしまうのか分からなくて。」

マスター「分からないか。」

フェアリ「ごめんなさい。」

マスターは今更といいフェアリに性格の変化による記憶の事を聞いた。
フェアリ曰く記憶はあると言う、つまり記憶は強きと穏やかな性格は同一・・・・・・
なんでそうなってしまうのかはフェアリでも分からず・・・・
マスターに謝罪の言葉を贈る。

スミス「話変わるけど、これからどうするんだ?巨人の食費を考えるとここだけではもたないぞ。」

ゼブラ「この近くに廃艦がある、そこに食糧がある。持ってくる事は可能だ・・・・」

スミス「そうか・・・・・・」

ゼブラの言葉に輸送部隊がマスターとゼブラの出会ったスヴァール・サラン級まで73式大型トラック10台が派遣される。
2時間ぐらいの作業であったが、なんとか襲撃に遭う事もなく積み荷を回収する事ができた。
もっとも補給基地もあってか大量の車両が存在する・・・・・・・
なんとか、数日ぐらいは持つだろうと言う計算である・・

マリオ「さて荷物は運んだぞ。」

ゼブラ「感謝します。」

マリオ「別に構わない事だ・・・・・・・さて・・・・これからどうするつもりだ?」

マスター「欧州方面軍の各残存部隊はモンス司令部やパリ司令部まで向かっている。どうやら生きているらしい、俺たちはそこへ向かう予定だ。」

マリオ「欧州方面軍司令部か・・・・・・・・・・」

マスター「一つは駄目になっている、東へ・・・・・・・」

次は最終的に何処へ向かうかである。
マスターは欧州方面軍各残存部隊が向かっている欧州方面軍のモンス司令部やパリ司令部に向かう事を決めた事を告げる。
それを聞いたマリオは考える・・・・・・・

マリオ「欧州方面軍司令部だとすればパリ司令部だろうな・・・・・・・大尉殿は?」

マスター「無論パリだ、恋人がいるんでな。」

マリオ「そうか・・・・・・・・」

マリオが選択したのはパリ司令部に向かう事・・・・
マスターとゼブラが行こうとしていた場所である、それを聞いたマスターは安堵する・・・・・
味方が多い程、防御面も優れることになるのだから・・・・・・・

相沢巡査「ちょっと質問があります、大尉」
統合警察局.相沢梓巡査

マスター「なんだ?」

一人の女性警官相沢梓巡査が、手をあげる。
マスターは手をあげて質問しようとしている相沢巡査の問いに答えようとする・・・・・・・

相沢巡査「どうやって?トラックは一応ありますけど、道路がどうなっているのか分からないんですよ。」

マスター「ぬっ。」

相沢巡査の質問は道がどうなっているかである。
移動手段があっても道が駄目であれば、移動するのが困難・・・・・・・・
橋が崩壊していれば対岸に渡る事ができない・・・・・・

それに相沢巡査には歳の離れた美弥などの妹と両親がいる。
大きな声で言いたくはないが、家族に死のリスクを与えるような真似はしたくなかった・・・・・・・・

マスター「道はなんとか軍用車両ならば大丈夫だ、道なき道は俺達が運ぶ。」

「デストロイド部隊のマサムネならば可能です。」

スミス「そうだな・・・・・・リスクへの備えは一応整っているし・・・・・・・・パリ司令部にまで取り敢えず行こう、施設的には優れている。」

相沢巡査「そ.そんな。」

とごり押しかのようにパリ司令部行きが決まり相沢巡査は絶句する。
しかし、これだけが問題じゃない・・・・・・・
課題はたくさん残っている・・・・・・・・

この直後、フェアリのある一言がひと騒動を起こす。
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