マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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ラウラの国家安全保障 専守防衛と敵基地攻撃が必要な訳

2021-01-30 20:15:29 | ラウラの国家安全保障
機種転換センター時代のラウラは地球の軍事の歴史や安全保障を勉強していた

基本、自分が好きな分野しかやってないが・・・・

ラウラは防衛戦略を研究しており・・・・
敵から侵攻を受けたらどう対処すればいいのかを考えていた。
無論、攻撃側でも敵から反撃を受けた時の防衛とかも

この前の演習の時にかなり学ばされた

いずれは自分も指揮官になる身だから
そんなラウラは本読んだり、インターネットで調べ独学で勉強している。
独学した内容の中で一つ、気になるワードがあった。

ラウラはさっそく気になるワードをインターネットで調べてみた

ラウラ「本当にバカな考え・・・」

気になるワードを調べた結果は上記の言葉を発した。
調べていくうちにゼントラーディ人として気になるワードの内容に
かなりの危機感を覚えた。

よくそんな考え方で戦争に対する備えをしているのか

馬鹿らしいと

その日の昼飯時

ラウラ「専守防衛ってバカなの?」

『えっ・・・・(いきなり・・・なに・・・)』

カゴメと同期のゼントラーディ人メリンの前で気になったワードの不満を露にする。
その不満に持った気になるワードとは・・・・・

専守防衛

である。

話を聞いていた二人からしたらお昼ごはん食べているのに
ラウラの専守防衛はバカなの発言は正直何言ってんだって思ってしまう
それに今言う話なのか・・・・・・

メリル「専守防衛・・・って何?」

カゴメ「地球の軍人だから一応、知っておいた方がいいわ」

メリン「一応ね、分かったわ。せっかくだし教えて」

ラウラ「いいわよ」

メリルはゼントラーディ人なので専守防衛が何なのか分からない為
ラウラに専守防衛がなんなのか教えてと言った。

待ってましたと言わんばかりにラウラは専守防衛について語りだした。

専守防衛
戦後における日本の基本戦術。
相手から武力攻撃を受けたとき初めて防衛力を行使するなどと言った
受け身の戦術であり、その防衛力と行使は必要最低限とする。

この背景には日本国憲法による内政的要因がある。

ラウラ「一応、日本の戦術だけど。統合政府出来る直前までドイツ連邦軍の基本戦術だったけどね」

カゴメ「でも、何処が専守防衛はバカなのよ。」

ラウラ「バカも何もね、相手から攻撃を受けてから反撃する発想がおかしすぎる。その時点でバカよ」

説明を終えたラウラは専守防衛の批判を続ける

一体何故、専守防衛を気に入らないのかとカゴメは思い。
メリルは話を聞きながら、ランチのタコライスを食べていた。

カゴメはラウラに何故、専守防衛がダメなのか
ラウラに質問しようとするが・・・・・
聞こうとした直後、ラウラは
もっともな答えを言った。

ラウラ「そもそも戦いって、相手の戦力を無力化させる事を最優先し戦況を有利にするもんでしょ」

カゴメ「確かに」

ラウラ「攻撃を受けたから反撃しますってなると、犠牲者出るし。防衛戦力や戦略が圧倒的に不利になるわ」

相手の戦力を無力化を最優先
ラウラはカゴメとメリンに語った専守防衛がダメな理由

ラウラが言う通り、戦争の序盤はスピード勝負になる。
大前提に相手が本格的に反撃に移す前に相手の反撃戦力を叩かなくてはいけない。
敵が本格的に動き出す前に、武器や兵器を破壊。

その時出来た隙を突いて相手の防衛網を突破、快進撃を続ける。

相手が本格的に攻勢に出ようとした時には・・・
良くて苦戦必須か、最悪有効打も出せずに敗北必須かのどちらかになる。

無論犠牲者が出る。

更に

ラウラ「民間人を死なせる事で、世論的に誘導する事も可能だわ。まぁバチクだけど」

カゴメ「確かにバクチよね。」

ラウラ「バクチの失敗例が日本のパールハーバー攻撃、宣戦布告が攻撃後でリメンバーパールハーバー。相手を刺激する結果になったわ。」

攻撃側が民間人に被害を与えた場合の心理効果。
攻撃し死傷した場合、恐怖で反戦感情を煽る事が出来る。

この論理はイタリアのジュリオ・ドゥーエの戦略爆撃論でも記されており
第二次世界大戦の各国の戦略爆撃に影響を与えている。
結果は戦況は有利に進むかと思われるが・・・

日本が真珠湾攻撃の際に宣戦布告前に行った結果
報道によりアメリカ国民の反感を買い主戦に傾けてしまった。

ようは逆のパターンになってしまう事になる可能性がある。

しかし

カゴメ「民間人の殺傷は国際法つまりジュネーブ条約に・・・・」

メリル「でも、巻き込まれて殺傷してしまう可能性が・・・・」

ラウラ「戦争犯罪者になるわね。まぁそれを覚悟した上でやってるでしょうけど」

これは完全な戦争犯罪行為である

故意に民間人を攻撃したら国際法違反になる。
精神的ダメージ狙うならば国民が狙われる可能性がある。

その可能性があるから専守防衛と言う甘い概念はダメである。
軍事拠点ならまだしも罪のない民間人のいる地域を狙われたら・・・・
ラウラはこれを踏まえて考えた・・・・

ラウラ「だから言うのよ、戦争犯罪行為まがいな先制攻撃があるかもしれないから相手から返事なしだったら反撃して落とさないと」

カゴメ「ゼントラーディ人なのに、そこまで」

ラウラ「地球人の軍人としてなるならばこう考えないと。だから積極的に国民を守りたければ早めに反撃しないとだめ。」

民間人に被害が出る前に積極的に反撃しないといけない。

軍事施設破壊され兵器や人員を失い有効反撃ができない状態から守るのもそうだが
軍人として武器を持たない民間人を守ることを最優先にしないといけない。
そもそも民間人を守ることは死傷のリスクを減らさなければならない。

ある程度の警告を促し聞き入れなかったら民間人を守るためにも
撃墜は仕方がない事

専守防衛では被害が余計に大きくなってしまう
だから積極的な反撃が必要になってくる

メリル「しかし、専守防衛と聞いたらうちらゼントラーディ相手だと直ぐに壊滅よね」

ラウラ「そもそも敵ならば瞬殺しますから、地球人のプロトカルチャー疑惑があったから助かったようなもんよ。」

メリル「リン・ミンメイの歌・・・・」

ラウラ「確かに効果あるように見えるけど、慣れたら無意味よ。大事なのは基幹艦隊司令官を倒す事、それが達成しなければ歌おうが歌わないが意味がない」

ゼントラーディ相手だと専守防衛は通じない。

先手先手で基幹艦隊司令を排除しないと勝算がない。

メリルはミンメイの歌を解決方法としてあげようとしたが・・・・
ラウラは解決方法として歌の使用は否定する。
否定する理由は慣れたら無意味、更に・・・・

ラウラ「ミンメイの歌が流れて戦った時、何人死んだか覚えてる?」

メリル「覚えてないくらい」

ラウラ「でしょ、歌の前に地球人は69億人の9割死んでるし。その後で、更に死んでる。手段としては有効だけど、解決方法として否定するわ」

メリル「厳しい」

ラウラ「そもそもグランドキャノンによる砲撃が無ければ突破は無理でしょ」

ミンメイの歌で解決したと一般的な通説である基幹艦隊決戦における
自身の見解を述べた

基幹艦隊決戦前後
地球はゼントラーディ軍基幹艦隊の攻撃で当時の人口69億人のうちの9割を
失うどころか、文明を破壊されるなどの大被害を被った。

マクロスとブリタイ・ラプラミズ同盟艦隊も大被害を被り多数の死者を出すなど
様々な要因もあってから来た奇跡の勝利であり、辛勝でしかない。

カゴメ「ラウラはどんな防衛計画あるの」

ラウラ「簡単に言えば侵犯ならば警告は必要、警告と最終警告を与え撃墜。領土に向けての攻撃弾道ミサイルや超兵器が攻撃しかけるのであれば迎撃態勢と同時に敵攻撃基地の先制攻撃破壊かな。」

カゴメ「へぇ」

ラウラ「リスクが低いうちにやらないと呆気なく負けて多くの人間が死ぬよ。だから攻撃の際に死ぬ死者を考えるよりも発射され着弾した時の死者を考えないと不味い。」

ラウラは自身の防衛戦略を話し始めた。

侵犯なら警告ありで、聞かなければ撃墜
領土に向けての攻撃弾道ミサイルなどの大量殺戮兵器に関しては
ミサイル発射前に攻撃部隊を送り敵基地攻撃を唱えた

リスクの低いうちに対処しなければ取り返しのつかない事態になってしまう。

相手の基地を占領するのではない脅威の排除だ

脅威を今放置したら大勢の人が死ぬ可能性がある。
そうなる前に排除しておくのが得策

メリル「でも攻撃側も死ぬよね」

ラウラ「確かに犠牲は出るわ、でもミサイル撃たれて大勢死者出すのと攻撃側の犠牲どっちがマシ?」

メリル「それは・・・・」

カゴメ「後者ね、でも準備が怠って両方死者出たら最悪だけど」

ラウラ「ぐっ・・・それもそうだね」

無論、当然の事ながら攻撃側も死者が出る。

とはいえ失うならどっちがマシか考えたら敵基地を攻撃した方である。
当然の事ながら、準備不足で両方失う法が最悪な展開ではあるが・・・・・

きちんと準備を行い敵基地攻撃を行い・・・・
敵防衛網を打ち破り、発射する前に基地施設を破壊すればいい
無論、簡単な事ではない・・・・

発射するまでお時間はとてつもなく少ない・・・
速やかな行動を持ってしないと取り返しがつかなくなる

だけど

何もしないで発射されてから迎撃するかよりは断然いい

カゴメ「まぁそれをやるにせよ、ラウラ・・・そしてメリル、貴女達が敵基地攻撃の最前線に立つじゃない。死のリスク高いわ」

ラウラ「確かにね・・・・・長距離ミサイルを使う手もあるけど、基本は攻撃部隊が攻撃するからね・・・死のリスクは高い・・・・でもね・・」

カゴメ「でもね・・・・?」

ラウラ「国民を守るのは我々軍人の役目、国民の命を守るためなら・・・危険承知でやるのは当然でしょ」

敵基地を攻撃するのは当然、実戦部隊の一員であるラウラ達の役目で・・・・
サポートするカゴメ達より死のリスクの方が高いと言うそう指摘に・・・・・

ラウラは肯定しつつも、それが自分たちの役目だから当然と返答した。

敵基地攻撃は長距離ミサイルでの攻撃方法があるが・・・・
精確に攻撃を成功させるには直接攻撃部隊を出撃させ強襲し敵基地を破壊するしかない

死のリスクがあっても大量殺戮兵器で脅かされる国民を守るためならば
覚悟した上で任務を実行するのは、当然だとラウラの考えだ。
命を懸けて死の危機に陥ろうとも国民を守るのは当然だと・・・・

ラウラ「だから私はリスクの低いうちに反撃せず、やられてからとかリスクの高いうちに反撃なんてしたくない。それだけよ」

カゴメ「ラウラ、国民の事を考えているのね」

メリル「考えた事なかったよ」

ラウラ「地球の先人たちから学んだことだよ、私はゼントラーディ軍人から地球人軍人となったからには軍人としての考えは持たないと」

ラウラが真剣に国民を守るためにこれらの考えを持つようになったのは
地球の歴史で活躍した軍人たちの姿を見てきたから。

国民を守るための最善の戦い方を見出だして
これからの新統合軍軍人としての人生を歩んでいきたいと思っていた

ラウラ「いけない、ランチ食べないと午後勤務になっちゃうわ」

メリル「そうだった、食べないと」

カゴメ「次は倫理の時間よ」

ラウラ「それは嫌」

そんな考えを見出だしたラウラだが、人間換算23歳の若き女性
何処か幼さを残しつつ自分の考えを定めた若き女性士官であれど

素は若い女性らしく、まだまだいろいろと楽しみたいお年頃

だけど、ラウラは新統合軍の女性軍人

軍服を身に纏う者として居続ける限り国民を守る責務を全うする
ゼントラーディ軍から新統合軍に移籍した身であるが・・・
戦いが全てのゼントラーディ軍としているのではなく

脅威から国民を守る新統合軍の軍人としている

そうなっからには国防観を持ち
国民を守るために任務を全うしなくてはいけない。
ラウラはここに来てそう考えるようになった。
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