マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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第244話 策謀の大地

2020-12-17 12:15:51 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
外部では軍と警察の装甲車や戦車、デストロイド部隊が警備していた。
上空にはアンサーズを始めとする航空部隊が警戒しており・・・・

更にチヒロを始めとするマリトラーン軍も警備に参加していた

物々しい雰囲気の中で拝聴者の有権者が厳しい検査の上、入場し・・・
ようやく定員数まで入りきった。

ミリア「モーア、首尾は?」

星村絵里「ミアンの事?大丈夫よ、ミアンならヘマはしないから。」

ミリア「まぁ同じゼントラーディでもミアンの方が安心感あるからね」

星村絵里「それは言うな!でも必ずや尻尾を掴むはずよ」

ミリアと絵里はそれぞれバルキリーに乗りながら
何か工作しているかのような発言をしていた。

どうやら絵里の部下ミアンを使っているようであり・・・
二人が共謀して行っているようだ。
とは言え、絵里が見ているタブレットに表示されている工作先は
新統合軍マリトラーン防衛軍司令部であり・・・
今回の選挙の護衛とは関係がない

だが

星村絵里「ザースロンは動いている?」

ミリア「予定ではね、各所に潜入したと」

星村絵里「流石だね、これであちこちの陣営の尻尾は掴めそうだわ」

このミリアと絵里の工作にはザースロン機関が関与しており・・・
その背後に新統合軍参謀本部並びに国防省がいる。

今回の二人の工作は新統合軍だけではなく
別の対象がいると思われる。
一体二人が何の工作をしているかは後に判明するのであった

【マリトラーン新統合政府領倉庫】

講演会場付近にある倉庫の中
倉庫の中にはマリトラーン軍準2級兵器である
DGX-9ツァーリとDGX-10ゾル混成二個小隊が駐機していた。
これらは正規軍の機体ではない、民兵部隊所属の兵器である。

「横流ししていたとは言え凄いですね、DGX-11クラッシュ一個小隊分」

「噂ではマリトラーン軍超派勢力による横流しの品だと、見てみろ地球製の武器もある」

「デストロイドとか言う奴ですか、一体何処で?」

「ブラックマーケットだよ、地球人が売ってた。」

この倉庫の他にも民兵集団が存在しており・・・・
デストロイド・トマホークとスパルタン
VAー3インベーダーとVFー1バルキリーそしてSvー51も保有していた。

ここにはいないがデストロイド・オクトスリファインが歩兵部隊と共に市街に潜伏している。

既に市内いやマリトラーンの新統合政府領各地に民兵部隊が展開しており・・・
いつでも戦闘状態に入れるように備えていた。

「閣下、民兵部隊に潜入した工作員より連絡。攻撃開始の準備完了との事です。」

「よし、我が国の現売国奴政権が悪で我々マリトラーン人の為の組織が善である事を示す人する。民兵部隊に連絡、作戦開始せよ!」

「ハッ」

マリトラーン軍参謀本部のとある一室では
民兵部隊を密かにマリトラーン軍超派の幹部は民兵部隊に作戦開始の命令を出した。
このマリトラーン軍の幹部は反統合思想、排斥愛国者集団の一人であり・・・

新統合政府マリトラーン自治政府の議員選を攻撃し・・・
混乱状態に陥らせ、混乱の最中で新統合軍にマリトラーン軍に攻撃させ・・・
マリトラーン共和国各地で反統合政府運動を活発化させ地球人を追い出そうと画策していた

同じ愛国者で国の未来のために新統合政府と国交並びに安全保障条約を結んだ現政権を

売国奴政権

と呼び打倒を画策していた。

超派のマリトラーン軍人は一定数おり・・・
密かに反統合の民兵部隊に肩入れする部隊も存在していた。
当然、最新鋭機のクラッシュを用いて

【同時刻.新統合軍マリトラーン防衛軍司令部】

その頃、新統合軍マリトラーン防衛軍の司令部の会議室では・・・
新統合軍の幹部士官らが集まっていた。

絵里の部下ミアンは幹部士官の副官として変装と偽名・・
偽造されたIDカードを用いて潜入しており・・・・
士官の後ろで控えていた。

「劣等種族は我々が工作したブラックマーケットと知らずに兵器を購入してましたね。」

「疑いもせずにだ、まっあいつらに警戒感はないどころか考えもせんだろう」

幹部士官らは民兵部隊と偽装したブラックマーケットを通じて繋がっていた。
彼らの反応を見るにマリトラーン人を見下しつつ、何か企んでいるようだ。

ミアンはそうした動きを見逃さず、幹部士官らの発言を忍ばせた録音機で収録する。

そして、ミリアと絵里に報告しなくてはいけない。

「連中の暴発を狙い、地球本国にマリトラーン共和国をテロ支援国家と認定させねばならない。」

「その為に我々はブラックマーケットで偽装工作し戦力を売却した、まぁ必ず成功するよ。」

「連中は我々に戦争に負けて我々に都合のいい政権になってもらわねばだな。」

彼らはマリトラーン共和国に反統合思想を煽りわざと戦争を引き起こし
新統合軍全力をもってしてマリトラーン共和国を鎮圧し
マリトラーン共和国に傀儡政権樹立を目指そうと目論んでいた。

その為にもマリトラーン共和国軍の中にいる反統合グループと接触を目指し
非正規にブラックマーケット組織を作り彼らがバックアップする民兵グループに
武器の最安値の値段で売却をしていた。

そればかりか犯罪者部隊や素行に問題のある兵士を傭兵として送り込んでいる。

「レイノルズ中尉、追加のお茶を」

ミアン「はい畏まりました(中々いい情報ね、星村副隊長に報告できるわ)」

ミアンは副官ミア・レイノルズ中尉として勤務に励みながら情報収集した。

やはり黒であった。
物的証拠も欲しい所だけど、スパイとして自分の素性をバラすので我慢
副官として疑われず、情報を集める事に専念する。

完璧な変装と仕草を用いつつ制服に仕込んだ小型録音機を使い今の会話を録音した。
そんな事を知らずか幹部士官らは会話を続ける

「ふぅなんとも言えないな、いつ襲撃されるか不安・・・・」

ズガァァン

「うわぁぁぁぁぁ」

「て・・・・敵襲!!」

「武器を取れ敵襲!戦闘配備!」

民兵のロケットランチャーにより警察の装甲車が爆発した。
爆発をきっかけに陸軍歩兵と警察官が小銃や拳銃を取り出し戦闘配備につき
デストロイド部隊や車両部隊も戦闘態勢に入った

同時に周辺住民に地下シェルター避難誘導を開始。
警報が鳴り響くや否や住民たちは地下シェルターへの避難し始める。

戦闘態勢に入ったはいいが、既に民兵部隊に先手を取られており・・・
建物の一部に民兵歩兵部隊が突入していた。

「ラカジーラ准尉・・・・」

チヒロ「連中は私達の同僚がいるかもしれないわ、必ず機体の1機を戦闘不能にし新統合軍に私達の潔白を証明するわ」

警備に参加していたチヒロらマリトラーン軍も同様に動き出した。

新統合政府並びに新統合軍から不信感を買われているので・・・・
潔白を証明するためにも相手を捕縛しなくてはいけない

チヒロは自らが駆るDGX-11クラッシュを動かし・・・・
襲撃に参加したDGX-9ツァーリとDGX-10ゾルの混成部隊の前に立ち塞がった。

チヒロ「私はマリトラーン共和国在地球マリトラーン大使館チヒロ・ベルトラーカ.准尉、貴官の名を伝えよ!貴官のやってる事はマリトラーン共和国と新統合政府との国際・・・・・」

ズガァァァン

民兵の乗るゾルに対し通信を行う・・・・
まず相手がマリトラーン軍の正規兵の可能性もある・・・・
清廉潔白を証明するためにも、相手を傷つけないためにも
説得しなくてはいけない・・・・そう行動したが・・・・

直後

民兵のゾルはチヒロを攻撃した。

チヒロ「くっ・・・・・ならば実力を行使します。」

チヒロはなんとか攻撃を回避し反撃を開始した。
相手は話し合いが通じない、もう実力行使しかない

優れた技量を持ってして、ゾルの両腕と右脚を破壊・・・・
2機のツァーリのコックピットをマシンガンで蜂の巣にした。
僚機のクラッシュ2機チヒロに合流しフォーメーション組んで作戦行動開始

次々と制圧を開始した。

桐原少佐「くっ・・・・・敵め・・・・VFー1バルキリーをさりげなく投入しているな・・・・」

茂人率いるアンサーズ上空警備部隊は他の飛行編隊のVFー5000と共に迎撃戦を開始
民兵航空部隊と激しい航空部隊を繰り広げていた。

相手にVFー1バルキリーがいる事を知った茂人は激怒し・・・・
優先的にVFー1バルキリーを撃墜していき・・・・・
撃墜されたVF-1バルキリーは空中で爆散した。

ミリア「通信妨害される前の通信では他のエリアの選挙区も襲撃されているようね。」

星村絵里「他の航空隊も迎撃に出ているようで、公演予定のない議員候補はシェルターに・・・・わっ」

ミリア「会話もさせてくれないのね・・・・って対空戦車とか言う雑魚じゃないの!!」

ミリアと絵里は冷静に今の事態に対処していた。
ツングースカ対空戦車とマークスマン対空戦車の不意の攻撃を受けたが・・・・・
とっさの判断で回避・・・・

ガウォークで降下し次々と破壊していった
絵里は部下と共に降下し、見つけては攻撃してくる
デストロイ・トマホークとスパルタンを撃破し続けた。

ズドォン

桐原少佐「うわっなんだ!?」

エミリー「あれを!?」

桐原少佐「あれは・・・・」

突然、大きな建物に直撃弾が命中した。

茂人達は驚いて周囲を見渡すと・・・・
遥か遠くの彼方から砲弾が飛んで来る様子が見えた。
彼処に何かいるのか?

遠くから飛んで来る砲弾を見て、茂人は何かを感じとる。
あそこに何かいると・・・・

「デストロイド・モンスター、砲撃開始」

「護衛機展開せよ、シャイアン改・トマホーク改。奴らを近づけるな」

茂人の察した通り・・・・

民兵部隊が距離12km付近の郊外にてモンスター2機による砲撃を実施していた
周囲にはシャイアン改やトマホーク改、空軍仕様のゾルとツァーリがおり・・・
Svー52などの航空部隊が展開していた。

モンスターによる砲撃はどんどん続き激しさを増す

桐原少佐「何故、民兵がこれ程の戦力を持っている?まるで小規模国家並みの軍隊だぞ」

茂人はこの民兵の一連の動きに疑念を感じる。

民兵なのに何故これほどの戦力を保有することができるのか?
普通ならば大規模な襲撃を行える程の戦力を保有する事が不可能だ。
その不可能な事を今起きている・・・・何故だ・・

不可解な現象に茂人は気分を悪くした。

そんな中、ミリアのVFー9カットラスが近づいてきた。

ミリア「桐原少佐」

桐原少佐「ジーナス中尉」

ミリア「あの兵力、各地域に展開できるのと規模的に正規軍の関与以外にもあるわね」

桐原少佐「何!?」

ミリア「私が予測するに、身内からも援助者はいる。」

近づいてきたミリアは茂人に新統合軍に民兵部隊に援助する人間がいると告げた。

茂人は新統合軍に民兵部隊を支援していたと言うミリアの言葉に唖然とした。
まさか身内(新統合軍)に裏切り者がいるとは・・・・・・
ミリアの信じられない言葉に衝撃を受ける茂人だったが疑問に残る事がある

桐原少佐「しかし、内部だけじゃ・・・・・」

新統合軍内部だけではありえない・・・・
マリトラーン正規軍反統合派の連携がなければ不可能
それに反統合派や反統合民兵が素直に新統合軍の支援を受け入れる筈がない。

何がどうなっている?

茂人はミリアの言葉に疑問に感じるが・・・・
疑問の答えは返ってくる

星村絵里「内部だけじゃじゃないんだよね、間接的にマリトラーン軍の反統合派と内通してたわけ」

桐原少佐「何?」

星村絵里「まぁ新統合軍とバレないようブラックマーケットとして偽装してたけど、これザースロン機関からのリークだけど。」

桐原少佐「信じられん話・・・・いやアフガニスタンのアメリカ軍の事例もあったな。」

新統合軍がブラックマーケットから民兵を通じてマリトラーン軍と通じていた。
VFー3000クルセイダーに乗って近づいた絵里は言った

これなら話は合う
茂人は絵里の言葉と過去の事例を思い出して納得した

過去のソ連軍のアフガニスタン紛争の際
新統合政府の前身のアメリカ合衆国は他国と共に・・・・
CIAを通じてアフガニスタンのムジャーヒディーンに・・・
武器を提供していた事例があった。

後は狙いだが・・・・思いつく理由は・・・

桐原少佐「連中の狙いは戦争を誘発させて軍事力でマリトラーン共和国を占領国にする事か!?」

ミリア「その通りね、パナマ侵攻や第二次世界大戦を例と見るとね。」

星村絵里「ザースロン機関はそれを察知して全地域で捜査中らしいわ、詳しい詳細は教えてくれなかったけど」

戦争を煽りマリトラーン共和国が新統合政府に対して戦線布告し・・・
新統合軍主導の連邦軍で反撃し、降伏させ・・・・・
マリトラーン共和国を新統合政府の占領下に置き・・・

新統合政府の傀儡国家にしようと画策している。
これは中央司令部や政治中枢の目的ではなく・・・・

一部の人間の目的

これらの話を聞いて茂人は心の中で怒りに震わせ
部下と共にデストロイド部隊への攻撃に入った
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