マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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第92話 オルガ・ブラギナの誤算

2017-02-03 23:10:08 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)


              【キャピタルシティ 廃工場】
      キィィィィィィ カツン ザッ ザッ ザッ

ラウラ達の装甲車はキャピタルシティの廃工場に到着する。
ライトの逃げ込んだ先である。
この廃工場の何処かにライトが逃げ込んでいる。
3人は装甲車から下車をし点呼を取り合う。

オルガ「ジーナス中尉.ベルタリア准尉!私が先行して行くから、合図をしたら裏口から突入いいわね?」

ミリア「了解!」

ラウラ「了解!」

オルガ「では・・・・・・・・ゆっくり突入!」

オルガが先に入り口に入り、慎重に中を進んで行く。
ラウラとミリアは少し入ってそこで待機する。
この先にはオルガの父の仇であるライトがいる。
ここはライトの命を奪ってけりをつけたいと考えていた。

オルガ「目印セット、ジーナス中尉.ベルタリア准尉・・・・・・無事に到達できるかしら?早くアダムスカ大佐のマウンテンキャット部隊と合流しなくては・・・・」

オルガは後からラウラとミリアが潜入できるように目印を設置する。
できればラウラとミリアにライトを仕留めさせたくはないどうしても自分自身でライトを殺さなければならない。
オルガは長年そう思っていた。

                カチャ

「カリーニンの娘・・・・・・・・よく来たな。」

オルガ「お前は・・・・・・・・・」

そこに立っていたのはライトであった。
オルガの父を裏切って殺した張本人であった。
さっきは基地内で会ったが・・・・あっさり自分から出てくるとは・・・・
オルガはライトに向けて殺意を抱く。

ライト「おうおう怖い顔をして、その顔カリーニンにそっくりだ。」

オルガ「黙れ私の父の名を気やすく言うな!!」

ライトの言葉に対し激怒するオルガ。
それほど憎んでいる相手である。
父を裏切り死に追い込んだ悪魔・・・・・・・・
それが目の前にいる。

ライト「まぁいい、カリーニンの小娘がどれほど強くなったのか試してやろう。ついて来い!!」

ライトは奥へ引き込むように工場の奥へ向かう。
オルガはライトに向けて「強がり言って卑怯者!」と怒りの声をあげるとライトの後を追うように工場の奥へ向かう。
そのまま工場の奥へ進むが、回りをよく見ると完成していない自動車などが散らばっていた。
どうやらここは倒産した自動車会社の工場の跡なんだろう・・・・・
そんな印象が強くオルガに刻み込まれた。

更に奥に進む。
そこはコンテナの山が並んでいた。
この先奥に行ける通路がないかと確認するが見つからない。
どうやらここで行き止まりのようである。

                 ガンッ!!!

突然銃声が聞こえる、弾はオルガの赤いボブカットの髪の間をすり抜ける。
一体どこから撃ってきたのか、オルガは周囲を見渡し警戒する。
拳銃を両手に構え少しずつ歩く。

                 ガンッ!!!
                 ブシュッ

オルガ「うぐっ・・・・・・・」

2射目が撃たれた。
オルガの右足に命中、オルガはよろける。
足はかすったが出血してきており、かなりの痛さをオルガを襲う。
だがオルガは軍人であり持ち前の精神力でなんとか立って見せる。

オルガ「出てこい!!隠れているとは卑怯だぞ!!」

オルガは大声でライトを挑発する。
だが出てくるわけがない、戦場で卑怯も正々堂々もない。
ライトがそうのこのこと出てくるわけがない。
それにオルガは若い女工作員だ、何年もスぺツナズに所属していたライトと比べたら腕前は月と太陽。
こんなのはライトからすれば幼稚レベルである。

オルガ「どうした?出てこい!!卑怯者!!」

                 ガッ

オルガ「!?」

叫んでいたオルガは突然何者かに体の自由を奪われる。
そのまま地べたに這いずらせ言葉を発せないようにする。
当然抗うが動けない・・・・オルガは目を外に向ける。
そしてその目を睨むように変える、その目先の相手は・・・・・・・

ライト「まだ俺を睨む目をするのか?大した娘だよ。」

ライトである。
オルガの体の自由を奪ったのはライトである。
体の自由をオルガから奪ったライトはオルガの美しい顔にナイフを近づけさせる。
普通の人は怯えるはずであるがオルガは怯えない。

オルガ「殺さないのか?さっさと殺せ!父のように。」

オルガはライトに自分を殺すように言う。
自分の憎んだ相手に捕まったようでは生きている意味がない。
ふっ死んだ父に笑われるだろうな・・・・・・死を望み覚悟したロシア女オルガは心の中で思った。

だが・・・・

ライト「お前は直ぐには殺さない、まだお前には利用価値があるのでな。」

ライトがオルガを殺さない発言をする。
それに利用価値のある発言、それは一体どんな事をするのか?
オルガはその言葉を聞いて不気味に感じた。

ライト「ミリア・ファリーナ・ジーナスとラウラ・ベルタリアか・・・・・・・」

ライトはオルガのポケットを漁り二人が偽名してこの基地に潜入した事実を確認した。
するとライトはラウラの名前を見てにやっと笑う・・・・・・・・・
コメント
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